明治36年 鉄道ニュース
阪鶴鉄道 福知山南口駅を福知駅に改称
詳細な年月不明
(北陸線)【駅移転】長浜 旧駅は現在の長浜鉄道記念館である 1/1 画像wikipedia
紀和鉄道【駅名改称】名倉→高野口 1/1
関西鉄道【開業】天王寺 〜 博覧会 貨物営業開始、3月1日旅客営業開始、8 〜 9月に施設撤去 1/5
【延伸開業】官設鉄道 国分(現在の隼人)〜横川(現在の大隅横川) 1/15
【新駅開業】嘉例川、横川富士馬車鉄道【開業】大月〜谷村間。軌間610mm 1/17
東海道本線【信号所開設】川上信号所 程ヶ谷〜戸塚間 足柄信号所 小山〜御殿場間 1/20
東海道線時刻改正 1/20新橋〜神戸間「急行」列車の運転時間を約1時間30分短縮し、1・2列車山陽鉄道時刻改正 1/20
(食堂車付)を15時間、3・4列車(寝台車、食堂車付)を1・2等編成の15時間20分運転
直行列車を3往復とする
新橋〜大垣、新橋〜名古屋、新橋〜浜松、新橋〜静岡、静岡〜神戸、浜松〜神戸、名古屋〜神戸間各1往復の長距離列車を運転京都〜下関間「最大急行」305・318列車(食堂車付、神戸以西下り11時間30分、上り11時間20分運転)【宇品線】 【駅開業】比治山(初代)1/20
「急行」(寝台食堂車付)3往復、大阪〜糸崎間下り2本上り1本
広島〜大阪間上り1本、広島〜下関間1往復の長距離列車を運転
九州鉄道時刻改正 1/20門司〜八代間4往復(最速7時間20分運転)関西鉄道【複線化】天王寺〜湊町間 1/29
門司〜長崎間4往復(最速8時間45分運転)
長崎〜八代間2往復
早岐〜三角間1往復
門司〜宇佐間8往復運転
名古屋電気鉄道【延伸開業】久屋町(旧・県庁前)〜千種間 1/31
名古屋電気鉄道【延伸開業】久屋町 〜 西裏間 1/31
官設鉄道【延伸開業】大月〜初鹿野間(11.3M≒18.19km) 2/1笹子トンネル完成 【新駅開業】笹子、初鹿野(現在の甲斐大和)関西鉄道【駅名改称】 高宮→加佐登 2/1
丹南鉄道【駅名改称】 福知山南口→福知 2/1
南海鉄道【新駅開業】 博覧会門前 難波〜天下茶屋間(仮8月31日まで営業 2/25
高野鉄道【駅名改称】勝間→阿部野(現在の岸里玉出)2/26
2. 3等定期乗車券を設ける 2/
回数乗車券を記名式とし、家族と使用人の使用認む 2/
北海道官設鉄道釧路線【延伸開業】白糠〜音別 【新駅開業】音別 3/1
関西鉄道【支線開業】 天王寺〜博覧会間 3/1
【新駅開業】博覧会駅紀和鉄道【新駅開業】長田臨時停車場 3/7
王寺〜今宮間にも博覧会付属乗降場を開設。第五回内国勧業博覧会開催に伴う
豊川鉄道 【駅名改称】 大海→長篠 3/15
山陽鉄道 尾道〜多度津間および岡山〜高松間連絡航路開設 3/18
平井晴二郎、鉄道作業局長官心得に就任 3/19
紀和鉄道【延伸開業】和歌山(現在の紀和)〜南海連絡点、南海鉄道の紀和連絡点 〜 和歌山市駅間 3/21
南海鉄道【延伸開業・全通】紀ノ川〜和歌山市間。【駅廃止】和歌山北口 3/21 紀和連絡線【延伸開業】和歌山市〜紀和鉄道和歌山(現在の紀和)間宇都宮軌道運輸【延伸開業】西原町〜材木町間、西原町〜鶴田間 3/22
3/21
山陽鉄道大阪〜下関聞直通2往復増発、6往復とする(36年7月廃止) 3/25
