明治31年 鉄道ニュース


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京都鉄道 【新駅開業】花園 1/1
山陽鉄道 旅客列車による急便小荷物の取扱開始 1/1
関西鉄道、客車に電灯を備える 1/
中越鉄道 【延伸開業】高岡〜黒田間(1M30C≒2.21km)。高岡〜城端間が全通 1/2
黒田仮停車場 廃止
亀函馬車鉄道【開業】十字街〜鶴岡町(後の函館駅前)〜東川町間 1/9
日本鉄道 【新駅開業】川口(現・岩手川口)1/11
九州鉄道【延伸開業】鳥栖〜大村間、早岐〜佐世保間 1/20
九州鉄道長崎線【延伸開業】早岐〜佐世保 【新駅開業】佐世保【延伸開業】早岐〜大村 【新駅開業】南風崎、川棚、彼杵、松原、大村
総武鉄道 猿田【新駅開業】1/25
高野鉄道【開業】大小路(現在の堺東)〜狭山間 1/30
日本鉄道【開業】北千住〜隅田川間 1/
関西鉄道 客車に電灯設置(列車電灯のはじめ) 1/
日奈久鉄道 高田〜日奈久 8.8km 仮免許 1/
岩舟人車鉄道株式会社設立 1/


北海道炭礦鉄道(現在の室蘭本線)【新駅開業】錦多峰、沼ノ端 2/1
日本鉄道で機関士らが我党待遇期成大同盟会を結成 2/2
成田鉄道 【延伸開業】滑川〜 佐原間 2/3
金石馬車鉄道【開業】長田町〜金石間(4.85km)・軌間762mmの馬車鉄道 2/5
九州鉄道【延伸開業】臼井〜大隈 【貨物支線開業】大隈〜下山田 【新駅開業】大隈、(貨)下山田 2/8
九州鉄道【新駅開業】中泉 2/9
大師電気鉄道株式会社設立 2/15
播但鉄道 【新駅開業】京口 2/18
総武鉄道【新駅開業】 松尾、干潟 2/25
(入間馬車鉄道) 山崎真穂、馬車鉄道の電気動力化を申請。のち却下 2/
岡崎馬車鉄道創立 2/
国鉄岡崎駅と岡崎の市街地が離れていたのを結ぼうと馬車鉄道の敷設計画が出され、この月に「岡崎馬車鉄道」を創立

御殿場馬車鉄道株式会社(初代)設立 3/6
青梅鉄道【旅客営業開始】青梅〜日向和田 3/10
【貨物駅→一般駅】日向和田
豊川鉄道 【新駅開業】小坂井 3/13
山陽鉄道 【延伸開業】徳山〜三田尻(現在の防府)間(16M37C≒26.49km)3/17
【新駅開業】福川、富海、三田尻 3/17
京都〜三田尻間「急行」1往復神戸以西下り13時間38分運転のはか、既設列車を三田尻へ延長
河陽鉄道【延伸開業】柏原〜道明寺〜古市間 3/24
房総鉄道 【新駅開業】岩沼(現在の八積駅) 3/25
播但鉄道 【新駅開業】溝口 3/28
高野鉄道【開業】狭山〜長野(現在の河内長野)間【新駅開業】西村(現在の初芝)3/29
九州鉄道【貨物支線開業】平恒分岐点〜平恒 【新駅開業】(貨)平恒(初代) 3/29
九州鉄道【貨物支線開業】飯塚〜忠隈 【新駅開業】(貨)忠隈 3/29
九州鉄道【貨物支線開業】中泉〜日焼 【新駅開業】(貨)藤棚、(貨)日焼 3/29
筑豊鉄道【貨物支線開業】飯塚〜忠隈 【新駅開業】(貨)忠隈 3/29


