昭和51年後半 鉄道ニュース


前年度のページ       top      次年度のページ
昭和51度第847回日本国有鉄道監査委員会 7/1
  1. 運送における独占と競争の原理について
  2. 昭和50年度監査報告書について
国鉄の夏の臨時列車として、9月30日までに新幹線63本、在来線特急858本、急行5231本を増発 7/1
ひかり増発のダイヤ改正 7/1
開業1年を経過し、開業後の結果から、山陽区間での混雑が目立つことから、東京〜広島間の「広島ひかり」を増発、新大阪以西を各駅停車として増強
新大阪以西各駅停車だった「博多Bひかり」は新倉敷、三原を通過に変更し、停車駅の平準化到着時間の短縮を図った
広鳥地区の輸送力増強がはかられたことで、「ひかり」、「こだま」は計17本の増加となり、1日の運転本数は275本
また、今回の改正で一部の「ひかり」は新横浜・静岡両駅に停車するようになる
東京〜新大阪間〈ひかり〉1往復が初めて新横浜・静岡に停車

長崎、佐世保電化完成 7/1
鳥栖〜長崎間、肥前山口〜佐世保間交流電化 7/1
長崎、佐世保電化完成 特急は電車化、普通列車及び急行は気動車で残り中途半端なイメージ
「みどり」はこのとき最短の4連で登場先頭が全室グリーンのクロ481でした。〈当時、先頭車化改造はなかったのでこれが最短編成であった。)
 なお、「博多〜肥前山口」まで併結運転が行われこれに伴い、クハ481‐200代の貫通路が使われるかと思われたが諸般の事情で見送りになった
ちなみに編成は「博多寄り」(かもめ)クハ・モハ・モハ・サロ・サハ・モハ・モハ・クハ+クハ・モハ・モハ・クロ(みどり)「長崎・佐世保寄り」
雷鳥・はくたか・北越・・・旺盛な需要に支えられて、12両編成化
東京〜長崎間は〈ひかり〉と〈かもめ〉の乗継きで10時間の壁を破ることに。
長崎・佐世保線、電化並びにCTC化実施 7/1
南海電気鉄道平野線、料金箱制を導入し、普通乗車券の発売を廃止 7/1
下津井電鉄 児島駅改良工事開始 7/1
日経調が「国鉄貨物整理を」と 提言 7/2
日本経済調査協議会(永野重雄日本商工会議所会頭ら4氏が代表理事)は「交通論議における迷信とタブー」と題する中間報告を発表。「国鉄は再建できる」という議論は迷信で、貨物輸送を整理して赤字を解消せねばダメと‘貨物安楽死論’を展開した
国鉄、鉄労とも「再建労使会議」を設け初会議 7/2
国鉄、全施労・全動労、「再建問題等懇談会」発足 7/2
本四連絡橋公団、神戸〜鳴門ルートの大鳴門橋(1629m)起工 7/4
(当初は、明石海峡大橋も自動車と鉄道の併用橋で計画されていた。)
大島航路大畠〜小松港間廃止 7/4
国鉄大島航路廃止大畠〜小松港間を結んでいた国鉄連絡船は、大島大橋の完成で廃止
島は国鉄バス。防長交通バスで本州と直結された
青函連絡船、檜山丸 終航式 函館4岸第73便着後 7/5
国鉄、国労と第2回会談 7/8
富山地方鉄道立山線 CTC化 7/8
大井川鉄道にSL列車 7/9
金谷〜千頭間(39.5km)にC11227号機の牽引するSL客車列車の運転を開始
東北本線石越〜青森間(315.7km)のうち盛岡〜青森間(203.9km)のCTC化使用開始。7/10
交通分野の発展状況視察のため9日来日したナイジェリア連邦共和国のマゴロ運輸大臣〜行国鉄へ 7/10
木村運輸相、違貸の法定主義撤廃、幹線・ローカル線を別体系にするなど「国鉄運賃の全国一律制は再検討の時期」と語る 7/11
東海、関東地方の集中豪雨で土砂崩れ、線路の冠水、落石などのため伊豆急伊東〜下田間が全線不通になったほか、国鉄南武、横須賀、伊東線の一部が一時不通、外房、内房、久留里線で一時運転規制 7/11
昭和51度第848回日本国有鉄道監査委員会 7/12
昭和50年度監査報告書について
高木国鉄総裁も運賃の全国一律制の再検討示唆。 7/12
国鉄の東京〜品川間新地下ルート(6.8km)完成、試運転開始 7/13
国労第38回定期全国大会、札幌。「スト権スト」、76春闘を総括。あわせてスト権奪還と国鉄を国民のもの とするための国鉄民主化・再建の闘い、仲裁裁定の早期完 全実施、地域共闘の拡大などの方針を決定。なお、参院全国区の組織内候補として種山篤氏(本部・ 教宣部長)を決定、あわせて富塚書記長の総評・事務局長就任に伴い、一部役員改選 7/13〜7/17
小田急電鉄代々木八幡〜東北沢問の上り高架線完成、切り替え 7/13
代々木上原新駅も開業し旧駅より藤沢駅寄りに移設
昭和51度第849回日本国有鉄道監査委員会 7/14
昭和50年度監査報告書について
別府湾でホバークラフト「ほび12号」(22.8トン)が、砂利運搬船「第2光啼丸」(197トン)と衝突して転覆、乗客ら23人が重軽傷 7/14
東亜国内航空の長崎〜宮崎線が退却 7/15
日本民営鉄道協会、鉄道部門収支実績公表。 7/15
昭和51度第850回日本国有鉄道監査委員会 7/16
昭和田年度監査報告書について
羽越本線 【複線化】坂町〜平林(3.6km) 7/16
昭和51度第851回日本国有鉄道監査委員会 7/19
昭和50年度監査報告書について
台風で新幹線運休 7/19
長崎半島に上陸した台風9号のため、新幹線32本が計画運休・集中豪雨による河川の増水、線路冠水などのため鹿児島、長崎、宮之城、大隅、山野、山陰、飯山、足尾、鳴門、牟岐線などが一郡区国不通になり、上信越、奥羽、東北、磐越酉、只見、会津、福知山線も運転が規制され、ダイヤが乱れた
‘オレンジ作戦’開始 7/20 「キップを正しく買っていただ」き、運賃・料金の取りこぼしをなくそうという国鉄のオレンジオペレーションがスタート
「キップを正しく買っていただき」、運賃・料金の取りこぼしをなくそうという国鉄のオレンジオペレーションがスタート
キャンペーンの展開、買いやすい体制づくり、特別改札の三点からなり、オレンジ色を基調としたポスターを作成して駅頭や車内に掲出し、利用客に協力を呼びかける
また、各駅のホームやコンコースには乗車券や特急券類の販売窓口を設置して乗車券類の買いやすい体制をつくるとともに、駅および車内における特別改札体制を強化して、この運勁を実効のあるものとすることにしている
国鉄本社に基本問題委員会 7/20
国鉄経営のあり方、労働基本権関係の諸問題などを審議する委員会。委員長は天坂副総裁
鉄道建設公団、異常出水中の青函トンネルの作業坑掘削、76日ぶりに再開 7/21
青函トンネルの北海道側吉岡工区の工事現場では5月6の異常出水事故により作業がストッブしていたので、復旧作業を進めるとともに今後の作業方法について検討を進めていたが、今回の計画では、出水箇所を避けてう回ルートを作り、出水切羽の先で正規のルートに戻すことになっており、正規のルートに戻るまでには2ヵ月程度かかるものと見込まれている。出水箇所については、現状のままでも本卜ンネルエ事に支障がないことから封鎖しておく方針
6月から実施の不正乗車防止運動の中間報告を発表。20日までに2,456万円を請求 7/21
昭和51度第852回日本国有鉄道監査委員会 7/22
昭和50年度決算案について
昭和51度第853回日本国有鉄道監査委員会 7/22
昭和50年度監査報告書について
大隅線1カ月ぶり復旧 7/22
豪雨被害で6月23日から不通になっていた大隅線が全線開通
地元の反対で難航していた成田空港への燃料貨車輸送問題が、鹿島臨港鉄道に客車を運行するなどで国と地元が合意、鹿島港〜空港間の燃料輸送ができるようになり、開港ヘー歩前進 7/22
山陰本線出雲市〜浜田間(88.7km)のCTC化 7/23
昭和51度第854回日本国有鉄道監査委員会 7/27
昭和50年度監査報告書について
国労第1回中央執行委員会。富塚書記長の総評事務局長就任にあわせ美見副委員長、書記長代行に 7/27
全施労が、定期全国大会で国鉄経営の民主化刷新などの運動方針を決定 7/30
山陰線(出雲市〜浜田)のCTC試用開始 7/31
総評事務局長に富塚氏 7/23
第53回総評定期大会最終日、議長に槙枝元文日教組委員長,事務局長に富塚三天国労書記長の‘官・官コンビ’新体制がスタート
青函連絡船、新造貨物第2船 檜山丸 竣工引渡式 三菱下関造船所 7/27
青函トンネル北海道側の千軒工区坑口が貫通、トンネルの最北端部が陸上と連結 7/29
昭和51度第855回日本国有鉄道監査委員会 7/30
  1. 昭和50年度決算及び実地監査
  2. 昭和50年度日本国有鉄道財政再建計画実施状況報告書について
  3. ○日本国有鉄道の財務諸表に対する実地監査〈本社経理局)
昭和51度第856回日本国有鉄道監査委員会 7/30
昭和50年度監査報告書について
動労32回定期大会「戦闘的・階級的労働運動の構築をめざす」などの方針を決定 7/30
青函トンネルの本州側工区の竜飛工区(13km)と贋内工区(3.5km)が、本トンネル初のドッキング 7/31
名古屋港線、稲沢〜名古屋〜名古屋港間の貨物列車を最後に、蒸気機関車の使用を停止 7/31
東京おもちゃ組合112社、ストロストによる損害賠償請求提訴 (金額914万3,888円) 7/31
石狩丸の起工式行なわれる 7/
青函航路の輸送力増強をはかるため、檜山丸型の旧型貨物船の取替えを進め、すでに空知丸が就航し、第二舶の檜山丸は8月には就航の予定となっており、最後の第三船である石狩丸の起工式がこのほど行なわれた。これらの取替は、現行の船舶は、経年劣化が著しく輸送力も劣るため、近代化計画の一環として49年に決定されたもの
 新型船はいずれも同型船で、全長145メートル、総トン'数4,100トン、航海速力18.2ノッ卜で、貨車搭載量はワム55両といずれも旧船の性能を上回っている。これにより、取替え後は運航回数が現行の30往復から32往復となって、慢性的な輸送力不足による輸送制限の緩和に役立つものとみられている
臨海鉄道の輸送実績まとまる 7/ このほど50年度の臨海鉄道各社の輸送実績がまとまった。このうち、50年11月開業の衣浦、同年10月に国鉄が資本参加した釧路開発埠頭を含めた13社の総輸送量は1,485万7000トンで、前年度の1,505万1000トンと比較して95%の実績となった
50年度各社の輸送実績は、次の通り
  1. 京葉・245万6000トン、98%
  2. 神奈川・291万3000トン、90%
  3. 名古尾・233万5000トン、93%
  4. 苫小牧港開発・144万9000トン 102%
  5. 鹿島・66万3000トン、104%
  6. 新潟・34万2000トン、89%
  7. 水島・119万1000トン、93%
  8. 田・57万9000トン、101%
  9. 八戸・33万5000トン、100%
  10. 仙台・64万5000トン、94%
  11. 衣浦・9万2000トン
  12. 釧路開発埠頭・49万6000トン
鉄建公団の事業計画まとまる 7/
鉄道建設公団では51年度の事業計画がまとまった。事業規模は前年度と大差なく、AB線が37線で延長1,527キロ、総額338億円、CD線が8線で延長320キロ総額302億円となっている
AB線では久慈線(岩手県)、盛線(同)、気仙沼線(宮城県)、鹿島線(茨城県)、北越北線(新潟県)、智頭線(兵庫、岡山、鳥取県)、内山線(愛媛県)の7線区が重点的に進められる。このうち、気仙沼線は路盤工事が終わり、駅舎、ホーム関係の工事も51年度末には完成の予定で、43年には一部で営業を開始しており、これで全線が開通することになる
CD線については、北海道内の紅葉山線、追分線、狩勝線の3線が53年度の完成を目標に工事が進められ、丸森線、小金線、京葉線、岡多線、瀬戸線についても工事がそれぞれ進められることになっている