古市公威.鉄道作業局長官に就任 3/31
東海道本線【新駅開業】石山 4/1
日本鉄道(豊島線)【延伸開業】池袋〜田端間。品川線板橋〜目白間【新駅開業】池袋・大塚・巣鴨 4/1日本鉄道品川線→【改称】山手線【信号所→駅】池袋信号所→池袋横川〜軽井沢間にアプト式を採用 4/1
九州鉄道【貨物支線開業】方城分岐点〜方城【新駅開業】(貨)方城 4/1
上武鉄道【開業】寄居〜波久礼間 4/2
北越鉄道【仮停車場新設】鯨波 4/15
中国鉄道【仮停車場開業】法界院仮停車場 4/18
九州鉄道 【貨物支線開業】 莇原〜柚ノ木原【新駅開業】(貨)柚ノ木原 4/18
北越鉄道 【新駅開業】羽生田 4/19
北海道炭礦鉄道【新駅開業】白石 4/21
北海道炭礦鉄道【貨物駅→一般駅】志文 4/21
東武伊勢崎線【延伸開業】加須〜川俣間。当時の川俣駅は利根川南岸にあった 4/23
阪鶴鉄道【新駅開業】 花畑仮停車場 池田〜中山間 4/30
山陽鉄道京都〜下関間「急行」1往復に2等寝台車連結(2等寝台車のはじめ)5/1
南和鉄道【駅名改称】掖上→壺阪、葛→吉野口 5/15
山陽鉄道が播但鉄道を買収 6/1
岩村電気鉄道株式会社設立。その後岩村電気軌道株式会社に改称 6/1
官設鉄道【延伸開業】初鹿野〜甲府間(16.8M≒27.04km) 、(八王子〜甲府間開業)5往復4時間運転 6/11【新駅開業】塩山、日下部(現在の山梨市)、石和(現在の石和温泉)、甲府奥羽南線【延伸開業】舟形〜新庄間 福島〜新庄間。3往復最速6時間43分運転 6/11
都留馬車鉄道【延伸開業】小沼 〜 下吉田間 6/12
佐野鉄道【延伸開業】佐野連絡所(吉水 〜 佐野町間)〜 佐野間 6/17両毛線(当時日本鉄道)佐野駅に連絡(北陸線)【新駅開業】小舞子仮停車場 6/20
江之島電氣鉄道【延伸開業】片瀬〜行合(現・七里ヶ浜)間 6/20【新設停留所】龍ノ口(たつのくち)・中原・土橋・神戸橋(ごうどばし)・谷戸・満福寺前・腰越・袂ヶ浦・日坂(にっさか)・谷沢・七里ヶ浜・峰ヶ原・田辺・行合橋(ゆきあいばし)南筑馬車鉄道株式会社設立 6/22
上武鉄道【駅名改称】 田中→武川 6/24
北海道鉄道 (初代) 函館(現五稜郭)〜森間および山道〜小樽中央(現小樽)間開業 6/28【延伸開業】本郷〜森 【新駅開業】大沼、宿野辺、森
【延伸開業】山道(然別〜銀山間、現在廃止)〜然別
【新駅開業】山道
【延伸開業】蘭島〜小樽中央(現・小樽) 【新駅開業】塩谷、小樽中央
山陽鉄道「最大急行」305・318列車を大阪〜下関間とし神戸以西下り11時間55分運転とする 7/1
東海道本線 【複線化】鷲津〜豊橋間 7/6
函館馬車鉄道(1904年(明治37年)4月29日とも(函館馬車鉄道)【廃止】海岸町〜亀田 間 7/8
土佐電気鉄道設立 7/8
日本鉄道時刻改正 7/11上野〜青森聞直通列車2往復を約2時間短縮、最速20時間30分運転。上野〜一ノ関、上野〜福島、福島〜尻内、白河〜盛岡、一ノ関〜青森、盛岡〜青森間運転。北陸本線【新駅開業】小舞子 7/11
海岸線 上野〜仙台間、前橋線上野〜前橋間各1往復の停車駅を減じ、それぞれ9時間15分、3時間運転とする
江之島電氣鉄道【延伸開業】行合〜追揚(現在廃止)間 【新設停留所】追揚(おいあげ) 7/17