官鉄線、関西鉄道、参宮鉄道と協定し京都〜山田間に直通列車1往復運転 4/1
(北陸線)【延伸開業】小松〜金沢間(17M48C≒28.32km) 4/1
  1. 【新駅開業】美川、松任、金沢
  2. 米原〜金沢間4往復7時間8分運転
日本鉄道 【新駅開業】石神(現・東海駅) 4/1
高野鉄道【延伸開業】狭山〜長野間 4/2
高野鉄道【敷設免許】汐見橋〜大小路 4/2
日本鉄道【延伸開業】 磐城線 原ノ町〜中村間【新駅開業】原ノ町、鹿島 4/3
尾西鉄道【開業】弥富〜津島間 4/3
山梨馬車鉄道【開業】石和 〜 柳町 〜 千秋橋東詰間 4/3
日本鉄道の待遇改善期成大同盟会が解散し、日本鉄道矯正会が結成される 4/5
西成鉄道【開業】 大阪〜安治川口間(3M52C≒5.87km) 4/5
大阪〜福島間は貨物営業のみ【新駅開業】福島、野田、安治川口
紀和鉄道【開業】五条〜南和鉄道接続点(現在の大和二見)〜橋本間を。五条〜南和鉄道接続点間は南和鉄道と共用 4/11
【新駅開業】隅田、橋本
関西鉄道【延伸開業】四条畷〜長尾間(8M23C≒13.34km)4/12
【新駅開業】津田、長尾
島田軌道【開業】 4/13
河陽鉄道【延伸開業】古市〜富田林間 4/14
東海道線 馬場〜大谷間【複線化】、馬場〜京都間【全線複線化】4/15
関西鉄道【延伸開業】加茂〜大仏間(5M35C≒8.75km)【新駅開業】大仏 4/19
関西鉄道、本線を草津〜名古屋間から名古屋〜加茂間に変更し、柘植〜草津間は支線となる
播但鉄道【新駅開業】 豆腐町 亀山〜姫路間 4/21
豆腐町〜姫路間の旅客営業廃止され、旅客列車は飾磨〜豆腐町間の区間運転とし豆腐町〜姫路間徒歩連絡に
七尾鉄道【開業】津幡(現本津幡)〜七尾問および七尾〜矢田新(現七尾港)間(32M42C≒52.34km) 4/24
  1. 七尾〜矢田新間は貨物営業のみ
  2. 【新駅開業】津幡仮停車場(現在の本津幡付近)、宇野気、高松、宝達、敷浪、羽咋、千路、金丸、能登部、徳田、七尾、(貨)矢田新(後の七尾港)
豊川鉄道【延伸開業】 一ノ宮〜新城間 4/25
大阪鉄道 【新駅開業】桜ノ宮 京橋〜天満間 4/27
東海道線急行列車の1・2等車にストーン式電灯を装置 4/
竜崎馬車鉄道設立 4/


奈良鉄道【延伸開業】 京終〜桜井間 5/1
紀和鉄道【延伸開業】船戸仮〜和歌山(現在の紀和)間 5/4
【新駅開業】和歌山(現在の紀和)、岩橋(現在の田井ノ瀬)、船戸仮停車場
名古屋電気鉄道【開業】笹島町〜県庁前(後の久屋町)間 (2.2km)2.2km 5/6
日本鉄道 【新駅開業】稲田 5/8
日本鉄道【延伸開業】磐城線 小高〜原ノ町間 【新駅開業】小高、高(現在の磐城太田)5/11
奈良鉄道【延伸開業】京終〜桜井間(10M10C≒16.29km)5/11
【新駅開業】京終、帯解、櫟本、丹波市(現在の天理)、柳本、三輪
豆相鉄道 三島町【開業】(現・三島田町)〜南条(現・伊豆長岡)間(1,067mm軌間、蒸気動力)5/20
山梨馬車鉄道【延伸開業】勝沼 〜 石和間 5/24
日本鉄道 【新駅開業】平泉 5/28


関西鉄道【延伸開業】長尾〜新木津(のちに廃止)(11M23C≒18.17km)間 6/4
【新駅開業】田辺、祝園、新木津
北越鉄道【延伸開業】一ノ木戸〜 長岡 6/6
【駅新設】三条、帯織、見附、長岡
阪鶴鉄道【延伸開業】宝塚〜有馬口(現在の生瀬)(1M11C≒1.83km)間、神崎(現在の尼崎)〜塚口間 6/8
官設鉄道神崎駅(現在の尼崎駅)に乗り入れ。長洲〜塚口間(1M19C≒1.99km)廃止、尼ヶ崎〜長洲間は孤立区間となる
近江鉄道【延伸開業】 彦根〜愛知川間 6/11
鍋山人車鉄道株式会社設立 6/14
東海道本線【新駅開業】 茅ヶ崎 6/15
東海道本線【新駅開業】三島(現在の下土狩) 6/15
豆相鉄道【延伸開業】三島(現・御殿場線下土狩駅)〜三島町間 6/15
七尾鉄道【新駅開業】 横山、良川 6/15
北越鉄道【延伸開業】一ノ木戸〜長岡【新駅開業】三条、帯織、見附、長岡 6/16