京急空港線 車両の大型化を実施(18m 級車両導入)し、400形運行開始 8/1
東北本線【CTC化】盛岡〜青森間203.9km 8/2
山陰本線【CTC化】出雲市〜浜田間(88.7km)8/2
札幌.ターミナルピル起工式 8/2
動労が、定期大会で公労委仲裁裁定の完全実施、貨物削減反対などの運動方針を決定 8/2
昭和51度第857回日本国有鉄道監査委員会 8/3
昭和50年度監査報告書について
高木国鉄総裁、摩周丸にて来函、船内を視察し、乗組員と一緒に船員食試食 8/3
西九州地方の築中豪雨による土砂崩れ、線路の冠水、道床の流出などのため4日にかけて国鉄長崎、佐世保、筑肥、松節、唐津線が一部区間不通になった 8/3
昭和51度第858回日本国有鉄道監査委員会 8/5
昭和50年度監査報告書について
青函連絡船、檜山丸(4107t)就航変62便から運航 8/5
本年7月5日に引退した旧檜山丸に替えて就航した貨物船(4,108T、速力18.2ノット)後、客貨船となる
檜山丸 東北地方の集中豪雨で道床の流出、線路の冠水、河川の増水などのため6日にかけて国鉄奥羽、羽越、左沢、陸羽東・西線などが一部区間不通になり、東北、仙石線なども運転規制 8/5
運輸審議会免許答申など 8/5
営団地下鉄13号線(和光市新倉〜東京都板橋区成増間2.2km)、 大阪市地下鉄(守口市大日東町〜同市本町2丁目間 1.8km) の建設認可と東武鉄道小泉支線(西小泉〜仙石河原間3km)の営業廃止を承認
神戸市営地下鉄西神線(新長田〜名谷間5.6km)の試運転始まる。(開業は52年3月を予定)8/6
近鉄布施駅付近の下り線、高架に切り替え。8/8
布施駅 〜 長瀬駅間(約2.4km)連続立体交差化事業により高架化
静岡県内の豪雨で国鉄新幹線、静岡〜三島間が徐行運転、東海道本線沼津〜三島間が一時運転中止。飯田線が土砂崩れのため一部区間不通 8/9
関東地方の雷雨で京成上野駅地下一階が浸水、営団地下鉄千代田線も線路が冠水して一都不通になった 8/10
新潟、山形地方の豪雨で国鉄五能線が一部区間不通、只見線が一時運一転中止になり、蒲原鉄道も一部不通 8/10
新潟地方の豪雨で、14日にかけて總賂の冠水などのため国鉄上越、信越、北陸、弥彦線の一部区間が不通 8/13
新潟地方に豪雨がつづき、土砂崩れなどのため国鉄越後、米坂、飯山線の一部区間不通、新幹線に禁煙車登場 8/15〜16
この措置は、すでに国電や中距離電車では禁煙車となっているものを肱大してほしいという要望にも応えたもので、新幹線ではもちろん、優等列車では初めてのケース
新幹線に禁煙車登場 禁煙車となったのは、東京〜新大阪間を結ぶ「こだま」のうち自由席車両の16号車。実施にあたっては、利用客に対する周知徹底りため、各駅の停止位置や車内のデッキ等にステッカーを貼り、また、アナウンス等により協力を呼びかけることにしている


昭和51度第859回日本国有鉄道監査委員会 8/17
昭和50年度監査報告書について(議決
樽見線、小荷物輸送廃止 8/21
国鉄がまとめた夏(7月20日〜8月22日)の輸送人員は2156万人で前年より4%減ったが、収入は1日平均47億円、50年11月の料金改定で10%増加 8/23
上越新幹線堀之内トンネル(3190m)貫通 8/24
青函連絡船、台風15号青函連絡船遭難者の23回期法要をくり上げ施行 8/25
ロッキード事件、政局の混迷で運賃の値上げが遅れている国鉄が。9月分の減収を補うため人件費約100億円、物件費約200億円、工事費250億円を削減することに決定 8/27
北丹鉄道株式会社清算完了 8/27
青函連絡船、旧空知丸売却 8/28
運賃改定は9月以降に 8/30
国鉄運賃法及び国鉄法改正案が、臨時国会における審議がなされず8月中に成立しなかったことから、で1,600億円の予算不足が生じる事となった
国鉄法改正による政府助成もないため大幅な収入欠陥を生じている
大蔵省は、国鉄に対して、9月分の国庫からの短期借入金の限度額として3,100億円を認めたが、これは、夏期ボーナス支払いのために認めた1,500億円を借り換え分と、一般債務返済用として1,600億円の追加借り増しを行うもので、9月分の経費削減530億円、鉄建公団への返済繰延べ140億円を条件に認めたもので、国鉄としては、9月分の資金繰りのメドをつけるため、経費削減として530億円(人件費100億円、物件費180億円、工事費250億円)の削減を要求されることになった。なお、運賃改定は9月以降にずれ込む予定
運賃値上げの遅れによる国鉄の9月分資金不足に対し、大蔵省からの3100億円短期借入れ決定 8/30
運輸省の予算要求まとまる 8/31
運輸省は、52年度の予算概算要求案を決定し、大蔵省に提出
一般会計は他省所管を含め1兆0434億3385万円で本年度予算に比し14.6%の増となっている。重点要求事項として、国鉄再建、交通藍盤施設等の整備、安全防災と環境保全対策の充実。地方交通の維持確保、新海洋秩序への対応、造船不況対策が盛りこまれている
国鉄関係については、運賃改定等が決定していないため、昨年12月の閣議了解に基づく再建2年目としての政府助成要求にとどまっている
その内容は、下記の通り
  1. 過去偵務の肩代わりとして財政再建利子補給金1,806億1900万円と財政再建貸付金634億5800万円
  2. 工事費補助金|,281億9100万円、
  3. 地方交通線の運営による負担軽減のための特別交付金557億円
  4. 営業線廃止等の施策促進のための特別交付金5億円などとなっている。このほか、工事規模は9,300億円を予定し、そのうち東北新幹線には3,100億円が計上されている
監査報告書運輸省に提出 8/31
国鉄監査委員会が、50年度監査報告書を運輸相に提出。50年度の国鉄財政は営業収入1兆8209億円、同経費2兆7444億円、不動産売却費などを差し引いた純択失は9147億円になり、50年度末の累積赤字3兆1610億円、長期負債6兆7793億円に達した。その原因として、国鉄が社会、羅済情勢の変化に十分対応できなかったことが指摘され、運賃値上げ法案の早期成立、国の助成の拡充、経営の刷新が要望されている
国鉄が、50年度決算報告書を運輸相に提出 8/31
旅客収入1兆3151億円、貨物収入2416億円などで前年度より2495億円の増収だが、人件費、保守費などの増加で9147億円の欠損
線区別営業成績では黒字線は新幹線、山手、高崎線だけ、残る241線はすべて赤字線と報告された
新幹線に新型車両登場 8/ 新幹線に新型車両登場
新幹線車両は、開業当時に製作された360両を含む2,330両が使用されているが、古い車両の置換えを進めていくことになり、53年度末までに一番古い360両について新製車両と置き換えることになった
このほど完成した新型車両の特徴は、窓ガラスの破損防止と取替えの手間を考えて、現在の1,450ミリの幅が630ミリとなり、各座席に1個の窓ガラスとなる
また、ピュフェ車が身体障害者用の車両となり、洗面所、トイレなどが使いやすく改良されている
今夏の輸送概況がまとまり准表された 8/
期間中(7月20日〜8月22日)の人出は主要28線区の下り優等列車の通過人員の合計で2,1%万人となり、前限比は96%となった
長びく不況の影響と全国的な冷夏のために人出が伸びず、前年の人出を下回ったものとみられている。人出のピークはここ数年の間高原化の現象が続いていたが、今年は再びお盆中心のピーク型に戻ったのが注目される
収入については、期間中の一日平均で47億円となり前年より10%増となった。これは、昨年11月の料金改定の彫響によるものとみられている
10月のダイヤ改正を発表 8/
この10月から新製車両の完成、及び東京〜品川間の地下ルート完成に伴う輸送改善を実施することになり、このほどその改正内容を発表
主な改正は、東京発着のブルートレインのうち「はやぶさ」「富士」「出雲」の3往復が24系三段寝台から24系25形二段寝台に置換える他、A寝台車を新形式のオロネ25に置き換える。これは、初のオール個室のA寝台車で定員は14人
また、山口線については、DC 特急「おき」3往復がキハ80系からキハ181系に置き換えられ、新たに捻出された80系の車両により高山線に特急が増発される
総武線についても新しく地下ルートが完成したことにより、快速電車の一部(46往復)が品川まで延長運転され、これにより、東京駅での乗換え客による混雑が多少緩和されるものとみられている
貨物関係についても、全線区を対象に運転実績および輸送効率等を勘案して輸送調整をはかることになり、特急、急行列車は現行214本に対し202本、地域間急行列車等についても見直しがはかられ、列車の格下げ、廃止が行なわれる
この結果、列車キロでみると、旅客1,200キロ、荷物△100キロ、貨物△1万1400キロで合計△1万0300キロとなり、設定キロは客貨合わせて201万7400キロから200万7100キロとなる

国鉄は、7月21日〜8月31日までの「きっぷを正しく買っていただく運動」で、全国で不正乗車4万件を摘発、26億円を増収 9/1
東武鉄道東上本線【駅名改称】坂戸町→坂戸 9/1
北丹鉄道株式会社解散登記。同日閉鎖 9/1
国鉄諮問委、異例の決議 9/2
国鉄諮問委員会(桜田武委員長は、本社で第69回諮問委員会を開き、8月31日に運輸大臣に報告された50年度決算書および監査報告書の報告、当面の資金事情の説明を受けた。この席上、継続審査となっている国鉄法案についても意見交換がなされ、同委員会として、次のような異例の決議を行なった
以下、全文引用
決 議
  •  国鉄経営は、いまや未曾有の危機に直面している。この破綻に瀕した国鉄財政を速やかに建て直すため、「国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案」が第77
  • 回国会に提出されたが、同法案は、継続審査となった
  •  当委員会は、昨年10月の「国鉄再建のための提案」で、運賃法定主義の是正をはじめ、6項目にわたる提言をしたところであるが、現在の混迷状態を見ると、この提言の重要性
  • を改めて確信せざるを得ない
  •  運賃改定ならびに国の助成措置の遅延に伴う減収のため、国鉄では工事経費、物件費の削減等により、ぎりぎりの対処を余儀なくされている
  • このような異常事態が今後とも続けば、国鉄の経営破綻はもとより日本の経済、社会に及ぼす影響は測り知れないものがある
  • 国の基幹的輸送機関である国鉄が、今後とも国民に信頼される輸送機関としてその役割を果たしうるよう、前記の法律案の一日も早い成立を当諮問委員会は強く要請する
横須賀線 サロ110-1200番台新製配置 9/2
国鉄の貨車脱線防止のための予備試験などが北海道の狩勝実験線で始まる 9/2
秋の臨時ダイヤ発表 9/3
サロ110-1200番台
キハ91系DC引退 9/3
昭和42年10月登場、中央西線・高山線の急行として活躍し、キハ181系の試作形ともなったキハ91系だが,故障が多く、この日の高山線「のりくら4号」を最後に全車(1編成11両)が引退
キハ91系
吹田操車場 下り坂ハンプ方向別線尻門型照明鉄塔使用開始 9/3
SL記念列車〈京阪100年号〉走る。9/4
京都〜大阪間の鉄道開通100年を記念して、梅小路機関区に動態保存されているC57−1が牽引する〈京阪100年号〉が運転された。しかし、復路の大阪から京都に向かう列車が千里丘〜茨木間で撮影に夢中になった中学生と接触、死亡するという事故が起きた
機関車は高槻からEF65に交換され、C57はその夜回送扱いで梅小路に戻された
この事故は、蒸気機関車の運転が大都市では最早不可能であることを証明する結果となった
このことから動態保存自体が危ぶまれたが、その後山口線での通年運転の基となった
なお、この事件に関しては、その後死亡した中学生の両親が国鉄を相手に損害賠償を請求したようであるがその後の詳細は筆者の資料不足で判らない
横浜市地下鉄 横浜〜上永谷間開業 9/4
横浜市地下鉄伊勢佐木長者町〜横浜間3.4km、上大岡〜上永谷間2.8kmが開通 これにより同地下鉄は横浜〜上永谷間 11.5kmとなった
【新駅開業】横浜・高島町・桜木町・関内・上永谷 横浜駅 〜 関内駅間で根岸線と並行
狩勝実験線、貨車脱線実験始まる 9/6〜10/12

