国立学校設置法
法律第百五十号(昭二四・五・三一)
目次
第一章 総則(第一条・第二条)
第二章 国立大学(第三条―第八条)
第三章 国立高等学校(第九条)
第四章 国立の各種学校(第十条・第十一条)
第五章 職員及び職(第十二条―第十四条)
第六章 雑則(第十五条)
附則
第一章 総則
(設置及び所轄)
第一条 この法律により、国立学校を設置する。
2 国立学校は、文部大臣の所轄に属する。
(定義)
第二条 この法律で「国立学校」とは、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に定める学校のうち、国立の大学及び高等学校並びに同法第八十三条に定める各種学校で国立のものをいう。
第二章 国立大学
(名称及び位置等)
第三条 国立大学の名称、位置、学部及びその国立大学に包括される学校は、左表に掲げる通りとする。
国立大学の名称 |
位置 |
学部 |
学校教育法第九十八条の規定による学校で、上欄の国立大学に包括されるもの |
北海道大学 |
北海道 |
法文学部 教育学部 理学部 医学部 工学部 農学部 水産学部 |
北海道大学 北海道大学予科 北海道大学附属農林専門部 北海道大学附属医学専門部 函館水産専門学校 |
北海道学芸大学 |
学芸学部 |
北海道第一師範学校 北海道第二師範学校 北海道第三師範学校 北海道青年師範学校 |
|
室蘭工業大学 |
工学部 |
北海道大学附属土木専門部 室蘭工業専門学校 |
|
小樽商科大学 |
商学部 |
小樽経済専門学校 |
|
帯広畜産大学 |
畜産学部 |
帯広農業専門学校 |
|
弘前大学 |
森県 |
文理学部 教育学部 医学部 |
弘前医科大学 青森医学専門学校 弘前高等学校 青森師範学校 青森青年師範学校 |
岩手大学 |
岩手県 |
学芸学部 工学部 農学部 |
盛岡農林専門学校 盛岡工業専門学校 岩手師範学校 岩手青年師範学校 |
東北大学 |
宮城県 |
文学部 教育学部 法学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
東北大学 東北大学附属医学専門部 第二高等学校 仙台工業専門学校 宮城師範学校 宮城青年師範学校 |
秋田大学 |
秋田県 |
学芸学部 鉱山学部 |
秋田鉱山専門学校 秋田師範学校 秋田青年師範学校 |
山形大学 |
山形県 |
文理学部 教育学部 工学部 農学部 |
山形高等学校 米沢工業専門学校 山形師範学校 山形青年師範学校 |
福島大学 |
s県 |
学芸学部 経済学部 |
福島経済専門学校 福島師範学校 福島青年師範学校 |
茨城大学 |
茨城県 |
文理学部 教育学部 工学部 |
水戸高等学校 多賀工業専門学校 茨城師範学校 茨城青年師範学校 |
宇都宮大学 |
栃木県 |
学芸学部 農学部 |
宇都宮農林専門学校 栃木師範学校 栃木青年師範学校 |
群馬大学 |
群馬県 |
学芸学部 医学部 工学部 |
前橋医科大学 前橋医学専門学校 桐生工業専門学校 群馬師範学校 群馬青年師範学校 |
埼玉大学 |
埼玉県 |
文理学部 教育学部 |
浦和高等学校 埼玉師範学校 埼玉青年師範学校 |
千葉大学 |
千葉県 |
学芸学部 医学部 薬学部 工芸学部 園芸学部 |
千葉医科大学 千葉医科大学附属医学専門部 千葉医科大学附属薬学専門部 千葉農業専門学校 東京工業専門学校 千葉師範学校 千葉青年師範学校 |
東京大学 |
東京都 |
教養学部 文学部 教育学部 法学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
東京大学 東京大学附属医学部専門部 第一高等学校 東京高等学校 |
東京外国語大学 |
外国語学部 |
東京外事専門学校 |
|
東京学芸大学 |
学芸学部 |
東京第一師範学校 東京第二師範学校 東京第三師範学校 東京青年師範学校 |
|
東京農工大学 |
農学部 繊維学部 |
東京農林専門学校 東京繊維専門学校 |
|
東京芸術大学 |
美術学部 音楽学部 |
東京美術学校 東京音楽学校 |
|
東京教育大学 |
