昭和44年前半 鉄道ニュース


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新潟・北陸地方豪雪 国鉄一時マヒ 1/1〜1/5
昨年29日より降り続いた大雪のため、裏日本一帯は、38年以来の豪雪に見舞われた
寒波が日本列島をおそい、とくに新潟地方は寒気国の中心となったため、2日には山間部で約2M、平野部でも0.6〜2mの積雪となった。このため国鉄のダイヤは大幅に乱れ、2日〜3日にかけて信越、上越、日本海縦貫線で特急、急行を60〜70本運休することになり、帰省客の帰りの足を奪うこととなった。この新年早々の雪嵐、も4日頃よりヤマを越えたため、被害の大きかった直江津、長岡を中心とした新潟地区への約1万2,400人の作業員と61両のラッセル車の投入による除雷作業がはかどり、5日には全面運行を回復
国鉄新駅設置権限を本社へ 1/1

国鉄はこれまで支社長権限としてきた新駅の設置権限を支社長権限から本社権限に引き上げ、駅廃止は引き続き管理局長権限となる

高山線 駅員無配置化 長森・各務ヶ原・渚 1/1
「国鉄油須原線工事、年度内着工は困難」と新聞報道 1/1
青函連絡船、新造補助汽船 かつとし丸(第3船)就航 1/2
三池鉄道【廃止】勝立線 1/4
国鉄創始以来の26億9,000万円の旅客収入を記録 1/4
新幹線1日の輸送記録更新 34万8,118人を輸送 1/5
東海道新幹線は、帰省客が集中し記録を更新、34万人を輸送し、収入もこの日1日だけで6億0607万円と記録を更新
昭和44年度予算政府案決まる 一国鉄再建費、市町村納付金軽減 など- 1/7
政府は、新年初の閣議を開き、福田大蔵大臣から 「昭和44年度一般会計予算、財政投融資計画・大蔵省原案」が提出され、このあと細目を政府各省庁に内示
一般会計予算の規模は6兆7,395億円であり、特色としては、生産者、消費者米価を据え置として食管会計から約3,000億円を繰り入れたこと、公務員給与改定は7月実施を仮定し、その財源を見込んでいることなどで、昨年度から実施している復活折衝財源の公開制度は今年度も維持することとなった
一般会計は大蔵原案どおり、財政投融資は869億円の増となっている。一方、国鉄関係の予算は、国鉄財政再建を柱として
  1. 4月から運賃改訂を行なう
  2. 国鉄財政再建債(408億円)の貸付けをみとめ、利子分約13億円は一般会計より補給する(復活折衝で認められた)
  3. 財政再建補助金約70億円をみとめる
  4. 市町村納付金25億円を軽減する
となっている。
国鉄北陸本線のトンネル(頸城)トンネルが完成し、関係者約300人が出席し、関係者300人が出席して貫通式挙行 1/7
高山本線から蒸気機関車が消える 1/8
43年の車両生産は新記録 1/8
日本鉄道車両工業協会がまとめた43年中の鉄道車両の生産実績は。貨車換算で7万6984.8両、推定1300噫円にのぽり、業界はじまって以来の記録的なものであった
東名ハイウェイ国鉄パスの試乗会 1/9
東京丸の内の国鉄本社〜神奈川県厚木インターチェンジで試乗会開催→1/28には静岡から富士間でも実施
昭和44年度予算政府案、大蔵省原案に対しては、次官折衝 1/10
豊橋鉄道東田本線【停留場休止】名豊ビル前停留場 1/10
昭和44年度予算政府案、大蔵省原案に対して大臣折衝 1/11
臨時特急「新雪」運転開始 1/11
1/11〜3/9まで運転 週末を主体にスキー列車として東京〜石打間を1往復運転 2時間38分
国鉄初の試みである上越線のスキー特急「新雪」初日の乗車効率は下り2等88%の好成績であった
運転当初は157系電車で運転
「昭和44年度予算政府案」が、午後3時からの閣議で了承(一般会計6兆7,395億円、財投3兆770億円) 1/14
国鉄財政再建10カ年計画のスタートを切る44年度予算案、閣議決定 1/14
運輸省関係予算案まとめる 1/14
北日本に大雪 1/14〜15
北日本の大雪は14日夜から降りつづき、15日は旅客列車132本、貨物列車。190本、計322本が運休
名古屋・大阪両市の市電廃止を承認 1/14
運輸審議会は、名古屋市申請の日比野〜名古屋港間 4.7km 尾頭橋〜稲永町間11.3kmの軌道事業廃止、大阪市申請の島屋橋〜今福間12.2kmの軌道事業廃止を承認 1/14
山手線、板橋のD51、引退、ELに置換え 1/15
昭和43年度 第527回日本国有鉄道監査委員会 1/16
  1. 今後の近代化と要員計画について
  2. 昭和44年度予算案について
アメリカで超特急運転開始 1/16
アメリカの超特急「メトロライナー」が1、ニューヨーク〜ワシントソ間(360余km)を2時間59分で結ぶダイヤで正式に運転開始
羽後交通横荘線【廃止】沼舘〜館合間(3.6km) 1/16
運輸審議会、国鉄運賃目途とする運賃改訂について「聴聞会」開く 1/17・1/18
国鉄運賃改訂を運輸省に申請していたが、運輸審議会(吾孫子会長)では、各界の代表意見を聞くことに
札幌高裁函館支部、青函地本の新造船闘争 (渡島丸事件)で懺首された分会役員の免職は無効と判決 1/17
第1回脱線調査委員会 昭和43年度試験概要 1/17
御茶ノ水の学生デモで国電ストップ 1/18
国電御茶ノ水駅付近で学生デモがあり、駅の通路がふさがれ。投石などによって中央線、総武線とも一時ストヅプ、混乱
原田運輸相大阪駅視察 1/18
国鉄、1等車の愛称(グリーン車)のシンボルマーク決まる(新聞から) 1/20
1等車の愛称(グリーン車)のシンボルマーク国鉄車両設計事務所で、「安全」をも表す緑色の四葉のクローバーのような形を内定したと発表
運輸審譲会、国鉄運賃改訂について「公聴会」開く1/20
一般から公募した20人の公述人がそれぞれ賛成、反対意見を述べた
公述人の意見を述べるに先立ち、石田国鉄総裁から、国鉄財政の現状を説明し、「国鉄は我が国経済の動脈して成長するための設備投資を行ない脱皮しなければならない。このための一つの策として、運賃改訂が是非必要である」との申請理由が述べられた
運輸審議会では、これらの公述を参考にして意見をまとめ)、2月中に答申を運輸大臣に提出する予定
動労の反対闘争で通勤の足乱れる 1/20
動労東京地本は、品川機関区の免職処分に反対して20日朝、尾久駅と田端操車場で列車の入れ替え作業を遅らせるなどの闘争を行なった。このため東北線、高崎線、国電京浜東北線のダイヤが乱れ、通勤、通学客など約12万人の足が乱れた
「パイプライン調査委」設置 1/20
国鉄では、常務会で、「パイプライン調査委員会」を設置することを決定
パイプライン構想は、国鉄財政再建推進会議意見書にも述べられているもので、増大しつつある石油類の輸送に対して、国鉄がその用地を活用することが効果的であるとの考え方から検討を進めてきたもの。従来の鉄道輸送と全く方式を異にしているものであり、未知の分野が多いことから「委員会」で本格的に検討することとなったもの
調査委員会の委員長には、藤井技師長があたり、同委員会では、
  1. パイプラインについての基本計画
  2. 建設工事の基本事項
  3. 恋運営管理方式また、輪送管、基地設備、保安設備
について具体的に検討していくこととしている
青函連絡船、新造補助汽船 しらかみ丸(総トン数180.42)配属 1/21
国鉄運賃改訂公聴会始る 1/21
国鉄、第3次債務負担の車両325億2,296万円発注 1/21
石田総裁、辞意を表明 1/22
国鉄再建予算案の国会審議が終わる5月、老齢を理由に辞任する決意を明らかにした
国鉄「パイプライン調査委員会」設置 1/23
石油類の輸送を国鉄の路線用地を利用するパイプラインにより行うことにつき検討する「パイプライン調査委員会」を本社内に設置
山陽新幹線【起工】西庄トンネル 1/23
西庄トンネル(1510m)の式を行ない、国鉄が初めて試用する新鋭掘進機が始動した。また夢前川橋梁(140m)も同日起工
地下鉄、値上げを申請 1/23
帝都高速度交通営団は、運輸省に平均18%の値上げを申請。また3月に開通する東西線 東陽町〜西船橋間(15km)の駅名を南砂町、葛西、浦安。行徳、原木中山、西船橋の6駅と決定
国鉄、「製作監督方式」を廃止 1/25
大正5年以来続いていた、重要資材購入に対し納入メーカーに対する製作監督を廃止、メーカーの品質管理方式に全面移行する
日本鉄道車両工業協会、43年1〜12月の車両生産実績を貨車換算で7万6,984.8両、推定生産額1,300億円と発表 1/25
予算案、国会に提出 1/27
運輸省および国鉄関係予算案は27日国会に提出、2月上旬から予算委員会で審議
国鉄理事会、3月1日から東京鉄道管理局を西・南・北の3局に分割すると決定。組合側に説明 1/28
中央東線【複線化】 石和〜酒折間 1/28
東名ハイウェイ国鉄パスの試運転 1/28
静岡〜富士間で行なわれ、軽く時速100kmで快走する高速性能ぶり→1/9 本社〜神奈川県厚木インターチェンジ間で試乗会
国鉄本社、東鉄局三分割案を決定 1/28
第5回交通問題研究集会 (岐阜市)。900人が参加 1/28〜1/30
青函連絡船、新造補助汽船 しらかみ丸(第4船)就航 1/29
山陽新幹線第一須磨トンネル (1,053m)、不老山トンネル(442m)、第二片上トンネル(975m)同時貫通 1/29
西武秩父線「正丸トンネル(4,811.42m)」貫通 1/29
西武鉄道が掘進していた正丸トンネル(4811.42m)が1年半ぷりに貫通。私鉄最長のトンネルで、10月から秩父新線が開業
信越・中央線等架線に着氷し電気運転不能 1/29
信越線 御代田〜田中間・中央東線 塩尻〜富士見間 大糸線 信濃大町〜南小谷間 篠ノ井線 塩尻〜村井間が架線の着氷したため電気運転が不可能となる。国鉄初の珍しい事故で、なかには70mmのツララもあった、30日は電気運転も再開
運輸審議会、国鉄運貿改訂については、ほぼ申請どおりみとめるという答申 1/30
国鉄運賃改訂について運輸審議会は、原田運輸大臣に、特別扱いの新聞・雑誌運賃の値上げ幅を削った以外、国鉄の申請どおりみとめる旨の答申を行なった
国鉄財政が危機に直面している現在、この運賃改訂により、44年度において950億円の増収をはかる必要があると判断したためで
しかし、運輸審議会は、今回見送られた定期運賃の割引率について、法定割引率(1〜3月定期50%、6月定期60%)以上の割引を行なっている現状を是正するとともに、通勤・通学の目的以外の定期券使用を再検討すべきであると指摘している
昭和43年度 第528回日本国有鉄道監査委員会 1/30
昭和43年度監査方針について
蒸気機関車のカラー写真を刷りこんだ記念急行券を札鉄で発売 1/31
東京・大阪の通勤対策工事進む−第3次長期計画に伴う通勤対策増強− 1/
東京・大阪の通勤対策工事進む−第3次長期計画に伴う通勤対策増強
  • O東京附近 中央線の荻窪・三鷹間の複4線化工事が4月に完成、総武線緩行電車と営団地下鉄5号線乗入れ電車が三鷹まで延長運転になる他、営団地下鉄5号線(東西線)は、東陽町・西船橋の延長工事が4月までに完成し、中央線三鷹・中野・地下鉄5号線・総武線西船橋・津田沼間に国電と地下鉄の相互乗入れが実現
  • 大阪附近 片町線四条畷・放出間が3月複線化され、ベッドタウン化しつつある同区間の通勤輸送の改善
運輸省設置法改正案、国会に提出 1/31
運輸宥設置法一部改正案が閣議で決定、国会に提出された。経済社会の発展に対応して、運輸の基本政策を立案調整するため、企画機能の充実強化をはかる画期的な組織改正
国鉄運賃の値上げ、申請通り答申 1/31
運輸審議会は、国鉄運賃の値上げについて審議していたが、ほぽ申請どおり、平均15%値上げを認めるとの答申を原田運輸相に提出
国電山手線に「新日暮里駅(現・西日暮里)」1/
国鉄は46年春、常磐線が地下鉄9号線へ乗り入れる際、国電環状線の日暮駅〜田端駅間に「新日暮里駅」を開設する、山手線に新駅ができるのは44年ぶり(計画当時の名称は新日暮里であった)
北海道に集中豪雪 1/31 阪神ジェットカー新形式5311形デビュー 1


資材購入業務品質管理方式へ移行 2/1
資材局では資材業務近代化の一環として昨年6月、東京・大阪・八幡の製作監督事務所を廃止し、あらたに同局に品質管理部を設置、主要購入物品の品質管理方式について、従来の製作監督方式をやめ、全面的に品質管理方式に移行することになった
同時に暫定的に製作監督業務を続けていた品質管理部3派出所も廃止されることになり、大正2年、当時の鉄道技術部からの長い歴史をもつ製作監督業務は幕をとじる
国鉄の購入物品は、メーカーの自主的検査の実施・責任体制の明確化を基盤とした一般契約・保証付契約・品質管理要求付契約の3方式によって購入されることになり、資材購入業務の合理化される
国鉄定期異動始まる 2/1
天北線【無人化】山軽 2/1
運転手居眠りで駅通過 2/1
神奈川県相模原市の国鉄横浜線渕野辺駅を東神奈川発下り電車が停車せずに通過、下車予定の乗客約40人を次駅で降ろした。運転士が居眠りしていたため
大阪市営地下鉄1号線(御堂筋線)全列車30系電車に統一。前日までに50系電車と旧型車の運用を終了 2/1
大阪市電【廃止】春日出線 島屋町〜今福間。春日出車庫廃止 2/1
北海道にドカ雪 2/4〜5
北海道は、4日夜から湿ったドカ雪がふりつづき、朝から道内の国鉄幹線のダイヤが大幅混乱
山陽新幹線の三トンネルが同時貫通 2/4
第1須磨トンネル【神戸市須磨区、1053m)不老山トンネル(岡山県和気郡備前町、442m)第2片上トンネル(同町。975m)が同時に貫通
大陸旋風で新幹線など乱れる 2/5
台風なみの低気圧の影響で、東海道新幹線のダイヤは朝から強風と降雪のため終日車両故障や遅れで乱れ、東北本線も架線事故が続出。また北海道も猛吹雪で国鉄ダイヤがマヒ状態になり、10日ほぼ日常にもどった
国労東京地本、東鉄局三分割案に反対、全国電・列車のATS闘争を含む順法闘争に突入 2/6
国労、暫定手当の当面の措置について公労委に調停を申請 2/15
鉄道事故防止対策委が意見書 2/6
鉄道事故防止対策委員会は、委員会で人的要因による重大事故防止のため政府および鉄道事業関係者が総合的抜木的な対策をたてるよう原田運輸相に意見書を提出
国労・動労共闘の順法闘争開始−東鉄3分割、合理化反対− 2/6
東鉄局の3分割などに反対して、国労・動労は東京の国電区間を中心に順法闘争(ATS戦術などにを開始
これにより、東京周辺の国電は運休、遅れがつづき大きく乱れた)
この日は、常磐線で貨物列車脱線事故、総武線で踏切事故、東海道では雪による遅延が続出し、順法闘争とあいまって東京周辺のダイヤは終日大きく乱れた
国労・動労東鉄三分割反対の順法闘争、17拠点で時限スト 2/6
国鉄財政再建特別措置法案・国鉄運賃法一部改正案国会へ提出 2/7
政府は閣議で「国鉄財政再噫特別措置法」案と「国鉄運賃法」の一部改正案を決定、同日国会へ提出した。再建法案は運賃値上げとならんで、国鉄再建の"三本の柱"とされているもので、政府の財政援助と国鉄自体の合理化を法的に保障しようというもの、これにより、政府の利子補給、対政府累積債務利子のタナ上げ、他方で国鉄自体の企業合理化努力による近代的経営体制への脱皮の必要性を規定している
運賃法一部改正案は、1月末の運輸審議会の笞申にもとづき普通旅客運賃15%の値上げを中心に約910億円の増収を図ろうとするもの、また、等級制を廃止し、モノクラス制を採用するなど、世界でも初めてという画期的な試みも含まれている
国鉄、木曽川橋梁を改良 2/7
国鉄は、老朽化した東海道本線木曽川〜岐阜間の木曾川橋梁(約620m)の上り線を改良することをきめた。総工費8億900万円。46年3月完成の予定
札幌市の高速軌道起工 2/7
札幌市が1972年の冬季オリンピック前に開通を予定している高速軌道(地下鉄)は、7日起工式を行ない着工
国労第84回中央委員会。新賃金13,000円の要求、列車掛制度新設、回帰キロ延長、管理駅設置、小駅廃止などの「合理化」反対、運賃値上げ、赤字線廃止反対、 時間短縮要求など反「合理化」・春闘方針を決定 2/9
山陽新幹線、全駅の工事に着手 2/10
西明石駅と市内高架橋の起工式を行ない、同新幹線の駅関係工は姫路、相生、岡山。新神戸駅についで全駅が着工
国労時限スト中止 2/10
計画されていた東鉄局三分割反対の早朝2時間の時限ストは労使間で徹夜交渉の結果おおむね了解点に達しスト突入は回避された
新幹線車内で、フアツションーショー「ひかり1号」一両貸し切ったデパートのPR作戦 2/10
東京駅八重洲地下街(第2期工事分157店 40年開業の1期工事分と合わせ延べ5万u)が開業 2/10
交通公社、客室の予約を自動化 2/10
交通公社は、コンピューターによる客室予約を自動化、コンピューターには、全国440の主要部市と観光地の旅館1900軒、ホテル2万2000の客室が記憶されている
昭和43年度 第529回日本国有鉄道監査委員会 2/13
昭和43年度監査方針について
東交労組。時限スト 2/13
東京郁交通労働組合は。都の一般職員なみの賃上げを要求して。始発から午前8時までの時限ストを行ない都営地下鉄2系統をはじめ都電、都パスがストップ。通勤通学者31万人が影響
厚生・施設両局長触車事故防止で通達。 触車事故防止で通達−伯備・桜井線で死亡事故発生− 2/14
伯備線で6名、桜井線で2名の保線作業員が触車事故で死亡したこと受け、厚生施設両局長名で各管理局長に触車事故の防止について通達を行なった
列車接近警報機 通達要旨は、以下の通り
  1. 見張りの強化
  2. 臨機の処理
  3. 列車接近警報機の活用
  4. 作業表示標の整備建植
の4点である
現在の保線作業連絡方法として、携帯電話機による作業現場から駅・保線区への随時連絡はとられているが、逆に駅から現場の作業班への連絡方法は全くなく、見張りが発見するしか事故防止の方法はない
駅から現場への連絡実現には莫大な経費を必要とするので早急な実現は困難であり、作業員を列車から守る方法は見張りの強化と最近開発の列車接近警報機しかなく、さらに強力な警報装置の開発と、現在の装置の有効活用が強く望まれている
伯備線触車事故 青函トンネルで大湧水事故発生 2/15
朝、青函トンネルの本州側竜飛調査坑掘削現場の坑道から1222mはいった斜坑掘削地点で多量の海水をふくんだ湧水帯につき当たり、工事を中止、湧水は最高毎分10トンにも達し、幸いケガ人はなかったが、復旧には一時的に坑道を封鎖、排水のうえ工事再開までには、かなりの日数がかかる見込み
大阪中之島の中央公会堂で労働者・市民およそ1,500人 が参加し、列車便所ふん尿たれ流し改善要求貫徹府民大会 2/15
幕張電車基地建設決定。総工費42億円、46年秋に一部開業の予定 2/17
総武線の増強にそなえて17日幕張電車基地の新設をきめた。総工費42億円、46年秋には一部開業し、50年春には全面的に使用する
木曽川橋梁改良工事決定。総工費9億、運転保安度の向上 2/18
国鉄関係2法案。国会本会議へ 2/18
「国鉄財政再廸促進特別措置法案」と「同鉄運賃法一部改正案」が、衆議院本会議に上程され、原田運輸相の趣旨説明のあと質疑にはいった
国鉄のディーゼル機関車1000両を突破、無煙化時代へ突入 2/18
国鉄のディーゼル機関車が、DE1115機の完成で1000両を突破。43年2月の気動車500O両につづいて。いよいよディーゼル時代をむかえた
国労東京地本、東京地調委に「東鉄局三分割に関連する工事についての団交」であっ旋を申請 2/18
静岡駅付近の高架化完成 2/20
さる42年2月着工した東海道線静岡駅付近の高架化が完成、切り替え工事が行なわれた
国労、3月実施合理化に反対し順法闘争に突入 2/20
国労第一次順法闘争開始 2/20〜2/25
国労は列車掛の新設、新検査体系、回帰キロ延長などの「合理化」に反対し順法闘争
東京周辺の国電などがかなり乱れた、26日の半日ストは回避
地下鉄車両の火災テスト 2/20
帝都高速度交通営団は、営団地下鉄中野車庫で車両の火災実験を実施。43年1月末日比谷線の車両火災原因をつきとめ、燃えない地下鉄を建造するためのもので、模擬トンネル内の実験車に過電流を通して燃焼状況などを観測、貴重な資料を得た。さらに27日にも2回目の試験を実施
静岡駅付近高架化完成 2/20
名古屋市電 全線廃止 2/20
名古屋市電築地線【廃止】稲永町 〜 下之一色間 2/20
衆議院運輸委員会で、国鉄関係2法案等の実質審議始まる 2/21
高松〜松山間SHF使用開始 2/22
山陽新幹線試作車1両完成 2/23
国鉄新宿駅の橋ケタ取り替え工事完了 2/23
国鉄新宿駅構内の青梅跨線橋は青梅街道の交通ラッシュを緩和するため拡幅工事が進められていたが、夜間国鉄東京第2工事局三島操機区によって中央線急行上・下線の橋ケ夕取り替え作業が行なわれた、三島操機区は、1000連日の橋梁を架設、無事故達成の記録
名鉄名古屋本線【連続立体化】呼続〜堀田〜神宮前間 2/23
土佐電気鉄道 車体広告電車運行開始 2/23
国労・動労 第二次順法闘争を実施 2/24〜2/26
国労東京地本、東鉄局三分割反対順法闘争に突入 2/24
仙台地裁、退職勧奨にからむ国鉄当局の報復人事(人事権の乱用)は協約不履行であるとして「強制配転無効」を判決 2/24
鹿島臨海鉄道株式会社への投資決定 2/24
国労東京地本、東鉄局三分割反対順法闘争に突入 2/24
鹿島臨海鉄道株式会社への投資決定 茨城県では、鹿島地区に港湾の建設と約3,300平方キロの大規模な臨海工楽団地の造成を推進してきたが、現在までに20数社の企業進出が決定、鉄鋼・製油・石油化学・食品等の近代的コンビナートが登場しようとしている
国鉄としては同地域の鉄道貨物輸送体制の整備を早急に実現し、地域経済の発展に寄与するとともに、貨物営業の拡充・強化に資するものと考え、かねて検討中であった鹿島臨海鉄道株式会社への投資を決定。同会社設立発起人会の終了後に発表した
同社は国鉄・茨城県・進出企業の三者出資からなり、国鉄の払込資本金は2億5,000万、45%を占めている
営業開始は鹿島線開業と時期を同じくし45年が予定され、輸送量は開業時約20万トン、フル操業の50年には約200万トンが想定されている
国鉄の臨海鉄道への投資は、東京・神奈川・名古屋・福島・苫小牧についで、6番目となるが、従来の5社だけで、国鉄貨物全輸送量の3.3%を占め、静鉄局の約690万トンに匹敵するものであり、地城間急行・コンテナ・プレートライナー等とともに国鉄貨物営業の成長株と期待されている
国労、東京鉄道管理局分割に反対し順法闘争実施 2/24〜28(3月1日、当局側が必要人員を確保を約束し交渉妥結) 2/24
列車掛の新設、回帰キロの延長、東鉄局三分割問題をはじめ賃金関係諸要求などで国労、全国約200カ所以上で第2次順法闘争を実施。同時に13カ所の拠点で2.26スト態勢が敷かれる、連日国電の運休、遅れなどがつづき、各線ともダイヤが大福に乱れて混雑、しかし3月1日に予定されていた半日ストは、28日深夜の労使トヅプ会談で話し合いがつき、闘争も中止
山陽新幹線の試験車が完成 2/25
山陽新幹線を走るアルミ製電車の試験車が、神戸市の川崎車輛で完成、現在の「ひかり・こま」形のモデル・チェンジで峙速250kmを目指す高性能車
触車事故で橋梁作業員3人が死亡 2/25
長野原線 小野上〜市城間で橋梁作業中の3人が小山発電車にふれて死亡、国鉄では伯備線につづく再度の発生を重視して事故防止の緊急通報を出した
紀勢本線【複線化】道成寺〜御坊間 2/25
宮城中央交通【再度社名変更】栗原電鉄 2/25
京王帝都電鉄 井の頭線に冷房装置付き車両が入線、運行開始 2/25
東鉄局三分割問題交渉で継続協議を確認、22時限ストと順法闘争中止 2/26
全国の10〜15の拠点で半日ストを計画、スト回避をめぐって労使間の交渉は難航をきわめたが、トップ交渉でも結論がでず懸案事項は引続き協議することで組合側は26日の半日スト中止を決定
国鉄、全国緊急保線課長会議ひらく 2/26
国鉄は.相つぐ触車事故を重視して、本社で全国緊急保線課長会議をひらき.事故防止の徹底を期した
昭和43年度 第530回日本国有鉄道監査委員会 2/27
  1. 昭和44年度予算案について
  2. 昭和43年度監査方針について
昭和43年度監査方針決定 2/27
新幹線、砕石飛び散らす 2/27
東海道新幹線上り「ひかり12号」が、愛知県蒲郡市内で線路の小石をはねとばし、沿線の民家や小学校の窓ガラス、屋根がわらなどに被害を与えた.同列車が名古屋〜豊橋間の積雪地帯を走った際、床下に凍りついた氷塊が線路に落ちて敷き石をはね上げたのが原囚.このため同列車は、自動的にブレーキが楢いて立ち往生、上下29木が運休
雪で交通が混乱 2/27
未明から東北。近畿にかけて雪がふり積もり、東京周辺の国電は国労東京地本の順法踊争に拍車をかけて大きく乱れ。新幹線も上下全線が一時ストップ、東名高速道路も一部閉鎖され東京周辺の高速道路もスリップ事故が続出
紀勢本線【複線化】道成寺〜御坊間 2/27
片町線【複線化】 四条畷〜住道間 2/27
営団地下鉄2回目の車両火災テスト 2/272/20 火災試験実験
運輸経済懇談会が首都圏の交通対策で報告 2/28
運綸経済懇談会は 「昭和60年の首都圏を有機的に結ぷため各地域や輸送機関の特性、輸送量、方向、目的を考えて総合的な都市交通政策を進める必要があるにとを指摘、なかでも鉄道整備を促進すべきであるとの最終報告をまとめて、原田運輸相に提出
新幹線新車両完成−3月試運転、新技術導入− 2/
山陽新幹線を走る電車の試作車がこのほど国鉄技術陣と神戸市川崎車両の協力によって完成した。時速300キロ可能の電動機・車台・電磁石の原理を応用した「うず電磁式レールブレーキ」等画期的な新技術の導入がはかられている
また批判の強かった沿線の騒音を減少させ、雪害防止のために、「ポデーマウント方式」を採用し、鼻先も1.3メートルにのぱすなど、流線形が一段と強調され、航空機を思わせるスマートさを誇っている。この試作車は蕨市の日本車両で製作中の1両と浜松工場でドッキングされ、3月末浜松〜名古屋間で試運転を行う予定
国鉄、構内営業関係料金を改訂 2/
44年度から構内営業料金を約17%引き上げて約4億7300万円の増収をはかり、また広告料金も東京、大阪付近の電車を主体に一部の改正をきめた
小田急電鉄、海老名に電車基地を新設 2/
小田急電鉄は、44年秋に海老名駅を移設改良して、新駅北側に300両を収容できる電車基地(6万5200m゛)を新設する。第1期工事は46年秋までに終わる予定
泉北鉄道の建設に着手 2/
大阪府都市開発会社は。大阪府が造成中の泉北ニュータウンを縦断する泉北鉄道の建設をきめ、3月から着工
静岡鉄道静岡清水線 長沼駅に列車総合制御盤導入 2/
阪急、万博用の2駅新設 2/
京阪神急行電鉄は、万国博の観覧客輸送のために千里線南千里〜北千里間に万国博西駅(現在廃止、現山田駅から北方500m程度の場所にあった)を、京都線正雀〜茨木間に「南茨木駅」の新設をきめた
高松琴平電気鉄道 出晴検車場を瓦町検車区に変更。今橋工場を閉鎖 2/