狩勝実験線(脱線試験)の記録
国鉄が貨車の脱線原因を解明する狩勝実験線での実車走行試験が始まり、10月12日までつづけられた 9/6
公企体基本問題会議、スト権問題の審議を開始 9/6
新幹線東京〜新大阪間、半日運休して地上設備更新、去る3月10日に続くもの 9/8 新幹線東京〜新大阪間、半日運休して地上設備更新
49年10月に示された「新幹線の安全確保に関する恒久対策」に基づくもので、今年度は初めての更新工事
今年度は、7回にわたり工事が予定されており、ロングレール、分岐器、電気転てつ器、伸縮継目、重架線、曲線引余具等の更新が予定されている
国鉄新幹線東京〜新大阪間で、午前中の全列車を運休してレールやポイント、架線などが交換された。2月、3月につづく3回目の工事 9/8
羽越本線【複線化】府屋〜鼠ヶ関 9/8
名鉄 知多新線 台風17号の集中豪雨により不通。10日復旧 9/8
台風17号で大きな被害 9/9〜16
集中豪雨の影響で、新幹線が12日の長良川堤防決壌による岐阜羽島変電所浸水などで運休続きになったのをはじめ、東海道・山陽本線などの幹線や各地のローカル線が寸断、東北・関西本線では脱線事故も
運休本数は3万7、000本余となった。損害130億円以上、減収も100億円あまり、これ以外にも首都圏の私鉄小田急、京王帝都、東急の支線が全線または一部区間で不通になった
国労中央執行委員会、全国戦術委員長会議。仲裁裁定の早期実施にむけて、実力行使など意思統一 9/9
加越能鉄道新湊線 台風で庄川橋梁流失し新湊〜越ノ潟間不通 9/11
台風17号によりダイヤ混乱 9/12〜14
大型台風17号は、九州南方の海上で停滞したのち九州地区から日本海に抜け、14日には函館付近で温帯性低気圧となったが、国鉄の受けた被害は68線区232区間に及び、14日現在でも中国・四国・九州地方を中心に依然として16線区が不通のままとなっている
この台風のもたらした豪雨により、12日、岐阜県長良川の提防が決壊し、新幹線の羽島変電所が2メートルの水につかり機能を停止
このため、14日から運転を再開した新幹線も隣接の変電所からの送電にたよるため、この変電所付近の区間ではスピードをあげられず、10分前後の遅れをだしている。変電所の完全な復旧については、約2ヵ月程度とみられ、ダイヤの完全な回復には相当の時間を必要としている
台風17号による列車ダイヤに対する影響は、新幹線が「ひかり」・「こだま」合わせて819本、在来線旅客列車が1万1721本、貨物列車が1万1362本の運休をだし、減収は旅客・貨物の両部門を合わせて約145億円にのぽり、施設等の被害は130億円に達している
京阪電気鉄道京阪本線 【高架・複々線化】守口市〜門真市間(1.8km) 9/12
第1回アジア交通労組セミナー 9/13〜9/17
北東進した台風17号の強風で、国鉄青函連絡船が一部欠航 9/14
運輸大臣に石田博英氏 9/15
三木改造内閣がスタート。運輸相は三木改造内閣の新運輸相に石田博英氏(61)が就任。「国鉄運賃値上げ実施」を強調 9/12
氏、61歳、三本派。「11月1日から国鉄運賃値上げ実施をめさす」と強調
私と写真 第78回臨時国会開かれる 9/16
京都市電【廃止】姉小路変電所 9/16
賃上げに関して、高木総裁は、各組合幹部と話合いを行ない「仲裁裁定実施にあらゆる努力を尽くす」ことを表明したため、国労・動労は24日に予定していたストを中止 9/18
賃上げに関して、高木総裁は、各組合幹部と話合いを行ない「仲裁裁定実施にあらゆる努力を尽くす」ことを表明したため、国労・動労は24日に予定していたストを中止 国労緊急全国委員長・書記長会議。24・25日ストを延期、29・30日強力ストの方針決定 9/19
政府,国鉄・電電の賃上げ裁定を議決案件として国会に付議すると決定 9/20
国鉄がローカル線の洗い直し 9/20
国鉄は赤字ローカル線対策のため「地方交通線対策委員会」(委員長。天坂基司副総裁)を設けた。現地調査や二重運賃制導入などを検討する
国鉄の賃上げに対する仲政裁定について、政府が「議決案件」とすることをきめ、78臨時国会に提出 9/20
武蔵野線【貨物支線廃止】 北府中〜下河原間廃止 (〜3.8km) 9/20
【駅廃止】(貨)下河原
山陰本線 長門市〜幡生間74・2kmCTC化 9/20
公企体等給与関係閣僚会議、国鉄・電電の仲裁裁定を議決案件として国会附議を決定。公労協抗議して決起集会 9/20
下津井電鉄 児島バスセンター改造工事と合わせた児島駅改良工事完成 9/20
国鉄東金線福俵〜求名間で、一部列車を運休してレールの交換作業が行われ、11月11日までに内房、成田、総武線でも交換される予定 9/21
青函連絡船、自動車航送25万台輸送記念行事を第22便、十和田丸船上で施行(42.6より開始)
42年6月1日から始まった同航路の乗用自動車航送は、10年にして25万台を突破
小田急町田駅ビル完成 9/23
昭和46年秋に着工した同駅ビル(地上11階・地下2階・延65、400u)が完成、3・4階の駅施設のほかは「小田急百貨店」が入居
阪急京都本線 ダイヤ改正で十三駅7号線廃止。京都線の全列車が梅田発着 9/23
昭和51度第860回日本国有鉄道監査委員会 9/24
  1. 最近の労働情勢について
  2. 昭和51年度期中監査について
総評、公労協、労働大臣に仲裁裁定実施を申し入れ 9/24
本社内に地方交通線対策委員会を設置 9/24
国鉄が業者に支払いを延期決定 9/25
財政危機の国鉄は、運輸省と大蔵省は、国鉄の9月末の資金繰りについて協議した結果、大蔵省が国鉄に9月中に融資限度額として認めている3,100億円のワクを拡げないことを決めた
また、大蔵省資金運用部が追加融資を認めず、9月29日に返済期限のくる資金運用部資金の借入金978億円の返済猶予も認めないことを決めたため、月末に支払う工事費、資材購入費など民間業者への支払う予定の400億円を来月に延期して国への返済につとめることになった。これにより、資金繰りは一段と深刻になった、これは、史上初のケース
仲裁裁定の完全実施を要求する国労、動労などの公労協に対し首相が国会で「最大限の努力」を約束。政府と労働側の交渉も前進合意し、29日と30日に予定されていたストが中止された 9/27
デュアルモードバス試乗会 9/27
新交通システムの一つとして、専用軌道はなく、一般道絡もバスのように走れ、騒音も排ガスも出ない車として建設省土木研究所が、49年以来研究してきたデュアルモード・バスが実用化の見通しがつき、土浦郊外の筑波研究学園都市の同研究所で3日間関係者に披露された
公労協、政府と政労交渉。政府、「仲裁裁定実施に最大限努力」「配分は当事者間の問題、政府は関与しない」「完全実施を期す」などを回答。国鉄総裁も「直ちに配分交渉に入る」と組合に言明 9/27
公労協、統一ストを中止 9/28
運輸省、国鉄が、運賃値上げの遅れによる減収対策として工事費、物件費計530億円を削減することをきめ、また大蔵省から400億円の追加融資が認められた 9/29
日豊本線【複線化】東中津〜今津 9/29
運政審、国鉄地方交通線小委を設置 9/30
運輸省は、国鉄再建の熊点となっている地方交通線問題について検討するため、運輸大臣の諮問機関である運輸政策審議会に意見を求め、同審議会委員による懇談会を闘き、小委員会の設置を決めた
函館本線の貨物支線【廃止】東札幌〜月寒間 9/30
函館本線の貨物支線である東札幌〜月寒間2.8kmと月寒駅を廃止。旧千歳線の一部
国鉄新橋地下駅開業 9/30
東京〜品川間地下ルートでただ一つの途中駅、新橋地下駅の開駅式が行なわれた。10月1日から正式に東京〜品川間の運転が始まる
東武小泉線西小泉〜仙石河岸間3キロ(貨物線)営業廃止 9/30
昭和14年4月に利根川から採取された砂利を輸送するため開業したが、近年砂利も枯渇して利用貨物もほとんどなくなり、廃止となった
国鉄2線区貨物営業廃止 9/30
久留里線木更津〜久留里間22.6km
函館本線東札幌〜月寒間2.8km
住友金属鉱山鉄道廃止 9/30
明治26年愛媛県の別子銅山の鉱石・資材輸送のために建設された同鉄道は、わが国初の山岳鉄道といわれるが、昭和48年の銅山閉山後も一部残り、砕石輸送を行なっていた星越〜端出場間8.7kmも、9月10日の台風17号の豪雨により復旧不能で廃止となった。
オレンジ作戦の結果まとまる 9/
オレンジ作戦゛きっぶを正しく買う運動が7月20日から8月末まで進められてきたが、その結果がまとまりこのほど発表された
この期間中に439万件の取扱いにより25億9000万円の収人があり、咋年の時期に較べて約10億円の増収となった。地方局においても、それぞれ運動が進められ、実績の高かったのは東京南局、千葉局、東京北局、東京西局、新潟局の順となっている
高千穂線 高森トンネル工事が一時中断 9/


総武線快速電車を品川へ延長 10/1
総武地下鉄線を延長する形で、東京〜品川間6.8kmの東海道別線を使用開始・総武快速の一部が品川まで乗り入れ。
名鉄 キハ8,000系気動車 1D様画像提供
特急「はやぶさ」「富士」「出雲」にA寝台全車個室の寝台車使用開始 10/1
名鉄DC〈北アルプス〉が特急に私鉄車両の国鉄乗入れ特急は初めて。10/1
同時に〈ひだ〉も増発、高山本線の特急は4往復
詳細・・・
名古屋鉄道神宮前〜富山地方鉄道立山間特急気動車「北アルブス」1往複新設(高山線経由,飛典古川〜立山間季節連転),名古屋〜高山間特急気動車「ひだ」2往復増発(内1往復飛騨古川まで季節運転)
ダイヤ改正、貨物300本削減を中心とした減量ダイヤ 10/1
国鉄が新造車両 234両を投入したダイヤ改正を発表 10/1
国鉄の構内旅客営業料金と広告料金を17%引上げ 10/1
貨物輸送量の減少で国鉄の貨物列車300本を削減 10/1
函館本線【支線廃止】東札幌〜月寒(貨物線)【駅廃止】月寒 10/1
久留里線 【貨物営業廃止】 木更津〜久留里(22.6km) 10/1
山陰本線(長門市〜幡生)74.2km CTC化 10/1
国労の組合員数25万0,457名に 10/1
東武鉄道 小泉支線・仙石河岸線【廃止】西小泉〜仙石河岸間 10/1
京都市電・京都市営バス・京阪バス・京都バス・京都交通・阪急バスの京都市域共通回数券制度を創設 10/1
弘南鉄道大鰐線 自動閉塞化 10/2
国鉄再建について 衆院運輸委および本会議において継続審査を議決 10/5
国鉄再建について 第78臨時国会衆院・運輪委で審議再開 10/5
社会党(現・社民党)・公明党・民社党(現在は解党、一部は民主党)国鉄再建案を発表 10/6
東北、関東地方の地震のため国鉄東北、常磐線、営団地下鉄大の内、銀座、千代田線が一時ストヅプ 10/6
西鉄、筑豊電気鉄道,熊本市営、茨木交通の運賃が20.8〜47.3%の値上げ 10/6
0系新幹線、小窓の22次車(1000番台)車量搬入 10/7
国労を中心とした総評グループ、政策推進労組会議【政権会議】発足 10/7
16単産および全国民労協により発足。橋本・堅山代表世話人ら選出
共産党、国鉄再建案発表 10/7
国鉄再建について国会の附帯決議 衆院運輸委 10/8
衆議院運輸委員会(中川一郎委員長)は、9月29日に開会され、連合審査、公聴会を含めて法案審議が進められ、三木首相も出席して質疑がなされ、運賃改定の実施期日を法案公布の翌日にするなどの成立の遅れに伴う一部修正をしたうえ、賛成多数で可決され、参議院に送付された
名鉄蒲郡線【駅名改称】 洲崎→こどもの国 10/10
国鉄値上げ衆院で可決 10/12
約50%運賃値上げ関連法案は参院へ送付。自(自民党)社(社会党〈現・社民党〉)民(民社党)3党共同提出による国鉄経営改善のため政府と国鉄の積極策を求める付帯決議がついている
国鉄関係法案、衆議院本会議で可決 10/12
狩勝実験線で実施されていたボギー貨車脱線実験が終わる 10/12
根室本線の狩勝実験線で実施されていたボギー貨車、脱線実験は、予定どおり消化し12日、延べ20日間にわたる脱線実験を無事終了
今回の実験は、技術課題のテーマでもある貨車の脱線防止こついて、走行時と脱線時の各種データを収集し、ボギー貨車の脱線原因を追究し、ボギー貨車用シミュレーションの完成をはかろうとするもの
この日の最終実験では、「著しく大きい軌道狂いに対する走行安全性の倹討」というテーマのもとに、試験編成による50キロ前後の速度からの突破テストが繰り返され、延べ20日問、突放回数は約120を数えた貨車脱線実験も無事終了
104回の鉄道記念日、各機関で表彰式等実施 10/14
本社を始め各地方機関で定期表彰式や記念行事が実施された
本社では、高木総裁、天坂副総裁ら多数の列席昔の中で表彰式が行なわれ。今年の受賞者は、鉄道顕功章6氏、下山賞8氏、片岡賞4氏で、それぞれ高木総裁より表彰状が手渡された
また、功績章受賞者は全国で2万3000人を越え、全国各地の機関で表彰式が行われた
鉄道記念日に際して、準鉄道記念物に指定 10/14
7号機関車 熱海市田原本町11-1熱海駅前
国鉄再建法案の審議は、参議院本会議で開会、石田運輸大臣の趣旨説明およびこれに対する野党4党の質疑か行なわれ、委員会に付託 10/15
寝台車の車掌捕(列車ポーイ)廃止 10/15
国鉄合理化の一環として、1900年(明33)の列車給仕以来、寝台車客のサービスにあたって来た車掌補を廃止。この間、職名は乗客掛、乗務指導掛・乗務掛、車掌補・乗務掛と変遷した
京浜急行電鉄【高架化】北品川駅〜青物横丁駅間 10/15
【新駅開業】新馬場 北馬場駅・南馬場駅の統合による
東急田園都市線 【延長開業】すずかけ台〜つきみ野(2.3km)【全線複線化】完成 10/15
7月9日、国鉄新幹線三島駅で起こった「こだま。運転士の腹痛置き去り発車はウソで、運転士が故障車両を点検中にドアが閉まり。自動発車して無人のまま約13km走ったことが判明 10/16
国鉄新幹線に窓をこれまでの半分以下にした小窓の新車がデビュー、51年度中に147両を取り替える計画 10/17
江ノ電が注目されるきっかけになったテレビドラマ「俺たちの朝」が日本テレビ系にて放映開始 10/17
国鉄が車両修繕費等の削減を決定 、列車の間引き運転等を発表 10/18
6月1に予定していた運賃改定が大幅に遅れ、工事費、物件費の削減等。必要経費ねん出を行ってきたが、車両修繕費やリネン関係などの業務委託費の削減を行うことを決定
車両修繕費の削減により、各工場での検査・修繕業務に支障をきたすため、一部の線区で11月中.下旬から通勤・貨物列車の減車と間引き運転実施すると発表
減車、運休等により来年3月末までに約60億円の節減になるものの、利用客へ与える影響が大きいため、各管理局で削減、運休の対象列車を慎重に検討することにしている
業務委託等についても、ひじカバーの取付け中止、雑誌・石けんの備付け中止、車両等の清掃回数の削減により来年3月末までに約50億円の節減を予定している
東海道本線【高架化】笠寺〜熱田間 10/18
参議院運輸委員会が開会され、国鉄再建法案の審議が開始 10/19
審議は、地方公聴会、連合審査、中央公聴会も含めて精力的に続けられており、臨時国会の会期末である11月4日には委員会における採決、本会議での採決により法案の成立を予定している
東北、北海道地方の豪雨と強風のため21日にかけて国鉄日高、池北、五能線が一部区間不通になり、青函連絡船も一部欠航 10/20
蔵王トンネルが全通 10/21 蔵王トンネルが全通
東北新幹線で最長の蔵王トンネル (延長11.21キロ)が貫通し、高木総裁も出席して貫通式が行なわれた
蔵王トンネルは宮城県と福島以の県境に位置する長大トン'ネルで、昭和46年12月に着工して以来、4工区に分かれて工事が進められていたが、自然災害等で苦労を重ね、約4年10ヵ月で全通した
蔵王トンネル建設工事は技術的なヤマ場を越え、残余部門の掘削や下水、通路を含む路盤工事や軌道工事を進めることになり、52年度内に完成予定
運政審、国鉄地方交通線小委員会開催 10/22
運輸省は、9月30日に設置した、第1回の国鉄地方交通線小委員会(委員長:八十島義之助東大教授)を開催
12月中旬までに何らかの形で意見をまとめ、来年度の予算編成、国鉄の再建計画の施策にもその内容を盛り込んでいくことで検討を進めることになっている
委員は、次の15氏
  • 秋山竜(空港ピル相談役)
  • 石原周夫(前開発銀行総裁)
  • 大木穆彦(朝日新聞論説委員)
  • 角本良平(交通評論家)
  • 林敬三(自治大理事長)
  • 東光晴(法大教授)
  • 岡田清(成城大教授)
  • 岡野行秀(東大教授)
  • 国友弘康(バス協運賃委員長)
  • 柴田護(前本四公団副総裁)
  • 深草克巳(民鉄協会理事長)
  • 宮崎仁(経企庁顧問)、
  • 山口茂夫(日本オイルターミナル専務)
  • 山川明吉(営団地下鉄副総裁)
‘新幹線ウソつき事件’で理事辞任 10/22
高木国鉄総裁は、石沢応彦新幹線総局長・常務理事の辞表を受理。7月9日、三島駅を出た〈こだま210号〉が約10分間無人運転の状態になったのをウソの発表で隠した。ことが新聞報道で明るみに出た事件の責任をとったもの。常務理事が任期途中に引責辞職したのは初めて
運輸政策審議会に「地方線問題小委員会」が発足 10/22
上越新幹線塩沢・六日町トンネル(1,025lkm)が貫通 10/25
泰緬鉄道で関係者再会 10/25
太平洋戦争中、軍需輸送路線確保のため日本軍がタイ〜ビルマ間415kmに建設した泰緬鉄道は連合軍捕虜虐待や、敗戦後、日本軍人の処刑など暗い話題につつまれているが、開通33周年記念に、日英米豪の元軍人らが再会。現地には日本から運ばれたC56形SLも残っている。
大阪市営地下鉄2号線(谷町線) 6両編成化開始 10/25
国鉄東海道本線六甲道駅付近が高架化され、9踏切除去 10/26
青函連絡船、救命艇(わかうど)名命式、有川船人澗にて実施 10/28
公共企業体等基本問題会議、当事者能力懇談会 10/28
小田急電鉄「小田急箱根アスレチックガーデン」開設 10/28
大阪市営地下鉄2号線(谷町線) 6両編成化完了。初代20系は御堂筋線へ転出 10/31
国鉄再建についての各党対案 社会党・公明党・民社党・共産党 10/
京阪石山坂本線、国鉄・江若鉄道と共用していた浜大津〜膳所間の三線軌条のうち1本を撤去 10/