阪鶴鉄道【駅廃止】花畑仮停車場 8/1
三重県 宮川電気により、余剰電気の有効活用を目的として本町〜二見間7.6kmで電車の運行を開始 8/5
東京電気鉄道(後の東京都電)より17日、大阪市電より1か月早い開業で、日本で7番目となるものであった南筑馬車鉄道【開業】羽犬塚 〜 福島間 8/8
富士馬車鉄道【延伸開業】谷村〜小沼間 8/14
房総鉄道【新駅開業】三門 8/16
北海道官設鉄道・北海道炭鉱鉄道時刻改正 8/21手宮〜落合、手宮〜滝川・岩見沢〜士別間各1往復、岩見沢〜旭川間2往復直通運転。手宮〜室蘭間1往復、停車駅を減じ6時間35分運転北海道炭礦鉄道 手宮 〜 室蘭間に急行列車が運転開始 8/21
日本鉄道上野〜青森聞直通2往復に1等寝台・2等食堂車を連結 8/21
東京電車鉄道 新橋〜品川駅前間、市内電車運転開始 8/22
(東京における路面電車営業の初め)京都鉄道 八橋(現・浦安)〜御来屋間開業 8/28
(山陰西線)【延伸開業】御来屋〜米子〜境(現・境港)間 8/28
【延伸開業】御来屋〜八橋間(11.0M≒17.70km)
【新駅開業】下市、赤碕、八橋(現在の浦安)
天塩線 旭川〜名寄間全通。2往復運転 9/3【延伸開業】士別〜名寄官設鉄道【延伸開業】横川〜吉松 【新駅開業】栗野、吉松 9/5
【新駅開業】多寄、風連、名寄
都留馬車鉄道【延伸開業】小沼〜上吉田間 9/11
花園橋 〜 築港桟橋間で大阪市電開業。日本初の公営電気鉄道 9/12
第一期線として築港線【開業】花園橋〜築港桟橋(日本初の市営電車)東武伊勢崎線【新駅開業】須影 9/13
奥羽北線【延伸開業】秋田〜和田間 10/1
玉川電気鉄道が資本金40万円で設立 10/4
川越馬車鉄道が川越電灯を合併10/21
鹿児島市電気局 吉井町(後、下吉井)〜田主丸町(後、田主丸)間で筑後馬車鉄道営業開始 10/25
三井鉱山専用鉄道 荒尾駅への連絡線開業
関西鉄道【支線廃止】天王寺〜博覧会間 11/1【駅廃止】博覧会駅、博覧会付属乗降場阪鶴鉄道【駅名改称】福知山南口→福知 11/1
九州鉄道 【駅名改称】本山→岩屋 11/1
奥羽南線 中川【新駅開業】 11/3
北海道鉄道【延伸開業】 森〜熱郛 11/3
【新駅開業】石倉、野田追、山越内、八雲、黒岩、国縫、長万部、二股、黒松内、熱郛畿内電鉄(関東側発起人)と京阪電鉄(関西側発起人)が京街道沿いに鉄道敷設の機運が起こり、両者折衝の結果社名を畿内電鉄として、軌道条例で敷設の特許を申請 11/9
市会で「市街鉄道に対する方針確定の件」を議決。市内交通機関市営主義の確定 11/16
官設鉄道と関西鉄道との名古屋〜大阪間における競争再燃激烈となる 11/21
九州鉄道 【貨物支線開業】目尾分岐点〜目尾 【新駅開業】(貨)目尾 11/28
(山陰西線) 熊党駅(現・伯耆大山駅)開業 12/1
. 南筑馬車鉄道【開業】福島 〜 山内間 12/1
東海道本線【複線化】 金谷〜堀ノ内間 12/7
河南鉄道 【延伸開業・全通】滝谷不動〜長野(現在の河内長野) 12/12
九州鉄道 【延伸開業・全通】久保田〜莇原 【新駅開業】小城、別府 12/14
官設鉄道【延伸開業】甲府〜韮崎間(8.1M≒13.04km) 12/15
