明治15年 鉄道ニュース


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神戸〜三ノ宮間複線を上下運転に分けることを廃止し、各1線を旅客列車と貨物列車の専用とした 1/
北海道開拓使廃され、幌内鉄道は工部省に属す 2/18
木道社 敷設工事竣工 2/
新橋〜横浜間14往復中2往復を品川,神奈川停車の「急行」列車とし45分運転(「急行」列車名称のはじめ) 3/1
軽便鉄道の工部省鉱山局釜石鉄道、旅客・貨物輸送の営業を開始 3/1
燃料用の炭焼竃の大半が失火により消失して製鉄所が休止したことに伴い、遊休施設となった釜石鉄道が一般開放され旅客運輸を開始
東海道支線(北陸線)【延伸開業】 3/10
長浜〜柳ヶ瀬間(15M5C50L≒24.25km)、洞道口(仮)(後の洞道西口)〜金ヶ崎(現:敦賀港)間(8M76C16L≒14.4km)
柳ヶ瀬〜洞道西口間は徒歩連絡 【駅開業】木ノ本、中ノ郷、柳ヶ瀬、洞道口(後の洞道西口駅)、刀根(初代)、麻生口、疋田、敦賀
長浜〜柳ヶ瀬急行列車 3/10
木道社【開業】人車による営業開始 3/20
日本鉄道の川口〜前橋間の建設が始まる 4/12
大潮汽船会社、大津〜長浜間汽船連絡を開始 5/1
1日2往復運行
新橋〜日本橋間に馬車鉄道開通 6/22
開業 東京馬車鉄道 6/25
新橋〜日本橋間に営業を開始。後、東京電車鉄道となる 6/25
鉄道局出張所を東京赤坂榎町に置いて、中仙道鉄道建設および日本鉄道会社線の建設および監督の事務を主管 6/25
幌内鉄道 手宮〜幌内聞全通。2往復運転 11/13
【本開業】官営幌内鉄道(札幌〜幌向〜)〜幌内太〜幌内(9M32C。旅客営業は幌内太までの7M06C)
【新駅開業】幌内太、(貨)幌内江別、幌向、岩見沢 (注:各駅ともフラグステーション)
(注;フラグステーション→休泊所、または簡易停車場などと記される事がある。旗が立ててある時だけ停車する場所。乗車人や荷物がある時のみ旗を立てて停車させ、また下車する場合は車掌に申告した。wikipediaから引用)
工部省釜石鉄道 大橋からの列車が雪のため停止ができずに唄貝に留置していた車両に衝突。死傷者を出す事故となった 12/13
木道社 馬車の運行を開始 12/20
臨時列車の料金制定 12/
工部省釜石鉄道全廃 12/
製鉄所の操業停止と官営鉱山閉山による

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鉄道関連事件、事故 明治15年


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世相 明治15年

「陸海軍軍人に賜はりたる勅諭」いわゆる軍人勅諭が発布される 1/4 参照wikisoruce 参考 wikipedia 軍人勅諭
京都に体育演武場開場 1/8
札幌基督教会設立 1/8
フランス人画家ビゴー来日 1/15
大日本山林会設立 1/21
大阪府、旧堺県の和泉・河内・大和の合併に当たり、同地方の鍼灸、水蛭、吸玉による治療の新規開業を禁止 1/23
神官の教導職兼補を廃止 1/24
条約改正協議の第1回各国連合予議会が開催。井上馨外務卿が議長 1/25
東京日日新聞と東京横浜毎日新聞の間で、主権所在論争が起こり加熱 1/
玉島紡績所開業 1/ 日本立憲政党結成。総理は中島信行 2/1
開拓使を廃止し、函館、札幌、根室の3県を設置 2/8
矢野文雄・尾崎行雄・犬養毅ら、東洋議政会を興す 2/12
警視総監と東京府知事が、劇場を10座に制限するなどの劇場取締規則を定める 2/15
明治天皇が、儒教主義教育を文部卿に指示 2/21
九段遊就館会館 2/25
開拓使廃止により、同地方所管の電信業務が工部省に移り、電信事業が統一される 2/
桑原紡績所開業 2/

松方正義大蔵卿、中央銀行設立・外国為替取引などを太政官に提出 3/1
熊本で九州改進党結成 3/12
伊藤博文ら憲法調査班の一行が渡欧に出発 3/14
福地源一郎ら、立憲帝政党を組織 3/18
上野恩賜公園に博物館と付属動物園が開館 3/20 関連 上野動物園