国鉄サービスダウン 11/1
駅職員を減らすため,全国の‘みどりの窓口’の営業時間は、当日売りの例外を除いて10時〜17時(従来は5時30分〜23時)に短縮。また経費節減のため特急列車洗面所の石けんや一部のひじカバーなどを廃止。(こちらは22日に復活)
中国高速バス営業概況まとまる 中国高速バス営業概況まとまる 11/1
中国高速線は開業1周年を迎えたが、このほどその輸送概況がまとまった
昭和50年11月1日に営業を開始して以来、この1年の実績は、走行キロ105万キロで1日当たり2,870キロ、輸送人員は28万800O人と予想を上回る数宇となっている。 この好調な原因については、
  1. 大阪方面に直通ルートで行ける
  2. 鉄道に比較して輸送条件が良い
  3. 住民の生活路線として定着した
  4. 高速線沿線にはかなりの観光地をひかえている
などの理由によるものとみられる
紙幣式券売機を導入 11/1
出札業務の省力化に対応して自動券売機が全国的に普及し100キロまでの近距離乗車券の多くが券売機により発売されているが、千円札の使える券売機が主要駅に導入され始めている
  1. 千円札が2枚まで使用可能、
  2. 2,000円までの乗車券が発売可能など改良がなされ、秋田駅などから設置され始めている
紙幣式券売機を導入 また、東京駅では、新幹線の自由席特急券用として、千円札が7枚まで使用可能な券売機が、14台設置され、使用を始めている
自動給電システム使用開始 11/1
高徳線【高架化】栗林駅付近 11/1
東武鉄道東上本線 一部10両運転開始 11/1
第78回臨時国会閉会 11/4
国鉄再建について国会の附帯決議 参院運輸委 11/4
国鉄値上げ関連法案成立 11/4
参院で原案とおり可決。審議中の「国鉄運賃法および国鉄法一部改正法」が参院で可決成立、国鉄運賃は当初予定の6月8日Iより5ヵ月余くれて6日から値上げ、高木国鉄総裁は「減収対策として11月中旬から計画した減車・間引き運転は中止」と表明
日本国有鉄道法一部改正 11/5
法律第七十五号(昭五一・一一・五)国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律
国有鉄道運賃法一部改正 11/5
法律第七十五号(昭五一・一一・五) 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律
国労第117回中央委員会(東京・東交会館)。仲裁裁定を中心とする秋闘の総括。あわせて総選挙闘争、国鉄 再建・民主化へむけての予算編成期のとりくみ方針などを決定 11/5〜11/6
東京都交通労組が、年末手当などを要求して始発〜午前7時の時限ストを行い、都電・都パス・都営地下鉄がスト。プ、約4万人の足が止まった 11/5
国鉄運賃値上げ(旅客50.4%、貨物53.9%)、24年以来、最高のアップ率で2年連続 11/6
旅客運賃55.4%、料金42.6%、貨物58.6(53.9)%と公共企業体発足以来の大幅値上げ
最低運賃は80円で,1〜3kmを60円,4〜5kmを70円に特定
新幹線グリーン車は飛行機より高くなる 11/6
青函連絡船、運賃改正、青函間運賃600円が900円
連絡船グリーン料金 1000円が1500円
寝台料金 1600円が2000円
この値上げにより国鉄離れが顕著になりました
旅客・荷物営業制度を改正 11/6
運賃改定に伴い、一連の営業制度改正も併せて実施された
主な旅客関係の改正点は、次の通り
  • 〔乗継ぎ割引制度の改正〕在来線内の本州内特急と新幹線、北海道・四国内の普通急行を乗り継いだ場合、100キロまでの特定急行料金を割引限度としていたが、今回からすべて半額
  • 〔払いもどし額計算方法の改正〕列車の運転の途中中止により旅行を中止した場合、乗らない区間の運貸を払いもどすことに変更
  • 〔払いもどし手数料の改正〕普通乗車券、定期、回数券等は100円に、指定券については2日前までが200円に、出発時刻までは30%のまま最低額は200円
  • 〔入場料金等の改正〕入場料金は大人が60円、定期入場券(大人)が1,800円になった。手回り料金についても、普通手回り品料金が150円に、回数手回り品料金が4,500円に、定期手回り品料金(1箇月)が2,000円
昭和51度第861回日本国有鉄道監査委員会 11/9
当面の保安問題について
国鉄が運賃値上げ実施により、さきにきめた車両修繕費の削減を中止、休車による列車の短縮を回避 11/9
国鉄青梅線で一部列車を運休して青梅〜御嶽、古里〜奥多摩間を新レールに交換 11/9
天皇陛下の御在位50年を記念して、御料車4種類をカラー印刷した国鉄の記念切符発売 11/10
国鉄の工事費復活 11/12
政府は景気の中だるみをなくし安定成長路線を維持するため、経済対策閣僚会議(座長・井出官房長官)を開き、当面の景気対策を決定
内容は、
  1. 公共事業の促進と冷害、災害対策の実施
  2. 国鉄・電々工事の削減のうち、4,000億円の復活
  3. 政府系中小金融機関の年末追加貸付けワクの拡大などにわたり、これら追加の財政支山は約1兆円に達する
今回の運賃改定の遅れに伴う国鉄の工事費の削減は2,090億円に及んでおり、1,000億円が復活される
その内訳は、東北新幹線工事費の削減分200億円を全面的に復活し、工事の促進と東北地方の冷害対策にあてられるほか、既契約工事の解消分150億円も復活となる。残りの約650億円については、他の合理化・公害対策等の抑制分を中心に、今後協議のうえ決定される
全国の私鉄の払戻し手数料が、国鉄に準じて2〜5倍に値上げ 11/12
国鉄が貨物合理化案 11/15
全国の貨物取扱駅1,600駅と貨物ヤード220方所の約3分の1を廃止、約1万5,000人の職員を減らして貨物部門の収支均衡を図ろうというもの。(高木総裁が記者会見で発表)
国鉄当局の貨物駅大幅削減など1万5,000人合理化提案に対し国労、「力をもって計画の撤回をせまる」と声明 11/16
阪和線 全列車で6両運転開始 11/17
国鉄浜松工場内に超特急専用解体処理工場が完成、新幹線1.2次車解体開始 11/19 新幹線1.2次車解体開始
1964年10月開業以来活躍してきた新幹線1。2次車両360両が廃車ときまり、浜松工場で解体作業開始
浜松工場に新幹線車両解体のための設備が完成し、解体作業が始まった
39年の新幹線開業時から使用されていたもので、現在までに約600万キロを走行しており、新型車両の完成・搬入に伴い廃車作業が始まった
解体は、旧型車両が各編成にばらばらに組みこまれているため、全般検査で入場したさいに、該当車を引き抜く方法がとられ。1・2次車の解体がすべて終わるには、2年程度かかる見込み
年末年始の臨時ダイヤ発表 11/19
この冬の帰省客やスキー・スケート旅客などを対象に運転される臨時列車の運転計画を発表
12月21日から2月末日までの期間中の人出は約2,600万人(対前年比95%)と予想され、3,213本(対前年比81%)の臨時列車を設定している
今回は、運賃改定の直後だけに多少の刊用者減を見込んだものとなっている。設定列車の内訳は、全期間で、新幹線66本、在来線特急849本、急行2,298本の計3,213本となっており、昼行列車の選好率が高いことから昼行列車の増発を中心としている
 この年末年始の臨時輸送のため、例年通り特別な取扱いが行なわれるが、主なものは、次の通り
  1. 1月4日の新幹線「ひかり」は全列車が7号車まで自由席となる
  2. 「とき」・「はくたか」・「ひばり」などが一部期間中、全列車指定席となる
  3. 一部の急行について、寝台車が普通車に、指定席が自由席に変更となるなどである
準鉄道記念物に追加指定 11/19
回転変流機 交通科学博物館(当初は芦屋変電所内)
京阪電気鉄道で初めて駅に点字ブロックを設置(香里園駅)。以後順次各駅に設置へ 11/20
小湊鉄道線 光風台【新駅開業】 11/23
昭和51度第862回日本国有鉄道監査委員会 11/24
  1. 日本国有鉄道会計規程等の一部改正について
  2. 当面の諸問題について
岡山臨港鉄道と新潟交通の運賃が平均54.3、25.8%値上げ 11/24
青梅線 103系電車を投入 11/25
国鉄が、新幹線の騒音・振動障害防止対策処理要綱を運輸省に報告 11/25
東京〜博多間沿線の騒音80ホン以上の民家と70ホン以上の学校・病院など、振動70デシベル以上の民家1万8000戸を対象に、3年以内に防振・防音工事または移転を進めると運輸相に報告
国鉄本社 田口・小林両氏、理事に再任 11/26
新造貨物第3船 石狩丸、日立造船向島工場にて進水式を挙行 11/26
昭和51度第863回日本国有鉄道監査委員会 11/29
投資5箇年計画の策定について
東北新幹線の騒音・振動現場テスト始まる 11/29
運輸政策小委員会で、ローカル線のあり方についての審議すすむ 11/29
国鉄財政再建の一環として、運輸政策審議会においても、地方交通線小委員会(委員長・八十島義之助東大教授)が設置され審議が進められている
すでに経営については、
  1. 経営合理化、補助金等によりそのまま経営を存続する
  2. 民間事業者、地方公共団体と第三セクターを作り経営をゆだねる
  3. 国鉄パスに移行する
  4. 協議により完全に廃止する
の4方式を確認されており、29日には高木総裁を招き、国鉄の立場からの地方交通線対策について意見を求めた
総裁は、「現在地方交通線として区分している、9,200キロは、すでに自力経営できなくなっている
社会福祉対策の立場からも検討をいただき、国からの助成についても考慮をお願いしたい」と述べた
この地方交通線にすべき対象については、委員の中から賛否両論があり、意見がまとまらず、対象線区の基準についての結論は、次回に持ち越された
新幹線若返り工事で運休 11/30
今年度2回目.東京〜新大阪間を中心に79本が運休
首都圏からの電車急行で営業されていたビュッフェが廃止。これで急行ビュッフェは全廃 11/30
50年度の提案優良団体きまる 11/
昭和50年度の提案成績優良団体の選考が終わり、地方機関および現業機関の総裁去彰(6件)、職員局長表彰(12件)がそれぞれ決定
なお、50年度の提案実績は、提案件数は38万1439件(対前年比105%)、採用件数32万2664件(対前年比.110%)となった
新宿駅 東口1階に観光案内センター開業 東口地下1階に群管理システム自動券売機 (C室) 稼動 11/
近鉄北勢線 北大社・麻生田変電所の300kw水銀整流器各1台をシリコン整流器に更新し運用開始 11/