5往復2時間30分運転
新橋停車場に案内所を設置、携帯品の一時預りを新橋〜横浜で実施 6/


関西鉄道 【新駅開業】星田 7/1
スリ取締の警官に、勘合証引換えに無賃乗車証交付 7/1
東海道本線【新駅開業】天竜川 7/10
南海鉄道 天下茶屋〜天王寺間 敷設免許 7/11
東海道本線【複線化】蒲原〜興津間 7/15
ワイズ式ツレン・スタフを横須賀線に使用 7/15
北海道官設鉄道【延伸開業】 上川線空知太(現砂川)〜旭川間。2往復2時間56分運転 7/16
【新駅開業】滝川、江部乙、妹背牛、深川、納内、伊納、旭川
【借上げ】砂川〜空知太(北海道炭礦鉄道→官設鉄道)
北海道炭鉱鉄道 手宮〜室蘭間2往復運転 7/16
日本鉄道、鉄道条例改正に伴い、品川〜赤羽間の運賃をおのおの1銭づつ減じ、1駅ごとに1等4銭、2等3銭、3等2銭とする 7/16
近江鉄道【延伸開業】 愛知川〜八日市間 7/24
岩越鉄道【開業】 郡山〜中山宿(仮)(21.5km)
【新駅開業】堀ノ内、安子ヶ島、熱海、中山宿(仮)3往復55分運転 7/26

山中馬車鉄道設立 7/


東海道本線 【複線化】新橋〜大船間全線 8/1
  1. 神奈川〜程ヶ谷間の短絡線(2M16C≒3.54km)が開業、本線に編入
  2. 神奈川〜横浜間、程ヶ谷〜横浜間が支線となる
  3. 横浜〜大船間【複線化】
  4. 支線 馬場〜大津間の旅客営業再開、石場〜大津間改キロ(3C≒0.06km延長)
東海道線時刻改正 8/1
新橋〜神戸聞直通4往復中、夜行「急行」1往復増発、「急行」2往復とし、昼行16時間27分、夜行17時間19分運転
新橋〜大垣、新橋〜浜松、新橋〜静岡、静岡〜神戸、浜松〜神戸、名古屋〜神戸間各1往復運転。
新橋〜横浜間ノンストソプ2往復38分運転
東海道線(根岸線)【開業】神奈川〜程ヶ谷間 横浜駅を経由しない短絡線。神奈川〜横浜間・程ヶ谷〜横浜間が支線となる 山陽鉄道時刻改正 8/1
京都・大阪〜三田尻間「急行」昼・夜行各1往復とし、昼行神戸以西12時間4分運転
大阪〜三田尻および京都〜柳井津間各1往復運転
速達便制を設け、新橋〜神戸間に急行貨物列車を運転 8/1
日本鉄道 土浦線【新駅開業】馬橋 8/6
【開業】伊万里鉄道 有田〜伊万里【新駅開業】蔵宿、夫婦石、伊万里 8/7
北海道官設鉄道天塩線【開業】旭川〜永山 8/12
【新駅開業】永山
亀函馬車鉄道【社名改称】函館馬車鉄道 8/19
日本鉄道【開業】 磐城線 久ノ浜〜小高間 8/23
【新駅開業】広野、木戸、富岡、長塚(現在の双葉駅)、浪江
田端〜岩沼間全通。土浦線・水戸線友部〜水戸間・磐城線を海岸線と総称
上野〜青森間同線経由1往復運転(11月15日仙台打切り)