【新駅開業】竜王、韮崎小倉鉄道 発起人により仮免状申請 12/15
東海道本線【複線化】岐阜〜長良間、【信号所を開設】岐阜〜穂積間に長良信号所
(山陰西線)【延伸開業】 倉吉〜八橋(現・浦安)間(9.7M≒15.61km) 12/20
【新駅開業】由良、倉吉九州鉄道【旅客営業開始】大隈〜上山田 【貨物駅→一般駅】下山田、上山田 12/20
豊州鉄道【延伸開業】川崎〜添田(2.2M)【新駅開業】添田(初代) 12/21
川越馬車鉄道【社名改称】川越電気鉄道 12/23
(祐徳軌道)軌道敷設特許 12/23
北海道官設鉄道釧路線【延伸開業】音別〜浦幌 【新駅開業】浦幌、厚内 12/25
(博多湾鉄道)仮免許状下付(宇美〜吉井間)12/26
呉線【延伸開業】広島〜呉間 6往復58分運転 12/27呉線【開業】海田市〜呉【新駅開業】矢野、坂、天応、吉浦、呉平井晴二郎長官心得に就任 12/28
日本鉄道会社 山手線【複線化】新宿〜池袋間 12/
山陽鉄道【複線化】海田市〜広島間 12/
金辺(きべ)鉄道 免許失効 12/
夏季通風のため、1等車の車窓のヨロイ戸を金網戸とカーテンにかえる
汽車製造会社製4輪連結タンク機関車4両を購入
岩村電気鉄道株式会社設立。その後岩村電気軌道株式会社に改称
高浜信号所(旧東小倉付近)〜南篠崎信号所・北篠崎信号所(南小倉付近)間が開通
鉄道関連事件、事故 明治36年
世相 明治36年
大阪・中之島に関西で初の大阪ホテル、完成 1/4
横山大観・菱田春草、インド旅行に出発 1/10
清国、「義和団事件」の倍賞支払い不能を宣言 1/18
伊・マルコーニが開発の無線で、米大統領の挨拶を大西洋を隔てた英国王に送信成功 1/19
米国・ブロードウェーでミュージカル「オズの魔法使い」開園、二九三回のロングランに 1/21
米国とコロンビア、パナマ運河建設のヘイ・エラン条約調印(コロンビア議会否決) 1/22
夏目漱石、英国留学から三年ぶりに帰国 1/23 初の教科書事件予審、知事2人ほか8人が有罪(勾引されたもの137人、翌年7月終結) 2/15
露、韓国に京義鉄道敷設権を要求(18日拒否) 2/16
下村観山、日本画家では初の文部省留学生として渡英(12月10日、帰国) 2/21
政友会の伊藤博文、桂首相らと会い政府の財政計画を承認(後に総裁専断の避難起こる) 2/22
小杉天外、読売新聞に「魔風恋風」連載開始 2/25 大阪で第五回内国勧業博覧会を開催(新製品の冷蔵庫に人気。会期中の入場530万人) 3/1
米国で新移民法、施行 3/3
独とトルコ、バグダッド鉄道建設新協定締結(英・仏・露の強硬な反対で工事難航)。
大谷光瑞、中央アジア探検から帰国 3/12
警視庁、案内業者(通訳)取締規則を制定 3/17
京都帝大の第二医科大学を福岡市に設立 3/25
伊沢修二、東京に楽石社を設立し、吃音強制・唖者の発音指導に着手 3/26
大阪で開催中の博覧会、四月一日から水曜・土曜・祭日は夜間も開場、と新聞に 3/30
農商務省、産業別の労働状態を詳細にまとめた調査報告書「職工事情」を刊行 3/31 羽仁もと子、雑誌「家庭之友」を創刊 4/3
黒岩涙香・幸徳秋水・内村鑑三・堺利彦ら「万朝報」に反戦論を執筆 4/8
露、期限が来た第二次満州撤兵を履行せず 4/8