文学部 教育学部 理学部 農学部 体育学部 |
東京文理科大学 東京高等師範学校 東京農業教育専門学校 東京体育専門学校 |
|
東京工業大学 |
工学部 |
東京工業大学 東京工業大学附属予備部 東京工業大学附属高等工業教員養成所 |
|
お茶の水女子大学 |
文学部 理家政学部 |
東京女子高等師範学校 |
|
電気通信大学 |
電気通信学部 |
中央無線電信講習所 |
|
一橋大学 |
法学社会学部 経済学部 商学部 |
東京商科大学 東京商科大学予科 東京商科大学附属商学専門部 |
|
東京水産大学 |
神奈川県 |
水産学部 |
第一水産講習所 |
横浜国立大学 |
学芸学部 経済学部 工学部 |
横浜経済専門学校 横浜工業専門学校 神奈川師範学校 神奈川青年師範学校 |
|
新潟大学 |
新潟県 |
人文学部 教育学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
新潟医科大学 新潟医科大学附属医学専門部 新潟高等学校 長岡工業専門学校 新潟第一師範学校 新潟第二師範学校 新潟青年師範学校 |
富山大学 |
富山県 |
文理学部 教育学部 薬学部 工学部 |
富山高等学校 富山薬学専門学校 高岡工業専門学校 富山師範学校 富山青年師範学校 |
金沢大学 |
石川県 |
法文学部 教育学部 理学部 医学部 薬学部 工学部 |
金沢医科大学 金沢医科大学附属医学専門部 金沢医科大学附属薬学専門部 第四高等学校 金沢工業専門学校 金沢高等師範学校 石川師範学校 石川青年師範学校 |
福井大学 |
福井県 |
学芸学部 工学部 |
福井工業専門学校 福井師範学校 福井青年師範学校 |
山梨大学 |
山梨県 |
学芸学部 工学部 |
山梨工業専門学校 山梨師範学校 山梨青年師範学校 |
信州大学 |
長野県 |
文理学部 教育学部 医学部 工学部 農学部 繊維学部 |
松本医科大学 松本医学専門学校 松本高等学校 上田繊維専門学校 長野工業専門学校 長野師範学校 長野青年師範学校 |
岐阜大学 |
岐阜県 |
学芸学部 農学部 |
岐阜農林専門学校 岐阜師範学校 岐阜青年師範学校 |
静岡大学 |
静岡県 |
文理学部 教育学部 工学部 |
静岡高等学校 浜松工業専門学校 静岡第一師範学校 静岡第二師範学校 静岡青年師範学校 |
名古屋大学 |
愛知県 |
文学部 教育学部 法経学部 理学部 医学部 工学部 |
名古屋大学 名古屋大学附属医学専門部 第八高等学校 名古屋経済専門学校 岡崎高等師範学校 |
愛知学芸大学 |
学芸学部 |
愛知第一師範学校 愛知第二師範学校 愛知青年師範学校 |
|
名古屋工業大学 |
工学部 |
名古屋工業専門学校 |
|
三重大学 |
三重県 |
学芸学部 農学部 |
三重農林専門学校 三重師範学校 三重青年師範学校 |
滋賀大学 |
滋賀県 |
学芸学部 経済学部 |
彦根経済専門学校 滋賀師範学校 滋賀青年師範学校 |
京都大学 |
京キ府 |
文学部 教育学部 法学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
京都大学 京都大学附属医学専門部 第三高等学校 |
京都学芸大学 |
学芸学部 |
京都師範学校 京都青年師範学校 |
|
京都工芸繊維大学 |
工芸学部 繊維学部 |
京都繊維専門学校 京都工業専門学校 |
|
大阪大学 |
大阪府 |
文学部 法経学部 理学部 医学部 工学部 |
大阪大学 大阪大学附属医学専門部 大阪大学附属薬学専門部 大阪高等学校 |
大阪外国語大学 |
外国語学部 |
大阪外事専門学校 |
|
大阪学芸大学 |
学芸学部 |
大阪第一師範学校 大阪第二師範学校 |
|
神戸大学 |
兵庫県 |
文理学部 教育学部 法学部 経済学部 経営学部 工学部 |
神戸経済大学 神戸経済大学予科 神戸経済大学附属経営学専門部 姫路高等学校 神戸工業専門学校 兵庫師範学校 兵庫青年師範学校 |
奈良学芸大学 |
奈良県 |
学芸学部 |
奈良師範学校 奈良青年師範学校 |
奈良女子大学 |
文学部 理家政学部 |