東鉄3分割発足 3/1
マンモス東鉄三分轄 一東京北・南・西局で能率的経営ヘー 3/1 5万3,000人の職員を擁し、全国−のマンモス局といわれてきた東鉄局が三分割され、東京北・南・西局という新体制が発足した
近年首都圏鉄道輸送量の急激な膨脹により、東鉄の業務量は適正範囲を陵駕し、所々に動脈硬化を生じていたが、今回の三分轄は、現場と管理部門の意思疎通を円滑にし、広域化した輸送体系の安全を確保するとともに、あわせて旅客サービスの向上をはかることがそのねらいである
新管理局の範囲は北局がターミナル上野駅を中心に、東北本線の白河、常磐線の取手、総武線の秋葉原まで。また日光線、鳥山線もこれまでの高鉄局の管理から北局に移行する
南・西局はそれぞれ東海道、中央線を中心にこれまでの東鉄の営業範囲を担当することとなる。なお都心の大動脈、山手環状線は新三局に三分されることになり、八王子管理所は西局に吸収される
 過去の輝かしいほ統と栄光に彩られた大東鉄の変貌は、国鉄の新しい時代への積極的な姿勢を端的に示しているものといえよう 3/1
これに伴い、車両標記基準規程も変更された
管理局電略記号
所属
宇都宮高ミヤ北ミヤ
小山高ヤマ北ヤマ
大宮東オオ北オオ
浦和東ウラ北ウラ
下十条東モセ北モセ
池袋東イケ北イケ
尾久東オク北オク
田端東ハタ北ハタ
隅田川東スミ北スミ
松戸東マト北マト
汐留東トメ南トメ
田町東チタ南チタ
品川東シナ南シナ
蒲田東カマ南カマ
弁天橋東テシ南テシ
新鶴見東ツソ南ツソ
東神奈川東ヒナ南ヒナ
東横浜東ヒヨ南ヒヨ
大船東フナ南フナ
茅ヶ崎東チサ南チサ
中原東ナハ西ナハ
飯田町東イイ西イイ
中野東カノ西カノ
三鷹東ミツ西ミツ
武蔵小金井東ムコ西ムコ
青梅東オメ西オメ
豊田東トタ西トタ
八王子機関区東ハチ西ハチ
甲府東コフ東コフ
新幹線乗車人員2億人記録達成 3/1
東海道新幹線の輸送人員は、一昨年7月13日に1億人を記録してからは1年7カ月で2億人の記録を達成
33年、新幹線計画が発表された際、万里の長城、ピラミッド、戦艦大和と並んで後世の笑い物になると、とかく批判の強かった新幹線がこのようにめざましい増加の一途をたどった原因は、東海道ベルト地帯という我が国最大の人口集中地域をバックにしていることはもちろんだが、二大都市東京〜大阪を3時間で走破するという、距離と時間の画期的な短縮によって、一日行動圏を大幅に拡大し、一層の需要を誘発したことが指摘されるであろう
また「こだま号」の自由席制度の採用をはじめとするち密な旅客サービスの向上が新幹線利用への拍車となったものといえる
根室本線 100%無煙化完成 3/1
山陽本線【新駅開業】(貨)東広島(現在の広島貨物ターミナル駅)3/1
広島駅の客貨分離により貨物駅東広島(ひがしひろしま)が発足
山陰本線 【仮停車場廃止】白兎仮停車場 3/1
国労・当局、東京鉄道管理局、三分割問題について、現業関係の組織改正を7月1日まで延期することで妥結 3/1
伊豆急行【駅名改称】 今井浜海水浴場→今井浜海岸、通年営業の駅とする 3/1
路面電車廃止記念事業を実施 3/1〜
西日本鉄道天神大牟田線【高架化】櫛原〜西鉄久留米間 3/1
大雪でダイヤ混乱、国電200本運休 3/4
山陽新幹線で3番目に長い帆坂トンネル(7.5km)が貫通。10月全工事を完了する 3/5
西武初の黄色い電車である101系通勤電車が登場した(当時は黄色とベージュのツートン、非冷房)3/5
エカフエ鉄道電化セミナー開会 3/6
日本政府主催、エカフエ協賛の鉄道電化セミナーの開会式が、東京の外務省講堂でエカフエ域内9カ国の代表、関係者約50名の出席により開かれた、セミナーでは会議や各地の視察が行なわれ、19日に閉会式が行なわれた
北大阪急行 名神架道橋架設工事完了 3/6
鉄道労働科学研究所が東名高速道路の特徴を分析 3/7〜9
鉄道労働科学研究所は、東名高速国鉄・くスの安全運行にそなえて、名古屋〜静岡、名古屋〜大阪間で東名高速道路の特徴を分析テストした。実験車を使ってスピード。ハンドル角、加速度のほか初の脳波記録も集めるなど運転条件とその生体反応を実験
パイプライン調査委員会初会合 3/7
自民党、国鉄運賃値上げ案で衆議院運輸委員会の単独審議を強行 3/7
新宿駅 中央地下道連絡通路拡幅工事着手 3/7
日立電鉄 全線CTC化 3/8
常磐線那珂川橋梁が完成 3/10
水戸〜勝田間の那珂川橋梁(396M)が完成、上り線がから使用をはじめた。老朽化した旧橋梁にかわるもので、現在の下流15mに建設された複線式橋梁
城端線の無煙化完成 3/10
富山県城端町と高岡市を結ぶ国鉄城端線は、蒸気列車5往復が新鋭のDE10形ディーゼル機関車に交替、全線が無煙化
大阪地区貨物線の電化(吹操〜西九条、野田〜大阪市場)2区間着工決定 3/10
東海道線のフレートライナーをはじめ大阪地区の貨物輸送の増強にそなえて吹田操車場〜西九条間、野田〜大阪市場間の両貨物線の電化を常務会で決定。総工費8億5900万円で45年10月に完成の予定
大船〜江ノ島間モノレール一部完成 3/11
神奈川県鎌倉市大船町と江ノ島とを結ぶ湘南モノレールは、3年前から総工費41億円で建設を進めていたが、鎌倉〜深沢町屋間1キロの工事が完成し、同区間の試運転を開始した。なお、11月までに大船〜西鎌倉間約6キロが開通の見込みであるが、全線開通の時期は用地買収が進まないため見通しがたっていない
大雪のため東日本・四国で交通マヒ 3/12
大雪を降らせた低気圧は「台湾坊主」と名付けられ、春雷をも伴う大雪をもたらし、東京都心で約30センチという3月としては気象庁始まって以来という異常積雪を記録た
東京周辺の国電各線は各電車区のボイン卜の凍結、積雪によるパンタグラフや架線の故障などが統出してダイヤが大福に乱れた。昼すぎから国電をはじめ東海道新幹線、東海道、東北、中央線などの長距離列車も混乱、マヒ状態になった
列車の切符発売の一時中止、各線で立往生の国電パンタグラフの除雪作業、切断架線の修理、ポイントの凍結防止、故障車両の点検等、完全復旧へ万全を期したが、国電1,681本、新幹線34本、東海道線など63本計1,778本の計画運休を生じ、雪による被害としては国鉄史上最高の記録となった
また、私鉄各線も大混乱し、羽田空港、東京港も一時閉鎖、進路も各所でストップしバスも運休
阪急、新制御装置を開発 3/12
京阪神急行電鉄は、CTC(列車集中制御装置)とPTC(自動列車運行制御装置)を併用した「プログラム制御式列車集中監視制御装置」の開発に成功、まず宝塚線と箕面線で採用することになり、運輸、建設両省に工事認可を申請
昭和43年度 第531回日本国有鉄道監査委員会 3/13
貨物輸送の現況と今後の方向について
東京駅で春の珍事 3/15
昼、東京発下り臨時急行「伊豆52号」の運転士が乗務しないため週末の行楽客約1000人を乗せたまま、ついに打ち切られた。これは担当の田町電車区が労使交渉の未解決から臨時、季節列車への乗勝員の配置を拒んだためで、伊豆急臨時列車、5本と中距雌列車2本が運休
上野駅から蒸気消える 3/15
上野〜成田間でC57形がけん引していた蒸気列車4本がDE10形DL列車になるため、東京の裏玄関上野駅の蒸気機関車はこの日が最後になり、同駅5番線ホームでは10時41分発下り成田行825列車の発車を前に、蒸気機関車との惜別の集いが開かれた。また成田駅でも、12時27分同列車の到着を迎えてテープカットなどの行事が行なわれた。なお、成田〜我孫子間でも旅客列車のSLがすべて消えた
国鉄、春の時刻改正概要を発表 3/16
4月25日から東海道新幹線「こだま」の三島駅停車による東海道、伊東線の時刻を改正、季節列車の増発、中央線 荻窪〜三鷹間の複々線完成と地下鉄5号線の全通にともなう時刻改正など
国鉄、 こだま三島停車などに伴う春の時刻改正発表 3/15
都市交通、昨年分賃上げをめぐる統一スト、横浜・大阪のみ、他は中止 3/15
筑肥線でも蒸気消える 3/16
筑肥線最後の蒸機列車1522列車が17日から気動車列車におきかえられるため、本日同線でただ一両の蒸気機関車C11形が最後の運転を行なった
名鉄広見線【複線化】善師野〜春里信号場間 3/16
【新駅開業】愛岐・帷子・春里→統合し西可児
第5次債務負担車両発注計画決定 3/17
東京国電各駅の運賃値上げ反対乗客集会、機動隊に排除される 3/17
第2城山トンネル着工 3/17
国鉄は、南九州の輸送力を増強するため、鹿児島本線東市来〜鹿児島間の線増工事のうち最も難所である西鹿児島〜鹿児島間の第2城山トンネルの工事に着手、全長785m,単線交流1号型で45年3月に完成の予定
国労、運賃値上げ反対スト 3/18
東京付近の国電を中心に全国9地方本部、28駅、10車掌区、15電車区など55ヵ所でストを行ない、東京では動労東京地本も統一行動をとった。このため東京周辺の国電625本をはじめ根室本線で客貨10本、函館本線で5本、身延線で旅客7本、日豊線で貨車1本、計648本が運休、とくにストの重点地区となった東京付近では、湘南・横須賀線をのぞく各線が始発時から7時30分ごろまで時限ストを行ない各駅とも混乱、150万人の足が乱れたが、11時すぎ平常にもどった
総評、国鉄運賃値上げ反対統一行動 3/18
「国鉄運賃値上げ反対」スト。国労は東京の国電 (10電車区、10車掌区)をはじめ、全国23拠点(ほかに東京の8駅で集改札拒否)で始業時から3時間の時限ストライキ(625本運休)。「国鉄運賃値上げ反対」でストが行 なわれたのは日本の労働運動史上はじめて。動労は順法闘争 3/18
「私鉄の値上げは認めない」3/19
衆議院運輸委員会で原田運輸相は「国鉄運賃が改訂されても私鉄運は極力抑制する態度でいく」また菅野経企庁長官も(大手私鉄の運賃は絶対に上げない」と答えた
房総西線【複線化】長浦〜楢葉(現在の袖ケ浦)間 3/20
房総西線 蘇我〜楢葉間(24.4キロ)が複線
横須賀線爆破事故の被告に死刑判決 3/20
43年6月16日、横須賀線の国電に時限爆弾を仕かけ、乗客1人死亡、30人に重軽傷を負わせた被告に、横浜地方裁判所で求刑通り死刑の判決
名古屋市電築港線【廃止】名古屋市電 築地口 〜 名古屋港間 3/20
片町線【複線化】 住道〜徳庵間 3/22
常磐線綾瀬〜松戸間(8.3 km)新線使用開始 3/23
常磐線綾瀬〜取手間(約30キロ)の複々線化工事のうち、常磐線稜漱〜松戸間(約8.3km)の複々線化工事が完成、開業。引きつづき在来線を廃止して。その上に高架橋建設などの2期工事が行なわれた
神戸市電廃止 3/23
石屋川〜加納町3
中之島〜東尻池2
2系統7.4km
国労、反「合理化」で第二次順法闘争 3/24
国鉄運賃改正法案、衆議院運輸委員会で採決 3/25
山陽新幹線試験電車初公開 3/25
片町線【複線化】徳庵〜放出間 3/25
国鉄の運賃値上げ法案をめぐり、衆議院予算委員会は細田委員長代理のもと強行採決 3/25
山陽新幹線試作車初の試運転 3/26
山陽新幹線用につくられた試験電車(951形)2両、初の公式試運転が26日深夜から27日未明にかけて東海道新幹線の浜松〜名古屋間で行われ、豊橋〜名古屋間では軽く時速210kmを出した
試験電車(951形)
画像 wikipedia
 名古屋駅手前で電気機器保護装置の故障のため予定より約2時間遅れたが、その他はブレーキ装置、車体、台車等異常はなくテストは一応成功した。今後6月頃から本格的な走行試験、速度向上テスト、耐久性試験等をくり返す予定。
神居トンネルの側壁導坑が貫通 3/26
函館本線納内〜伊納間の神居トンネル(4523m)の側壁導坑が貫通、本トンネルの成否をきめる5年がかりの難工事で、函館本線滝川〜旭川間の複線電化工參を大きく前進させた
昭和43年度 第532回日本国有鉄道監査委員会 3/27
大都市周辺の通勤輸送対策工事の現況および問題点について
青函連絡の新造貨物第1船起工 3/27
国鉄は、増加する青函の貨車航送を増強するため新鋭船を建造しているが、その第1船の起工式が函館ドヅクで行なわれた。新船は貨車の搭載能力がいままでより11両もふえ、速力18.2ノヅトの高速船
峰山トンネルが貫通 3/27
建設中の湖西線のなかで最長の峰山トンネル(3910m)の導坑が約2年ぶりに貫通。湧水などの難工事だったが、さらにコンクリード巻きを終わり、京阪神と北陸を最短距離で結ぶ同線は47年3月完成予定
予讃本線 【複線化】端岡〜国分間 3/27
鹿島臨海鉄道株式会社の創立総会が開かれ、4月1日から発足した。同鉄道は鹿島臨海工業地帯の大動脈の役割を果すことになる 3/27
磐梯急行電鉄(沼尻鉄道)廃止 3/27
国鉄運賃改正法案、衆議院通過 3/28
国鉄の春闘スト 3/28
合理化反対などの春闘第2次統一行動が行なわれたが、国労と当局による列車掛問題をはじめとする工場の「合理化」、東名高速のワンマンバス運行問題、医療関係の「合理化」などの交渉は、列車掛問題、電気関係、CTC の取扱いが引きつづき協議となったほかは、一応の結論に達し、自動車のストは事前に中止、工場のストは突入後、約一時間で中止、ローカル線の貨物列車の一部に多少の乱れがあった

