少年院法の一部を改正する法律
法律第百二十号(昭二四・五・三〇)
少年院法(昭和二十三年法律第百六十九号)の一部を次のように改正する。
第二条第二項を次のように改める。
2 初等少年院は、心身に著しい故障のない、十四歳以上おおむね十六歳末満の者を収容する。
第二十一条を次のように改める。
第二十一条 少年観護所の施設が十分でないため、特に必要があるときは、昭和二十六年三月三十一日までの間、少年院又は拘置監の特に区別した場所を少年観護所に充てることができる。但し、拘置監の区別した場所を充てた場合には、その場所には、少年法第三条第一項に掲げる罪を犯した少年であつて逃走の虞のあるものに限り、収容するものとする。
2 特別少年院の施設の収容能力が十分でないため、特に必要があるときは、昭和二十六年三月三十一日までの間、少年を収容する監獄の特に区別した場所を特別少年院に充てることができる。
3 女子の医療少年院の施設が十分でないため、特に必要があるときは、前項の日までの間、男子医療少年院を特に区分して、男女の別に従つて少年を収容することができる。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
(法務総裁・内閣総理大臣署名)