奈良女子高等師範学校 |
|
和歌山大学 |
和歌山県 |
学芸学部 経済学部 |
和歌山経済専門学校 和歌山師範学校 和歌山青年師範学校 |
鳥取大学 |
鳥取県 |
学芸学部 医学部 農学部 |
米子医科大学 米子医学専門学校 鳥取農林専門学校 鳥取師範学校 鳥取青年師範学校 |
島根大学 |
島根県 |
文理学部 教育学部 |
松江高等学校 島根師範学校 島根青年師範学校 |
岡山大学 |
岡山県 |
法文学部 教育学部 理学部 医学部 農学部 |
岡山医科大学 岡山医科大学附属医学専門部 第六高等学校 岡山師範学校 岡山青年師範学校 |
広島大学 |
広島県 |
文学部 教育学部 政経学部 理学部 工学部 水畜産学部 |
広島文理科大学 広島高等学校 広島工業専門学校 広島高等師範学校 広島女子高等師範学校 広島師範学校 広島青年師範学校 |
山口大学 |
山口県 |
文理学部 教育学部 経済学部 工学部 農学部 |
山口高等学校 山口経済専門学校 宇部工業専門学校 山口師範学校 山口青年師範学校 |
徳島大学 |
コ島県 |
学芸学部 医学部 工学部 |
徳島医科大学 徳島医学専門学校 徳島高等学校 徳島工業専門学校 徳島師範学校 徳島青年師範学校 |
香川大学 |
香川県 |
学芸学部 経済学部 |
高松経済専門学校 香川師範学校 香川青年師範学校 |
愛媛大学 |
愛媛県 |
文理学部 教育学部 工学部 |
松山高等学校 新居浜工業専門学校 愛媛師範学校 愛媛青年師範学校 |
高知大学 |
高知県 |
文理学部 教育学部 農学部 |
高知高等学校 高知師範学校 高知青年師範学校 |
福岡学芸大学 |
学芸学部 |
福岡第一師範学校 福岡第二師範学校 福岡青年師範学校 |
|
九州大学 |
iェ県 |
文学部 教育学部 法学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
九州大学 九州大学附属医学専門部 福岡高等学校 久留米工業専門学校 |
九州工業大学 |
工学部 |
明治工業専門学校 |
|
佐賀大学 |
佐賀県 |
文理学部 教育学部 |
佐賀高等学校 佐賀師範学校 佐賀青年師範学校 |
長崎大学 |
長崎県 |
学芸学部 経済学部 医学部 薬学部 水産学部 |
長崎医科大学 長崎医科大学附属薬学専門部 長崎高等学校 長崎経済専門学校 長崎師範学校 長崎青年師範学校 |
熊本大学 |
熊本県 |
法文学部 教育学部 理学部 医学部 薬学部 工学部 |
熊本医科大学 熊本医科大学附属医学専門部 第五高等学校 熊本薬学専門学校 熊本工業専門学校 熊本師範学校 熊本青年師範学校 |
大分大学 |
大分県 |
学芸学部 経済学部 |
大分経済専門学校 大分師範学校 大分青年師範学校 |
宮崎大学 |
宮崎県 |
学芸学部 工学部 農学部 |
宮崎農林専門学校 宮崎師範学校 宮崎青年師範学校 |
鹿児島大学 |
鹿児島県 |
文理学部 教育学部 農学部 水産学部 |
第七高等学校 鹿児島農林専門学校 鹿児島水産専門学校 鹿児島師範学校 鹿児島青年師範学校 |
(附置の研究所)
第四条 国立大学に、左表の通り、研究所を附置する。
大学の名称 |
研究所の名称 |
位置 |
目的 |
北海道大学 |
低温科学研究所 |
北海道 |
低温における科学的現象に関する学理及びその応用の研究 |
応用電気研究所 |
電気の応用に関する総合研究 |
||
触媒研究所 |
触媒に関する学理及びその応用の研究 |
||
東北大学 |
金属材料研究所 |
宮城県 |
鉄鉱その他の金属及び合金に関する学理及びその応用の研究 |
農学研究所 |
東北地方における農産(林産及び畜産を含む。)及び水産に関する学理並びにその応用の研究 |
||
選鉱製錬研究所 |
重要金属の選鉱及び製錬に関する学理及びその応用の研究 |
||
抗酸菌病研究所 |
抗酸菌病の予防及び治療に関する学理及びその応用の研究 |
||
科学計測研究所 |
科学計測に関する学理及びその応用の研究 |
||
高速力学研究所 |
高速力学に関する学理及びその応用の研究 |