(信越線)【新駅開業】 吉田 9/1
日本鉄道 【新駅開業】矢幅 9/1
官鉄線、山陽・九州・豊州の各鉄道間に山陽汽船を介して旅客、手荷物の連帯運輸開始 9/1
山陽鉄道子会社の山陽汽船により下関港〜門司港間の定期航路を運行開始
宇都宮軌道運輸 【延伸開業】荒針〜立岩、荒針〜弁天山間 9/3
九州鉄道【新駅開業】大蔵 小倉〜黒崎間 9/5
関西鉄道【延伸開業】新木津〜木津間。現在の奈良線である奈良鉄道に接続 9/16
成田鉄道【敷設免許】成田〜安食・安食〜我孫子 9/19
堀之内軌道 城東馬車鉄道株式会社設立 9/21
城東(きとう)馬車鉄道設立 9/21
山陽鉄道で列車にボーイを乗務させる 9/22
(北陸鉄道金石線) 金石馬車鉄道が長田町〜金石間(3M01C)を開業(軌間762mm)9/25
函館馬車鉄【延伸開業】鶴岡町〜海岸町間 9/29


東海道本線【複線化】京都〜向日町間 10/1
九州鉄道【新駅開業】(貨)中樽 10/1
西成鉄道 【新駅開業】西九条 野田〜安治川口間 10/1
南海鉄道【合併】阪堺鉄道 10/1
阪堺鉄道が南海鉄道に事業譲渡
九州鉄道長崎線【新駅開業】(貨)中樽 10/1
函館馬車鉄道【延伸開業】海岸町〜亀田間 10/21
南海鉄道【延伸開業】尾崎〜和歌山北口間 10/22


(北陸線)【延伸開業】金沢〜高岡間(25M29C≒40.82km) 11/1
【新駅開業】津幡・石動・福岡(高岡駅は中越鉄道の駅として既に同年1月21日に開業)
草加馬車鉄道合資会社が設立 【開業】千住茶釜橋 〜 北足立郡草加町 11/3
関西鉄道支線【開業】放出〜寝屋川聯絡所間(1M35C≒2.31km)【聯絡所開設】寝屋川聯絡所 11/8
御殿場馬車鉄道【開業】新橋(にいはし、御殿場駅前)〜御殿場(市内上町)間 11/11
(博多湾鉄道) 仮免許状下付 11/17
関西鉄道【延伸開業】加茂〜新木津(のちに廃止)(3M64C≒6.12km)間、寝屋川聯絡所〜網島間(1M6C≒1.73km) 11/18
  1. 支線となった放出〜片町間の旅客営業廃止
  2. 網島【新駅開業】
  3. 名古屋〜網島(大阪)間全通、直通列車運転開始
  4. 昼行5往復中「急行」1往復、5時間40分運転。夜行1往復中上り「急行」1本5時間17分運転
日本鉄道【新駅開業】東那須野(現・那須塩原駅) 11/24
北海道官設鉄道天塩線【延伸開業】永山〜蘭留 11/25
【新駅開業】比布、蘭留
九州鉄道 大村 〜 諫早 〜 長与を延伸開業 鳥栖〜長崎(現浦上)間全通 11/27
草加馬車鉄道合資会社【延伸開業】草加町 〜 大沢町間 11/28
帝国鉄道協会(現日本交通協会)設立 11/28
(豊川炭鉱馬車鉄道)建設中の奥羽線開通時には軌道を撤去することの条件付きで特許状下付 11/
山梨馬車鉄道 千秋橋東詰 〜 浅原橋間開業11/

門司〜八代間および門司〜長崎聞直通各4往復中夜行各1往復それぞれ9時間10分、10時間35分運転
【新駅開業】諫早、喜々津、大草

日本鉄道【駅名改称】 高→磐城太田 12/1
【開業】唐津興業鉄道 山本〜妙見〜大島【新駅開業】山本、唐津、妙見、(貨)大島 12/1
御殿場馬車鉄道【延伸開業】 御殿場〜柴怒田間 12/5
函館馬車鉄道【延伸開業】東川町〜湯川間 12/12
東海道本線【複線化】大船〜茅ヶ崎間 12/15
中国鉄道 【延伸開業】岡山市〜津山間(34M76C≒56.25km) 12/21
【新駅開業】岡山市、玉柏、野々口、金川、弓削、誕生寺、亀甲、津山(現在の津山口)。岡山〜岡山市間に人力貨車運搬線を敷設
東海道本線【複線化】岩淵〜蒲原間、興津〜静岡間 12/25
北越鉄道【延伸開業・全通】北条〜長岡 12/27
  1. 【新駅開業】塚山、来迎寺、宮内
  2. 4往復運転
  3. 春日新田〜沼垂間全通
岡崎馬車鉄道【開業】岡崎停車場(後、岡崎駅前) 〜 明大寺間。軌間762mmの単線軌道 12/28
九州鉄道、伊万里鉄道を買収 12/28