箱屋殺しの花弁お梅、一六年間の刑期を終えて東京の市谷監獄を出所 4/10
小学校令を一部改正、国定教科書制度となる 4/13
露、清に七項目の満州撤兵条件を提示(27日、清は拒絶し撤兵履行を要請) 4/18
露で革命運動参加のユダヤ人迫害事件。政府は偶発事件と発表(多数のユダヤ人、米国へ) 4/19
桂・伊藤・小村・山県、京都で露対策を協議 4/21
露が上海で700トンのビスケットを注文し、戦争準備ではないかとの評判、と新聞に 4/26英国王、パリ訪問。英仏友好の気運高まる 5/1
東京の日比谷公園、新造営完成し開園式 6/1
足尾銅山鉱毒被害者代表三〇人、上京して桂首相や一木法制局長官に面会を請う 5/4
第18特別議会召集 5/8
大山巌参謀総長、露と即刻開戦の意見書提出 5/12
露、旅順で1万4,000の兵力増強(砲台築造や艦隊集結演習、20日清との条約破棄決定) 5/17
河口慧海、チベット探検から帰国 5/20
軍艦「操江」、測量中に根室沖で沈没、乗員全員が死亡 5/22
第一高等学校生の藤村操、「巌頭之感」の一文を残し、日光の華厳滝に投身自殺 5/22
初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」、開場式 5/24
パリ−マドリード間自動車レース開催 5/25
関西美術院の前身、洋画研究所を京都・聖護院長の浅井忠宅に創設 6/2
セルビアで国王アレクサンダルと王妃ドラガがクーデターにより暗殺 6/10
東京帝大法科の戸水寛人ら七博士、対露軟弱政策反対の建議書を提出(七博士事件) 6/10
法律第1号 鉄道敷設法中改正法律 6/11
明治二十七年法律第十号(鉄道比較線路決定ニ関スル件)中改正法律 6/11
露・クロパトキン陸送一行、来日(28日離日) 6/12
日立山と二代目梅ケ谷、横綱に昇進 6/13
米国・フォード社、一二人の株主により設立 6/16
法律第3号 災害地地租延納ニ関スル法律 6/16
法律第4号 度量衡法中改正法律 6/16
法律第5号 粗製樟脳、樟脳油専売法 6/17
法律第6号 鉄道敷設法中改正法律 6/17
法律第7号 事業公債条例中改正法律 6/17
法律第8号 台湾事業公債法中改正法律 6/17
法律第9号 日本勧業銀行法中改正法律 6/17
法律第10号 農工銀行法中改正法律 6/17
法律第11号 耕地整理法中改正法律 6/17
法律第12号 地租条例中改正法律 6/17
スイス、ムッソリーニを警察監視のリストに 6/19
御前会議、満韓問題で日露交渉開始と協定案を決定(8月12日、京提案を露に提出) 6/23 露が建設の東清鉄道、正式に開通 7/1
日本体育会、初めてローラースケートを導入 7/3
天皇、伊藤博文に枢密院議長を要請(13日就任、14日西園寺公望が政友会総裁に) 7/6
露、極東に二個師団を派遣 7/12
露、鴨緑江森林監督者と竜岩浦土地租借契約 7/20
東京鉱山監督署、足尾銅山に鉱毒除外命令 7/21
学生が結成した歌劇研究会、東京音楽学校で「オルフェイス」を上演(日本語歌劇の初め) 7/23 頭山満・神鞭知常ら、対露同士会を結成し、露の満州撤兵要求を決議(会長・近衛篤麿) 8/9→玄洋社