振動規正法が施行 12/1(衆議院のhp参照)
新幹線騒音・振動対策要綱を発表
振動、騒音に対して国レベルの統一的規制が行われることとなったためにとられた措置
国鉄北海道総局組織改正 12/1
45年8月の支社廃止の際に札幌鉄道管理局と支社が合体する形で総局が誕生したが計画管理業務と現業業務の関連が複雑になったため分離することになったもの
 再び札幌鉄道管理局の名称も復活、これにより北海道総局は、札幌・青函・旭川・釧路の4管理局の上部機関として計画管理業務並びに調整業務を行うこととなる
自動車航送料金改正(平均22%値上げ)
3Mまで 5100円が6200円
4Mまで  6800円が8300円
5Mまで  9400円が11500円
5M以上 13000円が15900円
標津線【駅名改称】西別→別海 12/1
標津線の国鉄バスを乗換駅の町名に合わせたもの
山陰本線【信号場開設】相谷信号場 竹野〜佐津間 12/1
西武鉄道 列車無線を安比奈線、山口線をのぞく全線で使用開始 12/1
名鉄名古屋本線【駅移転】岡崎公園前 12/1
志賀高原山の家完成 12/5
第34回総選挙。自民249、社会123、公明55、民社29、共産17、新自由クラブ17、無所属21、国鉄労組組織内候補は16名中15名が当選 12/5
北九州モノレール建設認可 12/6
運輸省は小倉駅〜志井車庫前(小倉南区)間8.7kmの建設を北九州市へ認可。’76年度内に着工
81年4月開通の目標
381系阪和線で試運転開始 12/6
’78年に完成予定の紀勢本線和歌山〜新宮間電化時に、天王寺〜新宮間の特急「くろしお」に投入される予定
運輸審議会、2地下鉄延長に免許認可答申 12/7
蒸気機関車の動態保存続けると決定 12/8
財政難で(年間1億5千万円)などから「53年度限りで打切り」が決まっていた梅小路蒸気機関車館の動態保存が鉄道ファンの強い要望で永久に継続することを決定
国鉄、東北新幹線上野駅設置問題で現地調査 12/8
東北新幹線駅は東京で決まっているが、上野駅にと言う要望が強いため、国鉄は「台東区案」に基づく現地調査を開始、5千万をかけて52年2月までの実施予定であったが、第1回は地元一部反対のため不成功
昭和51度第864回日本国有鉄道監査委員会 12/9
当面の諸問題について
国鉄が、赤字対策として遊休地を活用するため「資産活用懇談会」を新設 12/9
東武鉄道が、特急・急行料金の平均31.5%の値上げを運輸省に申請 12/9
札幌市労連が、期末手当を要求して半日ストを行い、市営地下鉄、市電、市パスが始発〜正午まで全面ストヅプ12/10
小田急電鉄が平均16.2%、西武鉄道が平均16.4%の特急料金の値上げを運綸省に申請 12/10
高松琴平電気鉄道長尾線 ATS設置 12/10
北大阪急行 創立10周年 12/11
新幹線東京〜新大阪間で午前中全面運休して今年5回目のレールなどの交換作業を施行 12/14
東京〜新大阪間は午前中ストップ。76年度3同目
54年度、運輸白書発表 12/14
  1. 海運、造船、航空の困無の増大
  2. モータリゼーションの進展による弊害
  3. 国鉄財政の破局的危機
などが指摘された
「貨物合理化に反対し、国鉄の真の再建をめざす 全国集団行動」(全交運・国労) 開始。全交運・国労、運輸大臣に14項目の申し入れ 12/15
近鉄特急料金値上げ 12/15
大千私鉄の)1番手で平均31.2%このあと各社続々
大手私鉄のトップを切って近鉄が特急料金を値上げ。上げ幅平均31.2% 12/15
昭和51度第865回日本国有鉄道監査委員会 12/16
最近の輸送状況について
武蔵野線でPRC(プログラムド・ルート・コントロール)装置の使用始まる 12/16
国鉄がリニアモーターカーの初の浮上走行実験に成功 12/17
東北新幹線の仙台駅建設始まる 12/17
国鉄に「資産活用懇談会」発足 12/17
国鉄が全国に所有している土地等6万7千HAのうち、遊休地などの有効利用(駅ビル化)などを図るため、その具体的な方法を検討する同懇談会が発足、国鉄側からも高木総裁、高橋常務、篠原常務らが出席し、座長には互選により宮崎仁氏(経済企画庁顧開)を選出、今後月に1回理度の会合を持ち、1年以内に何らかの結論を出し、資産活用による付帯事業収入を期待している
動労が。中央委員会で52年春闘の方針として賃上げ要求は20%程度、ヤマ場に長期波状ストなどを決定 12/17
仙台ターミナルビル起工式行 西武山口線3ヶ月運休 12/17
SL運転やおとぎ電車で親しまれている西部遊園地〜ユネスコ村間(3.6km)。老朽化した可動橋取替えなどのため’77年3月18日まで運休
新幹線の不発弾処理 12/18
浜松駅構内の東海道本線高架工事現場で、太平洋戦争中に本土空襲の米軍機が落とした不発弾を17日に発見。13時から陸上自衛隊による取り除き作業のため新幹線は一部運休。
阪神電鉄本線、姫島〜神崎川左岸館のぼり1.1km高架化 12/19
国鉄が貨物輸送大合理化案決定 12/20
’80年度末までに貨物列車を24%削減、貨物ヤードと取扱い貨物駅を約1/3廃止、78年10月ダイヤ改正時に貨物列車を再編成しようとするもので、具体的には
  1. 輸送実績に合わせて列車走行キロ、本数を各25%削減
  2. 貨物駅の約3分の1、約150駅を集約
  3. 指定ヤードも3分の1に近い約70ヵ所を廃止
  4. 貨車と貨物用機関車を各20%削減
  5. これにより1万5000人を合理化
この大手術で赤字の元凶とされる貨物輸送の収支を均衡させる狙いだが、国労・動労は反対の共同声明を発表し、長期闘争の構え
国鉄の51年度予算で1815億円の追加補正がきまり、工事費1060億円などが復活 12/21
国鉄の年末年始の臨時列車として52年2月28日まで新幹線66本、在来線の特急849本、急行2298本を増発 12/21
久慈線小本トンル(5174m)が貫通 12/21
国労、貨物合理化反対・国鉄経営民主化要求を国鉄本社に申し入れ 12/22
湘南モノレールの運賃が平均26.7%値上げ 12/22
昭和51度第866回日本国有鉄道監査委員会 12/23
今後の貨物営業について
化成品委、報告書を提出 12/23
化学薬品や石油製品などの化成品等の輸送に関する技術的規制事項等について総合的に調査審議するため、本社内に化成品等輸送技術委員会が設置され、審議が続けられてきたが、このほど2年間にわたる審議経過とそれに基づく諸対策が報告書にまとめられ、総裁に提出された
報告書によると、化成品等の取扱いについては、鉄道輸送において国鉄が管理責任を持つ形態となっているため、受託時の取扱い、積込時の確認、荷造包装等の厳正化をはかることとしている。また、車両・コンテナ関係や異常時応急休制についても、それぞれ諸対策をまとめて報告
今後、運転事故防止対策委員会で、さらに諸問題について検討を進めるとしている
高松琴平電気鉄道長尾線 全線の架線電圧を600Vから1500Vに昇圧 12/23
福田内閣発足 12/24
第79同臨時国会が召集され、三木内閣が総辞職し、衆参両院本会議で福田赳夫氏が新たに第67代首相に指名された。同首相は、ただちに組閣工作を進め同日中に第1次福田内閣が発足
なお、運輸大臣には、石田博英氏のあとをうけて田村元氏が起用され、運輸政務次官には、石井―氏が起用された
田村元運輸大臣は三重県2区選出の衆議院議員で52歳。「国鉄再建は国鉄地震の抜本的な方策が先決。運賃値上げはストップしたい」と語る
青函連絡船のシヤワー値上げ 12/25
1969年7月設置以末,3分100円だったシヤワー料金が200円に
伊豆箱根鉄道 三島駅連絡通路拡張工事完成 12/25
地震のため、新幹線が一時、全面運休 12/27
東北本線 盛岡〜目時(〜青森)間CTC化 12/27
特急・急行の料金が平均、東武31.6%、西武16.4%、小田急16.2%値上げ 12/28
国鉄はにわ荘完成 12/29
小榛鉄道が平均30.3%。南部縦貫鉄道30.3%、別府鉄道114.6%、銚子電鉄37.3%の運賃値上げ 12/29
新幹線、雪の影響で混乱 12/31
年の瀬寒波の襲来で、東北から日本海側にかけて大雪、31日には関ケ原付近の積雪の影響(49CMの積雪)で、4本が運休、上下全線とも30〜40分の遅れ、さらに、11時10分頃新横浜〜小田原間で洋ダコの紐が2箇所で引っかかり「ひかり129号」が54分遅れなど全体的に混乱
新幹線設備更新計画きまる 12/
新幹線の地上設備更新は、今年度には7回が計画され、これまでに9月8日、11月30日、12月14日の3回にわたってすでに実施され、ほぼ計画通りに作業が進んでいるが、49年10月の「新幹線の安全確保に対する恒久対策」で示された重軌条化、分岐器等の更換、重架線化等の恒久対策を56年度末までに終わらせるため、52、53年度にそれぞれ年間8回の長大間合を設定して工事を行なうことを決定した
実施日は、以下の通り
  • 52年度、7月14日、9月7日、11月29日、12月14日、53年1月19日、2月2日、同22日、3月8日
  • 53年度 5月24日、6月28日、9月6日、11月8日、11月29日、12月13日、54年1月17日、2月21日
工事の実施日の輸送計画については、今年度の実施方法とほぼ同じで、東京〜新大阪間の「ひかり」・「こだま」とも正午過ぎまで全面運休となる
流山電気鉄道流山線 レールを37kg/mから50kg/mへ交換(3,000m)
洋ダコ「ゲイラカイト」が架線にかかったためと積雪(関ヶ原、帯)により、1月2日まで、新幹線がベタ遅れ 12/31〜1/2