美祢線【信号場開設】鴨ノ庄信号場 厚狭〜湯ノ峠間 3/29
営団地下鉄五号線(東西線)【開業】東陽町〜西船橋間、同線中野〜西船橋間が全通、快速運転開始 3/29
これで相互乗り入れによって国鉄中央線中野〜西船橋間(30.8km)が全通、東京を東西に横切る新動脈が完成
中央本線【複線化】恵那〜武並間 3/31
仙台市交通局市電北仙台線廃止 3/31
泉北高速鉄道〔大阪府都市開発〕 中百舌鳥〜光明池間敷設免許取得 3/31→泉北高速
大阪・川崎両市、路面電車全廃、仙台市(北仙台線)一部廃止 3/31
大阪市電 この日限りで市電全線廃止。最後の区間は、阪急東口(梅田)〜都島車庫〜守口と、今里車庫〜戎橋(難波)〜玉船橋であった。都島車庫、今里車庫廃止
南部鉄道【廃止】 3/31
尻内〜五戸間12.3km全線の営業廃止
人事考課・調書を制度化−実力主義で公正な人事管理ヘ− 3/
国鉄では昨年12月、本社内に人事委員会(委員長副総裁)を設置し、人材の発見、適材適所の人事運用等について鋭意検討を進めていたが、このほど、人事考課および調書の作成方についての制度を決定、4月1日から実施することになった
この対象となる職員は「指定職員」と「指定職員登用候補者」とされており、本社内各長、本社内付属機関の長、支社長は除かれている。人事考課の実施権者は直属上長であり、自己申告、評定、および調整からなり、それぞれ人事調書に記録されるが、これはいかなる理由があっても公開されない
これにより職員の研修、異動、給与及び昇給についての判断資料が提供され、とかく画一的年効序列式に行なわれていた旧態依然の学歴偏重人事が一掃され、科学的客観的な判断のもとに、より公正な実力主義人事運用が実施されるとともに、将来の国鉄の幹部にふさわしい人材の発掘と育成が期待されている
島秀雄氏に「ジェームズ・ワット賞
十河元国鉄総裁とならび新幹線生みの親といわれる元技師長島秀雄氏にこのほど「ジェームズ・ワット賞」が贈られることが決まった
同賞は蒸気機関の発明で知られるジェームズ・ワットの生誕200年を記念し、1937年設けられたもので機械工学界のノーベル賞といわれており、日本人の受賞は同氏が初めて
斜陽化したといわれる世界の鉄道界に21世紀の鉄道のおり方を示唆した新幹線への技術的貢献度が世界的な評価をうけたものであり関係者を喜ばせている
大阪府都市開発 (泉北高速鉄道)地方鉄道法による地方鉄道免許を取得 3/31
九州初のCTC完成 3/
総工費1億7000万円で工謳中だった鹿児島本線八代〜米ノ洋間(59.6km)のCTC化工事が完了、4月10日から使用を開始。九州初のCTC
万国博出足好調の国鉄団体申込み
万国博出足好調の国鉄団体申込み国鉄では日本万国博輸送にそなえ、団体客の翰送のためモデルコースA・Bを設定、昨年11月1日から申込みの受付を開始した。Aコースは定期列車を利用する50〜150人程度の団体用、Bコースは臨時列車を利用する300人以上の大口団体用である。 これらの団体客のうち支社別申込数は下表の通り、団体の内容は修学旅行の学生、宗教団体、農協関係,会社,団体の招待旅行、地域婦人の見学旅行などさまざまで、万国博の観客層の厚さを示している
北丹鉄道 河守鉱山が閉山。貨物輸送が減少 3/


運輸省、国鉄関係の44年度予算案が成立 4/1
参議院本会議で運輸省、国鉄、鉄道公団等の44年度予算案が可決成立。運輸省関係予算は、一般会計1815億2713万円、国鉄予算では工事経費3780億円が確定
国鉄は、3月中に1人の殉職者もなく。最初の月間無殉職 4/1
根室本線【無煙化】富良野〜釧路間、ディーゼル機関車化達成 4/1
国鉄、新作業表示標の使用を開始 4/1
国鉄は保線従事員の触車事故を防ぐため、新年度から全国的に統一した新しい作業表示票を、いっせいに使用開始
南部鉄道 全線廃止 4/1
仙台市電【廃止】北仙台線 4/1
川崎市電【廃止】川崎駅前〜池上新田間 4/1
鹿島臨海鉄道株式会社設立 4/1
川崎市電【廃止】川崎駅前 〜 池上新田間 4/1
富山地方鉄道【路線名変更】電鉄富山〜宇奈月間を本線 4/1
富山地方鉄道【路線名変更】稲荷町〜南富山間 不二越線 4/1
富山地方鉄道立山線【路線名変更】南富山 岩峅寺間 上滝線 4/1
加越能鉄道加越線【新駅開業】野尻【再開業】焼野駅 4/1
名古屋市営地下鉄 1号線【開業】中村公園〜名古屋間、星ヶ丘〜藤ヶ丘間 4/1
富山地方鉄道、五百石線と立山線、岩峅寺〜千寿ヶ原間を統合し寺田〜千寿ヶ原間を立山線に、立山線 南富山〜岩峅寺間を上滝線に名称変更 4/1
【駅名改称】。電鉄富山駅〜立山駅間の列車を上滝経由から寺田経由に変更
電鉄富山駅 〜 宇奈月駅間を本線に改称
日本道路公団大阪支社と(北大阪急行)会場線の中国縦貫自動車道路上敷設承認と協定締結 4/1
大阪市交通局 市電全廃 4/1
青函連絡船、補助汽船 しらかみ九(旧)売却 4/2
青函連絡船、補助汽船 第五鉄栄丸 売却 4/2
青函連絡船、補助汽船 第十鉄栄丸 売却 4/2
国労第85回臨時拡大中央委員会(国労会館)。165,000名の要員削減を企図するローカル線・小駅廃止等の 「合理化」に反対する特別決議と、「ストライキ宣言」4・17 3時間スト方針を採択 4/4
青函連絡船「津軽丸」がロングラン・テストに成功 4/5
1年間にわたる口ングラン・テストに成功し、横浜のドックに入った。国鉄連絡船史上では初めて、これまでのように中間人渠せずに地球を4周半も走りつづけたことになる
片町線 【複線化】 徳庵〜放出間 4/5
片町線放出〜四条畷間(9.6km)の複線化工事が4年ぶりに完成、営業をはじめた
春の嵐でダイヤ乱れる 4/5
4日から吹き荒れた春の突風で、5日の東海道新幹線はノロノロ運転をつづけ、空のダイヤも乱れ、横浜や銚子港では衝突、沈没事故が続発
名鉄三河線 三河楠〜寺津間【駅廃止】北寺津 4/5
名鉄名古屋本線【駅廃止】井戸田・増田口・八剣 4/5
名鉄尾西線【駅廃止】休止中の南津島、西宮後廃止 4/5
名鉄西尾線【駅廃止】東富田 上横須賀〜三河荻原間 4/5
名鉄広見線【駅廃止】休止中の前波 4/5
名鉄犬山線【駅廃止】休止中の九ノ坪、稲荷前、小折口、宮後 4/5
名鉄谷汲線【駅廃止】黒野西口、八王子坂 4/5
名鉄津島線【駅廃止】休止中の新居屋、津島口 4/5
名鉄八百津線【駅廃止】休止中の東伏見、城戸、伊岐津志 4/5
名鉄瀬戸線【駅廃止】守山口、笠寺道、小幡原、霞ヶ丘、印場、平池、根ノ鼻 4/5
名鉄揖斐線【駅廃止】萱場、尻毛橋、川部橋、八ツ又、麻生、八丈岩 4/5
名鉄竹鼻線【駅廃止】東須賀、東柳津、門間、曲利、本覚寺前、沖、美濃石田、正専寺前、桑原 4/5
名鉄挙母線【駅廃止】百々・八ツ木 4/5
名鉄小牧線【駅廃止】休止中の春日井口、上新町、楽田原、五郎丸 4/5
名鉄津島線【駅廃止】新居屋、津島口 4/5
名鉄河和線【駅廃止】加木屋 高横須賀〜南加木屋間、浦島 知多武豊〜富貴間、時志 河和口〜河和間 4/5
中央本線【高架・複々線化】荻窪〜 三鷹間 4/6
中央本線荻窪〜三鷹間の高架複々線化工事完成にともないレール締結式が荻窪駅構内で行なわれた
41年春中野〜荻窪間の完成に引き続いて、148億の巨費を投入しての大工事であった。これにより中央線朝のラッシュ時間帯の運転間隔は快速2分、緩行5分、三鷹〜津田沼間の地下鉄東西線との乗り入れ便5分となる
先に開通している、営団地下鉄東西線ともあいまって、中央線・都心・総武線相互の連絡は非常に便利になった
総工費約264億円、7年4ヵ月の難工事であったが、無事故で完了し、東京第2工事局と東京電気工事局が総裁表彰を受けた
44年度の事故防止対策きまる 4/7
国鉄は、運転事故防止対策委員会をひらき44年度の最重点対策として職場管理の充実、保安設備の整備、脱線事故の防止などを決定
国鉄関係法案参院で審議開始 4/7
総武線101系の10両編成化が完成 4/8
中央東線 【高架・複々線化】 荻窪〜三鷹間 4/8
営団東西線、相互乗入区間を三鷹〜津田沼間に延長 4/8
地下鉄東西線が三鷹、津田沼駅に乗り入れ 4/8
中央線荻窪〜三罵間の高架複々線化によって8日から帝都高速度営団の地下鉄東西線が三猿、津田沼駅まで全面的に乗り入れ、また西船橋駅にも、中央、地下鉄東西、総武の3線が和互に乗り入れをはじめた
国労千葉地本幹部の逮捕と国鉄の処分発表 4/8
警視庁は、国鉄運賃値上げに反対した国労の3.18ストの際、発車妨害の疑いで、千葉地本幹部6人を逮捕した。国鉄も12日、国労と動労に対し解雇9名、停職など計1798名の処分を発表
国鉄EL・DL安全調査委、一人乗務を最終結論として報告 4/9
EL・DL委員会調査報告書を答申機関助士廃止にともなう列車運転の安全性をめぐり、労使間での懸案事項となっていた国鉄に対し、EL・DL委員会(大島正光委員長)は「1人乗務にする客観的条件は熟している」旨の報告書を労使双方に提示した
1年以上にわたる1人乗務の安全論争に終止符がうたれたことになり、同委員会は9日付で解散した
調査報告の要旨は次のとおりである。
  1. 1人乗務の客観的条件は然している
  2. 1人乗務の生理的負担はその生理的限界をこえるものではない
  3. 1人乗務を進める上で安全についての基本的危惧はない
  4. 機械化等の補償的な対策により、安全へのてこ入れは一層増進される
  5. 2人乗務を1人乗務にきりかえつつそれを前提とした種々の施策を実施してゆくことを国鉄の基本方針にすべき時期にきている
この報告書にもとづき労使協力して国鉄の近代化を進めることを期待する
東海道線根府川〜真鶴間赤沢トンネル改良工事決定 4/9
老朽化した東海道本線根府川〜真鶴間の赤沢トンネル付近の抜本的な防災安全対策として、国鉄常務会で、同区間¶il側に別線の新設をきめた、総工費18億8600万円、延長2.041kmのSI;線、1.76kmの新トンネルをつくり、47年3月完成の予定
交運共闘・公労協、417統一スト宣言を発表 4/9
昭和44年度 第533回日本国有鉄道監査委員会 4/10
昭和44年度経営計画について
鹿児島本線【CTC化】八代〜米ノ津間 4/10
株式会社京王プラザホテルを設立 4/10
名鉄竹鼻線 休止中の東須賀駅、東柳津駅、門間駅、曲利駅、本覚寺前駅、沖駅、美濃石田駅、正専寺前駅、桑原駅廃止 4/15
リニアモータ方式貨車自動加減速装置初公開(技研) 貨車の入替え作業を無人化 4/15
リニアモータ方式貨車自動加減速装置初公開(技研) 貨車の入替え作業を無人化リニアモーターカーの原理を応用して、ヤードの貨車を自動的に仕訳する装置が日鉄道技術研究所で公開された
この装置は突放装置と加減速装置の2つからなり、リモコンによって操作される
ヤードの自動化方式としては、カーリターダ方式と油圧加減方式が一般的だが、今回のリニアモーター方式は国鉄独自のもので、しかも実用化されたのは世界で初めて。近くモデルヤードを選んで実用化の運びとなる
国鉄当局、3.18闘争に対して国労関係解雇9名をふくめ1,725名の処分を発表 (ほかに動労73名) 合計1,798名 4/12
交運共闘と公労協が東京・日比谷野外音楽堂で統一ストライキ宣言中央総決起集会。国労、私鉄、都市交などの組合員 15,000人が参加 4/14
富山地方鉄道【駅廃止】富山田地方 電鉄富山〜稲荷町間 4/15
国鉄、春季輪送安全総点検 4/16〜5/5
国鉄は、春の多客期とゴールデン・ウィークをひかえて、16日から5月5日まで「春季輸送安全総点検」を実施し、輸送の安全とサービスの万全を期した
公労委動力車乗務員の時短で斡旋案提示 4/16
斡旋を申請していたが、斡旋案が提示され、国鉄労使とも「現行週45時間を42時間にする」ことで合意
大阪市営地下鉄5号線(千日前線)、部分開通 4/16
  1. 野田阪神〜桜川間開通(3.7km)開業
  2. CTC・CS-ATC採用。2両編成運転
春闘の統一スト、朝の通勤が大混乱 4/17
大幅賃上げを目ざす春闘共闘委員会の全国統一ストが、早朝を中心に実施された。このため全国の私鉄、バス、地下鉄が午前7時まで、39都市の公営電車、バスが30分〜3時間それぞれ完全にストップ、全国で通勤客ら約180万人の足が奪われた、そのうえ関東、中部地方は4月の大雪に見まわれて、横須賀線が大船駅構内のポイント凍結のため一時不通になったほか東京周辺の国電もポイントの凍結、車両故障、停電などで73本が運休、198本が遅れた。東海道新幹線や長距離列車のダイヤも大きく乱れ、私鉄も東武、京成、小田急、帝都高速度交通営団地下鉄で約760本が運休、各高速道路なども一時マヒ状態になった
大幅賃上げ要求などで48単産がスト突入。300万人が闘争に参加。国労は全国11拠点で三時間の時限スト 4/17
春闘統一スト 4/18
財団法人国鉄厚生事業協会に設立許可 4/18
大杉トンネルの本工事はじまる 4/19
地すべりの多い土讃線のルートを変更する人杉トンネル(2580m)の本工事を着工、総工費10億4800万円で46年6月に完成する
日本フレートライナー株式会社発足 4/19
上田丸子電鉄(株)丸子線【廃止】上田東〜丸子町間 4/20
通行税法改正案可決、参議院へ 4/22
通行税法改正案は22日衆議院大蔵委員会、24日本会議で可決され、参議院へ送られた。国鉄運賃法改正案も、さる7日から参議院運輪委員会で審議されていたが、24日混乱のうちに可決され、ようやく大詰めに近づいた
国労、賃上げ、反「合理化」で貨物駅中心の拠点順法闘争にはいる 4/23〜4/30
昭和44年度 第534回日本国有鉄道監査委員会 4/24
EL・DL 調査委員会の経過について
私鉄大手3年ぷり24時間スト 4/24
私鉄総連の大手8社(東武、京成、営団地下鉄、南海,阪急、京阪、阪神、西鉄)は、賃上げ回答を不満として3年ぶりに24日始発から24時間ストを行なった。このため1200万人の足が奪われて乗客が国電へ殺到、各線とも大混雑して遅れをだし、臨時や回送電車で応急輸送したところもあった
春闘第二次統一行動。私鉄総連、全日通が24時間スト、ほかに全自交もスト。国労は全国210数カ所の拠点で順法闘争 4/24
全自交半日スト 4/24
国鉄 東海道本線 汐留〜梅田間にノンストップ特急貨物列車フレートライナー5往復運転開始 4/25
国鉄 東海道本線 汐留〜梅田間にノンストップ特急貨物列車フレートライナー5往復運転開始高速コンテナ列車と戸口・輸送基地間のトラ。ク輸送を組み合わせ完全な協同一貫輸送サービスを定時定型的に提供する輸送系体をさすもので
時速も従来の75キロから100キロにスピードアップし、ノンストップで走行する東京〜大阪間の所要時間は、現在の11時間から8時間50分、将来はさらに7時間にまで大幅短縮される見込みで
コンテナは5トン、10トン積みのものを用い、将来は10トン積みを中心に、大量定型輸送をめざし、47年度66本、53年度260本を設定する計画
コンテナ適合貨物総流動数量は約2億4,000万トンと想定され、そのうち2割にあたる4,800万トンをフレートライナーで輸送することになる
40年度からすでに推進されている物資別適合輸送とならび、この協同一貫輸送のエースともいうべきプレートライナーの登場によって、新しい国鉄貨物輸送の2本柱ができあがったといえる
国鉄、東大宮車両基地一部使用開始 4/25
東北、上・信越線の輸送力増強のため建設中だった東大宮車両基地の一部が完成、25日から使用しはじめた
東海道新幹線【新駅開業】三島 4/25
東海道新幹線【新駅開業】三島新幹線13番目三島駅の誕生。同駅の新駅施設は、全額地元負担という珍らしいケースで、特急こだまの全列車が停車することによって東京からわずか1時間、中伊豆および西伊豆の温泉郷や観光地が大きくクローズアップされることになる
同日。急行「伊豆」(東京〜伊豆急下田)間が特急「あまぎ」として登場、同駅の1日利用客は約3万人、特急こだまの停車によってこれに約1万人の乗降客の増加が見込まれている
なお、三島駅開業により、こだまの所要時間は、4時間10分に延伸、特急「あまぎ」は、引き続き157系が利用されたため、実質的な値上げとなった、なお、これにより、東京〜日光間を結んでいた、「日光」は157系から165系に格下げされることとなり、国鉄は東武に対する対抗意識を失い、日光線はローカル線化していった
神居トンネルの上部半断面が貫通 4/25
函館本線納内〜伊納間の神居トンネル(4523m)は、さる3月26日の側璧導坑についで、上部半断面が貫通
阪和線 直行が区間快速に改称 4/25
木次線【無煙化】宍道〜備後落合間 82km 4/25
三江南線【仮乗降場開業】長谷 4/25
長崎本線【信号場新設】里 4/25
動労第21回臨時大会 EL・DL機関助士廃止反対関争方針を決定 4/25
京王線を複々線化、地下鉄乗り入れ 4/25
東京都市計画地方審議会で京王線の複々線化と同線への地下鉄10号線の相互乗り入れが正式に決定。京王線は新宿から調布市上布田まで、地下鉄は新宿〜江東区深川住吉町が相互に延長乗り入れる
伊豆急行 特急「あまぎ」157系で運転開始 4/25
名古屋市営地下鉄1号線【愛称決定】東山線 同年5月1日から使用開始 4/25
名古屋市営地下鉄2号線【愛称決定】名城線 同年5月1日から使用開始 4/25
大井川鉄道に国鉄の直通快速列車乗入れ開始 4/26
全日通もスト 4/26
全日通労組は、賃上げ要求に対する会社側の回答を不満として、全国で無期限ストにはいり、全国で1日約100万トンの貨物の輸送、貨車の積みおろし作業がストップした。中央労慟委員会のあっせんで28日朝妥結、ストを中止
私鉄の賃金紛争が妥結 4/27
私鉄総連の大手10社(東武、東急、京成、京王帝都、営団地下鉄、南海、阪急、京阪、阪神、名鉄)は、貨上げをめぐって24日につづき27日も第2波ストを予定していたが、中央労働委員会の職権斡旋によって、早朝に妥結、ストを中止。西鉄だけは24時間ストにはいったが、30日解決
沖縄返還に向け中央大会が開かれたおりそれとは別に反日共系学生8800人が都内各所で機動隊と衝突 4/28
東京都内各所で過激派学生らがはげしいゲリラ活動を展開し、東京駅をはじめ国電線路を占拠して機動隊と衝突をくり返した。このため東海道線、新幹線、国電各線は17時半ごろから約6時間にわたってストヅプ,交通がマヒし,国鉄は払い戻し、線路、駅施設の破損など2億2100万円の被害をうけた
春の生存者叙勲が発表され、運輸省、国鉄関係では岡田信次氏(元參議院議長)をはじめ143氏が叙勲 4/29
国土総合開発発審議会、新全国総合開発計画を答申 4/30
国鉄、万博対策16両編成用の新幹線電車96両など、総額75億円の車両新製を決定 4/30
石田総裁がスト中止を申し入れ 4/30
石田国鉄総裁は、国労と動労が5月2日に予定している公労協のストに対し、違法なストは中止するよう申し入れ
福知山線 尼崎乗降場を書類上尼崎駅に併合し、尼崎臨時乗降場とする 4/30
国労第2次順法闘争 4/30〜5/2
大井川鐵道 静岡〜千頭関 土曜・休日に”奥大井号”を国鉄80形電車4連により直通運転を開始 所要67分
中小私鉄がスト 4/30
大手14社なみの貨上げを要求している全国中小私鉄、パス労働組合のうち未解決の146組合が30日始発時からストにはいり、全国で720万人の足が奪われた。さらに5月3日、7日にも一部労組がストをつづけた
国鉄の乗客死亡事故ゼロの長期記録 4/
国鉄の事故による乗客の死亡私故ゼロがさる39年11月函館4線の踏切り事故以後4年4ヵ月もつづき、戦後の長期新記録となった
山手線 車体をウグイス色に統一 4/
国鉄、リニアモーター方式が完成 4/
鉄道技術研究所は、リニアモーターを使って仕分線の貨車を自動的に加減巡する装置を開発、実用化のテストをはじめた
東海道線根府川一真鶴間赤沢随道の改良工事決定−山側別線と新トンネルを建設− 4/
国鉄では東海道線根府川一真鶴間赤沢陽道付近の防災安全対策を検討中であったが同区間の、のり面、橋梁、膠道などに老朽化がみられ、抜本的な改良が必要になったので、このほど同区間の山側に新険道を掘さく、延長2キロ余の別線を建設することを決定した
赤沢ずい道は大正15年誕生、長年にわたって安全輸送:こ多大の貢献をしてきたが、この間の亀裂変状、コンクりートの風化、劣化、また老朽化したトンネル前後の、のり面、橋梁等の要注箇所が今回の安全診斯によって明らかになったものである。 東海道本線の防災対策として別線建設による本格的改良工事(総工事費19億円)を行なうのは戦後:ぷじめてであり、47年3月の完成により、同線の防災対策が一層強化されるものと期待されている
「国鉄百年史」第1巻完成 4/
国の創業100周年記念事業のひとつとして編さんを進めていた「日本国有鉄道百年史」の第1巻がこのほど刊行された。この刊行が企画立案されたのが昭和32年、昭和35年に「総裁室修史課j、「修史委員会」をそれぞれ発足させ準備を進めてきたもので、約12年にしてようやく一部が日の目をみた
なお当分の間は非売品とし、各官公庁自治体や学校、海外鉄道等へ配布される方針、内容は創業から明治25年まで
国鉄、新潟県、新潟市、荷主企業などの共同出資により第三セクターによる貨物専業の鉄道会社「新潟臨海鉄道」が設立 4/
流鉄流山線 流山駅構内に本社屋を新築 4/
現在残っている機関庫では最小の「熱海7号」が国鉄鷹取工場で復元され、熱海市に引き渡された。長さ3.35m、高さ2m、重さ3.54トンで明治41年の日本製、熱海軽便鉄道の熱海〜小田原間を大正12年まで走っていた 4/