日本初のマキシム機関砲を搭載の河川警備用砲艦「宇治」、呉海軍造船廠で竣工 8/11
露、旅順に極東総督府を設置 8/12
中央大学の前身、東京法学院が専門学校令で改称(20日日大、25日明大、29日法大も) 8/13
米国・ルーズベルト大統領、独占資本に対しシャーマン半トラスト法の発動も辞さずと言明 8/19
小村外相、韓国に露との竜岩浦租借契約を拒絶するよう要請(27日、受諾回答) 8/26
露・ウィッテ蔵省失脚、満韓武力進出は台頭 8/29 米国、初の法的認可自動車プレートを発行 9/1
露、清国への七項目要求を撤回、新要求を提出 9/6
陸軍、糧秣廠を宇品に、被服廠を大阪に設置 9/7
白馬会油絵展覧会で黒田清輝の二点ほか六点の裸体画が警察から陳列差し止め、と新聞に 9/19
日本初の営業バスが京都市内を走る 9/20
永井荷風、米国留学へ出発(24日、翻訳したゾラ作「女優ナナ」刊行) 9/22
内村鑑三、「万朝報」に非戦論の四回連載開始 9/24
京都・祇園の芸妓・加藤ゆき、米国富豪のモルガンに落籍される(翌年1月、結婚渡米。)9/30 初の常設映画館、東京・浅草の電気館が開場 10/1
米大リーグ、第一回ワールドシリーズ開幕 10/1
東京の白木屋が陳列式にして新装開店 10/1
英でパンクハーストら、女性社会政治連盟(WSPU)結成 10/3
小村寿太郎らによって日露交渉が開始 10/6
露軍、奉天省城を占領(第三次撤兵不履行) 10/8
内村鑑三・堺利彦・幸徳秋水ら、日露開戦論に傾いたとし朝報社を退社 10/12
ロシア、東洋艦隊の増強急ぐ、と新聞に 10/16
露、竜岩浦に砲台を築き日本人の上陸を禁止 10/17
東郷平八郎、常備艦隊の司令長官に就任 10/19
ハルビンの露兵8,500人、南下開始 10/31 パナマ、米艦の援護でコロンビアから独立し共和国を宣言(6日、米国が独立を承認) 11/3
横須賀などに海軍工廠設置の条令を公布 11/6
操縦機能をもった仏の飛行船、飛行距離55キロの記録を達成 11/12
幸徳秋水・堺利彦ら、週刊「平民新聞」を創刊。即日一万部を売る 11/15
米国、パナマと運河地帯永久租借の条約締結 11/18
第一回早慶対抗野球試合、東京・三田で開催 11/21
「大阪朝日」10万、「万朝報」「報知」8万など、14万部の「二六新報」が他社の発行数を公表 11/26
ハワイに日本人会誕生、島民の半数日本人に11/30 露軍艦、韓国・仁川に集結 12/4
第19議会召集 12/5
韓国・仁川の日本居住民有志大会、時局打開には最後的手段しかないと外務省へ打電 12/7
衆院開院式で河野広中議長帰巣の内閣弾劾を含む勅語奉答文可決(11日、衆院解散命令) 12/10
キュリー夫妻、ノーベル物理学賞を受賞 12/10
米国のライト兄弟、三六メートルの初飛行に成功 12/17
河原操子、蒙古・喀喇沁(カラチン)王室の教育係に着任 12/21
東郷常備艦隊司令官、旗艦を「三笠」に変更 12/26
戦時大本営条例改正・軍事参議院条令、公布 12/28
第一・第二艦隊を合わせ連合艦隊を編成 12/28
対露戦に備え京釜鉄道に速成の緊急勅令 12/28
閣議、露と開戦の際の対清韓方針(清国は中立維持、韓国は支配下におく)を決定 12/30