(豊川炭鉱馬車鉄道)県に申請書を提出、山形県西置賜郡豊川村高峰の豊川炭鉱より産出される亜炭の輸送と米沢〜赤湯間の旅客輸送が目的
草加馬車鉄道設立
九州鉄道【駅名改称】長洲→宇佐(初代)
沖縄鉄道 免許申請却下

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鉄道関連事件、事故 明治31年


九州鉄道蒸気機関車ボイラー破裂事故 4/8
9時ごろ 九州鉄道幸袋線、幸袋駅構内で混合列車を牽引していた蒸気機関車(3300形)が貨車入れ替え作業中にボイラーが破裂。乗務員2名と駅員1名死亡、踏切にいた歩行者4人負傷。近隣の民家3軒も破損した。事故は外火室が破裂したものであったが、原因不明

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世相 明治31年

大阪商船、揚子江沿岸航路、上海・漢口線を開設 1/1
葉煙草専売法施行 1/1
第3次伊藤博文内閣成立 1/12
松方正義元勲優遇 1/12
元帥府条例公布。小松宮彰仁親王、山県有朋、大山巌の陸軍大将3人と、海軍大将西郷従道が元帥に 1/20 群馬の三井富岡製糸所で女子工員743人が労働条件改定に反対してストライキに入る(〜15日) 2/10
神戸新聞創刊 2/11
大阪歌舞伎座開場。9代目市川団十郎が5万円で出演 2/12
日本鉄道の機関士らが同盟会指導者解雇反対のストライキを起こす。鉄道でははじめて 2/24
日本鉄道のストライキ、要求がとおり解除 2/27
佐佐木信綱ら短歌雑誌「こゝろの華」を創刊 2/

ロシア、清国に旅順と大連の租借を要求 3/3
第5回臨時衆議院議員選挙 3/15
ロシア、旅順と大連の25年間租借権を獲得 3/27
東京美術学校校長岡倉天心が罷免。これをうけ、日本画科の橋本雅邦、下村観山、横山大観ら17人も辞職 3/29
文部省、東京の公立学校増設を命じる 3/31
三遊亭円朝の「累ヶ淵後日怪談」が真砂座で初演 3/

警視庁、上野公園での労働組合期成会大運動会開催に集会禁止命令を発する 4/1
東京奠都30年祭が行われる 4/10
日本銀行、金融逼迫を救済するため、公債の買い入れをはじめる。日銀の市場介入操作はこれが最初 4/19
自由党、板垣退助の入閣を拒否され、内閣との協力関係を断絶 4/19
日 政府、清国と福建省不割譲の交換公文で協定締結 4/22
政府、ロシアと朝鮮問題に関する西・ローゼン協定に調印 4/25
片山潜、横山源之助ら、貧民研究会を組織 4/27
函館郊外にトラピスト女子修道院が設立される 4/30

米国艦隊、マニラ湾でスペイン艦隊を撃破 5/1
清国、日本へ1192万ポンドを支払い、賠償完済 5/7
法律第1号 生糸直輸出奨励法廃止法律 5/26
上田万年、新村出ら言語学会を創設 5/