動労が順法闘争 5/1
動労東京地本は、4月27日の田町電車区の手入れに抗議して。始発から東京地方の国電と中距離列車の区間で順法闘争を行ない。中央快速電車をはじめ中央、湘南、横須賀、山手、常磐の6線で合計130本が遅れ、約3万人の足が乱れた
留萌鉄道【休止】全線 5/1
石炭業界の不振と沿線炭鉱の閉山で経営が悪化したため、全面的に運転を休止
十和田観光電鉄 【新駅開業】工業高校前 5/1
仙台市電 機構改革【営業所統合】電車北二番丁営業所と長町営業所を統合して電車営業所とする 5/1
東武日光線 【荷扱い所→信号所】栗橋〜新古河間 新古河荷扱所→新古河信号所 5/1
名古屋市営地下鉄、線路名称を使用開始 5/1
  1. 地下鉄 1号線→東山線
  2. 地下鉄 2号線→名城線
長崎電気軌道 運賃改定。25円に値上げ(+5円)。子供15円 5/1
3連休で列車は超満員 5/2
3連休の2日夕から東京、上野、新宿のターミナル駅は行棄客で混雑し、東海道新幹線は臨時を加えて上下 178本を運転したが、国電のラッシュなみの混みようで、一時乗車券の発売を停止。上野、新宿両駅でも非番職員を招集して乗客を整理し、3日から東北線14本、中央線10本、上・信越線25本の臨時電車を運転して輸送
国労・動労の全日スト中止 5/2
新賃金が解決、国労、動労はストを中止 5/2
国労、動労など公共企業体等労働組合協議会は、賃金紛争から2日全日ストを予定していたが、公共企業体等労働委員会が1日夕から2日末明にかけて調停を進め、ベースアップ8%プラス1000円、賃金問題を仲裁委員会に移すことで解決、ストを中止
公労協春闘統一スト。公労委は調停委員長見解「8%プラス1000円」 (国鉄は引上げ率9.9%、5,205円)を提示、調停不調で仲裁に移行。午前5時スト中止 5/2
電車内で硝酸が飛び散る 5/2
東武東上線の池袋発下り電車内で、乗客がピンに詰めて持っていた硝酸が電車の動揺でコルク栓を吹き飛ばして飛び散り、乗客11人がヤケド
私鉄総連中小組合第2波24時間ストに72組合が突入 5/3
東海道新幹線、輸送人員502,232人を記録 5/5
高松琴平電気鉄道長尾線 川島口駅が廃止 5/5
ゴールデン・ウィーク、空前のラッシュ−国鉄利用客飛び石連休で7,000万人、総収入は180億円をこえた− 5/6
ゴールデン・ウィーク前半は、ストや天候にもめぐまれなかったものの、3日続きの連休は11年ぶりで、快晴にめぐまれこともあり、全国各地の行楽地はどこも空前の人出となった。特に、2日の午後から3日の午前にかけての下り中・長距離列車、5日の上り列車は年末年始なみの超満員。とくに混雑の激しかったのは東海道新幹線で、国電ラッシュなみのシリ押し、ハギトリ部隊も出動、2日夕刻ピークの7時から約1時間、岐阜羽島駅以遠自由席特急券の発売も一時停止したが、それでも積み残しのお客がでるといった状態、3日は40万7500人、5日は52万0229人、収入も1日で9億円を突破し、これまでの最高だった1月5日の34万0811人を軽くオーバー
6日の総決算では、飛び石連休9日間で国鉄を利用した行楽客は、国電の利用客を除いてざっと7,000万人、収入は180億といずれも前年の2倍以上を記録
政府・自民党、今国会での大学臨時立法の方針決める 5/6
私鉄総連中小第三波24時間スト、28組合参加 5/7
国鉄の運賃改訂が決定 5/8
国鉄運貫法改正案、国鉄財政再建促進特別措置法案が、8日参議院運綸委員会、また通行税法一部改正案が9日参議院大蔵委員会でそれぞれ可決、つづいて9日の参議院本会議で3法案とも可決・成立。2月18日衆議院に付託されて約3ヵ月、10日から旅客運賃は平均15%値上げされ、政府の財政措置とともに国鉄財政再建10ヵ年計画がスタートした
国鉄財政再建促進特別措置法基本方針、再建計画 運賃改正法案可決 5/9
国有鉄道運賃法の一部を改正する法律(昭和44年法律第22号) 公布・施行 5/9
通行税法の一部を改正する法律(昭和44年法律第23号)5/9
日本国有鉄道財政再建促進特別措置法(昭和44年法律第24号)5/9
国鉄、9日の売り上げ34億円 5/9
運賃値上げ前日の9日、国鉄各駅は定期券の先買いや往復乗車券の購入などで旅客収入は約34億円、ふだんの2倍になり、ゴールデン・ウィークの最高収入だった5日の25億円を上回った。各駅でも自動券売機の取りかえ、新運賃表の掲出などに忙殺された
石田総裁が辞表を提出 5/9
石田国鉄総裁は9日夕、記者団と会見し、国鉄関係法案の成立を感謝したあと「6年間エンジョイした。老化現象のくる前に退却するよ」と辞意を表明
運賃改訂(旅客13.3%6値上げ) 5/10
列車等級の改正 5/10
長い間親しまれた、等級制が廃止され、1等車は、「特別車」(通称グリーン車)、2等車は「普通車」と名称を変更、1等車にも気軽に乗れるようになた。なお、寝台車は、1等寝台をA寝台、2等寝台はB寝台と呼ばれるようになった
国鉄中部・九州の両支社は、3.28、4.25闘争で処分 5/10
国鉄は、3月28日国労が行なった反合理化闘争、4月25日動労が行なったダイヤ改正反対闘争で404名の処分を発表。国労は停職9、減給134、戒告151、訓告50、計344名、動労は25名
東急多摩川線 最終日 画像wikipedai
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玉電廃止 東急電鉄、玉川線、渋谷〜二子玉川園間が廃止、新玉川線建設のために廃止 5/10
東急玉川線 存置区間は世田谷線となる。廃止区間に、代行バス運行開始
急行が急停車、乗客将棋倒し 5/11
国鉄東北本線青森駅で、上野行き急行「第3十和田」が発車後飛び乗り客を見つけて急停車したため、修学旅行中の中学生約40人が将棋倒しとなり、頭や首に打撲傷
EL・DL委員会報告書に対して同委員会委員の鶴田正一大阪大学教授 (心理学)が「報告書は科学的根拠が不十分で、国鉄当局がこの報告書により一人乗務を強行するのは一方的にすぎる」との意見を発表 5/11
東京急行電鉄【名称変更】玉川線(三軒茶屋 〜 下高井戸間)を世田谷線 5/11
三軒茶屋駅前の再開発により、元々の三軒茶屋駅は、下高井戸よりに移動
首相が私鉄値上げ抑制を示唆 5/12
佐藤首相は、物価安定推進会議で「物価の上昇をさけるため政府が料金決定に関与できるものについては、できるだけ値上げしないようにしたい」と大手私鉄などの値上げを認めないという政府の態度を明らかにした
国鉄当局、6月1日以降3段階に分けて助士廃止計画を実施することを組合に通告 5/12
国鉄当局、国労と動労に対し、6月1日からハンプ押し上げ機関車と一部貨物列車の1人乗務を実施し、EL・DL乗務員を一人乗務に切り替えることを提案(1人乗務を段階的に実施)
国労・動労は、一人乗務に対して反対闘争を行なうことを表明 5/12
石田国鉄総裁、原田運輸相を訪ねて、正式に辞表を提出 5/12
大阪市電西野田線【廃止】玉川四丁目駅 - 兼平町駅間 5/12
東名ハイウェイバス運賃決定(東東・名古屋間1,600円)5/13
東名ハイウェイバスの運賃が運輸審議会と運輸大臣から認可
国鉄は東京(東京駅)〜名古屋間(418.9km)、東名急行は東京(渋谷)〜名古屋間(411.6km)で、運賃は東京〜名古屋間1600円、国鉄バスは6月10日から営業をはじめるなどがきまった。また東名高速道路を利用した小旧急電鉄新宿〜箱根眺原台間。(H3.8km),新宿〜元箱眼間(96.8km)も認可、6月6日から運行をはじめた
船が線路を曲げる 5/14
芝浦運河の日之出橋鉄橋の橋桁にタグボートが衝突、橋脚の中央部が、くの字型に折れ、東京都専用臨港貨11線のレールが曲がった。国鉄芝浦貨勿駅に通ずる貨物専用線で、トラヅクで代替輸送した
国鉄賃金 仲裁裁定定昇含め7,129円アップ、裁定通り実施を決定 5/14
国鉄など、3公社5現業の賃上げ紛争の仲裁をすすめていた公労委は、仲裁裁定を発表
  1. 裁定の内容は「基準内賃金の8%プラス1000円の原資で賃上げする
  2. 賃上げは4月1日から実施するとなっており、1人当り5,205円のベースアップとなる
このアップ分に平均1,924円の定昇分を加えると国鉄の賃上げ額は7,129円(13.56%)となり、昨年を1,479円上回る
昭和44年度 第535回日本国有鉄道監査委員会 5/15
昭和43年10月時刻改正の成果について
電車の不燃化構造基準を改正 5/15
運輸省は、車両の不燃化構造を強化するため異常発熱素因の排除、材料の難燃性の規制強化など不燃化構造基準を改正、モノレールも新たに指定に加えられた
ひかリ号爆破未遂少年にきぴしい判決 5/15 修学旅行の途中、東海道新幹線「ひかり21号」に爆破装置を仕かけた福島県の少年(19)に対し、東京地方裁判所で懲役5〜10年(求刑13年)の判決があった。未成年者の有期懲役としては最高→昭和42年4月15日 新幹線爆破未遂事件 十和田観光電鉄 【駅名改称】三本木→十和田市 5/15
豊橋鉄道東田本線【休止】駅前〜市民病院前間。駅前電停移設 1973年廃止 5/15
近鉄伊賀線【駅廃止】 休止中 鍵屋辻 新居 〜 西大手間、四十九 桑町〜猪田道間 5/15
近鉄北勢線【駅廃止】休止中の稗田前、星川、大木、畑新田 5/15
近鉄八王子線【駅廃止】 休止中の東日野・清水橋 5/15
近鉄湯の山線【駅廃止】休止中の堀木・製絨所前・小生・神森・宿野 5/15
国鉄、車両用金属材料調査委が報告書 5/16
国鉄の車両用金属材料調査委員会は、高速車両の車軸、軸受などの材質、加工法、新形状の研究結果をまとめて石田総裁に報告、焼き入れ、加工などの改善について貴重な資料を提出
江若鉄道 日本鉄道建設公団との買収契約成立 5/16
日本鉄道建設公団、湖西線建設に伴い、並行区間の江若鉄道浜大津〜近江今津間51kmの買収に調印
夏の臨時ダイヤ発表、急行3分の1を冷房化 5/17
最近は、所得水準の向上や大企業の夏休み制採用が旅行ブームへ拍車をかけるものと予想されていることから、特急970本、急行8,824本の増発を含む夏の臨時ダイヤを発表、旅客の要望に応えることになった。今年は、冷房つき急行用普通車433両が登場するのが大きな目玉、北海道を除く主要線区の急行座席指定車を中心に連結され、快適でさわやかな車内の冷房サービスが行き届くことになる
国鉄、国労と動労の闘争で処分 5/17
国鉄は、3月28日、国労が行なった合理化反対闘争に対し停職14人など計549人、動労がさる4月17日に行なった春闘統一闘争に対し減給6人など計555人を処分、ほかに国労10人が訓告をうけた。これで国労の3.28闘争関係者の処分はほぽ終わった
殉職の踏切保安掛を総裁表彰 5/20
石田国鉄総故は、さる18日山陽線姫路駅構内踏切りで、降りている遮断機をくぐり抜けようとした通行人を制止して、電車にはねられ殉職した保安掛を表彰、20日大阪鉄道管理局葬がいとなまれた
国鉄は、新鋭高速貨物船の第3船を建造することをきめ日立造船と正式に契約、12月に起工,45年3月進水。7月に竣工予定 5/21
昭和44年度 第536回日本国有鉄道監査委員会 5/22
昭和43年度監査報告書骨子案について
国労第86回中央委員会(東京・牛込公会堂)。新賃金の仲裁裁定に対する態度と配分の組合案、配分闘争のすすめ方、EL・DL一人乗務反対のたたかいを中心とする当面の闘争計画を決定 5/22〜5/23
政府は閣議で裁定通り実施することを決定、財源措置については各企業体の企業努力に期待し予算の補正を行なわない方針 5/23
裁定の実施による国鉄の44年度経費増は、約497億の巨額に達する見込みであり、補正予算も組まないとすれば、経費節減や工事計画の変更など建設費の流用でまかなわなければならない。国鉄は財政再建の初年度から、はやくも苦難に立だされたわけであり、今後国鉄部内の生産性向上、経費節減が強く要請される
鉄道公団44年度事業計画を発表 5/23
動労、EL・DL助士廃止反対スト戦術を発表 5/23
政府仲裁裁定完全実施を決定 5/23
国鉄北海道支社、国労・動労の4.17ストに対し停職28人をふくむ261名の処分を発表 5/24
「国鉄機関助士廃止問題・国民安全調査委員会」発足 5/24
大島藤太郎中大教授など交通、労働関係の専門家八氏による政府、大学臨時措置法案を国会提出 5/24
石岡鉄道病院が廃止 5/24
国鉄は、医療近代化のため24日付で石岡鉄道病院(水戸鉄道管理局管内)を廃止。これで結核療養のため全国6ヵ所にあった第3種病院は全部廃止された
動労がスト、ダイヤが混乱 5/25〜 動労、EL・DL助士廃止反対順法闘争に突入 5/25〜5/30
動労は、国鉄当局が提案した6月1日からの電気機関車、ディーゼル機関車の1人乗務制に反対して、25日から全国で順法闘争、30日から6月1日までの3日間主要線区で半日ストにはいつた。このため27日、東京周辺の国電44本、東北本線17本が運休するなどダイヤが乱れはじめ。30日は全国主要線で運休、遅れなどが続出、全国的にダイヤが混乱、ことに東京周辺の国電は、28日朝から30日夜にかけて、はげしい”スト地獄”がつづき、警視庁機動隊が出動して規制した。この事態を収拾するため30日夜トップ会談をひらき、さらに団体交渉で「1人乗務制による助士廃止については、引きつづき協議し、意見の一致を期するよう努力する」ほかで合意妥結、動労は同夜ストを中止し、予定していた3日間の連続ストは初日だけで終わった
能勢電鉄妙見線 鶯の森〜皷滝間を新線に切替え、0.1km短縮 5/25
東名高速道路全通 5/26
鉄道建設審議会開催 5/26
新総裁磯崎叡氏就任 5/27
磯崎前副総裁の総裁昇格が閣議決定され。新総裁は首相官邸での辞令伝達の後本社で幹部約500名を前にして、新総裁として新任の挨拶を行なった
要旨は次の通り
  1. 財政再建のレールの上を47万職員とスクラムを組んでばく進
  2. 新しい道に向かって蛮勇を
  3. 人間性の回復を第一に
  4. 現場人が希望のもてる人事管理
  5. 信念と勇気をもって行動を
新総裁として、財政再建にかけるなみなみならぬ決意にあふれた挨拶は、同時に全国の各職場にも流された
石田総裁、藤井技師長辞任 5/27
ホタルの光のメロディーと職員の拍手に送られながら石田前総裁は、国鉄本社を去った
監査委員長時代から、実に12年の長期にわたり、国鉄に献身的に尽力された
就任第一声「気持はヤングソルジャー、心はウ才−ムハート」と発言されて以来、歯に衣着せぬ言動は国民の共惑をよんだ。持ち前の合理性・サーピス精神は、国鉄の経営改善に寄与するところ多くかった、なお27日付で藤井技師長も辞任している
新国鉄総裁に磯崎叡氏昇格 5/27
政府は閣議で、かねて辞表を提出していた国鉄総政石田複助氏の後任に同副総裁磯崎叡氏の昇格をきめ、首相官邸で佐藤首相から辞令を伝達
「青函トンネルの着工は可能」と結論 5/27
日本鉄道建設公団は、第3回青函トンネル技術調を委員会をひらき
  1. 試掘の結果、地質は推定とほぽ一致し断層や軟弱湧水帯を除けば比較的掘りやすい
  2. 湧水も止水できる
などから本トンネルの掘削も可能であると結論、45年度から本工事の準備を進める
国鉄新体制、山田明古副聡裁、宮地健次郎技師長就任 5/28
動労、機関助士廃止に反対し、ATS順法闘争(自動列車停止装置の警報が鳴ると停車・徐行する)を開始 5/28
EL・DL調査委員会の5氏、「調査報告書は一人乗務を無制限に認めたものではない。技術上の諸条件の完備、労働 条件、生活条件の改善向上、個体条件への配慮などと関連 して団交で善処されることをのぞむ」という趣旨の覚書を発表 5/29
機関助士反対で動労スト突入 5/30〜6/1
報告書の答申を無効と主張する動労は、これに反対して30日から6月1日までの3日間、全国主要幹線を中心に連日12時間以ヒのストを計画、30日は午前2時から予定どおり全国約40拠点でストに突入
中央・東北・常磐・上信越・山陽・山陰・鹿児島各線とその関連線区では特急・急行をはじめとする中・長距離列車が軒なみ運休、遅延した。とくに国電中央線では快速10本に9本の割で運休したため、通勤・通学輸送は大混乱となった、労使の交渉は、スト突入以来約15時間ぶりに午後8時半から行なわれ、31日未明、1人乗務は一応延期するという方向で妥協点に達し、引きつづき協議の覚書を締結。5.3以降のストは中止された
動労はこの闘争を反合理化闘争、第6波と位置づけ
新全国総合開発計画(新全総)で成田新幹線の建設を盛り込む 5/30→新全国総合開発計画
新全国総合開発計画決定 5/30
動労、各機関区で半日スト、深夜の団交で一応タナ上げして今後協議するとの了解点に達し31日以降のストは中止 5/30
房総西線【自動信号化】館山〜千倉間 5/31
天竜川橋梁が完成 5/31
国鉄が進めていた東海道本線磐川〜天竜川間の天竜川橋梁改良工事は、43年5月の上り線につづいて下り線も完成。31日切り杵え工事を終わった
上田丸子電鉄【社名変更】上田交通 5/31
新全国総合開発計画決定 5/
旭川〜稚内間、札幌〜釧路間なども含まれていたが、後に削除
43年度の土木学会賞きまる 5/
43年度の土木学会賞5部門の受賞者がきまり、技術賞に国鉄 中野〜荻窪間地下鉄乗り入れ工事、田中賞に第3綾瀬高架橋ほかが選ばれた
鋼ラーメン高架橋を永久保存 5/
国鉄は、総武線東京〜津田沼間の復々線化工事で撤去される両国〜錦糸町間の鋼ラーメン高架橋のうちの1セット(3スパン)を中央鉄道学園三島分教所に移して永久に保存する。この高架橋は、昭和14年に埋設された国鉄構造物の代表的名設計で、30年弱に260万本以上の列車通過の重責を果した
ブルーリボン賞、ローレル賞きまる 5/
鉄道友の会が43年中にできた最優秀車両におくる44年のブルーリボン賞には、国鉄のE F66形電気機関車が選ばれ、9月9日授賞式が行われた、ローレル賞には東京都営地下鉄の6000系電車が選ばれた
歌登町営軌道 幌別線を国鉄美幸線建設に伴い休止 5/
京阪電鉄 蒲生変電所の回転変流器がシリコン整流器に更新、回転変流器全廃 5/