前年度のページ       top      次年度のページ

昭和51年後半 鉄道に関する事件・事故

遅刻を理由に助役つるし上げ、乗客迷惑 7/6
東京駅で検修担当の助役が遅刻、8時半の点呼が出来ずなかったことで、検査掛の職員が仕事を始めず、「ひかり67号」の出発が1時間11分遅れ
 なお、実際には担当助役より20分前に指導権を持つ別の助役が到着しており、約1時間にわたってつるし上げしていたことも後に発覚
三島駅で「こだま210号」が新丹那トンネル内を運転手不在の「無人走行」
当初の発表は三島駅で交替の運転士が腹痛により乗り遅れ、運転台に便乗の運転士がCTC指令の指示により代替を勤めたとしていたが、実際は運転手が出発直前、走行可能な状態にしたまま客ドアの異常点検を行なって結果電車から閉め出されたことと、無人走行に気づいた車両検査掛が「客席に便乗していた」運転士に代替を頼むまで13kmも走行していたことが三か月後の新聞スクープにより発覚した。 7/9
当初は、運転士が腹痛で代理の運転士が運転したとされていたが、10月16日になって内部告発などからうそが発覚
集中豪雨で伊豆急寸断 7/11
集中乗雨で伊豆急寸断伊豆半島を襲った集中豪雨で伊豆急行伊東伊豆急下田間14時に全面ストッブ。12日から伊東〜伊豆熱川間は運転を再開。
<はやぶさ>にクレーン直撃 7/18
5時50分ごろ、名古屋市緑区太島町の東海道本線を約70km/hで走っていた東京ゆき特急<はやぶさ>に、トレーラーに積まれたグレーンのアームがぶつかり,6・8・9・10号車の窓ガラス計19枚が割れ、9号車の乗客3人がケガ。
高松琴平電鉄で約時速30kmで正面衝突 8/1
午前10時20分ごろ高松市松島町の高松琴平電鉄向良横踏切で、高松築港発志度行きの下り電車が、志度発高松築港行き上り電車と正面衝突、双方脱線、海水浴客ら重軽傷210
事故は志度線が全線単線であり、上下電車が今橋駅で交換するダイヤだったにもかかわらず、下り電車の運転士が失念し先に出発した人為的ミスだった。また当時志度線にATSは設置されていなかった。
山陽本線で貨物脱線 8/5
19時57分頃、山陽本線大竹駅構内で、停車中の周防富田発東京貨物ターミナル行き特急貨物1070レ(18両編成)に入換中のコンテナ専用列車が衝突。双方合わせて9両が脱線
 この事故の影響で8/6未明まで、不通となり、上り特急あさかぜ2号などが最高10時間の遅れ、原因は大竹駅の信号指示ミスと操車掛の入換標識不確認
京都駅構内で普通電車に特急が衝突 8/10
19時59分頃、京都駅構内で京都発西明石行き365C普通電車(7両編成)に、回送中の上り特急「あさしお3号」が追突、普通電車の乗客140人中20人が負傷。特急列車の停止した引上げ線は8.3‰の下り勾配であったが転動防止のための制動手配を怠ったため
脱線したまま2kmを走る 8/10
19:20頃、福岡県の日豊本線小波瀬駅を発車した門司港発中津行き557M(8両編成)4両目の前輪が脱線、異常に気がついた乗客が非常コックを動かしたりして行橋駅の手前で急停車したが、この間2km走行
〈ゆうづる〉踏切事故 8/18
8時ごろ、青森県名川町、東北本線刻吉駅構内の自動遮断機つき踏切で、青森ゆきPC特急くゆうづる5号>(12両編成)が大型トラックに衝突。EL全輪が脱線。下り線の復旧に手間どり、特急。急行5本の乗客はバスで青森へ振替輸送。交通渋滞で、トラックが踏切を渡りきらないうちに遮断機が降りたため。
山陽本線三原〜本郷関で、東広鳥発上り貨物列車の7両が脱線、うち5両が転覆し、上下線が〜時不通 8/19
SL〈京阪100年号〉で死者 9/4
東海道本線、京都〜大阪間開業100年を記念するC571号牽引の〈京阪100年号〉を大鉄局で運転、京都〜大阪へ一往復の計画だったが、上り列車が茨木駅近くで小学生をはね、高槻駅で蒸気機関車牽引を打切り。小学生はすぐに近くの病院に運ばれ手当てを受けたが、同日夕方に死亡
当日の牽引機はC571であった
参考 京阪100年号事故 wikipedia
常磐線で脱線 9/4
8時48分ころ、東京都葛飾区の金町駅構内て、武蔵野操車場発蘭端操車場ゆき貨物列車(49両編成)最後部の緩急車が脱線転覆、約3時間不通。
台風17号の影響によりダイヤ混乱 9/9〜13
東北本線塩釜〜松島間で12時10分ごろ豪雨による土砂崩壊があり、そこへ札幌ターミナル発塩浜操行5066特急貨物列車が乗上げて脱線し、同区間は上下線とも10日の19時すぎまで不通
台風17号の影響で関西線の快速電車が土砂崩れに乗り上げ脱線 9/10
台風17号による集中豪雨で長良川堤防が決壊、岐阜羽島の変電所が浸水し、新幹線が全面運休 9/12
新幹線が今年2度目のPCBばらまく 9/19
10時半ごろ新岩国〜徳山間を走っていた名古屋発博多行ひかり41号も故障表示灯に12号車の故障を知らせるランプがついたがそのまま発車、博多到着後再度点検の結果、12号車床下の変圧器の油漏れの跡があり、管理部では小倉・博多両駅で汚染箇所をビニールカバーで覆い、汚染地点のバラストを取除いた
〈明星〉がバックして衝突 9/21
3時25分ころ、福岡県の鹿児島本線東郷駅で臨時停車した西鹿児島。特急23M1〈明星1号〉(12両編成)がバックして、門司発長崎ゆき回送ELに衝突。〈明星〉の最後部が小破、乗客3人ケガ
新幹線作業員が死傷 9/21
0時55分頃、大垣市の新幹線揖斐川鉄橋作業現場ヘレール運搬車が突っ込み、作業員2人死亡。2人重傷。死傷者はレールのパッキング取替え中だった。
新幹線異常横揺れ 9/28
函館本線で貨物列車転覆 10/2
4時28分ごろ、画館本線駒ケ岳〜姫川信号所間で、60km/h制限下り300Rカーブに推定110km/h余りで進入し、五稜郭操車場発、東札幌ゆき貨物列車(41両編成)の最後部緩急車を除く40両が脱線転覆した。3日17時まで不通となり、〈おおぞら〉などは‘砂原線’(海まわりの別線)経由で迂回運転・機関士の居眠りによるスビートの出しすぎが原因。40両の脱線は、’73年2月26日、宇野線宇野駅構内の33両を上まわる記録
新幹線異常横揺れ 10/3
国鉄小海線野辺山、甲斐 間の約10kmに、月末からヤスデの大群が出没。3日 4時16分、小淵沢発野辺山行き臨時列車(2両編成)がスリップして動けなくなり、甲斐大泉で引き返した 10/3
新幹線 新大阪駅構内のATC故障 10/19
列車到着前にドア開放 10/21
常磐線、上野駅手前で電車のドアを開放。(詳細調査中)
普通列車が駅通過 10/30
紀勢本線阿漕駅で普通列車が止まらずに通過 (詳細調査中)
車掌乗せずに発車 11/7
函館本線滝川駅で車掌が乗らぬうちに発車 (詳細調査中)
運転士が勤務忘れ 11/9
総武線西船橋駅で運転士の勤務忘れ(詳細調査中)
外房線御宿駅で特急列車がオーバーラン 11/17(詳細調査中)
国鉄東北本線剣吉駅構内の踏切で、上野発下り特急「ゆうづる」5号が大型トラヅクと衡突して機関車が脱線、上下線が一時不通 11/18
旅客電車があわや衝突 11/30
中央本線国分寺駅構内で信号無視の普通電車が、側線停車中の貨物列車にニアミス
車掌不在のまま発車 12/1
東北本線小牛田駅で車掌不在のまま発車 (詳細調査中)
車掌勤務忘れ 12/1
日田彦山線後藤寺駅で車掌の勤務忘れ (詳細調査中)
新幹線 木曾川鉄橋で妨害事件 12/8
信号無視で脱線 12/10
伊勢線玉垣駅で普通列車が信号無視で発車し、安全側線に突っ込む (詳細調査中)
赤羽線池袋駅で車掌も乗客も乗らないうちに発車 12/16

前年度のページ       top      次年度のページ

昭和51年後半 世相

日本など五ヶ国、国際捕鯨委の決定に基づく52年度捕鯨枠に合意し、協定に仮調印。日本は25%削減 7/1
日航の東京〜札幌、東京〜福岡線にエアバスDC10が就航 7/1
全日空の大阪〜仙台線開設 7/1
警察庁がまとめた上半期(1〜6月)の交通事故による死者は、全国で4632人で前年同期より442人少なく、34年以来初めて5000人を割った。 7/1
全日本海員組合が、本四架橋の建設にともなう船員の雇用対策を求めて瀬戸内海76航路で24時間ストに入ったが、政府との話合いで合意、正午にスト中止 本四連絡橋、神戸〜鳴門ルートの大鳴門橋(淡路島〜鳴門市)の起工式を徳島県鳴門市で挙行 7/2
南北ベトナム統一 ベトナム社会主義共和国成立 7/2
瀬戸内海伊予灘で、カーフェリー「ふたば」(1933トン)がパナマ船籍の貨物船「グレートビクトリー号」(7519トン)と衝突して沈没、乗客ら1人が死亡、4人が不明、6人が負傷 7/2
ロッキード事件で、伊藤宏丸紅前専務が逮捕 7/2
本四架橋、神戸|鳴門ルートの大鳴門橋起工 7/2
イスラエル軍がウガンダのエンデベ空港を奇襲、ハイジャックされたエールフランス機の乗客を救出 7/3
昭和50年簡易生命表(平均寿命/男71.76歳/女76.95歳) 7/3
アテネで乗っ取られ、ウガンダ・エンテベ空港に着陸していたフランス航空機にイスラエル特殊部隊が突入し、犯人全員を射殺する。人質3人、ウガンダ兵20人が死亡 7/4
200回目の米独立記念日 7/4
沖縄県議会、米軍演習場での反対派学生負傷事件に関連し、実弾演習中止等を求める決議を採択 7/6
キャンディーズが「普通の女の子」にと引退を宣言 7/7
日米安保条約に基づく第16回協議委(外務省で)、有事の際に協議する新機関「防衛協力小委員会」を設置 7/8
ロッキード事件、東京地検特捜部が、全日空の若狭得治社長を外為法違反、偽証罪容疑で逮捕 7/8
政令第192号 石油コンビナート等特別防災区域を指定する政令 7/9
郵政省、電電公社が情報処理業者に提供のデータ通信回線使用制限を大幅に緩和する、規準改正を認可 7/9
伊豆半島を中心に集中豪雨。15人死亡 7/11
ロッキード事件。桧山廣丸紅前会長が外為法違反で逮捕 7/13
50年度の「海上保安白書」が発表され、海難救助された船舶は2421隻、216万総トンでこれまでの最大トン数、このうち外国船とくに貨物船の事故が多発。また死者、不明者は419人で48年についで少なかったが、海洋汚染が広がり、経済水域の拡大で漁栗 7/13
水域がせばめられ、水域侵犯などのトラブルが多かった。仙台高裁、弘前大教授夫人殺害事件(24年8月)、那須隆元被告の再審を決定 7/13
総評、第53回定期大会。新議長に槇枝元文氏、新事務局長に富塚三夫氏を選出。 私鉄総連第40回定期大会、団交重視、回答提示後のスト権投票を提起した新年度方針決定 7/15
モントリオール五輪大会での国名呼称問題で台湾が不参加決定の声明発表 7/16
政令第198号 飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行令 7/16
インドネシア、東ティモールを併合 7/17
モントリオールオリンピック開催 7/17〜8/1
新日本製鐵など7社がブラジル鉄鋼石輸入の長期契約に調印 7/17
大阪市南区でビルの隙間に宙づりになっている女性が発見され、消防署がビルの壁を破って救出する。女性はドアと窓を間違え 7/18
運輸省、50年度の「海運白書」を発表。日本の海運は船員費の上昇による国際競争の低下で外国船員を乗せた「仕組船」が増えるなど、船員問題の抜本的対策を進める必要など指摘 7/19
長崎半島に上陸した台風9号のため、日航、全日空、東亜国内航空の国内線も欠航がつづいた 7/19
米バイキング1号火星のクリュセ平原に軟着陸 7/20
タイ駐留の米軍の撤退が完了7/20
東京地裁、外務省公電漏洩事件(47年3月)で、西山太吉元毎日新聞記者に有罪判決 7/20
政令第199号 河川管理施設等構造令 7/20
東京地検が田中前首相を逮捕 7/21
対フィリピン賠償に調印し、第二次世界大戦中の戦争賠償完了(1ドル360円時代から通算した円貨換算で約5200億円、国民一人あたり約5000円の負担) 7/22
トルコが北エーゲ海に石油探査船を派遣する。ギリシアが反発 7/23
ポルトガルで、ソアレス首班の社会党単独内閣が成立 7/23
総評の定期大会が開かれ、槙枝元日教組委員長が議長 7/23
文化財保護審議会が、全国7ヵ所の「重要伝統的建造物群保存地区」を答申 7/23
農林省令第35号 飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令 7/24
農林省令第36号 飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律施行規則 7/24
外交文書第二次公表=戦後軍政をめざした占領軍、新憲法の動き、天皇陛下とマ元帥との会談記録等 7/25
厚生省援発第62号「北海道留萌沖で遭難した泰東丸の沈没位置の調査について」(、厚生事務次官→防衛事務次官)=昭和51.8に調査を実施し、ほぼ泰東丸と認められる沈船を確認⇒三船殉難事件 日本アジア航空の大阪〜台北、東京〜大販〜台北〜マニラ、大阪〜台北〜香港線が開航 7/26
午前8時50分、東京地検がロッキード事件に関し、田中角栄前首相を外為法違反で逮捕 7/27
中国、唐山市を中心にマグニチュード7.8の地震が起こる。死者は約24万人 7/28
23日のトルコの北エーゲ海への石油探査船の派遣で、ギリシアが国連安保理召集を要請 7/29
「私は貝になりたい」の原作者 加藤哲太郎ががんのため没 7/29
建設省令第 9号 石油コンビナート等災害防止法による緑地等の設置に関する省令 7/29
日本共産党第13回臨時大会が開かれる。マルクス・レーニン主義を科学的社会主義と改める 7/30
日本共産党が自由と民主主義の宣言を採択 7/30
トヨタ自工が、乗用車「カローラ」など4車種の一部7万0357台のプレーキに欠陥部品があり。回収侈理することを運輸省に届出 7/30
足尾鉱山鉱毒事件で、群馬県、栃木県、桐生市、太田市と古河鉱業の間で公害防止協定を締結 7/30


