明治26年 鉄道ニュース


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法律第1号 鉄道公債会計法 1/18
法律第2号 帝国鉄道用品資金会計法 [明39までの題名:官設鉄道用品資金会計法] 1/18
10000形2両が牽引する列車 (1914年)Electric Railway Journal (1914) - Electric Railway Journal (1914) pg. 1394 [1], パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=58537413による
横川〜軽井沢間 アプト式電気機関車の試運転 1/23


千住馬車鉄道【開業】千住茶釜橋(鉄道ではなく普通馬車により運行)(現在の荒川土手。現在の国道4号千住新橋)〜越ヶ谷町(現在の越谷市大沢付近) 2/7
【開業】筑豊興業鉄道 直方〜金田 【新駅開業】金田 2/11
日本鉄道 【新駅開業】石鳥谷、一ノ戸(現在の一戸) 2/15
鉄道庁中に線路調査掛を置き線路取調委員を廃す 2/15
両毛鉄道【新駅開業】富田 2/18


【開業】広瀬宰平の専用鉄道として惣開 〜 端出場間 3/15
工学博士松本荘一郎鉄道庁長官に就任 3/16
日本鉄道 尻内(現在の八戸) 〜 湊間の支線敷設を閣議決定・認可 3/21
日本鉄道 【新駅開業】小金井 3/25


日本鉄道 品川線板橋〜目白間に池袋駅開業。豊島線池袋〜田端間開業 4/1
(信越線)【延伸開業・全通】横川〜軽井沢 アプト式鉄道開業 4/1
【停車場新設】熊ノ平(給水給炭所)
【複線化】横川〜丸山(信号場)、矢ヶ崎(信号場)〜軽井沢
高崎〜直江津間全通。直通下り3木上り2本 8時間31分運転開始
碓氷馬車鉄道【廃止】官営鉄道線開業に伴う 4/1
安蘇馬車鉄道【社名変更】佐野鉄道 4/13
山陽鉄道 本線改マイル、16C(≒0.32km)延長 4/21
筑豊興業鉄道【信号所新設】植木 4/


伊予鉄道横河原線 【延伸開業】外側(現在の松山市)〜平井河原(現在の平井)間 5/7
大阪鉄道 【延伸開業】高田〜桜井間(6M≒9.66km) 5/23
【新駅開業】畝傍、桜井
日本鉄道 野辺地駅付近に日本初の防雪林を植林 5/
下部鉄道【開業】惣開 〜 端出場間 5/
北丹鉄道 宮津 〜 福知山間の踏査、測量着手 5/
上下京連合区会議員の高木文平ほか3名が発起人となり、第4回内国勧業博覧会の開催に合わせた旅客輸送を目的に「電気鉄道敷設願書」を井上馨内務大臣へ提出 5/
豆相鉄道設立 5/


千住馬車鉄道【延伸開業】越ヶ谷町(現在の越谷市)〜粕壁(現在の春日部市粕壁三丁目最勝院付近) 6/1
関西鉄道【免許取得】桑名〜名古屋間 6/15
臨時総会で立花 〜 森松間線路延長を決議 6/22
(愛知馬車鉄道)馬車鉄道敷設特許を申請 6/23
千住馬車鉄道に貨物輸送の許可 6/26
筑豊興業鉄道【延伸開業】中間〜九州鉄道 黒崎間の連絡線 6/30
官鉄神戸工場で国産機関車生産(後の860形) 6/
名古屋駅前 〜 県庁前・名古屋駅前 〜 枇杷島間に馬車鉄道敷設特許を申請(1894年3月特許)6/


北海道炭礦鉄道【新駅開業】栗山 7/1
九州鉄道【延伸開業】小竹〜飯塚 【新駅開業】鯰田、飯塚 7/3
日本鉄道 【新駅開業】蕨、野内、浦町 7/16
日本鉄道、品川〜赤羽間の運賃をマイル程にかかわらず1駅ごとに1等5銭、2等4銭、3等3銭とする 7/16

井上馨内務大臣から以下の2区間の電気鉄道敷設の特許、並びに命令書が下附 7/29
疏水運河西側 〜 南禅寺橋間
丸太町通 〜 下立売通東堀川間

(石勝線)【新駅開業】川端 8/1


群馬馬車鉄道【開業】高崎(八島町)〜渋川(長塚)間。軌間576mm 9/1
房総鉄道馬車会社【敷設免許】(千葉郡蘇我町〜山辺郡大網町間) 9/7
道後鉄道 会社設立 9/14
雨宮敬次郎らが、豆相電気鉄道株式会社設立 9/30


鉄道庁を鉄道局と改名、逓信省の1局 11/1
北海道炭礦鉄道【貨物線開業】手宮〜桟橋 【新駅開業】(貨)桟橋 11/6
鉄道庁を鉄道局に改組 松本荘一郎鉄道技監兼鉄道局長就任 11/10
保線事務所・運輸事務所・機関事務所・出納事務所計理課派出所を地方に置く 11/11