||
電気通信研究所 |
電気通信に関する学理及びその応用の研究 |
||
非水溶液化学研究所 |
非水溶液化学に関する学理及びその応用の研究 |
||
ガラス研究所 |
ガラスに関する学理及びその応用の研究 |
||
千葉大学 |
腐敗研究所 |
千葉県 |
腐敗に関する学理及びその応用の研究 |
東京大学 |
伝染病研究所 |
東京都 |
伝染病その他の病源の検索並びに予防治療に関する学理及びその応用の研究 |
東京天文台 |
天文学に関する事項の攻究並びに天象観測、暦書編製、時の測定、報時及び時計の検定に関する事務 |
||
地震研究所 |
地震の学理及び震災予防に関する事項並びに爆震爆風及び地震探鉱法に関する事項の研究 |
||
東洋文化研究所 |
東洋文化に関する総合研究 |
||
立地自然科学研究所 |
国民生活に必要なる資源に関する立地自然科学の学理及びその応用の総合研究 |
||
ふく射線化学研究所 |
電波、赤外線、光波等のふく射線に関する化学的事項の学理及びその応用の研究 |
||
理工学研究所 |
理学及び工学に関する学理及びその応用の総合研究 |
||
社会科学研究所 |
社会科学に関する総合研究 |
||
新聞研究所 |
新聞及び時事についての出版、放送又は映画に関する研究並びにこれらの事業に従事し、又は従事しようとする者の指導及び養成 |
||
生産技術研究所 |
千葉県 |
生産に関する技術的問題の科学的総合研究並びに研究成果の実用化試験 |
|
東京教育大学 |
光学研究所 |
東京都 |
光学に関する学理及びその応用の研究 |
東京工業大学 |
建築材料研究所 |
東京都 |
建築用材料に関する学理及びその応用の研究 |
資源化学研究所 |
資源に関する化学の学理及びその応用の研究 |
||
精密機械研究所 |
精密機械に関する学理及びその応用の研究 |
||
窯業研究所 |
窯業に関する学理及びその応用の研究 |
||
電気科学研究所 |
電気科学に関する学理及びその応用の研究 |
||
燃料科学研究所 |
燃料科学の学理及びその応用の研究 |
||
一橋大学 |
経済研究所 |
東京都 |
日本及び世界の経済の総合研究 |
金沢大学 |
結核研究所 |
石川県 |
結核の予防及び治療に関する学理及びその応用の研究 |
名古屋大学 |
環境医学研究所 |
愛知県 |
環境医学に関する学理及びその応用の研究 |
空電研究所 |
空電に関する学理及びその応用の研究 |
||
京都大学 |
化学研究所 |
京キ府 |
化学に関する特殊事項の学理及びその応用の研究 |
人文科学研究所 |
世界文化に関する人文科学の総合研究 |
||
結核研究所 |
結核の予防及び治療に関する学理及びその応用の研究 |
||
工学研究所 |
工学に関する学理及びその応用の総合研究 |
||
木材研究所 |
木材に関する学理及びその応用の研究 |
||
食糧科学研究所 |
食糧の生産、加工、利用及び貯蔵に関する研究 |
||
大阪大学 |
微生物病研究所 |
大阪府 |
微生物病に関する学理及びその応用の研究 |
産業科学研究所 |
自然科学に関する特殊事項で、産業に必要なものの基礎的学理及びその応用の研究 |
||
音響科学研究所 |
音響に関する学理及びその応用の研究 |
||
神戸大学 |
経済経営研究所 |
兵庫県 |
経済並びに経営に関する学理及びその技術の研究 |
岡山大学 |
放射能泉研究所 |
鳥取県 |
放射能泉に関する学理及びその応用の研究 |
広島大学 |
理論物理学研究所 |
広島県 |
物理学の基礎理論に関する総合研究 |
九州大学 |
温泉治療学研究所 |
大分県 |
温泉治療学に関する学理及びその応用の研究 |
流体工学研究所 |
iェ県 |
流体に関する工学の学理及びその応用の研究 |
|
弾性工学研究所 |
弾性工学に関する学理及びその応用の研究 |
||
産業労働研究所 |
産業労働に関する総合研究 |
||
生産科学研究所 |
産業に関する基礎的及び応用的研究 |
||
長崎大学 |
風土病研究所 |
長崎県 |
風土病に関する学理及びその応用の研究 |