カリブ海、トリニダード・トバコが共和制に移行 8/1
ドイツのカーレーサーのニキ・ラウダがF1のレース中に事故を起こし、瀕死の重傷 8/1
田中前首相秘書兼運転手、事件捜査を苦に埼玉県山中で自殺体で発見 8/2
民間労組共同行動会議、8月7日に「民間労組政策推進会」発足を確認 8/2
厚生省令第36号 療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 8/2
全日空の長崎〜対馬線開航 8/3
鬼頭史郎京都地裁判事補が、検事総長の名を語って三木武夫首相に電話をかけ、ロッキード事件への政治介入の言質を引出そうとする(表面化は10/22) 8/4
神奈川県の檜洞沢で吊り橋落下。三九人負傷 8/4
長沼ナイキ基地訴訟で、札幌高裁が1審の自衛隊違憲判決を取り消す 8/5
札幌高裁、長沼ナイキ基地訴訟控訴審で、自衛隊違憲の原判決取消し、住民敗訴の判決 8/5
モスクワ出身のアメリカのチェロ奏者 ピアティゴルスキー(Piatigorsky,Gregor)没 8/6
三木首相、広島原爆死没者慰霊式に出席。9日長崎にも 8/6
広島原爆31周年忌 8/6
福島地検が、木村守江福島県知事を収賄容疑で逮捕 8/6
ウガンダとケニアが国交正常化に向かう 8/7
北海道に苫小牧東部大規模工業基地建設、国の直轄工事として着工 8/7
民間主要17単産書記長会議、労働問題研究会の発足を確認 8/7
長崎の原爆式典に首相で初めて三木首相参列 8/9
ローデシア軍がモザンビークへ侵入し、ゲリラ3000人を殺害 8/10
厚生省(現・厚生労働省)、石田原爆訴訟(7/27敗訴)で、控訴しないことを決定 8/10
パレスチナのゲリラ3人が、トルコのイスタンブール空港でイスラエルのエルフル航空機の乗取りを企てて手投げ弾、機関銃で攻撃し、待合室にいた乗客の日本人1人をふくむ4人と犯人1人が死亡、24人が重軽傷を負い、残る犯人2人が逮捕 8/12
ベイルートのキリスト教徒支配地域に残っていた最後のパレスチナ難民がキリスト教民兵に制圧 8/12
首都高速道路の通行料金が20%値上げされ、普通車300円(現行250円)、大型車600円(50C円) 8/12
首都高速道路の東京湾岸線1期分(東京大田区大井埠頭〜江東区有明13号地間、2.8km)が開通、大田〜江東区が「東京港トンネル」(1.3km)で結ぼれた 8/12
自由人権協会、台湾出身の中国人元日本兵に対する補償を政府に訴える方針を決定 8/13
厚生省、政府管掌健康保険の50年度決算を発表、保険料収入減と医療給付費増で312億円の赤字 8/14
日本武道館で全国戦没者追悼式(天皇皇后両陛下御臨席)8/15
東京地検、田中前首相を、5億円の受託収賄罪と外為法違反の罪で起訴 8/16
労働省令第29号 建設労働者の雇用の改善等に関する法律施行規則 8/16
フィリピンのミンダナオ沖でマグニチュード7.8の地震が起こり、5000人から8000人が死亡 8/17
ソロモン諸島戦没者遺骨収集団出発(9.14帰国) 8/17
田中前首相釈放、保釈金二億円 8/17
社会党、選挙管理内閣樹立、選挙後革新連立内閣樹立の二段階構想を発表 8/17
韓国、板門店米兵殺害事件が発生 8/18
福田・大平ら自民六派、三木おろしの挙党協結成 8/19
自民党反主流派が挙党体制確立協議会を結成 8/19
太平洋沿岸航路の7社、11航路の運賃が、平均旅客23.2%、自動車航送21.2%の値上げ 8/19
東京地検特捜部が、元運輸政務次官の自民党代議士佐藤孝行をエアバス導入延期の請宅を受け、現金200万円を受け取った受託収賄罪の疑いで逮捕 8/20
ロッキード事件で元運輸政務次官佐藤孝行が受託収賄の疑いで東京地検に逮捕 8/20
夏の高校野球で、桜美林高が優勝する。東京のチームの優勝は60年ぶり 8/21
東京地検特捜部が、元運輸相の自民党代議士橋本登美三郎をエアバス導入延期の請宅を受け、現金数百万円を受け取った受託収賄罪の疑いで逮捕 8/21
福島市の県道で、観光パスがプレーキ故障を起こして山はだに衝突、乗客ら46人が重軽傷 8/22
インドでパスが貯水池に転落、少なくとも乗客84人が死亡 8/23
南アフリカのヨハネスバーグで、黒人のスト派と就労派が衝突し、36人が死亡 8/23
エジプト航空機(乗客96人、うち日本人観光客28人、乗員6人)が、リビア人ら3人のゲリラに乗っ取られてルクンール空港に着陸、犯人グループは、エジプトこ逮捕されているリピア人政治犯の釈放などを要求したが、結局エジプト政府に投降、企員無事 8/23
国土庁、都心からの大学移転促進企画発表 8/23
安楽死国際会議、東京紀尾井町のホテルで開催 8/23
マリアナ諸島戦没者遺骨収集団出発(9.13帰国) 8/24
フランスのシラク首相が解任 8/25
運輸省が調べた50年度末の自家用乗用車の保有台数は全国で1713万4000台で、10年前に比べると約8倍の増加、都市圏では7人、Z3世帯、地方では6.1人、1.8世帯に1台のマイカーがあり、地方の伸び率が高いことがわかった 8/25
ロッキード事件で行政の姿勢を  問われる運輸省に「運輸行政総点検本部」新設 8/25
 「ペッパー警部」でピンクレディーがデビュー 8/25
オランダのデンオイル首相が、ロッキード事件に関与した女王の夫君ベルンハルトの全公職辞任を公表 8/26
ソ連本土(モスクワ・カザン・ダンボフ・キルサノフ・モルミャンスク)墓参団出発(9.3帰国) 8/27
自治省令第26号 危険物保安技術協会に関する省令 8/27
瀬戸内海航路フェリー5社、6航路の運賃が、旅客17.6〜36.8%、自動車航送9.1〜35.1%値上げ 8/28
阪神高速道路の沿線住民が、国と阪神高速道路公団を相手に損害賠償を提訴
国道43号(第2阪神国道)と阪神高速道路の沿線住民が、国と阪神高速道路公団を相手に、
  1. 騒音、排ガスの環境基準を超えた自動車の走行差止め
  2. 阪神高速道路大阪〜西宮線の建設中止
  3. 過去、将来の損害賠償
を要求して神戸地政に提訴。国道に対する公害裁判は全国で初めて

東亜国内航空の宇部〜大阪線が休航 9/1
日航の福岡〜ソウル線開航 9/1
今年の北方領土墓参団に、ソ連は慣例を破って「ビザを取れ」と我が大使館に通告 9/3
米国、1948年の外交文書公表⇒ソ連封じに腐心するとともに、マッカーサー元帥らによる、講和後の日本の非武装化、中立を望む沖縄島民の予備軍化構想等がわかる 9/4
北海道大野町でバスと乗用車が衝突、乗客ら1人が死亡、34人が負傷 9/5
函館空港にソ連のミダ25戦闘機が強行着陸、搭乗のベレンコ空軍中尉がアメリカへの亡命を希望 9/6
全日空の乗客が開業以来1億人に到達 9/6
米軍厚木基地周辺の住民が国を相手取って夜間飛行禁止と騒音被害の損害賠償要求の訴訟を横浜地裁に起こす 9/8
中国共産党の毛沢東主席が死去。中国政府はソ連、東欧諸国などの弔電受け取り拒否 9/9
函館に着陸したミグ25のパイロット、ベレンコ中尉がアメリカ亡命のため離日 9/9
東名高速道路も、豪雨による土砂崩れ、冠水などのため東京〜厚木インター間が上下線とも一時交通止め、空のダイヤも13日まで国内線の欠航がつづいた 9/9
日本ビクター、VHS方式の家庭用VTRを10月上旬から販売すると発表 9/9
台風17号で長良川が決壊し、岐阜県安八町が水没 9/9
イギリス航空機(乗客54人、乗員9人)とユーゴのイネックス・アドリア航空機(乗客108人、乗員5人)が。−ゴのザグレブ市近くの上空で衝突、176人全員が死亡。空中衝突事故としては史上最高の死者数 9/10
橋本元運輸相、佐藤元運輸政務次官が、口ッキード本件に関する受託収賄の疑いで起訴され、同日保釈 9/10
豊後水道で、タンカー「菱洋丸」(5万2157トン)の船体が二つに折れたが、乗組員は全員救助 9/11
ブリジストンの創始者 石橋正二郎没 9/11
台風17号の集中豪雨で、長良川が69時間にわたって警戒水位を越え、岐阜県安八町の右岸の堤防が80メートルにわたって決壊し、安八町と墨俣町のほぼ全域が浸水 9/12
総評、中立労連「ロッキード汚職追及、国民のくらしを守る9.12集会」(東京・明治公園) 9/12
アメリカ風際開発局のチャーター機(乗客6人、乗員2人)が、マニラ東方の山中に墜落、フィリピン駐在日本大使館員ら8人全員が死亡 9/13
総理府統計局、総人口の8.1%が65歳以上と発表、高齢化社会の加速を示唆 9/14
三木内閣改造内閣発足 9/15
日本近距離航空の運賃が、平均28.4%値上げ 9/16
ポスト毛沢東をめぐる権力闘争が本格化するなか、盛大な毛沢東追悼大会 9/18
中央高速自動車道西宮線の長野県耽ヶ根〜伊北間(24.6km)が開通 9/18
広島高裁、大正四年の強盗殺人事件で、加藤新一元被告の再審請求を認める 9/18
運輸相が「航空黒書」を出し、羽田の老朽化を指摘 9/20
トルコ航空機(乗客147人、乗員7人)が、トルコのイス・りレタ南方で墜落、154人全員が死亡 9/20
航空審議会が、第3次空港整備5ヵ年計画(51−55年度)の基本方針として 9/21
  1. 空港周辺の環境対策、
  2. 地方空港の拡充、
に重点をおくことを強調、運輸相に答申
秋の全国交通安全運動が始まり、老人と子ども、自転車利用者の事故防止などを重点に30日までつづけられた 9/21〜30
ボルネオ、タラカン島に元日本兵約14名が生存との情報があったが、後にニセ情報と判明 9/22
三木首相、国会のロッキード事件究明に協力を表明 9/24
法務省がまとめた上半期(1−6月)の日本人の海外渡航者は、前年同期より14.5%多い136万人、外国からの入国者も15%多い40万人になった 9/25
霧降高原有料道路(栃木県日光市〜塩谷郡粟山村、16.3km)開通 9/25
政令第248号 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律施行令 9/25
ノーベル化学賞を受賞したスイスの化学者 ルジチカ(Ruzicka,Leopold)没 9/26
政令第252号 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律施行令 9/28
公労協、統一ストを中止 9/28
川崎市議会が、全国初のアセスメント条例案を可決 9/29
東京都内の法人、個人タクシー業者が、6大都市のトヅプをきって平均26.5%の運賃値上げを運輸省に申請 9/29
川崎市議会、全国初の環境アセスメント条例を可決 9/29→52/6/1施行
労働省令第38号 障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則 9/30


運輸省が、第3次空港整備5ヵ年計画(51〜55年度)として、空港周辺の環境対策のほか、ローカル空港のジェット化、滑走路の延長などを決定 10/1
秋の全国交通安全運動が終わり、警察庁がまとめた期間中の死者は全国で273人と前年より10人減り、34年につぐ少ない記録 10/1
神奈川県三浦市が、全国初のヨット・モーターポート税を創設 10/1
建設省令第13号 河川管理施設等構造令施行規則 10/1
作家 武田泰淳、没 10/5
中国、午後8時ごろ、華国鋒党第1副主席、葉剣英副主席らが、政治局常務委員拡大会議召集を口実に、四人組の王洪文、張春橋、姚文元を北京中南海の懐仁堂に呼び寄せて逮捕する。同時に毛沢東未亡人の江青(62)も自宅で逮捕する。1966年以来の文化大革命が終了(12日公表) 10/6
タイで軍部によるクーデター 10/6
福岡、熊本、佐賀、鹿児島、秋田、山形、新潟プロックのパス運賃が最高29.8%の値上げ 10/6
1980年から小学校の算数の「集合」が廃止されることが決まる 10/6
鉄鉱労連、電機労連など16単産が政策推進労組会議を結成 10/7
外務省で開かれていた日米航空交渉は、主張対立のまま結論が出ず52年の次回交渉に持ち越された 10/8
日本海沿岸、瀬戸内海航路のフxリー6社、8航路の運賃が17.6〜31.3%値上げ 10/9
ロイヤル小林が、WBC世界J.フェザー級チャンピオン 具志堅用高、WBA世界J・フライ級王座に 10/10
中国で、王洪文、江青ら四人組の逮捕が公表 10/12
宇都宮徳馬、ロッキード事件など腐敗体質を理由に議員辞職願を提出(28日、辞職) 10/12
太平洋クラブが、クラウンライター・ライオンズ 10/12
最高裁、財田川事件(25年)で再審を決定 10/13
アメリカ民間会社のチャーター貨物機(乗員3人)が、ポリビアのこ・ルトロンピージョ空港を離陸直後サンタクルス市の中心街に墜落、乗員のほか地上の学童ら約100人が死亡 10/14
財政特例法成立 10/15
巨人、前年度の最下位からセ・リーグ優勝 10/16
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律(昭和51年法律第73号)10/16
大蔵省令第26号 昭和51年度の公債の発行の特例に関する法律第2条の規定により発行する国債の発行等に関する省令 10/16
第5回国際航空宇宙ショーを航空自衝隊入間基地で開催、世界8ヵ国の新鋭76毅が展示され、24日まで一般公開 10/17
稲葉法相、衆院特別委でロッキード事件の中間報告、灰色高官18人と発表 10/18
全林野労組と患者38人ら、自動のこぎり使用による白ろう病多発の傷害罪で林野庁前・現長官を告発 10/19
福田・大平・園田が都内のホテルで密約を交わし、福田を総裁にすることで一致 10/20
濃霧のため羽田空港の発着が一時不能になり、日航、全日空、東亜国内航空の国内、国際線104便が欠航 10/20
トルドー、カナダ首相来日「日加経済協力大綱」に調印 10/20
自民党の挙党協、三木総裁の退陣要求を宣言 10/21
鬼頭判事補偽電話事件表面化 10/22
判事補・鬼頭四郎がロッキード事件で検事総長の名を騙り三木首相にニセ電話していたと発覚
中国の全報道機関、華国鋒首相の党主席就任と「四人組」の陰謀を摘発公表 10/22
政令第280号 振動規制法施行令 10/22
中国、華国鋒が主席に就任 10/24
鈴鹿サーキットで初のF1レースが行われる 10/25
災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第74号)10/26
韓国出身の軍人軍属の遺骨送還(22柱) 10/28
酒田市大火(山形県酒田市中心部)。焼失面積22.5ha・焼損棟数1,774棟・被災者3,300人 10/29
政府が77年度以降の防衛計画の大綱を決定 10/29
総務長官、「昭和」後も元号制度存続と表明 10/29
大蔵省令第28号 連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則 10/30
天皇皇后両陛下、日本記者クラブと初の公式記者会見 10/31
日本ビクター、家庭用VHSビデオテープレコーダ1号機、HR-3300を発売 10/31