警視庁、自転車取締規則を制定 6/1
法律第2号 日本勧業銀行法中改正法律 6/6
日 イギリス、九龍の99年間租借権を獲得 6/9
法律第3号 北海道官設鉄道会計ニ関スル法律 6/9
法律第4号 伝染病院等ノ敷地地租免除ニ関スル法律 6/9
地租と酒税の増徴案否決で衆議院解散 6/10
清の光緒帝、維新近代化を目指す「変法自強」を宣布 6/11
法律第5号 一円銀貨幣引換ニ関スル法律 6/11
法律第6号 政府発行紙幣通用廃止ニ関スル法律 6/11
法律第7号 特別輸出港輸出物品指定ニ関スル法律 6/11
法律第8号 広島県下郡廃置法律 6/17
法律第9号 民法(第四編第五編) 6/21
法律第10号 法例 6/21
法律第11号 民法施行法 6/21
法律第12号 戸籍法 6/21
法律第13号 人事訴訟手続法 6/21
法律第14号 非訟事件手続法 [平16までの題名:非訟事件手続法] 6/21
法律第15号 競売法 6/21
自由党と進歩党が合同し、憲政党を結党 6/22
法律第16号 保安条例廃止法律 6/25
法律第17号 台湾銀行法中改正法律 6/25
法律第18号 実業教育費国庫補助法中改正法律 6/25
法律第19号 市制中東京市京都市大阪市ニ於ケル特例廃止法律 6/28
法律第20号 市制中追加法律 6/28
第1次大隈重信内閣成立。憲政党を主体とする初の政党内閣 6/30
警視庁、警察官の用語通達を出す 6/

イギリス、威海衛の租借権を獲得 7/1
内務省、外国人の養子、入夫を許可制で認める 7/7
法律第21号 外国人ヲ養子又ハ入夫ト為スノ法律 7/11
神戸港で生糸貿易が始まる 7/12
民法全編を施行。未施行の民法は廃止となる 7/16
前年のハワイ移民受け入れ拒否問題を賠償金7万5000ドルで解決 7/28

豊田佐吉、動力織機の特許を取得 8/1
第6回臨時衆議院議員選挙。憲政党が260の議席を確保 8/10
横浜のフランス波止場外国人水泳場で、第1回水府流太田派対在留外国人競泳大会が開かれる。日本で初の国際競泳大会8/13
三菱造船所、日本初の大型汽船「常陸丸」を竣工 8/16
尾崎行雄文相、帝国教育会茶話会で金権主義を批判する演説を行った際、仮定の話として日本での共和政治を出したことから、問題となる(共和演説問題) 8/21
娘義太夫の豊竹呂昇が東京日本橋の宮松亭で初公演 9/1
大隈重信外相、清の戊戌の変で追われた康有為を保護するよう香港領事に訓令 10/9
岡倉天心ら、日本美術院を創立 10/15
安部磯雄・片山潜・幸徳秋水ら、社会主義研究会を結成 10/18
天皇、大隈首相に尾崎文相の辞任を求める 10/22
尾崎行雄文相辞任。後任に犬養毅が就く 10/24
康有為、日本に亡命 10/25
尾崎文相の辞任をめぐり、板垣退助ら旧自由党系の閣僚らが辞表を提出し、憲政党の旧自由党派も憲政党の解散と新憲政党結成を決議 10/29
大隈首相以下急進歩党系の閣僚も辞表を提出し、大隈重信内閣崩壊 10/31

憲政党旧進歩党派、憲政本党を結成 11/3
第2次山県有朋内閣成立 11/8
東京上野で初の国際自転車運動会を開催 11/6
高等師範学校と高等商業学校の初の軟式テニス試合が行われる 11/20
徳富蘆花、国民新聞に「不如帰」の連載を開始 11/29
下田歌子ら帝国婦人協会を発起 11/

上野公園に高村光雲作成の西郷隆盛像が完成し、除幕式 12/18
法律第22号 水害地方地租特別処分法 12/28
法律第23号 酒造税法中改正法律 12/28
法律第24号 自家用酒税法廃止法律 12/28
法律第25号 混成酒税法中改正法律 12/28
法律第26号 酒精営業税法廃止法律 12/28
法律第27号 医薬用、工業用酒精ニ関スル法律 12/28
法律第28号 沖縄県酒類出港税則中改正法律 12/28
法律第29号 沖縄県船税廃止法律 12/28
法律第30号 間接国税犯則者処分法中改正法律 12/28
地租条例改正。
法律第31号 田畑地価修正法律 12/30
法律第32号 地租条例中改正法律 12/30
地価2.5%が3.3%にあげられる 12/30
羽仁もと子、報知新聞に入社し、女性として初めて記者 12/

軍艦外務令、艦船類別標準が定められる。   


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年表