熊本大学 |
体質医学研究所 |
熊本県 |
体質医学の学理及びその応用の研究 |
(学部附属の研究施設)
第五条 国立大学の学部に、左表の通り研究施設を置く。
大学の名称 |
学部 |
研究施設の名称 |
北海道大学 |
理学部 |
附属臨海実験所 |
医学部 |
附属病院、附属病院分院、看護婦養成施設 |
|
農学部 |
附属植物園、附属農場、附属演習林 |
|
帯広畜産大学 |
畜産学部 |
附属農場 |
弘前大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
岩手大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
東北大学 |
理学部 |
附属臨海実験所 |
医学部 |
附属病院、附属病院分院、看護婦養成施設 |
|
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
|
宇都宮大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
群馬大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
千葉大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
園芸学部 |
附属農場 |
|
東京大学 |
文学部 |
史料編纂所 |
理学部 |
附属臨海実験所、附属植物園 |
|
医学部 |
附属病院、附属病院分院、看護婦養成施設 |
|
工学部 |
附属総合試験所 |
|
農学部 |
附属農場、附属演習林、附属水産実験所 |
|
東京農工大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
東京教育大学 |
理学部 |
附属臨海実験所 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
|
東京水産大学 |
水産学部 |
附属実験実習場 |
新潟大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
金沢大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
信州大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
岐阜大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
名古屋大学 |
理学部 |
附属臨海実験所 |
医学部 |
附属病院、附属病院分院、看護婦養成施設 |
|
三重大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
京都大学 |
理学部 |
附属臨海実験所、附属臨湖実験所、附属火山温泉研究所 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
|
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
|
大阪大学 |
医学部 |
附属病院、附属病院分院、看護婦養成施設 |
鳥取大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
|
岡山大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
広島大学 |
理学部 |
附属臨海実験所 |
徳島大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
九州大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
農学部 |
附属農場、附属演習林、附属水産実験所 |
|
長崎大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
