明治16年 鉄道ニュース
貨物の1・2・3 級品にのみ貸切扱いとする 1/1
官営幌内鉄道【旅客営業開始】幌内太〜幌内 【貨物駅→一般駅】幌内(旅客扱い開始)2/2
幌内鉄道を工部省から農商務省に移す 2/2
東京電燈 藤岡市助、大倉喜八郎、原六郎、三野村利助、柏村信、蜂須賀茂韶の6人からなる発起人が国から会社の設立許可 2/15
鉄道局有志らが池上本門寺で鉄道犠牲者供養を実施 4/2
建築助役ジョン・チャンブルスを解雇、以後雇外人を置かず邦人職員のみで処理 4/
官設鉄道【延伸開業】(14M32C65L≒23.19km) 5/1
- 3往復運転
- 【新駅開業】関ヶ原、春照、長浜
京浜間を走る列車の乗務車長1人を2人とする(関西鉄道にならう) 5/1
30kg平底軌条を国鉄の基本軌条とする 5/1
鉄道略則、鉄道犯罪罰令を私鉄にも適用することが決定 7/10
【開業】日本鉄道 上野〜熊谷 【新駅開業】上野、王子、浦和、上尾、鴻巣、熊谷 7/28
(ただし、この時点で大宮駅は開業していない)
鉄道局に運輸・建築・汽車・会計・倉庫の5課を置く 7/28
関東と関西を結ぶ鉄道計画について、陸軍の意見が採り入れられ、中山道ルートの高崎〜大垣間の建設が決定 8/6
日本鉄道貨物運輸を開始 8/26
製鉄所の操業停止と官営鉱山閉山により、工部省釜石鉄道全廃 8/
幌内鉄道の開通式が札幌で行なわれ、彰仁親王臨場 9/17
日本鉄道【延伸開業】熊谷〜本庄 【新駅開業】深谷、本庄 9/21
官設鉄道(北陸線)【駅名改称】洞道口→洞道西口 10/21
日本鉄道【新駅開業】宇都宮 〜 矢板間に長久保 11/1
日本鉄道【延伸開業】那須 〜 黒磯間【新駅開業】黒磯12/1
日本鉄道【延伸開業】本庄〜新町 【新駅開業】新町 12/27
中山鉄道公債証書条例制定 12/28
王子 〜 浦和間に(貨)川口【新駅開業】
官営幌内鉄道【駅名改称】幌向太フラグステーション→幌向(一般駅)
(注;フラグステーション→休泊所、または簡易停車場などと記される事がある。旗が立ててある時だけ停車する場所。乗車人や荷物がある時のみ旗を立てて停車させ、また下車する場合は車掌に申告した。wikipediaから引用)
鉄道関連事件、事故 明治16年
世相 明治16年
共同運輸開業 1/1
叙勲条例制定 1/4
京橋の明治会堂で西洋風舞踏会が開催 1/11
【東京警視庁設置】 東京・八重洲町2丁目(現=東京駅)に東京警視庁を設置
1/15 参考 警視庁
【名称改称】警察官の名称を邏卒(らそつ)から巡査と改称 参考 警察官の階級
府県に兵事課が設置される 1/23
工部美術学校廃止 1/23
鳩山和夫ら全国府県会議員が、日本同志者懇親会を開催 2/2
政府、日本同志者懇親会を禁止 2/3
工部美術学校が廃止されたことにより、サンジョヴァンニ解任 2/11
赤羽工作分極を廃止し、その設備は海軍省兵器局に移管される 2/16
郡区長の給料・旅費は、1883年度より国庫支給と定められる 2/21
東京気象台が、天気図を作成して毎日配布をはじめる 3/1
農商務省、第1回水産博覧会を開催 3/1
朝鮮と海底電線設置条約に調印 3/3
清・朝鮮在留日本人取締規則制定 3/10
前年結成の日本立憲政党、集会条例の影響を避けるため解散 3/15
新潟県頸城郡の自由党員20数人が、大臣暗殺・内乱の陰謀容疑で逮捕される(高田事件) 3/20
国庫出納条例制定 3/22
井上馨外務卿、日清通商章程満期につき、条約改正希望を清国公使に通告 3/26
地方巡察条規制定 4/7
大倉喜八郎らが発起人となり、中華料理店「偕楽園」が開業 4/10
文部省、農学校規則を制定 4/11
馬場辰猪、政治講談論議を禁止 4/12
改正新聞紙条例が制定される 4/16
米公使下関取極書に基づき償金785000ドルを井上馨外務卿へ返還 4/19
自由党が大会で改進党攻撃を決議し、偽党撲滅演説会を各地で開催 4/23
width="250" height="162">大蔵省、日本銀行に国庫金取り扱いを命じる 4/27
画像 日本銀行本店 wikipedia
府県選挙師範生徒募集規則制定 4/28
共同運輸が、横浜−神戸間の航路を開設し、三菱との競争時代に突入 5/1