上田丸子電鉄(株)【社名変更】上田交通(株)6/1
金沢貨物駅新設決定 6/2
国鉄は、常務会で金沢車両基地付近に取り扱い能力年間90万トンの貨物駅を新設することをきめた。工事費10億円、6月から着工し47年3月の完成を目標にしているが、45年10月には自動車、コンテナ、46年10月には一般貨物の取り扱いをはじめる
多摩ニュータウン起工式 6/2
東京・多摩丘陵につくられるわが国最大のニュータウンr「多摩ニュータウン」の起工式が行なわれた。将来は京王帝都、小田急の高速電車が乗り入れる
国鉄が、新幹線への盲導犬の乗車を認める 6/4
国鉄、盲導犬を「視覚障害者の体の一部」と認めたため、「ひかり21号」に乗って障害者が初めて盲導犬と一緒に新幹線に乗車
北陸本線【複線化】糸魚川〜梶屋敷間 6/4
大型モノレールが登場 6/4
日立運輸東京モノレールの浜松町〜羽田空港間(13.1km)に新造大型モノレールカー1編成(2両)が登場。これまでの1軸固定台車より乗り心地のよい2軸ボギー台車で、車両も大きくなり、定員も14人増えて254人乗り
国鉄、"1日貨物局"ひらく
九州支社を皮切りに全国各支社で"1日貨物局"をひらき営業の増進について協議
国鉄当局、国労の4.17闘争に対し、九州、中国支社で149名の処分を発表 6/5
青函連絡船、船舶近代化計画提案(各船型別運航要員の再査定、貨物船取替計画及び新造貨物船の要員確定)6/7
国鉄、春闘の第4次処分を発表 6/7
国労が4月17日に行なった春闘の公共企業体等労働組合協議会の統一スト、順法闘争に対し停職7人など11,149人の処分を発表
団体・グループ用のマルス誕生 6月
団体・グループ専用のマルス201が誕生、団体は5ヶ月前、グループは2ヶ月前から指定券の自動化引き受けが可能となった
ASPAC阻止のデモ学生、伊東、小田原駅で乱暴 6/8・9
静岡県川奈でひらかれた第4回ASPAC(アジア太平洋閣僚会議)をь~しようとしたデモ学生と警官隊が8,9の両日、伊東線伊東、東海辺線小田原駅で衝突、投石などで両駅の施設がかなりこわされ、ダイヤも乱れた
運輸省、脱線事故で国鉄に通達 6/9
運輸省は、続発した国鉄の脱線 事故に対し、原因を究明して早急に防止対策をたてるように通達。磯崎国鉄総裁も運転事故防止委員会で「原因の究明と対策に全力をつくせ」と要望
12系客車新製・試運転 6/9・6/10・6/18・6/19
国鉄新製客車スハ12形28両、東北本線上野〜西那須野間で試運転開始
和歌山軌道線を廃止 6/9
南海電鉄は、赤字経営の和歌山軌道線(和歌山〜海南間16km)の廃止をきめた。46年4月までに撤去工事を終わる
国鉄東名ハイウエィバス(東名高速線)運行開始 6/10
東名ハイウェイバスの出発式が東京駅八重洲口で行なわれた
自動車局のまとめによると、開業後2週間の乗車人員は延べ5万1500人という好調な輸送成績、15日の日曜日には定期90便のほか臨時36便をだしたが、それでも収容しきれず、800人も積み残しをだすといった状態で、あまりの大好評に自動車局はうれしい悲鳴をあげている
頚城トンネルのレール締結 6/10
北陸本線の複線電化工事によって別線新ルートになった糸魚川〜直江津間の頚城トンネル(11.355km)で、トンネル銘標除暮式とレール締結式が行なわれた。同トンネルは複線型では2番目に長く、地下に新筒石駅ができ、直江津口は国鉄初の3線断面になっている
新宿に47階のホテル建設計画 6/10
京王プラザまテル会社(京王帝都電鉄の子会社)は、東京の副都心・新宿に地上47階、地下3階のホテルを建設することをきめた。高さ170mで霞ヶ関ピル(36階、147m)、世界貿易センター(40階、152m)より高い最高層ピル。5月から基礎工事にかかり、46年3月完成の予定
水間鉄道水間線【新駅開業】近義の里 6/10
団体予約用マルス201始動 6/11
団体・グループ旅行の座席予約を自動化するマルス201の開業式が秋葉原の中央販売センターで行なわれた
マルス201に収容された座席数は特急・急行指定1,000個列車15万座席、さらに来月からの増加分1,400個列車22万座席を加えると全部で2400個列車37万座席となる
団体・グループ旅客については、これまで販売センターの台帳により職員の手作業で行なっていた関係で、申込みの日から承認の返答まで7日から10日くらいかかっていたが、マルス201の投入でボタン操作だけでただちに座席の有無が判明、団体・グループ旅行への大きなサービスアップとなるほか、国鉄サイドにとっても取扱業務が大幅に簡素化・能率化されることになる
国鉄"陰の力"を総裁表彰 6/11
2月27日房総西線での事故の際、重傷を負いながら適切な処置を果たした津田沼電車区の運転士(26)、全国で1000連の橋ケタを更換した三島操機区、新幹線の架線替えのため世界に誇る研究を実らせた架線延線車開発グループを総裁表彰
国労ストを中止 6/11
国労は、賃上げの配分をめぐって、全国的な半日ストを予定していたが、当局側の提案を具体的に協議し、全国大会で集約することにして11日朝ストを中止
【線名改称】白棚高速線→白棚線 東名高速線の開業に伴い 6/11
都市交通労連、ストを中止 6/11
都市交通労連は、43年度分の賃上げを要求して、全国39都市で半日ストを予定していたが、10日の交渉で妥結、ストを中止
昭和44年度 第537回日本国有鉄道監査委員会 6/12
東海道新幹線の現況と今後の対策について
昭和44年度 第538回日本国有鉄道監査委員会 6/12
当面の労働情勢について
貨車脱線のナソ解明へ現車試験 6/13
国鉄は、東海道本線函南〜三島間でおこった貨物列車の脱線事故の原因を解明するため、同区間で事故当時と同じ編成車を走らせて振動、輪重、横圧、加連度などのテストを実施
私鉄総連は、年間臨時給を要求して、大手私鉄の半日ストを予定していたが13日妥結、ストを中止 6/13
社名変更 上田丸子電鉄→上田交通株式会社 6/13
国鉄。動労ストにきびしい処分 6/14
国鉄は、動労が5月30日電気・ディーゼル機関車の機関助士廃止に反対して行なったストなどに対し解雇25人、免職4人、計29人の処分を発表。さる37年3月の年度末手当闘争の処分につぐ国鉄2番目の大量処分。また国労と動労の4.17および5.2闘争に対しても停職26人など計693人を処分。動労は抗議声明を発表
動労、大量処分に抗議して順法闘争にはいり、16、17日は東京周辺の国電が運休、遅れなどで混乱 6/15〜6/17
国鉄 第98回支社長会議 6/16
公労委動力車乗務員の時短で斡旋案提示 6/16
国鉄の開業100年に永久保存される「国産の機関車D51−1号」が、全検を終わって土綺工場を出場、日本海縦貫線の貨物輸送で最後のご奉公 6/16 お座敷列車第一陣登場(名古屋鉄道管理局でオハ61を改造したオハ80・オハフ80) 6/16
鉄道旅客輸送今昔 69 お座敷客車
お座敷列車第一陣登場(名古屋鉄道管理局でオハ61を改造したオハ80・オハフ80)名鉄局のアイデア、和風ムード豊かなお座敷列車の第一陣が名古屋を出発、一行計213人は北陸路をへて一路十和田、北海道の観光へ旅立った
このお座敷列車はすでに来年3月までに51件の申込みがあり、収入も約6,500万円が見込まれ、長旅にはもってこいとして関係者を喜ばせている、デビュー後、長距離お座席列車第一陣の十和田、北海道への観光客213人を乗せて名古屋駅を発車した

北陸本線【複線化】片貝信号場〜黒部間 片貝信号場廃止 6/17
春闘統一スト 6/18
山陽新幹線岡山・博多間の建設認可申請 6/18
東京周辺に春雪 6/18
財団法人国鉄厚生事業協会に設立許可 6/18
山陽新幹線 岡山 〜 博多間の工事が認可 6/18
理事会で検討中であった山陽新幹線岡山・博多間の建設が正式決定され、同日運輸大臣へ計画認可の串請が行なわれた
今後運輪大臣の認可が下り次第、工事の準備にとりかかるが、遅くとも9月までには具体的なルートや設置駅などをとりまとめ、再度工事認可を申請、本格工事にとりかかる予定
工期は約6年,工費は約4,800億円で、本年度予算として30億円を計上、関門トンネルをはじめ、工期のかかるものから着工し、合わせて用地交渉を行なう、全体計画の約半分がトンネルで難工事が予想されている
北陸本線【複線化】梶屋敷〜浦本間 6/19
脱線事故技術調査委員会 6/20
国鉄、青函の自動車航送を増便 6/20
国鉄は、夏の多客期に備えて青函航路の自動車航送を6往復から8往復に増強
金沢貨物駅新設決定−工費10億、全額利用債で引受− 6/20
金沢地区は北陸線の中心都市、産業立地条件に恵まれ、年々その工業宝産高は著しい増加をみせているが、こうした実情に対処するため、常務会で金沢駅の貨物駅設備攻良計画が決定された
計画によると、総工事費10債円は全額金沢市が引受けることになっており、峻工は47年3月を予定、45年10月に自動車、コンテナ、46年10月には一般貨物の使用開始を予定している
新貨物駅は、西金沢、東金沢、および森本駅の自駅扱、貨物を集約し、金沢車両基地付近に取扱能力年間90万トン(昭和50年対応)の貨物取扱設備を新設、将来はフレートライナーも含め、取扱能力年間140万トンを予想している
関連工事として金沢駅(本駅)の継電連動装置新設も合わせ行なうなど、拠点貨物駅構想もふく国鉄経営の近代化・合理化が推進される
国鉄東北支社、国労・動労の69年春闘処分を発表 (停職4名をふくむ166人) 6/20
動労第22回定期全国大会 6/20〜24
動労は、北九州市で第22回定期全国大会を開き、44年度の運動方針、機関助士廃止反対の闘争方針などをきめ役員を改選
列車途中脱線事故防止緊急対策決定、運輸省に報告−総額約29億円、労使で事故防止を− 6/23
常務会で、列車の途中脱線事故防止緊急対策が決定され、最近相ついで発生した途中脱線事故の原因を徹底的に究明すると同時に、脱線防止の緊急対策を強力に推進していくこととなった
対策は
  1. N踏面化の実施
  2. 脱線防止ガード取付範囲の拡大
  3. 全貨物用機関車にタコメーターの取付実施
  4. 脱線検知装置の実用化等
であるが、特に事故を起こしやすい二軸有がい貨車の対策としてコンテナ輸送を拡大し、ボギー車への切替えを今後の検討事項として考慮するなど、国鉄としては、はじめての意向を明らかにした
二軸有がい貨車からボギー車への転換は、必然的にコンテナ方式の輸送拡充の呼び水となり、国鉄の貨物輸送に画期的な変革をもたらすものと予想され、今後、この二軸有がい貨車の廃止検討のなりゆきが注目される
また、同時に線路の総点検整備、運転操縦技術の再指導を行なう、なども決定された
寝坊した大森駅、始発客を締め出す 6/22
京浜東北線大森駅で宿直員が駅Aを起こし忘れたため改札口があかず、始発の乗客12、3人が乗車できなかった
常磐線金町〜松戸間の江戸川橋梁(416.5m)と亀有〜金町間の中川橋梁(151.28m)を総工費15億6800万円で46年3月までに架け替えることを決定 6/23
運輸関係功労者を大臣表彰 6/23
運輪省は230、鉄道関係31、自動車61、観光22、倉庫11氏を功労者として大臣表彰
国労第30回会定期全国大会 盛岡市 6/23〜27
国労は、「職場を基礎に団結と統一を強め、70年安保闘争、165,000人『合理化』粉砕をたたかいぬく」との方針を決定。委員長-中川新一(釧路)、副委員長-臼井享(高崎)、同-藤井忠雄 (岡山)、書記長-酒井一三 (名古屋)。財政小委員会でベア1カ月分の特別組合費徴収を決定、制度化はさらに検討
第48回国鉄諮問委員会 6/24
中央本線【複線化】上松〜小野ノ滝信号場間 【信号場廃止】小野ノ滝信号場 6/24
私鉄大手3年ぷり24時間スト 6/24
富山地方鉄道富山市内軌道線 一部系統でワンマン運転開始(第1次ワンマン化)6/24
鉄道建設審議会、全国新幹線鉄道網建設法(仮称)立法化を決議 6/25
運輸大臣の諮問機関である鉄道建設審議会は、総会を開き、国土総合開発計画を進めていく上で、東海道、山陽新幹線以外にも新幹線網を建設する必要があるとの観点から、新線建設のための立法措置を検討していくことを決議
同審議会は新全国総合開発計画の総延長7200キロに近い規模の建設を想定しており、今後、関係各省庁と密接な連絡をとり、具体的なルート設定や建設のための財源措置などを含めた法案を11月までにとりまとめ、次期国会に提出する予定
全国新幹線網の建設は、延長約3,000キロで約5兆円の財源を必要とするとされており、その財源をどのように調達するかまたともすれば政治路線になる恐れも多分にあり、今後各方面で大いに論議を呼びそうである
山田副総裁、事故防止対策の徹底を通達 6/25
山陽本線の相つぐ事故に対し、原田運愉相は25日、原因の究明と再発防止を磯崎国鉄総裁に要望。山田副総裁も各機関長に事故防止対策の徹底と部下職員の督励を通達した。また7月1日から予定していた国鉄の総点検を、25日から繰り上げて実施
名古屋臨海鉄道南港線【開業】南港〜知多間 6/25
豪雨で国鉄に被害、ダイヤ乱れる 6/25
西日本各地は、25日朝から大知こ見まわれ指宿・枕崎線谷山〜坂ノ上間、山陰線嵯峨〜保津峡間、福知山線川西池田〜中山寺間、土讃線角茂谷〜繁藤間が土砂くずれ、冠水などのため一時不通になった。26日は関東地方も暴I凧雨におそわれて、東京周辺の国電は、架線故障などのため56本が運休、通勁客約16万人が足を奪われた。東海道新幹線、東海道線も遅れたほか飯田線浦川〜三河川合間、中央線釜戸〜瑞浹、木曾福島〜田立間などが一時不通になったが、徐々に復旧。私鉄も被害をうけ空のダイヤも乱れた
昭和44年度 第539回日本国有鉄道監査委員会 6/26
財政再建の考え方について
立体交差の分担金きまる 6/26
運輸、建設両省は、幹線道路2本以上が鉄道と交差している箇所を高架または立体交差する場合、これまで鉄道と都市計画事業者(国や地方自治体)と折半していた費用を鉄道3、都市計画事業者5の割り台いにすることで合意
鉄労第2回中央委員会 6/27
特急機関士などを総裁表彰 6/28
8日東海道線の貨物列車脱線事故のさい、特急「さくら」を急停車させて併発事故を未然に防いだ機関土を総裁表杉。また。運転の成績が優秀な静岡、大阪両管理局、労働無災害1032万時間達成の盛岡管理局の総裁表彰もきめた
国鉄、ストで処分 6/28
国労東京地本と動労東京、千葉両地本が、3月18日から5月20日までに行なった国労・動労の一連のスト、闘争に対し停職9人など計259人の処分を通告
沖繩デーで新幹線、国電等に混乱 6/28
西日本に豪雨、国鉄に大きな被客 6/29〜7/2
西日本一帯は、豪雨が降りつづき、国鉄各線は、土砂くずれ、河川の増水、道床流出、線路の冠水、築堤の崩壊などが続発してダイヤがマヒ、大きな被害をうけ、山陽線 瀬野〜安芸中野間、呉線 風早〜安浦、三原〜須波間、予讃線 国分〜鴨川間などが一時不通
国土総合間発審議会、新全国総合開発計画を答申 6/30
昭和44年度主要資材購入計画決定 6/30
青函高速貨物船「渡島丸」進水 6/30
青函連絡の高速貨物船「渡島丸」(7400総トン)が函館ドックで進水、「国鉄連絡船史上最長で、最大の貨車搭載能力をもち、10月1日から正式に就航
青函トンネル、掘削を再開 6/30
青森県屯飛崎の青函トンネル本州側調査は、さる2月15日斜坑で異常出水があったため工事を中断していたが、止水工事が終わり、掘削を再開
西日本に豪雨、国鉄に大きな被客 6/29〜7/2
鹿児島本線 西方以南、日豊本線、志布志、日南、古江、指宿・枕崎、古都、宮之城、肥薩、山野、越美南線など15線区、36区間、41ヵ所が不通になり、鹿児島本線は熊本、日豊本線は大分以南がマヒ状態になったが7月1日復旧開通
(鬼怒川線)上三依 〜 中三依(現・中三依温泉)間5.1kmの工事が認可 6/
油須原線 第5工区(豊前川崎?大任間)の路床工事が完了したところまで工事中断 6/
運輸省(現・国土交通省)、国鉄、鉄道公団との懇親会において「早急に工事再開に取り組む」との回答が出るが工事は再開されず
小田急電鉄 新宿 〜 桃源台および新宿 〜 元箱根間で自動車業営業を開始 6/


北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道 9600形24号機(旧9645号機)を夕張鉄道より譲受
越後交通長岡線【新駅開業】西中学校前
長岡市立西中学校開校に伴う
近鉄伊賀線休止中の新居〜西大手間の鍵屋辻駅、桑町〜猪田道間の四十九駅廃止
広島電鉄白島線 広電の他路線に先駆けて900形にてワンマンカーの運用を開始
東京大学演習林軌道全線廃止
本州製紙中津工場貨物専用線廃止

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昭和44年前半 鉄道に関する事件・事故

雪崩で貨車脱線、転落大破 1/5
1月1日13時に秋田操車場駅を発車した吹田操車場行き急送貨552レ(りんご列車 現車36両、うち4両は空車、)が、2日2時大雪のため米山駅で停止、1月5日に重連で運転再開し、名立〜筒石間走行中、6:35頃、左側山中から雪崩が発生し、4・5両目の貨車を直撃。機関車2両と1〜7両目が脱線、4・5両目は築堤下に転落して大破
八高線置き去り貨車に気動車衝突 1/20
5時30分頃、八高線 高麗川〜毛呂間の川端踏切近くの線路上に貨車2両が置き去りになり、この貨車に八王子発高崎行き221列車(4連)が衝突、1両目の2軸が脱線、貨車も1軸が脱線、貨車は寄居発高麗川行270貨物列車の後部2両であった
紀勢本線 名古屋発天王寺行き921列車牽引中紀伊日置駅付近で脱線、 1/24
0時50分ごろ、紀勢本線紀伊日置駅付近で名古屋発天王寺行921列車のディゼル機関車が脱線、7m下の水田に転覆し廃車。7両の客車は機関車との連結器が外れたことで非常ブレーキがかかり同駅ホームで停止、乗務員2人がケガ
常磐線で貨車が脱線転覆 2/6
国鉄常磐線金町駅構内で水戸発上り貨物列車の貨車19両が脱線。うち13両が転覆、上下線とも不通となり7日朝復旧。こので事故で特急、急行列車24本他が運休→管理局分割反対で遵法闘争
伯備線で保線作業中列車突っ込む 2/13
14時18分ごろ 伯備線上石見〜生山駅間で、線路内で保線作業中だった国鉄米子保線区の作業員が岡山駅発米子行きディーゼル列車943Dに接触し、作業員6人が死亡
事故当時、臨時普通列車は濃霧で29分遅れていた
作業責任者が上石見駅の助役に問い合わせたところ「下り列車が遅れているので、行き違い駅を変更し、先に上り貨物列車がそちらを通過する」と回答したため、上り列車を警戒していた。しかし、数分後所定どおりの行き違い駅で列車交換することになり、実際には下り列車が現場を通過することになったことにより、事故が発生した
駅の助役が再度の変更を連絡しなかったのだが、当時の業務規定では駅から現場の保線要員に連絡する義務が無かったこと、また当時の工事用携帯電話は一方通行で駅から通話することはできなかったうえに、当時の電話は500m置きに設置された電柱のジャックボックスに接続する必要があったため、作業員から再度の連絡はなかった
そのうえ、上石見駅では臨時普通列車の運転士に保線工事中である旨を注意喚起しなかったうえ、現場が下り勾配のカーブで、運転士が視認したときには30mの先であったため、減速することができなかった。また保線要員側も下り列車に警戒していなかったため、待避が間に合わなかった
国鉄はこれらの教訓から列車接近警報装置の設置などの安全対策が図られた。また現場近くに「触車防止地蔵」という慰霊碑が建立されている→事故防止に関する通達発出
総武線で踏切事故 2/27
8時17分、総武線楢葉〜長浦間で、普通電車(6両)が、直前横断のダンプと衝突、1両目が1軸脱線。ダンプの運転手が死亡、旅客18名と職員1名が負傷
房総西線で気動車1両全焼 3/10
10時2分ごろ房総西線太海〜安房鴨川間嶺岡トンネル付近で、館山発安房鴨川行1101D下り列車の前から2両目の気動車の床下から発火、火が出て同車を全焼、乗客1人負傷
床下の変速機のまわりにあった油が、エンジンの過熱で燃え上がったもので。上下線とも一時不通になった
西武電車、トラックと衝突し脱線 3/12
朝、西武新宿線 本川越〜南大塚間で新宿発下り電車とトラックが衡突前部の2両が脱線、最前部の1両は横倒しになった。この事故で乗客48人が重軽傷を負い、同線は一部不通、同日夕回復
房総西線で快速電車脱線 3/27
13時10分ごろ、房総西線姉ヶ崎〜長浦間で、中野発木更津行き下り快速電車(10両編成)の前1両目が突然脱線、そのまま8両目までが脱線して200m暴走し、乗客20人が負傷
 気温が急に上昇したたあ、レールがS字状に曲がったのが原因とみられ、国鉄では遊間整正作業や線路巡回などの強化を指令
東海道線で貨車が脱線転覆 5/17
夜、東海道本線函南〜三島間の谷田トンネルの近くで新鶴見発下り貨物列車の前から30、31両目が脱線、転覆。この事故で上下線とも一時不通になり旅客列車88本、貨物列車223本が運休し、ダイヤが乱れたが、同夜復旧
名鉄にダンプカーが衝突 5/24
名鉄名古屋本線中央競馬場前駅近くの踏切りで、普通電車に大型ダンプカーが衝突、乗客ら37人が重軽傷を負い、上下線とも一時不通になった
東海道線で貨車が脱線、転覆 6/8
東海道線函南〜三島間の観音松トンネル入り口付近で、新鶴見発下り貨物列車の22両が脱線、うち13両が転覆。この事故で上下線とも不通になりダイヤが乱れたが、9日復旧。事故直後、現場付近に上り特急「さくら」が進行してきたが、170m手前で急停車、ダブル事故をまぬかれた
国鉄根室本線白糠〜西庶路間で、貨物列車が「競合脱線」 6/16
根室本線白糠〜西鹿路間で、下り貨物列車の貨車など5両が脱線、うち2両が転覆し、上下線とも一時不通になったが。約8時間後に復旧
渋谷駅構内て″タンク車などが脱線゛6/22
国電渋谷駅構内の山手貨物線で塩浜操車場発下り貨物列車のタンク車など12両が脱線、うち8両は重油、灯油などを満載していたが、大事にはならなかった。この事故で山手線も一時全線がストップ、約7万人の足が乱れた。原因はポイン卜のレールが折れたため
特急「富士」寝台車焼く 6/24
山陽本線防府〜富海間で四鹿児島発上り特急「富.lx」のB寝台車から発火、内部を全焼した。幸い来客が少なく、燃えるB寝台車をすぐ切り放したためヶが人はなかった。原因はクーラー用のモーターかコンプレッサーの過熱らしい
高野悦子、山陰本線の貨物列車に飛込み、鉄道自殺 6/24