熊本大学 |
医学部 |
附属病院、看護婦養成施設 |
宮崎大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
鹿児島大学 |
農学部 |
附属農場、附属演習林 |
(附属図書館)
第六条 国立大学に、附属図書館を置く。
(附属の学校)
第七条 国立大学に附属の学校を置く場合においては、その組織その他必要な事項は、法律又は政令で定める。
(講座等)
第八条 国立大学の各学部に置かれる講座又はこれに代るべきものの種類その他必要な事項は、文部省令で定める。
第三章 国立高等学校
(名称及び位置)
第九条 国立高等学校の名称及び位置は、左表に掲げる通りとする。
国立高等学校の名称 |
位置 |
仙台電波高等学校 |
宮城県 |
詫間電波高等学校 |
香川県 |
熊本電波高等学校 |
熊本県 |
第四章 国立の各種学校
(名称及び位置等)
第十条 国立の各種学校の名称、位置及び目的は、左表に掲げる通りとする。
国立の各種学校の名称 |
位置 |
目的 |
国立盲教育学校 |
東京都 |
盲教育の研究並びに盲学校の教員の養成 |
国立ろう教育学校 |
千葉県 |
ろう教育の研究並びにろう学校の教員の養成 |
(附属の学校)
第十一条 国立盲教育学校に、附属の盲学校を置く。
2 国立ろう教育学校に、附属のろう学校を置く。
第五章 職員及び職
(国立学校の職員の定員)
第十二条 各国立学校に置かれる職員の定員は、別表第一から第三までによる。
(国立学校の職)
第十三条 各国立学校(附則第三項及び第五項に規定する学校を含む。)に置かれる職の種類及び定員については、文部省令で定める。
(国立学校に置かれる職員の任免等)
第十四条 国立学校に置かれる職員の任免、懲戒その他人事管理に関する事項については、国家公務員法(昭和二十二年法律第百二十号)及び教育公務員特例法(昭和二十四年法律第一号)の定めるところによる。
第六章 雑則
(命令への委任)
第十五条 この法律又は他の法律に別段の定めのあるものを除く外、国立学校の組織及び運営の細目については、文部省令で定める。
附 則
1 この法律は、公布の日から施行する。但し、第一条の規定は、学校の修業年限及び学年の進行に関しては、昭和二十四年四月一日から適用があるものとする。
2 左に掲げる勅令は、廃止する。
国立総合大学令(大正八年勅令第十二号)
国立総合大学官制(昭和二十一年勅令第二百五号)
国立総合大学及び其の学部に関する件(大正八年勅令第十三号)
東京大学講座令(大正八年勅令第十四号)
京都大学講座令(大正八年勅令第十五号)
東北大学講座令(大正八年勅令第十六号)
九州大学講座令(大正八年勅令第十七号)
北海道大学講座令(大正八年勅令第十八号)
大阪大学講座令(昭和六年勅令第六十九号)
名古屋大学講座令(昭和十四年勅令第百十四号)
官立大学官制(昭和二十一年勅令第二百六号)
教員養成諸学校官制(昭和二十一年勅令第二百八号)
臨時教員養成所官制(明治三十五年勅令第百号)
官立高等学校官制(昭和二十一年勅令第二百九号)
官立専門学校官制(昭和二十一年勅令第二百十号)
国立総合大学及び官立医科大学に臨時医学専門部を設置するの件(昭和十五年勅令第二百七十八号)
工芸技術講習所官制(昭和十五年勅令第七百六十九号)
無線電信講習所官制(昭和十七年勅令第二百七十四号)
水産講習所官制(昭和四年勅令第二十二号)
官立盲学校及聾唖学校官制(昭和二十一年勅令第二百十一号)
低温科学研究所官制(昭和十六年勅令第千一号)
応用電気研究所官制(昭和十八年勅令第五十六号)
触媒研究所官制(昭和十八年勅令第五十七号)
金属材料研究所官制(大正十一年勅令第三百六十一号)
農学研究所官制(昭和十四年勅令第五百二十一号)
選鉱製錬研究所官制(昭和十六年勅令第二百六十八号)
抗酸菌病研究所官制(昭和十六年勅令第千百十九号)
科学計測研究所官制(昭和十八年勅令第五十四号)
高速力学研究所官制(昭和十八年勅令第七百六十一号)
電気通信研究所官制(昭和十九年勅令第六号)
非水溶液化学研究所官制(昭和十九年勅令第七号)