山陽鉄道の貨物支線’現在の和田岬線)途中に新川荷扱所を新設 12/3
摂津鉄道【開業】尼ヶ崎(尼崎港)〜池田(現在の川西池田)間を軌間762mmの軽便鉄道に改築 12/12
【駅再開】尼ヶ崎・長洲・伊丹
【駅新設】池田(現在の川西池田)馬車鉄道時代は東海道線と平面交差していたが、改築後は貨車をのぞいて横断を禁止され、南北に構内を分断された長洲駅を旅客は徒歩連絡、貨車は人力で横断
九州鉄道【複線化】底井野信号場〜植木 【信号所→駅】植木 【信号所新設】底井野 12/20
参宮鉄道【延伸開業】津〜相可(現在の多気)〜宮川間(23M58C≒38.18km)12/31
【新駅開業】阿漕、高茶屋、六軒、松阪、徳和、相可(初代・現在の多気)、田丸、宮川
摂津鉄道開業 12/
馬車から蒸気機関車に切替て、尼崎〜池田(川西池田)間に新線路敷設

神戸・京都・横浜・品川の各停車場に連動機を装置
製鉄所と大橋の鉱山を結ぶ釜石鉱山馬車鉄道が、釜石町〜甲子村間に軌間762mmで開業
下部鉄道・上部鉄道開通
上下京連合区会議員の高木文平らが、 内務省へ電気鉄道の敷設の特許を出願

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鉄道関連事件、事故 明治26年


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世相 明治26年

星亨、自由党の演説会で改進党を攻撃する演説を行い、両派が対立1/7
法律第1号 鉄道公債会計法 1/18
法律第2号 帝国鉄道用品資金会計法 [明39までの題名:官設鉄道用品資金会計法] 1/18
2代目河竹黙阿弥死去 1/22
山形県酒田の相馬屋で、町長が芸妓に宮中女官の装束をさせて問題となる 1/28
島崎藤村、北村透谷らが参加して「文学界」創刊 1/31

建艦費をめぐり政府と議会対立、詔勅発布により終決 2/10
法律第3号 度量衡法追加法律 2/21

帝国議会が軍備削減を可決したため、内廷費の下付と官吏俸給の一割納付で、軍備を拡張することが詔勅によって決まる

法律第4号 徴兵令中改正法律 3/3
法律第5号 商品取引所法 [昭23までの題名:取引所法] 3/4
法律第6号 取引所税法 3/4
法律第7号 弁護士法 3/4
これにより代言人制度は廃止となる 3/4
法律第8号 予定鉄道線路中私設鉄道会社ニ敷設許可ノ件ニ関スル法律 3/4
法律第9号 商法及商法施行条例中改正並施行法律 3/6
法律第10号 砂鉱採取法 3/6
法律第11号 鉄道敷設法中改正法律 3/6
法律第12号 東京府及神奈川県境域変更ニ関スル法律 3/6
法律第13号 宮津港ニ浦塩斯徳港等貿易ニ関スル船舶ノ出入及貨物ノ積卸ヲ許スノ法律 3/15
郡司成忠海軍大尉ら63人が千島探検に出発 3/20

東京婦人矯風会が中心となり日本基督教婦人矯風会が結成される 4/3
出版法、版権法公布 4/15
法律第17号 酒精営業税法 4/21
津村順天堂、婦人薬の「中将湯」を発売 4/

シカゴコロンブス記念万国博覧会開催。日本からも絵画、彫刻などが多数出展 5/1
市町村財政の許す限りに於いて、小学校の授業料を徴収しない旨の勅令が出される 5/18
防穀令問題で、朝鮮政府が11万円の賠償金を支払うことで妥結 5/19
海軍軍令部条例公布。軍政と軍令が分離 5/20
大阪の赤坂村で、10人を殺害する事件が発生 5/25
陸軍板橋火薬製造所で無煙火薬の製造が始まる 5/

シベリア単騎横断を成功した福島安正中佐が帰京。宮中に参内 6/29

東京美術学校第1回卒業式。横山大観ら11人が卒業 7/10
御木本幸吉、真珠の養殖に成功 7/11
大阪天満橋下流で、淀川川開きを初めて開催 7/15
文部省、女子教育のため、小学校に裁縫教科の設置を指導 7/22
川上清哉ら、恙虫(つつがむし)研究会を設立 7/

帝国大学官制公布 8/11
文部省、学校の祝日大祭日の儀式に用いる唱歌8編を定める 8/12

群馬馬車鉄道【開業】高崎(八島町) 〜 渋川(長塚)間 軌間576mm。営業用鉄道としては日本最狭軌間 9/1
官営富岡製糸場が三井高保に払い下げられる 9/10

安倍井磐根ら、外国人雑居を認めて条約改正を行う政府の政策に反対し、その運動のため大日本協会を結成 10/1
南方熊楠の論文「極東の星座」が「ネイチャー」の懸賞論文第1席となる 10/5
文官任用令、文官試験規則公布。試験任用制度が確立 10/31
日本基督教婦人矯風会、貧困から売春婦となる女性を救うため、職業婦人宿舎を設立 10/

日本郵船のボンベイ航路が開設。広島丸が就航 11/7
衆議院、星亨の不信任動議を可決。星は辞職を拒否 11/29

警視庁、外国人に対する不穏当な言動を取り締まる訓令を出す 12/1
衆議院、星亨を除名決議 12/13
衆議院で安倍井磐根らの提出した現行条約励行建議案が上程。条約改正を遂行する政府は、衆議院の10日間停会を決定 12/19
法律第18号 商法施行条例追加法律 12/19
法律第19号 大蔵省証券条例中改正法律 12/23
関根常五郎、墨汁の特許を取得 12/25
衆議院で再度現行条約励行案が提出 12/29
陸奥宗光外相が条約励行案反対を演説した後、政府は衆議院の14日間停会を命じる。また、現行条約励行案を提出した大日本協会の解散を併せて命令。

政府、衆議院を解散 12/30


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年表