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昭和44年前半 世相

フランスで、企業内の組合活動に関する法律が実施 1/1
チェコスロバキアで、連邦制についての改正を盛り込んだ新憲法が実施 1/1
西イリアン独立運動の指導者のマンドチャンが帰順し、組織的抵抗運動が終結 1/1
皇居の新年参賀で、奥崎謙三が天皇にゴム製パチンコを発射し、「ヤマザキ、天皇を撃て」と叫ぶ 1/2
唐十郎が主催する、アングラ劇団の状況劇場、新宿中央公園で無許可公演 1/3
ソ連、金星5号6号を打ち上げ 1/5
ソ連は無人の自動惑星宇宙ステーション金星5号を5日、つづいて6号を10日打ち上げた.42年10月の4号につづくもので約3億5000万キロを飛行して金星に軟着陸する
千葉県野島崎沖で、大シケのため鉱石運搬船「ぼりびあ丸」が、野島崎沖で沈没し、乗組員31人が死亡 1/5
ぺルーから鉄鉱石約5万トンを積んで帰港中のジャパンライン会社の鉱石運搬船丸(5万4271重量トン)が時化のため船体にヒビがはいり、二つに折れ沈没
NHK大河ドラマ「天と地と」(原作海音寺潮五郎、脚本中井多喜夫、須藤出穂、杉山義法、音楽冨田勲、主演石坂浩二)の放送が始まる 1/5
九大に墜落した米軍機、何者かに引き降される 1/5
フランスがイスラエル向けの武器供与を停止 1/6
沖縄・いのちを守る県民共闘会議、2・4ゼネストを決定 1/6
沖縄いのちを守る県民共闘会議が、B52撤去を要求して2.4ゼネストを決定する(2月2日に中止決定)1/6
厚生省、危険な玩具としてビニール風船「カネバルーン」(溶剤にトルエン使用)の販売停止を全国に指示 1/6
文部省、交通事故増加で、学童の集団登下校を通学路の交通事情に応じ見直すよう各都道府県に通知 1/8
炭労国有化要求闘争、炭坑夫の退職届3万0898通を政府に手渡し絵下山の決意を表明 1/8
東大紛争で、全学共闘会議(全共闘)民主青年同盟(民青)が激突 1/9
スウェーデンがベトナム民主共和国を承認 1/10
スウェーデン、北ベトナムを承認 1/10
東大、学生ら約8000人参加し秩父宮ラグビー場で7学部集会開催。学長代行、団交で確認書に署名 1/10
政府、8項目の石炭政策大綱を閣議決定、炭労は抗議スト指令 1/10
秩父宮ラグビー場で東大7学部集会開催 1/10
沖縄県民政府、新総合労働布令を公布、スト禁止を明文化、このため労組の態度硬化、2・4ゼネスト必至の状況となる 1/11
1沖縄全軍労臨時大会、24ゼネストのスト権を確立 1/12
民放労連第26回臨時大会 春闘方針を決定、賃上げなど6つのスト権を確立 1/12〜1/14
総評幹事会、2・4沖縄ゼネス支援の連帯共闘方針を決定 1/13
炭労、石炭政策大綱の閣議決定に抗議、大手24時間スト 1/13
ソ連が初の宇宙ステーションを建設する。ソユーズ4号を打ち上げる 1/14
アメリカの原子力空母エンタープライズがホノルル沖で爆発事故を起こし、26人が死亡 1/14
新産別、反安保実行委への参加正式決定を見送る 1/14
東京放送労組、3度目のスト 1/14
交運共闘など、交通運賃値上げ 1/14
反対中央共闘会議発足 1/14
閣議、46年の国産実用人工衛星打ち上げを目指し、44年度に宇宙開発事業団を新設すると正式決定 1/14
高隈事件発生 1/15
全共闘の東大闘争勝利労学総決起集会が開かれる 1/15
横須賀米原潜プランジャー号入港抗議、両実行委とも集会 1/15
ソ連宇宙船「ソユーズ」4・5号、世界初の有人宇宙ドッキングを乗員乗り移りに成功 1/16
ソ連は、1人乗りの宇宙船ソユーズ4号を14日、3人乗りの5号を15日に打ち上げ。16日世界最初の有人宇宙船同士のドッキングに成功。5号の2飛行士が約1時間宇宙を遊泳して4号に乗り移り、4号は17日、5号は18日無事帰還
東大当局が、入試復活を宣言 1/16
チェコスロバキアの大学生ヤン・パラフがルシャワ条約機構軍の侵攻によるプラハの春圧殺に抗議して焼身自殺を図る 1/16
ソ連の有人宇宙船ソユーズ4号と5号が、宇宙空間でドッキングして宇宙飛行士の乗り移りに成功 1/16
チェコスロバキアのカレル大学生のヤン・パラフがソ連に抗議して焼身自殺 1/16
京大全寮闘争委が、3項目要求で総長断交が決裂し学生部が封鎖 1/16
イギリスで、労働組合活動規制を目的とした白書が公表 1/17
生産性本部、産業別労使会議の設置提唱を決定 1/17
総評の堀井議長ら、米大使館に総合労働布令撤回要求、ゼネスト弾圧抗議を申入れ 1/17
同盟、2.4沖縄ゼネストに休業による意思表示で参加決定 1/17
東大などの全共闘系学生ら約4000人、本郷の同大構内で労学総決起集会 1/18
東大に機動隊8500人、車両346台が出動する。工学部列品館での攻防が熾烈を究めるが、学生側は催涙ガスの攻撃に降伏 1/18
基地連・市民の会共催による「基地撤去を要求する全国集会」(佐世保公会堂・約30団体1300人が参加) 1/18〜1/19
全国基地連など、基地撤去を要求する全国集会 1/18〜1/19
警視庁機動隊8500人が、東大安田講堂にたてこもる全学連の学生を攻撃し、午後5時55分安田講堂は落城 1/19
アメリカ第37代大統領に共和党のニクソンが就任 1/20
日放労、賃上げと放送法反対で第7波24時間スト、最大規模 1/20
坂田文相と東大学長代行の同大入試に関する協議が不調に終わり、東大入試中止を正式決定 1/20
共産党第8回中央委総会 70年問題をめぐる情勢の特徴と政策・方針を採択 1/20〜1/21
昭和44年度重点政策、活動方針を決定、民労結成準備委の発足を了承 1/21
日経連、賃金白書「新情勢を迎える物価動向と賃金問題」発表 1/21
公明党第7回定期大会 1/21〜1/22
同盟第5回定期大会 運動方針、諸決議を採択 1/21〜1/23
全逓、社会党にたいし、反安保闘争への挙党体制について申入れ 1/22
京大闘争で、学校側が日共系職員・学生にヘルメットを配り封鎖を解除 1/23
反安保実行委第1次統一行動、反安保教宣強化デー 1/23
沖縄米民政府、総合労働布令の施行一時延期を発表 1/23
自民党第22回定期大会、川島副総裁を選任、運動方針を採択 1/23
イタリアが中国承認を発表 1/24
スペイン政府が、学生運動に対処して3ヵ月間の非常事態宣言を出す 1/24
IMF・JC賃闘連絡会議44年賃金闘争のすすめ方を協議 1/24
DILA第5回総会、69年度活動方針を決定 1/24
日放労10拠点無期限スト突入 1/24
社会党第32回臨時大会 70年闘争に取り組む69年度運動方針など決定 1/24
美濃部都知事がギャンブル廃止方針発表 1/24
第一回ベトナム和平拡大パリ会談じが始る 1/25
内閣法制局、東大学長代行が署名した7学部集会確認書は違法と断定できぬとの見解を発表 1/25
日教組第18次・日高教第15次合同教研集会 1/25〜1/28
作曲家で教師 イェリネク(Jelinek,Hanns)没 1/27
総評幹事会、亀甲沖縄県民共闘議長と2・4ゼネストをめぐる情勢について協議 1/27
反安保実行委、69年上半期の運動計画を決定 1/27
第61通常国会再開、施政方針演説 1/27
第1回日韓民間合同経済委員会が東京で開催 1/27
京大の奥田総長と反日共系京大全闘委の2昼夜の団交が決裂 1/27
亀甲沖縄県民共闘議長、政府と会談の結果、現地に24ゼネスト準備指令を発す 1/28
第2回アジア労相会議(ニューデリー) 1/28
春闘共闘委、春闘スケジュールを決定 1/29
総評、「税金酷書」を発表 1/29
屋良朝苗琉球政府主席が、佐藤栄作首相にB52撤去の対米交渉を要請 1/29
大阪国際空港ビルが完成 1/29
42年7月から工事を進めていた大阪国際空港ピルが完成。29日竣工、開館式を行ない2月1日から開業
元国府総統代理 李宗仁(Li Zung-ren)が北京で没 1/30
総評青対部など、春闘勝利・沖繩奪還青年婦人労働者中央総決起集会 1/30
新聞労連第32回臨時大会 春闘方針を決定 1/30〜1/31


パレスチナ国民会議第5回大会が開かれ、ファタハ代表のアラファトがPLO執行委員会議長に選出
ユーゴ・ルーマニア首脳会談の共同声明が出され、内政不干渉が宣言 2/1
静岡・高知などで看護婦の夜勤スト始まる、夜勤揶要求 2/1
ベ平連全国懇談会(~2日)反安保闘争など活動計画を了承 2/1
東名高速道路 岡崎〜静岡間開通 2/1
岡崎〜静岡間(131.6km)が5年3ヵ月ぶりに1日開通。これで東名小牧〜富土間が直通し、さきに開通した名神高速道路185kmと合わせると、総延長405kmのハイウェイが貫通したことになる
被差別部落テーマの映画「橋のない川」公開 2/1
沖縄いのちを守る県民共闘会議が、2.4ゼネスト中止を決定 2/2
出版労協第18回臨時大会、方針を決定 2/2
沖縄県民共闘、2・4ゼネスト中止と統一行動実施を決定 2/2
モザンビーク解放戦線の指導者で議長 モンドラーネ(Mondlane,Eduardo Chivambo)議長が暗殺 2/3
総評・中立労連、B52即時撤去など統一行動支援のための沖縄労働者との連帯中央総決起大会 2/3
勤労東京地本、東鉄局三分割反対順法闘争に突入 2/3〜2/8
PLOの第5回パレスティナ民族評議会が、ゲリラ組織ファタハを率いるヤセル・アラファト(40)を新議長に選出 2/4
全日空の羽田沖惨事の機長ら不起訴 2/4
41年2月4日、 羽田空港沖の東京湾に墜落、133人が死亡Lた全日空機の高橋正樹機長と野中幸夫機関士は死亡を理由に不起訴処分
台湾沖で貨物船沈没 2/4
4日夜。台湾南端の沖合いで東京・正福汽鉛の貨物船昭華丸(1599トソ)が時化のため沈没、乗り組み員23人のうち15人が救助されたが。8人が行方不明
沖縄県民共闘、嘉手納基地で集会デモ、5万5000人参加 2/4
日放労、258時間に及んだ拠点無期限ストを解除、合理化関連要員移行4条件を獲得 2/4
イタリア全労働者の9割に当たる2000万人、政府の年金支給率回答を不満として24時間ゼネスト 2/5
福島県郡山市の磐梯熱海温泉の磐光ホテルで火災があり、宿泊客ら31人が死亡 2/5
成田闘争、条件賛成派 空港警備会社を設立 2/5
全国市長会が地方公務員定年制実現貫徹決起大会、地公労の阻止交渉は機動隊に阻止される 2/5
レーガン知事がバークレー校に非常事態を発する 2/6
ペルーの軍事政権が、アメリカ系石油会社を無償接収
日ソ航空交渉が妥結 2/6
日ソ航空交渉は、東京で開かれ12日妥結、覚え書きに調印、骨子は
  1. 日本航空のシベリア上空自主運航がおそくも45年3月までに実現される
  2. それまでの間。日ソの共同運航機をI L-62型ジェット機にかえ。週2便ていどふやすなどで、おそくも45年4月からは日航の東京〜モスクワ線が開設される
社会党日中友好と国交回復運動 当面の活動方針を決定 2/6
第4回春闘権利確立討論中央集会 2/6〜2/8
昭和44年 2月 6日 政令第11号 都道府県都市計画審議会及び市町村都市計画審議会の組織及び運営の基準を定める政令 2/6
合化労連第40回臨時大会 春闘方針を決定、賃上げ・時短・最貨のスト権確立 2/7
閣議が、第2次資本自由化措置を決定 2/7
全石油第23回臨時大会 春闘方針など決定 2/7〜2/8
トルコで、極右の「民族主義者行動党」が結成 2/8
石川県金沢市の市街地に航空自衛隊小松基地所属のF-104J戦闘機が墜落 2/8
全鉱足尾銅山労組など三労組、古河鉱業200人首切りに反対、無期限スト突入 2/8
第14回子どもを守る文化会議 2/8〜2/9
ジャンボ・ジエット機、初の飛行テスト 2/9
普通のジエット旅客機の約2.5倍、490人の旅客を乗せて9600kmをノン・ストツブで飛べる世界最大のジャンボ・ジエット旅客機ポーイング747の第回1飛行テストが、アメリカ・ワシントン州のエベレットで行なわれ、巨人機は初めて空に舞い上がった。しかし機体の不調から1時間15分飛行しただけだった
化学同盟第23回臨時大会 賃金要求、春闘方針決定 2/9
炭労第57回臨時大会 当面の国有化闘争と賃金闘争の方針を決定 2/10
IMF・JC第11回協議委、闘方針を決定、賃闘宣言 2/10
東京駅八重州地下街が開業 2/10
国際金属労連第1回アジア地域会議(東京)戦争準備の思想攻勢に反対する中央集会など8つの反対集会で靖国神社国営化反対決議 2/11
イタリアで再び年金ゼネスト、13日解決 2/12
総評第3回拡大評議員会、沖縄 2/12
2・4ゼネスト回避に批判集中 2/12
硫黄島第二次遺骨調査団出発(2.20帰国) 2/12
閣議が、大気汚染防止のための亜硫酸ガス環境基準を決定 2/12
福澤幸雄が、袋井市のヤマハテストコースで「トヨタ7」の空力テストの運転中、カーブの標識に激突し死亡する。25歳(誕生:昭和18(1943)/06/18)。トヨタ自動車のカーレーサーで福澤諭吉の曾孫 2/12
住友金属和歌山製鉄所に第5高炉完成 世界最大級の製鉄所に 2/12
現在の状況からは想像できないが、当時は町全体が住友金属といった風情であった
パリ市内のデモで学生600人が警察に検挙 2/13
日ソ航空交渉が妥結、シベリア上空を初めて外国の航空会社が飛行 2/13
労働省、家内労働法案要綱をまとめる 2/13
民社党第11回定期大会(~15日)運動方針を決定、新書記長佐々木良作 2/13
全国金属第23回臨時大会 春闘統一スト権を確立 2/13
紙パ労連第43回臨時大会 春闘産業別ストを確立 2/13
東交労組、一般都職員並み賃上げを要求、時限スト 2/13
パキスタンの反政府派が全土でゼネストを行う 2/14
京大で学生同士が衝突、200人のけが人を出す 2/14
総評主婦の会、第5回内職大会 2/14〜2/15
ブルーボーイ事件判決 2/15
東京地裁が、性転換症の男性3人に性転換手術を行った都内の医師に、優生保護法にある「故なく生殖を不能にすることを目的として手術まだはレントゲン照射を行ってはならない」と定めた条文を適用し、有罪判決を下す
米原潜ハドック号の横須賀寄港に抗議して、反安保全国実行委が横須賀市臨海公園で抗議集会 2/15
社会党、佐藤内閣打倒・衆院解散の闘争指令 2/15
トルコで、ヌルジュが左翼反米集会を襲撃する事件が起こる 2/16
第5回出稼者大会 2/16
イギリスのブライトンで、第1回国際海洋会議が開催される。30ヵ国が参加し、海底資源開発が討議 2/17
パキスタンのアユブ・カーン大統領が非常事態宣言の撤廃を約す 2/18
アラブ・ゲリラがイシラエル飛行機を襲撃 2/18
日大、機動隊を導入して八ヶ月ぶりに全学封鎖解除 2/18
スイスの指揮者 アンセルメ(Ansermet,Ernest)没 2/18
東京地調委は国鉄当局に団交を再開するよう口頭勧告、当局が関連工事に着手したため東京地本は阻止闘争に突入 2/19
静岡県労働問題研究会結成 2/19
中央大学全学封鎖2ヵ月ぶり解21日再占拠学生と機動隊が衝突 2/19
アメリカのAFL−CIOが、国際自由労連からの脱退の意向を表明する 2/20
AFL(American Federation of Labor)・CIO(Congress of Industrial Organizations)が国際自由労連脱退の意向を表明 2/20
東京同盟、中央統一メーデー参加方針を決定 2/20
米AFL-CIO会長、国際自労連脱退を発表 2/20
化学同盟京都・関西両地本、労災補償500万円統一要求で半日スト 2/20
パキスタンで反政府運動が激化し、アユブ・カーン大統領が引退声明を発表 2/21
一般同盟第4回定期大会 運動方針を決定 2/21〜2/22
京都労働組合主義協議会発足 2/22
前サウジアラビア国王 サウド(Saud,Ibn Abdel-Aziz)没 2/23
南ベトナム民族解放戦線がテト明け攻勢を開始 2/23
ニクソンがヨーロッパを歴訪 2/23
琉球政府、新総合労働布令の全面撤回要求決める 2/23
3千万春闘勝利・物価値上げ反対・対減税要求総決起大会=物価メーデー、全国352カ所に100万人参加、春闘第一次統1行動に突入 2/23
安中市の東邦亜鉛安中製錬所周辺でイタイイタイ病患者が多発、と新聞報道 2/23
春闘第一次統一行動1万人動員(物価メーデー)、1週間にわたる対政府要求や国会請願デモ 2/24
総評、新総合労働布令にたいする見解を沖縄米民政府に送付 2/24
エジプトで学生、労働者のデモに対して非常事態宣言 2/25
自動車の排気ガスの規制強化を秋から実施 2/25
原田運輸相は、公害防止のため閣議で44年秋の新型車から一酸化農素の排出濃度を現行の3%から2.5%以下に引き下げ、規制を強化することを報告、了承を得た
産経新聞社がタブロイド紙「夕刊フジ」を創刊 2/25
丹頂型電話ボックスから透明ガラスの組み立て式電話ボックスへ。・・・・現在のBOXとは少し異なります。2/25
丹頂型電話ボックス
NTT DIGITAL MUSEUMから引用
全繊同盟第24回定期大会 運動方針を決定 2/25〜2/27
ドイツの哲学者 ヤスパース(Jaspers,Karl)没
京大全共闘が本部に突入 2/26
国税庁が、昭和43年11月の法人所得は松下電器が日銀を抜いて1位となったことを発表 2/26
自治労第18回臨時大会(27日)定年制反対、第10次賃闘などの諸方針を決定 2/26
日高教13県派第29回特別大会 春闘方針を決定 2/26
炭労組合員2000名、石炭政策に反対して通産省にすわりこみ 2/26
シリアで政変が起こり、アサド国防相が実権を掌握 2/27
全日農、自由米制度粉砕・農業危機突破全国農民総決起大会 2/27
政労協第21回臨時大会、春闘など当面する運動方針を決定 2/28
沖繩米民政府、総合労働布令撤回は不可能との強い態度示す 2/28
核安保粉砕・沖縄還・ベトナム反戦・被爆者救援3・1ビキニ全国集会 2/28
中央職業安定審議会、失業保険法改正案を答申 2/28
共産党第9回中央委総会、総選挙、青年運動等の対策を決定 2/28〜3/1
姿消す関釜連絡船岸壁 2/
かつて大陸越絡の鵬地であった関釜連銘船の岸壁(長さ566m)が、商港としての岸璧工事で沖合い100m余まで埋立てられるために姿を消すことになった。これによって下関の国鉄桟橋も1月末で廃止された