法務省、衆参両院ロッキード事件問題調査特別委員会に「灰色高官」18人の肩書きを提出 11/1
二階堂進福永一臣ら灰色高官五人を公表 11/2
アメリカ大統領選挙(第39代)で民主党のジミー・カーターが当選 11/3
カーターが米大統領選勝利 11/3
水産外交強化等を要求する日本の漁業を守る会中央総決起集会、約1万人が参加し東京の芝公園で開催 11/4
国鉄運賃・電報電話料金値上げ法案と、国家公務員等に関する給与関係五法案成立 11/5
防衛費をGNPの1%以内とすることを決定。 11/5
国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律(昭和51年法律第75号)11/5
国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第76号)11/5
一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第77号)11/5
特別職の職員の給与に関する法律及び沖縄国際海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律(昭和51年法律第78号)11/5
防衛庁職員給与法の一部を改正する法律(昭和51年法律第79号)11/5
裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第80号)11/5
検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第81号)11/5
婦人問題企画推進会議、雇用面での男女差別を廃止、年金制度確立などの意見書を首相に提出 11/6
在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第82号)11/6
電話料金の度数料7円が10円に値上げ 11/7
国連総会が、南アフリカの政治犯釈放、武器禁輸など非難決議10案を採択 11/9
政令第289号 私立学校振興助成法施行令 11/9
シリア軍を中核とするアラブ平和維持軍がレバノン全土に進駐を開始 11/10
日本武道館にて天皇在位50周年祈念式典 11/10
総理府令第58号 振動規制法施行規則 11/10
自治省令第31号 危険物保安技術協会の財務及び会計に関する省令 11/10
日航乗員組合が、会社側の乗員養成計画を不満として部分ストを行い、国内6路線35便が欠航 11/11
新古典主義作曲家 ピストン(Piston,Walter)没 11/12
政府が景気対策として、削減されていた東北新幹線など国鉄の工事関係費100O億円を復活 11/12
藤沢市に東急ハンズ一号店が開店 11/12
衆議院法務委員会で、ロッキード問題調査特別両委が検事総長の名をかたったニセ電話事件で鬼頭史郎京都地裁判事補を証人喚問 11/12
ブラジルのアマゾン川中流のヴルプ川にパスが転落、乗客38人が死亡 11/14
ソ連のブレジネフ書記長が、ベオグラードでチトー大統領と会談 11/15
フランスの俳優 ジャン・ギャバン(Gabin,Jean)没 11/15
建築基準法の一部を改正する法律(昭和51年法律第83号)11/15
中小企業事業転換対策臨時措置法(昭和51年法律第84号)11/15
郵便貯金法の一部を改正する法律(昭和51年法律第85号)11/15
成田知巳社会党委員長が、総選挙後の保革連合政権を示唆 11/16
公衆電気通信法の一部を改正する法律(昭和51年法律第86号)11/16
ユーゴを訪問中のブレジネフ書記長とチトー大統領が、ユーゴスラビアの非同盟路線再確認などの共同声明を発表 11/17
市内電話料金が値上げになり、1度7円が10円 11/17
国文協、五四年度に共通一次試験導入と結論 11/18
茨城ブロック4社、長崎ブロック5社のパス運賃が9.8〜37.3%値上げ 11/19
アメリカとルーマニアが長期貿易・経済協力協定に調印 11/21
スペインのバレンシア近くで列車とトラヅクが衝突、乗客14人死亡、日本人2人を含む27人が重軽傷 11/23
郵便切手類売さばき所及び印紙売さばき所に関する法律の一部を改正する法律(昭和51年法律第87号)11/24
政令第295号 特定商取引に関する法律施行令 11/24
通商産業省令第89号 特定商取引に関する法律施行規則 11/24
日航客室乗員組合が、年末一時金の会社回答を不満として指名ストを行い。国内5路線15便が欠航 11/25
揮発油販売業法(昭和51年法律第88号)11/25
ケニアのダラジャニ付近で、東アフリカ鉄道の夜行列車が脱線転覆、乗客12人以上が死亡 11/29
ビルマ遺骨収集打合せのため吉江庶務課長が訪緬(12.4帰国) 11/29
ソ連国営アエロフロート航空機(乗客・乗員72人)が、モスクワのシXレメチ、ボ空港付近で墜落。全員死亡 11/29
ゼリア新薬工業、丸山千里が開発した制癌剤丸山ワクチンの新薬認可を厚生省に申請 11/29→丸山ワクチン


全日空の東京〜山形線が開航、ローカル空港にジェット機が初就航 12/1
日航乗員組合が、新乗員計両の実施に。反対してストに入り、国内線7路線33便が欠航、さらに3、4日にも24時間部分ストをつづけ国内線、国際線の60〜90%が欠航 12/2
環境庁、トキの保護で人工繁殖推進を決定 12/3
イギリスの作曲家 ブリテン(Britten,Benjamin)没 12/4
第34回衆議院議員選挙が行われ、自民党が保守系無所属8人を加えてようやく過半数を得る 12/5
警察庁がまとめた昨年の交通事故の全国死者が9004人になり、前年同期より955人少なかった 12/6
インド戦没者遺骨収集団出発(12.12帰国) 12/6
ワルトハイムが国連事務総長に再選 12/7
三木首相、自民敗北の責任をとり辞任を表明 12/7
11月の倒産史上最高=全国企業倒産(負債総額1000万円以上)は約1600件、負債総額は約3400億円(民間信用調査機関発表) 12/8
東北自動車道の宮城県泉〜古川間(29km)が開通、埼玉県岩槻〜古川間(36jlkm)が結ばれた 12/9
ソ連(現ロシア)200海里漁業専管水域設定を布告。〈200海里時代の始り) 12/10
5代目・古今亭今輔、没 12/10
ベトナム労働党第4回大会が開催され、ベトナム共産党と改称 12/14
岐阜県議会が、収賄容疑の平野三郎知事の不信任案を可決 12/14
日経連、「賃金問題研究委員会報告」。来春闘の賃上げは6%前後と主張 12/14
スペインで、スアレス政治改革案に対する国民投票が行われ、圧倒的多数が支持 12/15
リビアでフィリピン政府とモロ民族解放戦線の和平会談 12/15
イランのブダダッド空港ピルで爆弾が爆発し3人が死亡、日本人3人を含む多数が重軽傷 12/15
運輸省と環境庁が、乗用車の排ガス53年度規制について窒素酸化物の排出許容限度値を決定
走行1km当り0.48グラムとし
  1. 国産新型車は53年4月、継続生産車は54年3月から、輸入外車は52年1月までタナ上げ
  2. バス・トラヅクは現在より15%削減し、新型車は52年8月、継続生産車は53年4月から実施する
などを決定
東京の多摩地区のタクシー69社が、平均27.71%の料金値上げを運輸省に申請 12/17
三木首相が退陣を正式表明 12/17
国鉄がリニアモーターカーの初の浮上走行実験に成功 12/17
国連加盟20周年記念式典挙行(東商会館、財団法人日本国連協会) 12/18
俳優 進藤英太郎、没 12/18
中央自動車道西宮線の山梨県韮崎〜小淵沢間(23.9km)が開通 12/19
東京製鐵株式会社が2基の平炉を閉鎖する。日本の平炉はすべてなくなる 12/20
 一等1,000万円のジャンボ宝くじ発売 12/21
全日本フィギュアスケート大会で渡部絵美が優勝し、史上初の6連勝を達成 12/21
全日空の福岡〜福江線が開航 12/21
政令第322号 財形住宅債券令 12/21
文部省令第36号 産業教育振興法施行規則 12/21
フランスのリョン近くのローヌ川にパスが転落、乗客の身障児ら17人が死亡 12/22
水田三喜男、没 12/22
天皇在位五〇周年記念百円の硬貨の引き換え開始 12/23
エジプトの客船「パトラ」が、サウジアラビアのジ。ダ沖で火災を起こして沈没、乗客120人が不明 12/24
第79臨時国会召集。福田内閣成立 12/24
東京の多摩地区と千葉,埼玉,神奈川県下のバス20社の運賃が平均18.1%値上げされ、乗入れの東京都営パスも新運賃に合わせて引き上げられた 12/24
自治省令第35号 特別交付税に関する省令 12/24
東北自動車道の日光バイパス(栃木県宇都宮〜日光市間、24.7km)が開通 12/25
東京行きのエジプト航空機(乗客46人、乗員9人)が、タイのパンコクのドンムアン空港に着陸前付近の紡績工場に堕落、日本人乗客7人、スチュワード2人を合む55人全員が死亡、工楊の従業員18人が死亡、20人が重軽傷 12/25
沼津市の繁華街で雑居ビルが火災を起こし、有毒煙で15人が死亡する。放火であることが判明 12/26
ソウル高裁が、民主救国宣言事件控訴審で金大中、尹普善らに懲役5年の判決 12/29
伊藤忠商事と安宅産業、合併覚書に調印 12/29
韓国で、金芝河に懲役7年の判決 12/31
人口動態統計発表。離婚件数が史上最とわかる 12/31
都はるみの 「北の宿から」が第18回レコード大賞 12/31
総選挙で自民党大敗<追加公認でようやく過半数、この混乱の責任をとり三木首相退陣 12月

前年度のページ       top      次年度のページ

昭和51年 テレビ番組

クイズダービー/徹子の部屋/男たち旅路/欽ちゃんのどこまでやるの!/大と買い/赤い運命/桃太郎侍/日曜美術館/カックラキン大放送/スターどっきり(秘)報告

アニメ まんが日本昔ばなし/母をたずねて三千里/大空魔竜ガイキング/ゴワッパー5ゴーダム/UFO戦士ダイアポロン/マシンハヤブサ/新ドンチャック物語/超電磁ロボ コン・バトラーV/ピコリーノ物語/グロイザーX/ブロッカー軍団W マシーンブラスター/マグネロボ ガ・キーン/キャンディキャンディ/まんが花の係長/UFO戦士ダイアポロンU/ポールのミラクル大作戦/ドカベン/まんが世界昔話/リトル・ルルとちっちゃい仲間/ろぼっ子ビートン

昭和51年 CM&雑誌

わかるかなぁ、わかんねぇだろうナ/ただよし、野菜ウント食べなきゃ、だめじゃなきゃあ/ゆれるまなざし/まだお厚いのがお好き/どっちがトクかよーく考えてみよう。/ラッタッタ/♪みんな悩んで大きくなった
ハワイのアグネスラム人気爆発

昭和51年  漫画

まことちゃん(某図かずお)/東大一直線(小林よしのり)/博多っ子純情(長谷川法世)/火の鳥・望郷編(手塚治虫)/こちら亀有公園前派出所(秋元治〈山止たつひこ〉当初山止たつひこのペンネームを使っていた。現在も連載が続く長寿マンガ?)

昭和51年 流行歌

およげ!たいやきくん北の宿から/横須賀ストーリー/ペッパー警部/木綿のハンカチーフ/岸壁の母/わかって下さい/あばよ/もう一度逢いたい/青春時代//俺たちの旅/山口さんちのツトム君/ビューティフルサンデー/あの日にかえりたい/俺たちの旅/あなただけを/あばよ/めまい/パールカラーにゆれて/春一番/夏に御用心/どうぞこのまま/オーマリヤーナ/想い出ぼろぼろ/針葉樹/メランコリー/東村山音頭/ラブ・イズ・ブラインド/ジョリーン/ソウル・ドラキュラ/ロックン・ロール・ラブレター/ダンシング・クィーン/マスカレード ダニエル・ブーン、同年田中星児/トランザムがカバー「ビューティフル・サンデー」
都はるみ「北の宿から」
岸壁の母(二葉百合子)
春一番(キャンディーズ)
ペッパー警部(ピンク・レディー)
S・O・S(ピンク・レディー)
わかって下さい(因幡晃)
あの日にかえりたい(荒井由実)
木綿のハンカチーフ(太田裕美)

ファンタジー(岩崎宏美)
横須賀ストーリー(山口百恵)
パールカラーにゆれて(山口百恵)
夏にご用心(桜田淳子)
山口さんちのツトム君(川橋啓史/斎藤こず恵)
君よ抱かれて熱くなれ(西城秀樹)
針葉樹(野口五郎)
俺たちの旅(中村雅俊)
あなただけを(あおい輝彦)
落葉が雪に(布施明)
あばよ(研ナオコ)
東京砂漠(内山田洋とクール・ファイブ)
まちぶせ(三木聖子)
志村ケンの全員集合 東村山音頭(志村けん)
セクシー・バスストップ(浅野ゆう子)
恋人試験(松本ちえこ)
なごり雪(イルカ)

昭和51年 映画

犬上家の一族/はだしのゲン/愛のリコーダ/風立ちぬ/ガンバレ!ベアーズ/キングコング/オーメン/カサンドラクロス

日本国有鉄道史

国鉄があった時代 一緒に語ろう

こちらから簡単にアクセスできます

年代別

blackcat写真館

blackcat写真館

blackcatブログ

鉄道ジャーナリストblackcatのアメーバーブログです。随時更新

blackcatブログ

国鉄があった時代ブログ

鉄道ジャーナリストblackcatの元祖gooブログです。内容はかなり硬派です。随時更新

国鉄があった時代ブログ

日本国有鉄道 労働運動史

日本国有鉄道 労働運動史Hatena blogです。主に労働運動を中心に社会学的視点から検討するblog、6日に1回の更新を目標としています

日本国有鉄道 労働運動史

blackcatブログ

鉄道ジャーナリストblackcatの鉄じゃない話アメーバーブログです。鉄道とは一切関係なし、少しみんなが元気になってくれればと毎日更新にチャレンジ中

鉄道ジャーナリストblackcatの鉄じゃない話

blackcat(kato.y)のブログ

鉄道ジャーナリストblackcatの新しい挑戦、blackcatの文庫箱です。鉄道とは一切関係なし、時々、小説風のライトな読み物などをアップしています

blackcatの文庫箱