各国立銀行紙幣の償却を行うため、国立銀行条例が改正される 5/5
富山県、佐賀県、宮崎県を設置 5/9
官報発行条例が定められる 5/10
地学会設立される 5/10
農商務省に蚕糸諮詢会を設置する 5/18
官省院庁の「達」「布告」は官報に掲載することが決定する 5/22
布告・布達の施行期限、到達日数を制定 5/26
各国立銀行紙幣償却のため、銀行紙幣合同銷却方法を日本銀行に下付 5/30
函館県が、移住資金の不足する士族のために、移住士族取扱規則を制定 6/2
海軍兵学校が設置 6/5
函館県に続き、札幌県でも移住士族取扱規則が制定 6/7
東京大学法・理・文学部と大学予備門が合同陸上競技会を開催 6/16
太政官達第27号 明治16年太政官達第27号(官報の発行)6/20
第十五国立銀行の紙幣制限外発行権が廃止 6/22
改正出版条例が定められる 6/29
根室県でも移住士族取扱規則が制定され、「北海道」地方全てで適用される 6/29
釜石鉱山分局廃止 6/30
日本蚕糸協会の設立が決定 6/
かな文字運動3団体が合併し、「かなのくわい」が結成される
7/1
官報第1号が発行 7/2
府県立師範学校通則制定 7/6
岩倉具視、病気のため右大臣を辞任 7/19
岩倉具視、食道癌で死去 7/20
岩倉具視の国葬が行われる 7/25
朝鮮政府との間に、日本人民貿易規則、海関税目規則、間行里程取極約書、日本人漁民取扱規則を調印し、最恵国待遇を得る 7/25
小学校教員免許状授与方心得が改正され、免許授与規定に品行の項目が加わる 7/27
小・中・師範学校の教科書採択が認可制となる 7/31
東京大学で、ワグネルらによる吾妻焼の研究が始まる 7/
小野梓、東洋館を開業。後の冨山房 8/1
伊藤博文ら帰国 8/3
軍法会議について定めた陸軍治罪法が公布 8/4
和歌山県名草郡で日照りによる分水騒動が起こる 8/16
文部省、教員講習所や督業訓導の設置を府県に指示 8/18
大坂紡績で、生産向上のための夜間作業が始まる 8/26
林遠里が、勧農社を創設し、農業技術の普及に当たる 8/
英国人ノット来日 9/5
東京師範学校、中学師範学科規則改正 9/5
東京教育学会が、全国規模の大日本教育会へ拡大 9/9
海軍退隠令を廃止して、海軍恩給令を定める 9/11
川上音二郎が、集会条例違反で1年間演説禁止の措置を受ける 9/13
三池炭坑で、就労中の囚人395人が灯心の配布が少ないことに抗議して暴動。詰め所に放った火が延焼し坑内火災に拡大。死者46人を出す惨事となる 9/21
京都に宮内庁支庁を設置 9/22
工部省の工作局、鉱山局を廃止し、事務を直轄とする 9/22
品川工作局は、品川硝子製作所。
兵庫・長崎工作分局は、兵庫・長崎造船局。
佐渡・生野・阿仁・院内・三池の各鉱山分局は、それぞれの鉱山局となる
高島炭坑で、坑夫らが減給に反対して暴動を起こし、7人が死亡する 9/24
立憲帝政党解散 9/26
東京物理学講習所、東京物理学校と改称。後の東京理科大学 9/
東京英学校、青山に移り、東京英和学校とあらためる。後の青山学院 9/
東京商法会議所が解散 10/11
岸田俊子、大津で「函入娘」の題で、女性の権利拡大演説を行い、集会条例違反として逮捕 10/12
馬場辰猪、政治講談論議の禁止を解かれる 10/12
日朝間の、日本人民貿易規則、海関税目規則、間行里程取極約書、日本人漁民取扱規則を布告 10/15
東京商工会が設立 10/16
(北陸線)【駅名改称】洞道口→洞道西口 10/21
独逸学協会学校設立 10/22
陸軍監獄則を制定 10/24
自由党が臨時大会を開催し、10万円の資金募集を決議 11/16
東京麹町に社交場鹿鳴館が竣工し、開館式に名士1300人が参列。総工費は18万円 11/28
大阪府下に憲兵を設置 11/30
英国外相、条約改正に関する覚書を森有礼駐英公使に送付 12/11
山県有朋、内務卿に任命 12/12
海軍志願兵徴募規則制定される 12/18
徴兵令改正。代人料が廃止 12/28
金札引き換え無記名公債証書条例制定 12/28
英国人動物学者ブラキストン、動物棲息の範囲を定める津軽海峡ブラキストン線を発表
年表