NHKのFM本放送開始 3/1
炭労、閉山反対・国有化要求で大手52山、中小全山で24時間スト 3/1
中ソ国境のダマンスキー島(珍宝島)の帰属めぐり両国が武力衝突(15日再度衝突) 3/2
石川県高教組、日高教15県派を脱退 3/2
中東部国境ウスリー川付近で両国軍隊が衝突 3/2
部落解放同盟第24回全国大会 運動方針を決定 3/3〜3/4
西ドイツ連邦大統領にハイネマンが選出 3/5
電力中央労使会第1回会合 3/5
アメリカが、南ベトナム駐留軍は54万4500人と発表 3/6
交通戦争に非常事態宣言 3/6
警察庁は、 43年につづいて2度目の交通戦争非常事態宜言
43年は交通事故による死傷者が史上最高だったが、44年も2月末までに死者2233人と43年同期を上まわった
運輪省、自動車業界に要望 3/6
運輪省は、日本自動車工業会、全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合など自動車業界の団体に対し「お客のスピード違反を助長するような高速速度をかかげた宜伝は慎しんでほしい」と要望
同盟、賃金闘争宣言を発す 3/6
鉄鋼労連第40回臨時大会 春闘方針を決定 3/6〜3/7
昭和四十三年産米穀についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律(昭和44年法律第1号)3/6
日ソ航空交渉、交換公文に調印 3/7
日ソ航空交渉は2月12日妥結、日本航空のシベリア上空開放などがきまったが、外務省で交煥公文の調印式が行なわれ、覚え書きの内容が外交ルートで再確認された
学生の地位についての中間報告草案をまとめ公表 3/7
社会党・総評の減税闘争連絡会議発足 3/7
中央教育審議会、学園における学生の地位について中間報告草案をまとめ公表 3/7
スエズ運河地帯で、エジプトがイスラエルに対する消耗戦を開始 3/8
日建協第27回定期大会 賃上げ満額獲得決議 3/8〜3/9
佐藤首相が、参議院予算委員会で沖縄返還では「核抜き・本土なみ」の方針でアメリカ政府と折衝すると表明 3/10
東京高裁、東京12チャンネル労組指名解雇者の地位保全仮処分について組合側勝訴の判決 3/10
名鉄海上観光船がホパークラフト運航 3/10
名鉄面上観光鉛は、三河湾の蒲郡〜西浦〜烏羽を結ぶホバークラフトの運航を、東海海運局に申請した。総トン数23.28トン、長さ16m、最高速度55ノッ卜、船体はアルミニウム製で下部に合成ゴムのスカートをつけているのが特徴
大鵬の連勝が45でストップする。しかし、翌日の新聞は相手の足が早く土俵を割っている写真を載せて判定の誤りを指摘 3/10
全鉱第56回臨時大会(~11日)春闘方針を決定 3/10〜3/11
地公春闘勝利総決起大会 3/11
ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンが麻薬所持で逮捕 3/12
日大全共闘議長・秋田明大を潜伏先で逮捕 3/12
東京で過去最高の30センチの積雪 3/12
アメリカ上院が、核拡散防止条約を批准 3/13
総評第37回臨時大会 69春闘と70年安保闘争態勢について決定 3/13〜3/14
総評第37回臨時大会。春闘、沖縄返還、安保闘争およのび選挙闘争方針を決定 3/13〜3/14
北方領土を国土地理院の地図に加えると決定 3/14
杵島炭鉱、正式に閉山を提案 3/14
都市交通、昨年分賃上げをめぐる統一スト、横浜・大阪のみ、他は中止 3/15
港湾関係労働組合春闘連絡会議結成大会 3/15
放送法改悪阻止国民会議、請願書29万余通を両院議長に提出 3/15
横浜市日吉本町出身の第33代横綱 武蔵山武没 3/15
公選法改悪阻止国民会議、2万人余の請願署名を両院議長に提出 3/15
全米各地でベトナム反戦の「反徴兵週間」行動が始まる 3/16
安保破棄中央実行委、3・16統一行動、全国46カ所で集会 3/16
イスラエル首相に、労働党のゴルダ・メイア(71)が就任する。世界で3番目の女性首相 3/17
東京国電各駅の運賃値上げ反対乗客集会、機動隊に排除される 3/17
中央高速道相模湖〜河口湖間が開通 3/17
中央高速道路富士吉田線 相模湖〜河口湖間(47.4km)が開通、これで調布〜河口湖間(85.1km)が全通
相撲協会、ビデオを勝負判定の参考にすることを決定 3/18
東名高速道路トンネルで初事故 3/19
朝、東名高速道路の興トンネル内で、パンクで立ち往生していた大型トラックに普通トラックが衝突、2人が死傷した。トンネル内での死亡事故は高速道路全区間でも初めて
援発第245号、援護局長発各都道府県知事宛て通知 「更生資金の貸付業務取扱い停止について」本通知により昭和44.4.1以降、更生資金貸付業務を停止 3/19
パキスタンで、軍人のヤヒア・ハーンによるクーデターが起こる 3/20
公務員共闘、 統一要求書を提出 第10次賃闘にはいる 3/20
日経連、前田専務理事の辞任を承認 3/20
原田運輸相がタクシー料金の制度改革を指示 3/20
参議院運輸委員会でタクシー料金の値上げを認めることはむずかしい。しかしこのままでは倒産も考えられるので、値上げにかわる料金制度の改革を考えたいと答え、事務当局に距離制と時間制の併用料金、人数割り増し制など、改革具体案の検討を命じたことを明らかにした
西名阪自動車道が全線開通 3/21
公務員共闘、第10次賃闘方針を決定 3/22
沖縄復帰協定期総会、新運動方針を決定 3/22
全駐労本年度第1回臨時大会、特別給付金闘争の中間総括、全軍労との共闘方針を決定 3/22
第14回働く婦人の中央集会 3/22〜3/24
総評、社会党など反安保全国実行委、東京をはじめ全国九地方の基地周辺で全国統一行動を展開 3/23
反安保実行委第2次統一行動、12カ所でブロック集会 3/23
国公共闘、総定員法粉砕中央行動 3/24〜3/25
パクスタンのアユブ・ハーン大統領が辞任し、陸軍総司令官ヤヒア・ハーン(52)に全権を委譲 3/25
全自運第27回臨時大会、春闘スト権を確立 3/25
各地の空港を整備 3/25
政府は閣議で、42年度から5ヵ年間に新東京国際空港を除く各地の空港を整備することをきめた。増大する航空需要に対応するためで総額1150億円、滑走路の延長やエブロン、ターミナルビルの増設などがふくまれている
資源労連第5回定期大会 運動方針を決定 3/25〜3/26
地方自治法の一部を改正する法律(昭和44年法律第2号)3/25
航空自衛隊、バッジ・システム(自動防空警戒管制組織)の運用を開始 3/26
映演共闘結成総会 春闘方針を決定 3/26
民学同大会、27日全学連社学同、同革マル、28日同中核派大会 3/26
全日空機・大阪でパンク着陸 3/26
鹿児島から大阪へ向かった全日空のバイカウント機が離陸中、右車輪のタイヤ1個がパンクして落下したが、そのまま大阪空港へ無事着陸
中東問題に関して国連緊急安保理事会が開かれる 3/27
IMF・JC賃闘勝利の集い 3/27
アメリカは、火星に向けて無人探測器マリナー7号を打ち上げた。順調にいけば約3億Kmを飛んで8月5日、火星から3C00kmのところをかすめて通過、テレビカメラで火星の南極付近を撮影して地球に送る 3/27
フジテレビの人気ドラマ「男はつらいよ」の放送が終わる。最終回で主人公が死ぬはずだったが、予告で知ったファンから助命嘆願が殺到、結局行方不明とし、やがて映画で復活、大長編シリーズ映画となる 3/27
農村労連第五回定期大会 運動方針を決定 3/27〜3/28
ストックホルムで行われたアイスホッケー世界選手権で、チェコスロバキア・チームがソ連のチームを破る。チェコスロバキアで、歓喜した市民が反ソデモを行う 3/28
アメリカ第34代大統領 アイゼンハワー(Eisenhower,Dwight David)没 3/28
衆院本会議議長職権で国鉄運賃値上げ法案を可決 3/28
春闘共闘委第2次統一行動。全国金属、化学 同盟、新聞労連、民放労連など民間21単産が時限スト 3/28
外務省設置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第3号)3/28
在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第4号)3/28
奄美群島振興特別措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第5号)3/28
台北で国民党十全大会が開催 3/29
フィリピンで、共産党軍事組織が新人民軍を結成 3/29
成田空港闘争、事業認定申請粉砕全国集会 3/30
鳥取銀行従組、地銀連脱退の賛成過半数を得られず 3/30
パキスタン大統領にヤヒア・ハーンが就任 3/31
海員争議、外航も決裂 3/31
東名高速富士〜御殿場間、厚木〜大井松田間が開通 3/31
東名高速道路の富士〜御殿場間(37.8km)と厚木〜大井松田間(22.9km)がそれぞれ開通。あとは、大井松田〜御蔵場間(25.8km)を残すだけになった
交通遺児育英会が設立 3/31
国有財産特殊整理資金特別会計法及び国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第6号)3/31
関税定率法等の一部を改正する法律(昭和44年法律第7号)3/31
産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第8号)3/31
交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部を改正する等の法律(昭和44年法律第9号)3/31
大蔵省令第16号 関税定率法施行規則 3/31
通商産業省令第25号 外国為替及び外国貿易法第68条第2項に規定する証票の様式を定める省令 3/31
八幡・富士両製鉄所合併契約に調印、45/3/31に新日本製鉄として発足


インドで、第4次5ヵ年計画が開始 4/1
中国共産党の九全大会が始る。林彪副主席を毛沢東主席の後継者と規程して24日に閉会 4/1〜4/24
各地で、UHFを親局とする民放テレビ局が開局、中京テレビ放送、福岡放送など 4/1
丸善石油のCM「OH!モウレツ」放映開始 4/1
自治省、232市町村の公営ギャンブル開催の申請を全て認可(203件は更新、29件は新規)4/1
建設省、道路情報サービスの中央センターとなる道路交通管理室を本省に設置 4/1
海外への観光旅行へ持っていける外貨枠が、1日から200ドルふえて700ドルに引き上げ 4/1
全日空は、4月から東京〜大阪線、大阪〜福岡線にボーイング727型2機を就航させた他各線とも増便 4/1
日教組、全国大学教職員組合を結成、中央交渉権の確立をねらう 4/1
裁判所職員定員法の一部を改正する法律(昭和44年法律第10号)4/1
犯罪者予防更生法の一部を改正する法律(昭和44年法律第11号)4/1
繭糸価格安定法の一部を改正する法律(昭和44年法律第12号)4/1
日本合成ゴム株式会社に関する臨時措置に関する法律を廃止する法律(昭和44年法律第13号)4/1
最高裁、都教組勤評事件に対して無罪、安保6.4事件に対して上告棄却 (有罪)を判決 4/2
北海道赤平市の雄別茂尻炭砿でガス爆発があり、19人が死亡 4/2
最高裁、都教組勤評事件に無罪、安保64事件に有罪判決 4/2
雄別茂尻鉱ガス爆発18人死亡 4/2
春闘民間組合統一スト 4/4
大阪空港で日航機がオーバーラン 4/4
夜、強風哺の大阪国際空港に着陸しようとした日本航空の酋港発東京行きコンベア880M型ジェット旅客機が、滑走路をオーバーランし機体を砂地にめりこませてとまった。乗客2人が軽いケガをしたていどだったが、雨によるハイドロプレーニング現象でブレーキがきかず、スリップしたのが原因。この事故で5日までダイヤが乱れた
皇居外苑に北の丸公園が完成 4/5
全同盟統一時短闘争に中労委あっせん案、休日増で解決 4/5
周恩来中国首相、日本の対中国政策を批判 4/6
連続射殺事件容疑者の永山則夫を逮捕 4/7
米原潜寄港地の佐世保・横須賀・那覇各市長、三市放射能等対策連絡協議会を結成 4/8
春闘民間4単産統一スト 4/8
同盟賃闘中央総決起集会 4/8
都市交通第28回臨時大会、4・17ストを決定 4/8
国労千葉地本幹部6人、スト時の電車運行妨害で逮捕される 4/8
衆院内閣委、総定員法案を強行採決 4/8
所得税法の一部を改正する法律(昭和44年法律第14号)4/8
租税特別措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第15号)4/8
ハーバード大学の紛争が始まる 4/9
英国産コンコルドも初飛行 4/9
英仏が共同で開発している超音速ジッツト旅客機コンコルドの英国産機「002」が9日、ブリストル近郊の飛行場を離陸、初飛行した。さる3月2日のフランスの「001」につぐ2番機でまずまずの飛行だった
部落解放同盟矢田支部が、大阪市教組東南支部役員選挙で木下浄教諭が配付した挨拶状に差別表現があったとして教諭らの追及を始める(矢田事件) 4/9
地方税法等の一部を改正する法律(昭和44年法律第16号)4/9
昭和44年 4月 9日 政令第88号 地方揮発油譲与税法施行令 4/9
海員内航、43港の10日間第一波停船ストに突入 4/10
東京都、大原交差点で一酸化炭素濃度が15PPMを超えると、自動車に迂回を求める措置を開始 4/10
鉄鋼労連の統一スト権批准、4年連続不成立 4/10
海員組合がスト 4/10〜13
全日本海員組合は、内航船員の賃上げをめぐって、10日正午から全国43の主要港で10日間のストにはいったが、12日夜労使の交渉が妥結、13 日正午ストを中止
ニクソン大統領が太平洋航空路線に最終裁定 4/11
ニクソン米人統領は、新しい太平洋航空路線の新増設についてパンアメリカン、ノースウエスト、フラインダタイガー(貨物)3社の東京乗り入れを認可
社保第95号、社会局長、児童家庭局長、援護局長発各都道府県知事、指定都市市町宛て通知「在韓邦人の帰国に伴う援護について」引揚者の他に戦後渡航者等に対し手も帰国旅費の援護を行う 4/11
全国電力関連産業労働組合協議会(全国電労協)結成大会 4/11
海員内航、新回答を了承、13日正午でスト中止、15日以降一般投票を決める 4/12
厚生省、昭和40年の「完全生命表」を発表、平均寿命、男性68.6歳 女性 73.6歳
全国サラリーマン同盟(代表・青木茂)、結成 4/13
中国共産党の九全大会で、林彪副主席(61)を毛沢東(76)の後継者と定める新党規約が採択 4/14
海員外航、新回答を拒否 4/14
鉄鋼大手5社、5300円回答炭労、第4次石炭政策反対・国有化要求中央動員 4/14〜4/16
通商産業省設置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第17号)4/14
アメリカの偵察機EC121が北朝鮮軍に撃墜される。米機動艦隊が日本海に展開 4/15
IMF・JC賃闘連絡会議、鉄鋼回答乗越えを確認 4/15
日本消費者連盟が結成 4/15
チェコスロバキア共産党中央執行委員会が、ビリャクら保守派幹部10人の名誉を回復 4/16
ソ連が初の宇宙有人ドッキングに成功する。乗員の移乗が行われる 4/16
米原子力潜水艦ブラッシャー号が横須賀に入港 4/16〜4/26
チェコでドプチェク第1書記が解任される。後任にはフサークが就任 4/17
77春闘4・17統一スト、交運共闘を中心に48単産297万人が参加、春闘史上最大の規模 4/17
遊覧機が墜落 4/17
千葉県船橋市のヘルスセンターわきに中央航空会社の遊覧セスナ機が墜落炎上、操縦土と乗客1人が死亡2人が重傷を負った
太平洋諸島信託統治地域に関する日本国とアメリカ合衆国との協定(ミクロネシア協定)調印 4/18
総評青年対策特別委、反戦青年委の取扱いを協議 4/18
北アイルランドのロンドンデリーで、カトリックとプロテスタント系デモ隊が衝突し流血の事態 4/19
アメリカのコーネル大学の紛争で、黒人学生が学生センターを占拠 4/19
イタリアで100万人の公務員がスト決行 4/19
千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式(三笠宮殿下御臨席) 4/19
北アイルランドの紛争にイギリス軍の派遣が決定 4/20
反戦青年委など、沖縄奪還・70年安保粉砕全国青年労働者・学生総決起集会 4/20
ベルファストで暴動が起こる 4/21
文部省、国公私立大学長に、大学内における正常な秩序の維持について次官通達 4/21
イギリスのロビン・ノックスジョンストンが単独無寄港のヨット世界一周に成功してファルマス港に入港する。312日で一周4/22
公労協、5月2日全日スト決定 4/22
全鉱、重点部門無期限スト突入 4/22
日本医労協第2波実力行使、増員・夜勤制限など要求スト 4/22
レバノンに非常事態宣言が布告 4/23
電機労連26労組、20〜48時間ストに突入 4/23
全日通、通運部門24時間スト杵島炭鉱労組、会社側の閉山通告の受諾を決定 4/23
東京地裁、松川事件元被告の損害請求にたいし、慰謝料7626万円の支払を国に命ず 4/23
日経連第22回定時総会、新段階に処する経営者の態度を決議 4/23
全日通24時間全面スト全逓21拠点半日スト 4/24
4・25行動沖縄県民代表団330人東京着、国会にデモ 4/24
同盟、民社党と安保国民会議を発足させることを決定 4/24
中南米11ヵ国の非核条約が発効 4/25
海員内航正式妥結本調印 4/25
炭労大手6社、賃上げ48時間ストに突入後2時間で妥結 4/25
日ソ航空協定に調印 4/26
モスクワでひらかれていた日ソ航空商務・技術交渉がまとまり、ソ連民間航空省で協定に調印。モスクワ〜東京間を26日から週2便にふやし、共同運航機に6月3日からイリッーシン62型機を使う、などがきまった
全日通、無期限ストに突入 4/26
フランスで国民投票が行われる 4/27
日本テレビ「コント55号!裏番組をブッ飛ばせ!!」放映開始 4/27
沖縄デーの社共1日共闘正式決定 4/27
ド・ゴール仏大統領(71)が前日の国民投票で敗北し、辞任 4/28
シャルル・ド・ゴールがフランス大統領を辞任 4/28
全国で「沖縄デー」(沖縄で20万人、中央で13万人の集会)デモ隊が都内各地で警官隊と衝突、国電など大混乱 4/28
沖縄連(社)・沖実委(共)・沖縄復帰協共催、沖縄の即時無条件全面返還・安保条約廃棄を要求する中央大会、また那覇の20万人集会など全国で集会
社共が沖縄返還要求統一大会ー 。反共産党系各派は銀座を中心街頭闘争を行い、965逮捕 4/28
全日通争議妥結スト中止 4/28
国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第18号)4/28
国土総合開発審議会が新全国総合開発計画を政府案どおりに答申 4/30
中教審、当面する大学教育の課題に対応する方策を答申 4/30
国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第19号)4/30
札幌オリンピック冬季大会の準備等のために必要な特別措置に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第20号)4/30
特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第21号)4/30


イエメンが内戦終結宣言 5/1
ニクソン大統領が、8項目のベトナム和平提案を行う 5/1
第40回メーデー、全国1076ヵ所に690万人参加、中央は53万人 5/1
サンテレビジョンが開局 5/1
いざなぎ景気」が43ヵ月目に突入し、昭和34年の「岩戸景気」の42ヶ月を抜く 5/1
中央高速道路で初の死亡事故 5/1
中央高速道路の相模湖〜河口湖間で、居眠り運転のため乗用車が三重衝突し、女性1人が死亡、5人が重怪偽を負った。中央分離帯のない変則高速道路で、死亡事故は同区間が開通していらい初めて
厚生省、生活保護家庭への手当を月額2000円までは収入と見做さないと決定、各都道府県等に通達 5/1
人事院規則9-8 人事院規則9-8(初任給、昇格、昇給等の基準) 5/1
作曲家 キルピネン(Kilpinen,Yrjo)没 5/2
東京国立近代美術館、完工式→ 5/2 東京国立近代美術館
公労協各組合、公労委の見解を不満とするも進展望めずとスト中止を指令 5/2
公労委、8%プラス1000円の統一見解示する労使の同意られず仲裁移行を決定 5/2
インド大統領でガンジー主義教育推進に尽力 フセイン(Hussain,Zakir)大統領が急死 5/3
自主憲法制定会議結成される、会長は岸伸介 5/3
全日空ストが解決 5/3
全日空乗員組合は、労働条件の改善などを要求して、4月30日から指名ストをつづけていたが、3日会社側の回答を認めてストを解除
外航船が全面スト 5/3〜7 5/10〜15
全日本海員組合の外国航路部門は、賃上げと休暇増を要求して、東京、横浜、神戸などの全国主要40港湾で3日から7日間の第1波、10日から7日間の第2波全面ストを行なった。船員中央労働委員会の要請で、労使のトヅプ会談などを重ねて合意し、15日ストを中止。このストで276隻が停船、船主側は15億5000万円以上の損害
40港で1週間を打抜き202隻が停船 5/3
池田創価学会会長、新学生組織の結成を示唆 5/3
海員外航第一波スト 5/3〜5/9
交通事故の死者5000人を越す 5/5
警察庁がまとめた44年の交通事故による全国の死者は、連休末の5日までに509人に達した。ゴールデン・ウィーク中の犠牲者者が于想以上に多く、悲しい新記録になった
兵庫県淡路島の阿那貿港で淡路フェリー会社のフェリーポートに乗り入れようとしていた乗用車が、可動橋が動き出したため海中に転落、4人が水死 5/6
乗車拒否の取り締まりと強硬措置 5/7
運輸省は・東京都内のタクシーの乗車拒否に対し、5月7日から摘発4回は営業停止にするなど思質業者への処分を強めた。警察庁でも、銀座ほかで乗車拒否、無謀運転などの摘発に乗り出した
社会・民社・公明三党書記長会談、衆院解散実現で申合せ 5/7
南ベトナム共和臨時革命政府が成立 5/8
社共両党衆院解散共闘で申合 5/8
衆議院本会議で、アメリカの繊維輸入制限政策に抗議する決議を全会一致で採択 5/9
衆院地方行政委で、自民党が地公法改正案(定年制)強行可決 5/9
国有鉄道運賃法の一部を改正する法律(昭和44年法律第22号)5/9
通行税法の一部を改正する法律(昭和44年法律第23号)5/9
日本国有鉄道財政再建促進特別措置法(昭和44年法律第24号)5/9
海員外航、42港で第2波一週ストに突入 5/10
郵政省、全組合員6962人春闘処分 5/10
春の交通安全運動 5/11〜20
全国いっせいに行なわれ、歩行者の保護と正しい横断、酔っ払い運転の追放などを重点に指導と取り締まりがつづけられた。しかし警察庁の集計では初日の全国の死者43人、期間中犠牲者を出した事故総数1万7560件、死者326人、負傷者1万3165人となり、死者は前年の期間中より45人も多かった
岡山県宇野港で四国フェリーが接岸前にライトバンが走り出し、海に飛びこみ、2人が水死 5/11
アメリカ商務長官が、繊維の対米輸出の自主規制を強行申し入れ 5/12
全逓福岡地本、福岡中郵で自動読取り区分機設置に反対すわりこみ機動隊に排除される 5/12
原田運輸相は、相次ぐフェリーボー事故に対し、全国海運局長に対しフェリーボートの監督指導を強化し、事故の防止につとめるよう通達
三菱重工、クライスラー社と合弁覚書に調印 5/12
炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第25号)5/12
石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第26号)5/12
石炭鉱業経理規制臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第27号)5/12
石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第28号)5/12
マレーシアで人種暴動事件がが発生 5/13
佐藤首相が、アメリカの繊維輸出自主規制強行申し入れを断る。日米通商関係が緊迫 5/13
東大で全共闘と三島由紀夫が討論発表 5/13
海員外航争議妥結スト中止 5/13
先場所45連勝中の大鵬と戸田の取り組みに物言いがついて大鵬が敗れたことに疑惑があったことから五月場所からビデオ判定が取入れられ、この日の大鵬と藤ノ川の取り組みで初めて利用 5/13
暴動の起こったマレーシアで、全土に非常事態宣言 5/14
ニクソン大統領が、全ての外国軍隊を相互に段階的に撤退させるなど、8項目のベトナム和平案を発表 5/14
警視庁、新宿駅西口のフォーク集会を禁止 5/14
当時、歌で反戦を訴える「フォーク・ゲリラ」と呼ばれる若者たちが新宿駅西口の地下広場に集まるようになり、次第に市民や学生も加わり、集まった人々が自由に歌ったり討論したりする「解放区」になった。警視庁は「路上で歌うのは道路交通法違反」という理由で地下広場のフォーク集会を禁止、警官隊との衝突の場となった
公労委仲裁委員会、「4月1日以降、基準内賃金を一人あたり5,205円の原資をもって引き上げること」という裁定を提示 5/14
慶応病院看護婦の夜勤制限実力行使で入院受入れストップ 5/14
政労協第三波統一スト、大部分が回避 5/15
日本医労協など、健保特例法延長反対で決起集会 5/15
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第29号)5/15
フランスのルノー工場国営公社で、企業内組合権の行使に関する協定が締結 5/16
ソ連の惑星間ステーションの金星5号が金星に到着 5/16
ソ連がさる1月51二1打ち上げた自動惑星間ステーション金星5号は130日、約3億5000万kmを飛んで16日、1月10日に打ち上げた金星6号は17日相ついで金星に到達、大気圏のデータを地上へ送信
北海道の住友歌志内炭砿でガス爆発があり、17人が死亡 5/16
炭労、退職金引上げ要求スト中 5/16
国家公務員の総定員法案、参院で可決、成立 5/16
政府、自主流通米制度の導入を決定 5/16
公衆電話が、3分打ち切り 5/16
アントニオ猪木が、ワールド・リーグ戦で初優勝 5/16
公職選拳法の一部を改正する法律(昭和44年法律第30号)5/16
訴訟費用臨時措置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第31号)5/16
公衆電気通信法の一部を改正する法律(昭和44年法律第32号)5/16
行政機関の職員の定員に関する法律(昭和44年法律第33号)5/16
昭和44年 5月16日 政令第121号 行政機関職員定員令 5/16
ソ連の惑星間ステーションの金星6号が金星に到着 5/17
マレーシアに国家運営評議会が設置される。ラザク副首相が議長 5/17
イギリスTUC (英労働組合会議)、労働党政府の山ネコスト規制立法措置に反対し、ゼネストを指令 5/17
反安保全国実行委の第3次全国統一行動。安保条約廃棄、沖縄返還要求、佐藤内閣打倒中央集会(東京・日比谷野外音 楽堂)に7,000人が参加。全国18都県23ヵ所で集会 5/19
電電公社(現・NTT)、プッシュホン電話の受付開始 5/17
市銀連第14回大会 反安保実行委、第三次全国統一行動、中央大集会など 5/19
立命館大全共闘、「わだつみの像」を破壊 5/20
同盟、米AFL-CIO代表と懇談会 5/21
北方領土問題対策協会法(昭和44年法律第34号)5/22
ジュネーブ軍縮委、日本とモンゴル参加を決定(7.3会議招請) 5/23
公害白書が初めて発表 5/23
春闘共闘委・中央社保協、春闘第三次統一行動として健保特例法延長阻止などで中央決起集会日本医学協第4次統一行動第三波スト、40単組参加 5/23
公務員共闘第4次全国統一行動 5/23
自治労定年制法案反対で30分から1時間のスト 5/23
自民党、野党三党欠席のまま国会会期延長を議決 5/23
同盟執行評議会、賃闘を総括 5/23
政府、公労委仲裁裁定実施を閣議決定 5/23
全食品同盟第23回定期大会 運動方針を決定 5/23
大学立法の動きに反発、各地で学生が行動を展開 5/23〜5/24
閣議が大学の運営に関する臨時措置法案を決定 5/24
大島藤太郎中大教授など交通、労働関係の専門家八氏による政府、大学臨時措置法案を国会提出 5/24
春闘共闘委、春闘総括会議 5/24
岡山県労働問題研究会発足 5/24
スペインの反政府運動の激化に対して、全土に非常事態宣言が出される 5/25
スーダンでクーデターが起こる 5/25
沖縄全軍労臨時大会、解雇反対など当面の闘争方針を決定 5/25
東名高速道路で大事故 5/25
全通前日、雨の東名高速道路の静岡県・三ケ日〜豊川インターチェンジ間で、横転したマイクロバスに後続の観光バス2台が追突、1人が死亡し 75人が重軽傷を負った。東名開通以来の大事故で、バス事故も初めて
コロンビア、エクアドルなど5ヵ国がアンデス統合協定に調印 5/26
IMF・JC賃闘連絡会議、今次賃闘の総括 5/26
東名高速道路大井松田〜御殿場間開業により、同線は東京〜小牧間346.7km全通 5/26
東名高速道路は、最後の工事区間だった大井松田〜御殿場間が完成、26日全線開通した、さる40年4月に起工以来4年2ヵ月、総工費3425噫円をかけて完成したハイウェイ。東京都世田谷区から愛知県小牧市まで346.7km、さらに名神高速道路と結んで兵庫県西宮市まで東海道メガロポリスを貫く総延長534.6kmの交通大動脈となる
東名高速道路で事故続発 5/26
全通1時間後の神奈月!県山北町の東名高速道路で、乗用車とトラククが接触、2人が重軽傷を負う全通後最初の事故があった。30日には吾妻山トンネル内で追突事故が10件もつづいて7人が重軽傷、さらに30日には・雨の都夫良野トンネル内で乗用車など5台が玉突き衝突したのをはじめ追突、スリップ事故が5件あり、7人が負傷
政府が、沖縄返還交渉で、安保の枠内で早期返還を目指す方針を確認 5/27
国公共闘第9回評議員会、賃金闘争の諸行動について決定 5/27
海外移住事業団法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律(昭和44年法律第35号)5/27
NATO国防相会議が開かれ、地中海艦隊の新設が決定 5/28
スーダンでのクーデターの結果、民主共和制に移行 5/28
総評、1969年度運動方針案をまとめる、反安保と人間性の回復を柱に 5/28
全炭鉱第18回定期大会 運動方針案を決定 5/28
慶応病院看護婦、全病棟の24時間スト 5/28
ボーイング737型,羽田へ1番機 5/28
全日空が、国内線用に注文していた新鋭のボーイング737型双発ジェツト旅客機の1番機が28日、羽田空港に空輸された。727型より全長は約10m短いが。胴幅は同じのずんぐり型で115人乗り。アメリカではRミニ・ミニ・ジャンボ」と愛称され、6月20日から東京〜大阪、大阪〜福岡線に就航した。さらに45年10月までに計7機が到着する
アルゼンチンのコルドバ市で反政府暴動が発生 5/29
警視庁のパトカーのサイレンが、「ウーウー」から「パフパフ」と変る 5/29
総評第5回拡大評議員会国鉄反合理化支援など当面の闘争方針を決定 5/29
電電公社、4ストにたいする1630人の処分を発表 5/29
西ドイツが、東ドイツ承認国と断交のハルシュタイン原則を放棄 5/30
中小企業近代化促進法の一部を改正する法律(昭和44年法律第36号)5/30
同盟第18回中央評議会 70年問題など当面の活動方針を決定 5/30
閣議、新全国総合開発計画決定 5/30
シンガポールで人種暴動事件が発生 5/31
ペルーで大地震が発生し、65万人が死傷 5/31
チェコ政府が、「二千語宣言」に署名した知識人らを追放処分 5/31
電機労連第17七回定期大会 春闘総括と運動方針決定 5/31
東京都杉並区の東京女子大、大学臨時措置法に反対し、開校以来初めての全学スト 5/31