西北社が、東京、高崎、前橋、坂本(碓氷)を結ぶ馬車輸送業を開始 4/1
三菱商船学校、農商務省所轄となり、東京商船学校と改称 4/1
鳥取県八東郡で小作米軽減騒動が起こる 4/4
ドイツ人ラートゲン東京大学に着任 4/4
井上馨外務卿、日本の法律・裁判所に服することを条件に、外国人内地全面開放を列国に提案 4/5
自由党総理板垣退助が遊説中の岐阜冨茂登村で襲われ重傷 4/6
群馬県は、県下の遊郭を廃止すると布告。ただし延期 4/14
立憲改進党が結成され、大隈重信が総理に選出。東洋議政会が合併 4/16
工部大学校、造船学科を設置 4/20
駒場農学校と商船学校以外の実業学校を文部省所管と決定 4/26
大阪府知事、開催予定日が近づいている酒屋会議の開催禁止を告示 4/26
神宮皇学館が伊勢神宮に設置 4/30
奈良正倉院を内務省から農商務省へ移管 4/

東京気象学会が設立される。後の日本気象学会 5/3
植木枝盛ら、前年予告していた酒屋会議について協議 5/4
植木枝盛ら、酒屋会議を京都で開催 5/10
福島県会は、三島通庸県令の県内新道路(通称三方道路)の建設に反対し、地方税議案を否決 5/12
天理教、地元警察の摘発を受ける 5/12
神道事務局から、神道の神宮派、大社派、扶桑派、実行派、大成派、神習派が独立 5/15
富山氷見で大火 5/15
富くじ再度禁止となる 5/24
長崎県島原で、樽井藤吉らが集会し、東洋社会党党則を設定 5/25
医学校通則制定 5/27
東京芝・神田でコレラが発生。流行が始まる 5/29
東京大学文学部、古典講習科設置 5/30

官営広島紡績所を広島県に移管し、すぐに広島綿糸紡績会社に払い下げ 6/3
嘉納治五郎が下谷永昌寺書院に柔道場を開設。後の講道館の始まり 6/5
集会条例改正で、学生・生徒の学術演説禁止布告が、各県に通達 6/10
空知集治監設置 6/15
統計局、日本帝国統計年鑑刊行を開始 6/16
植木枝盛ら、元老院に酒税減額を建白する 6/26
法相宗が独立する 6/26
日本銀行本店 日本銀行条例制定 6/27
工部美術学校、彫刻学科を廃止 6/30

長崎の東洋社会党の結社を禁止 7/7
東京女子師範学校で、予科を廃止し、日本で最初となる付属高等女学校を設置 7/10
医療服薬を行わず、禁厭祈祷のみを行う治療術を禁止 7/10
渋沢栄一・益田孝らが、共同運輸会社を設立 7/14

軍隊に非常事態統治権の戒厳令が定められる 8/5
清国政府、属邦保護のためとして朝鮮派兵を通告 8/9
吉田清成外務卿代理、日本は朝鮮を自主国と認めると通告 8/11
戦時調達を定めた徴発例が定められる 8/12
壬午事変の賠償金と公使館駐兵権、開市・開港などを定めた済物浦条約が調印 8/30
会津自由党員宇田成一ら、福島県新道路建設反対の抵抗運動を開始 8/

立憲改進党系の東京横浜毎日新聞が、板垣退助の外遊資金疑惑について非難。これを受けた自由党は、立憲改進党と三菱との関係を攻撃 9/9
陸軍裁判所廃止 9/22

第1回内国絵画共進会が開催 10/1
馬車鉄道が出現したことにより、失業対策として人力車夫懇親会が結成 10/4
日本銀行開業 10/10
曹洞宗、大学林専門学本校を開校。後の駒沢大学 10/10
朝鮮全権大臣兼修信使朴泳孝ら、天皇と会見し、国書を提出 10/19
大隈重信、小野梓ら、東京専門学校を設立。後の早稲田大学 10/21
売薬印紙税規則制定 10/27
日朝修好条規続約批准書交換 10/31

東京電灯会社設立事務所が、会社設立の宣伝を兼ね、銀座大倉組前でアーク灯を点灯。大評判 11/1
東京職工学校開校 11/1
皇典講究所開設 11/4
幌内鉄道、幌内まで全通 11/10
陸軍大学条例制定 11/13
宮中に地方長官を集め、軍備拡張・租税増徴について勅語が下される 11/24
福島県新道路建設に反対していた農民らの所有地が公売処分されることになり、会津自由党の宇田成一らが抗議を行い逮捕 11/
道路建設で紛糾する福島県で、数千人が工事中止と弾圧抗議のため警察署に押し掛け、警察官と衝突(福島事件)11/28
ドイツ人フェスカ来日 11/

農商務省東京山林学校開校 12/1
福島事件の首謀者として、河野広中ら逮捕。ほか、自由党員などの一斉検挙される 12/1
天皇、「幼学綱要」を地方長官らに下付 12/3
岩倉具視、府県会が政府に批判的だとして中止するよう意見書を提出 12/7
郵便条例が定められる 12/16
朴泳孝、横浜正金銀行と紙幣17万円借款協定に調印 12/18
軍備拡張を陸海軍両省に通達 12/30
東本願寺、貫練教校を真宗大学寮と改称。後の大谷大学 12/   

大谷大学

年表