東名高速道路で初の死亡事故 6/1
事故が続発している東名高速道路で、静岡市瀬名川の上り線を走っていた乗用車が、八ンドルを切りそこねてガードレールに衝突、後続車に追突されて2人が死亡した。全通後最初の死亡事故
反戦青年委、三都市で出入国管理法反対集会 6/1
SEATO南シナ海演習で、オーストラリアの空母「メルボルン」とアメリカの駆逐艦「フランク・E・エバンス」が衝突し、アメリカ艦が沈没して74人が死亡する 6/2
郵政長期合理化と対決する新運動方針を決定 6/2
日教組・都労連など、大学弾圧法案粉砕総決起集会 6/2
日本住宅公団多摩ニュータウンの起工式、東京都多摩町で関係者ら120人が出席して挙行 6/2
全逓第21回定期大会 6/2〜6/6
有線放送電話に関する法律及び公衆電気通信法の一部を改正する法律(昭和44年法律第37号)6/2
造船総連第19回定期大会 運動方針を決定 6/2〜6/5
愛知外相が、米国務長官に安保自動延長を提案 6/3
全日農、米価要求貫徹・自主流通米粉砕全国農民総決起大会 6/3
業労連結成準備委員会全国代表者会議 6/3〜6/4
都市再開発法(昭和44年法律第38号)6/3
メキシコ航空のボーイング727型機が、シェラカルメン山岳地帯に墜落、11本人2人をふくむ乗客72人、乗員7人の全員が死亡 6/4
ILO第53回総会開会 6/4
ソ連のイリューシン62型1番機が羽田へ 6/4
日本航空とソ連国営航空の共同運航で東京〜モスクワ線に就航するソ連の長距離大型ジェット旅客機イリーシン62型殴の1界機が、4日羽田空港に到着。これまで就航していたツポレフ114型磯の後継機で、122座席、東京〜モスクワ同(8015km)を10時間40分で結び、毎週2往復
札幌高裁、全逓猿払事件に無罪判決 6/4
東名高速道路を総点検 6/5・6
5月26日全通以来1日までに事故50件、死者2人、負傷者46人にのぽったが。 日本道路公団は構造上の欠陥などについて調査。両日、都夫良野、吾妻山両卜ンネルにすべり止めの応急工事をした。しかし5日には3人が死傷したほか依然事故が続発
世界共産党・労働者党会議 (~7、モスクワ)、75党350人参加、日本共産党不参加 6/5〜6/17
部落解放同盟中央本部、狭山事件(38年5月)に関し、石川一雄青年救援対策本部を設置 6/5
全沖縄軍労組が、賃上げと解雇反対で24時間ストを行う。デモ隊が米兵と衝突 6/5
モスクワで世界共産党会議が開催される。中国、北朝鮮、北ベトナム、日本などは欠席 6/5
沖縄全軍労、賃上げと解雇反対で24時間スト、基地のピケを武装米兵が銃剣で排除、 安里社大党委員長らけがを負う 6/5
南ベトナムで民族解放戦線と平和勢力連合が人民代表大会を開催 6/6
北京放送が世界共産党会議を非難 6/6
福岡地裁、テレビ4社に博多駅事件(43年1月16日)のフィルム提出を要請 6/6→6/20までに各社拒否
総評・中立労連、沖縄全軍労への武力弾圧に抗議 米大使館へ押しかける 6/7
交通遊撃隊がスタート 6/7
警視庁は、交通事故防止のため7日から「交通機動遊撃隊」を発足。東京都内の事故多発警察署に白バイを重点的に配置して、取り締まりにあたった
地方交付税法の一部を改正する法律(昭和44年法律第39号)6/7
解放戦線、南越南共和国臨時革命政府を樹立 6/8
ニクソン大統領が、南ベトナムのグエン・ヴァン・ティエウ大統領とミッドウェーで会談し、アメリカ軍2万5000人の南ベトナムからの撤退を発表 6/8
米・南ベトナム両国大統領のッドウェー会談で米軍2万5000人の引揚げを発表 6/8
反安保全国実行委、静岡県伊東市の臨海公園で「アスパーック粉砕全国総決起大会」。地元静岡県をはじめ全国から 1万人余が参加 6/8〜6/9
アスパック(アジア太平洋協議会閣僚会議) 粉砕全国総決起集会(伊東)、学生ら機動隊と衝突 6/8〜6/9
全印総連第17回定期大会(~10日) 運動方針を決定 6/8〜6/10
スーダンの新政権が、南部に自治を認める方針を表明 6/9
静岡県伊東市で、太平洋協議会(ASPAC)第4回閣僚会議が開催 6/9
9日安保廃棄・諸要求貫徹中央実行委も静岡県伊東市の臨海公園で集会 6/9
総評幹事会、安保廃棄と沖縄返還を要求する闘争方針をまとめる 6/9
全郵政第5回定期大会運動方針を決定 6/9
国立学校設置法の一部を改正する等の法律(昭和44年法律第40号)6/9
南ベトナム民族解放戦線が臨時革命政府樹立を発表 6/10
硫黄島第一次遺骨収集団出発(7.16帰国) 6/10
経済企画庁が、1968年の日本の国民総生産が52兆円で、西ドイツを抜いて世界第2位になったことを発表 6/10
政府と自民党の折衝で生産者・消費者両米価据置き、稲作特別対策事業費225億円支出等で合意 6/10
総評 日教組など、大学弾圧法案に反対する国民連合結成準備会を発足させる 6/10
政府、生産者米価と消費者米価据置きを議決定 6/10
経済企画庁、国民総生産は資本主義国第二位と発表、一人当り国民所得は20位程度 6/10 「道路情報センター」がスター卜 6/10
全国の国道網の状況を利月者に通報する建設省の「道路情報センター」が発足。建設省に中央センターをおき北海道開発局と東北、関東、中部、近畿、九州建設局、道路3公団にブロック情報センターを設け、電話でも道路情報を教えてくれる
公営住宅法の一部を改正する法律(昭和44年法律第41号)6/10
カンボジアが、アメリカに外交関係再開を通告 6/11
中ソ対立、国境で武力衝突 6/11
南ベトナムに臨時革命政府樹立と発表 6/11
トヨタ自工、日産両社は、欠陥車の実態を運輸省に報告 6/11
韓国で、大統領3選に反対する学生デモが起こる 6/12
南アフリカに国家治安局が設置 6/12
塩路同盟副会長、ILO理事に当選 6/12
日本初の原子力船「むつ」、石川島播磨重工業(現・IHI)の進水式が行われる。 6/12
国産初の原子力船「むつ」(8350t)が、皇太子ご夫妻をお迎えして東京・豊洲の石川島播摩重工東京工場で進水。船体のき裂や放射線防護壁工事などのあと青森県むつ港に同航、47年1月の完成を目標に原子炉の据えつけ工事をする
運輸省、車の排気ガスの規制を強化 6/12
運輸省は、自動車の排気ガスにふくまれる一酸化炭素の排出濃度を、現行の3.%から2.5%以下に引き下げるなど規制強化の改正を告示
外務省令第 7号 住居手当の支給に関する規則 6/12
外務省令第 8号 研修員手当の号の適用に関する規則 6/12
全逓の時短・反合理化交渉決裂 6/13
警察庁、欠陥車の事故を総点険し、メーカーの責任を追及する方針 6/13
昭和44年 6月13日 政令第158号 都市計画法施行令 6/13
水俣病患者家庭互助会の112人、チッソに対する6億4239万円の賠償請求を熊本地裁に提訴 6/14
総評第六回拡大評議員会、新運動方針案など討議 6/14
国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律(昭和44年法律第42号)6/14
大蔵省・運輸省・建設省令第 1号 特定国有財産整備特別会計事務取扱規則 6/14
フランス大統領選挙で、ポンピドーが当選 6/15
成田社会党委員長、 反戦青年委の育成強化は党の方針と、総評に反論 6/15
ベ平連など、6・15統一行動でデモ 6/15
フランス大統領にポンピドー前首相が当選 6/15
日高教14県派第27回定期大会運動方針を決定 6/15〜6/16
化学同盟第24回定期大会運動方針を決定 6/15〜6/17
日高教13県派第30回定期大会 運動方針を決定 6/15〜6/17
東京都・日比谷で六・二五反戦・反安保集会 6/15 参考 大原社会問題研究所
沖縄で全軍労武力弾圧に抗議す県民大会 6/16
欠陥車問題が表面化、運輸省公表 6/16
ニューヨーク・タイムス紙が、日本の欠陥車を批判したことから問題が表面化し、日産の39年〜43年型ブルーバードのガソリンもれ、トヨタ自助車工業の43年型コロナにブレーキの故障があることがわかり、トヨタ自工、日産両社は、欠陥車の実態を運輸省に報告、その後、三菱重工業、本田技研工業、いすず自動車の車にも欠陥があることがわかり、運輸省は、メーカーの実態報告をまとめたところ、欠陥車は全メーカーにおよび12社、55車種、欠陥箇所58ヵ所、245万6544台に達することを公表した、すでに47.1%が回収されたが、運輸省は8月末までに回収を完了するように要請
新産別第51回中央委 質問の総括、今後の運動のすすめ方を討議 6/16
全逓、時短と合理化反対で超勤拒否闘争に突入 6/16
日教組第36回定期大会 (~20日) 運動方針を決定 6/16〜6/20
建設省設置法の一部を改正する法律(昭和44年法律第43号)6/16
石炭対策特別会計法の一部を改正する法律(昭和44年法律第44号)6/16
輸入外車などにも欠陥車 6/17
日本自動車輸入組合は、輸入外車のうち欧米7ヵ国の18メーカー194車種、8427台に欠陥があり、うち75.6%を回収したと運輸省に報告・公表した。国産オートバイの4社、7車種、7536台、全国警察の自動車、パトカーのうち1663台にも欠陥があり、白バイは全部取りかえが終わっていることがわかった
パリで、第15回西欧同盟総会が開催 6/17
世界共産党会議、75党が参加 9年ぶりに開く(モスクワ) 6/17
三池労組書記長らすわりこみ労組員2名、機動隊に逮捕される 6/17
運輸省、欠陥車に総合対策 6/17
運輸省は、新型車の審査体制の強化など欠陥車に対する総合対策をまとめて発表
最大のコンテナ船が進水 6/17
日本最大のコンテナ船、日本郵船の「箱崎丸」3800トン)が「三菱重工神戸造船所」で進水
簡易生命保険法の一部を改正する法律(昭和44年法律第45号)6/17
租税条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律(昭和44年法律第46号)6/17
大蔵省令第36号 遺産、相続及び贈与に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とアメリカ合衆国との間の条約の実施に伴う相続税法の特例等に関する法律の施行に関する省令 6/17
大蔵省・自治省令第 1号 租税条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律の施行に関する省令 6/17
電電公社(現・NTT)、同公社電気通信研究所が開発した無線・充電式のコードにない「ポータブル電話機」を発表 6/18
札幌高裁、白鳥事件の再審請求を棄却 6/18
海底地図が完成 6/18
札幌高裁、白鳥事件の再審請求にたいし棄却を決定 6/18
ILO創立50周年記念式典 6/18
総評、反戦青年委員会の扱いについて社会党に質問状を出す 6/19
国家公安委員会規則第 5号 地域警察運営規則 6/19
総評、社会党にたいし「反戦青年委員会に関する質問とわれわれの態度」を提出 6/19
電通共闘第9回定期評議員会、運動方針を決定 6/19〜6/20
ローデシアで白人優位制強化の国民投票が行われる 6/20
動力車労組第22回定期大会 運動方針 機関助士廃止反対闘争の総括と今後の方針などを決定 6/20
昭和44年 6月20日 農林省令第39号 農林業センサス規則 6/20
イラクが、ソ連と石油開発に関する協定を締結 6/21
郵政省、全逓の春闘ストにたいし441人の処分を発表 6/21
乗車拒否で30社を処分 6/21
東京陸運局は、乗車拒否をした東京都内の個人タクシーをふくめた30社に対し。車両の使用停止、警告の行政処分
東名高速道路を科学調査 6/21・22
警察庁と日本道路公団は、事故が多発している東名高速道路の都夫良野、吾妻山卜ンネルを中心に交通の実態を科学調査した
沖縄における免許試験及び免許資格の特例に関する暫定措置法(昭和44年法律第47号)6/21
南イエメンでクーデターが起こる 6/22
「オズの魔法使い」の女優 ジュディ・ガーランド(Garland,Judy)没 6/22
国連が統計年報を発表。1958年から10年間の工業生産伸び率で日本が世界一位 6/22
名古屋中郵で郵便番号自動読取区分機強行搬入 6/22
国鉄の東名ハイウェイバスが初事故 6/22
東名高速遊路富士インターチェンジで、東京発の国鉄ハイウェイバスが普通トラックと接触、初の事故だったが、ケガ人はなかった
国連のウ・タント事務総長が、「人間の環境に関する諸問題」を発表 6/23
各地で社・共、総評の反安保統一行動 6/23
反安保全国実行委第4次統一行動、6・23中央大集会 6/23
公職選挙法の一部を改正する法律(昭和44年法律第48号)6/23
地価公示法(昭和44年法律第49号)6/23
宇宙開発事業団法(昭和44年法律第50号)6/23
交通事故死、7000人越す 6/23
警察庁が集計した交通事故による全国の死者は、7015人となった。年間の史上最悪だった43年の「7月20日」より20日以上も早く7000人を越えた
アラブ・ゲリラがハイファで送油管を爆破 6/24
ペルーで農地改革法が公布され、大農地を収用して協同組合方式がとられる 6/24
札幌高裁、猿払事件にたいし旭川地裁の無罪判決を支持、控訴棄却 6/24
日航機が訓練中に墜落。5人死傷 6/24
アメリカ・モーゼズレーグ飛行場で訓練飛行中の日本航空コンベア880型ジェット機が離陸のさいに墜落、乗員5人のうち3人が死亡、2人が負傷した。原因は離陸後上昇力が弱まり、機体が横すべりしたらしいが、日航では原因がはっきりするまで、現地での訓練を中止。原田運輸相は、27日の閣議で「沖繩か淡路島に訓練空港を建設する計画を検討している」と報告
セスナ機がオーバーラン 6/24
新潟県佐渡空港に着陸しようとした横浜航空のセスナ機Fときり・.jが、車輪の支柱が曲がって滑走路をオーバーラン、草むらに突っこみ、乗客1人が軽陽を負った
カナダのマニトバ州で初の新民主党政府が誕生 6/25
セスナ機墜落、4人死亡 6/25
南紀航空のセスナP 206号C型機が広島県膳棚山の中腹に墜落、機長と乗り組みの南紀航空幹部ら3人が死亡、1人は79時間ぷりに救助された。有視界飛行中目測を誤ったらしい
厚生省設置法等の一部を改正する法律(昭和44年法律第51号)6/25
チリがアメリカ系銅山を国有化する。ペルーはアメリカ系砂糖工場を接収 6/26
漁業近代化資金助成法(昭和44年法律第52号)6/26
社会党、総評の反戦青年委にかんする質問書に回答、左翼急進主義グループとの共闘は否定したが、反戦青年委育成の方向変わらず 6/26
文部省、7月10日の日教組統一ストにたいし、参加者は処分するとの通達を発す 6/26
日本医労協第15回定期大会 運動方針を決定 6/26〜6/28
ニューヨークで、ゲイバーの手入れに怒った同性愛者がストーンウォール暴動を起こす 6/27
ハイウZイの交通安全対策で通達 6/27
運輸省は、高速道路での事故が多発しているため各陸運局、日本パス協会などに対し @安全運転の確保 A車両の完全整備などを指導するよう通達
高速5号線が開通、現場作業員が初めてテープを切る 6/27
首都高速道路5号線の西神田〜護国寺間(3.9km)が開通、工事に直接たずさわった現場の作業員がはじめて開通式のテープを切った
沖縄における郵便貯金の奨励及び簡易生命保険思想の普及に必要な施設及び設備の設置及び無償貸付けに関する法律(昭和44年法律第53号)6/27
ニューヨークでゲイによる暴動、ストーンウォールの反乱が起きる 6/28
クアラルンプールで、マレー人とインド人が衝突 6/28
東京の新宿駅西口のフォークソング集会(約7000人参集)で、機動隊と学生らが衝突。64人を逮捕 6/28
東京の各郵便局でも自動読取り区分機阻止ピケ破られ強行搬入 6/28
出版労協第19回臨時大会、実力議事妨害で流会 6/29
新宿で反戦フォークソング集会が開かれ、64人が逮捕 6/29
モロッコのスペイン領イフニが返還 6/30
公制審総会、自衛官を含む防衛庁職員などの団結権について審議 6/30
総評幹事会、社会党の反戦青年委にかんする回答を不満としながらも論争中止と労組青年部への指導性強化を申合せ 6/30
自民党、靖国神社「国家護持」のために靖国神社法案を国会に提出(野党等の反対で審議未了)6/30
交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律(昭和44年法律第54号)6/30
軽機械の輸出の振興に関する法律を廃止する等の法律(昭和44年法律第55号)6/30
昭和44年 6月30日 政令第180号 地価公示法施行令 6/30
道路標識にも欠陥、警察庁が総点検 6/
警察庁が総点検した道路標識や標示のなかにも欠陥があることがわかり、複雑なもの2000本を改め、わかりにくい標識も44年度中に改めるよう全国に指示

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昭和44年 生活関連

住友銀行日本初のCD(現金支払機)設置
公衆電話が、3分打ち切り 5/16
交通反則切符制実施

昭和44年 流行語

はっぱふみふみ/ あっと驚くタメゴロー/ニャロメ /やったぜ、ベイビー/ オー、モーレツ/エコノミックアニマル/

昭和44年 こんなものが発売

Nissan fairladyz 発売開始

チューブ入りケチャップ初登場
セイコー 初のクオーツ腕時計発売

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