硝子研究所官制(昭和二十年勅令第二十五号)
伝染病研究所官制(大正五年勅令第四十七号)
東京天文台官制(大正十年勅令第四百五十号)
地震研究所官制(大正十四年勅令第三百十一号)
東洋文化研究所官制(昭和十六年勅令第千十二号)
立地自然科学研究所官制(昭和十九年勅令第十七号)
輻射線化学研究所官制(昭和二十年勅令第三十九号)
理工学研究所官制(昭和二十一年勅令第百七十三号)
社会科学研究所官制(昭和二十一年勅令第三百九十四号)
環境医学研究所官制(昭和二十一年勅令第百七十四号)
化学研究所官制(大正十五年勅令第三百十三号)
人文科学研究所官制(昭和十四年勅令第五百二十号)
結核研究所官制(昭和十六年勅令第二百六十七号)
工学研究所官制(昭和十六年勅令第千二十二号)
木材研究所官制(昭和十九年勅令第三百五十四号)
食糧科学研究所官制(昭和二十一年勅令第四百二十三号)
微生物病研究所官制(昭和九年勅令第二百七十号)
産業科学研究所官制(昭和十四年勅令第八百三号)
音響科学研究所官制(昭和十九年勅令第八号)
温泉治療学研究所官制(昭和六年勅令第二百六十六号)
流体工学研究所官制(昭和十七年勅令第三十号)
弾性工学研究所官制(昭和十八年勅令第五十五号)
史料編纂に関する職員の件(明治三十八年勅令第九十五号)
3 第三条に規定する大学は、それぞれその包括する学校の課程を存置するものとし、それらの課程の履修、卒業及びそれらの課程を担当する教職員の身分等に関する事項並びに第三条に規定する大学に包括する学校に附置される学校については、なお従前の例により取り扱うものとする。
4 前項の規定の実施に関し必要な事項は、文部省令で定める。
5 学校教育法第九十八条の規定による学校のうち、国立大学に包括されないで、当分の間、なお従前の例により存続するものは、左に掲げる通りとする。但し、東京医学歯学専門学校は、昭和二十五年三月三十一日まで、東京医科歯科大学、大阪工業専門学校及び大阪青年師範学校は、昭和二十六年三月三十一日まで、存続するものとする。
東京医科歯科大学
東京医学歯学専門学校
大阪工業専門学校
大阪青年師範学校
6 水産講習所のうち、東京水産大学に包括されないもの(第二水産講習所)については、水産講習所官制は、別に農林省の設置に関する法律が制定施行されるまでの間、なお効力を有する。
7 従前の規定により国立の大学の大学院は、当分の間、なお従前の例により取り扱うものとする。
8 国立大学に包括される学校に置かれる職員の定員は、それぞれその学校を包括する国立大学の職員の定員に含まれるものとする。
9 第五項に掲げる学校に置かれる職員の定員は、別表第四による。
10 第十二条及び前項の規定は、別に政府職員の定員に関して定める法律の適用に影響を及ぼすものではない。
11 国立学校のうち、東京水産大学は、第一条第二項の規定にかかわらず、昭和二十五年三月三十一日まで、農林大臣の所轄とする。
12 第八条、第十三条、第十五条及び第四項中「文部省令」とあるのは、前項に定める日まで、東京水産大学にあつては「農林省令」と読み替えるものとする。
13 第四章に定める国立の各種学校は、昭和二十五年三月三十一日まで、存続するものとする。
(別表第一)
国立大学の名称 |
大学に置かれる職員の定員 |
北海道大学 |
二、五七二人 |
北海道学芸大学 |
六六〇人 |
室蘭工業大学 |
一四七人 |
小樽商科大学 |
九八人 |
帯広畜産大学 |
一五一人 |
弘前大学 |
八二五人 |
岩手大学 |
五九八人 |
東北大学 |
三、九九七人 |
秋田大学 |
四九六人 |
山形大学 |
五五八人 |
福島大学 |
四二六人 |
茨城大学 |
五七八人 |
宇都宮大学 |
四六五人 |
群馬大学 |
九〇二人 |
埼玉大学 |
三五〇人 |
千葉大学 |
一、六二八人 |
東京大学 |
五、八六七人 |
東京外国語大学 |
一二一人 |
東京学芸大学 |
九二六人 |
東京農工大学 |
三一三人 |
東京芸術大学 |
二九四人 |
東京教育大学 |
九四五人 |
東京工業大学 |
九一八人 |
お茶の水女子大学 |
三二〇人 |
電気通信大学 |
一四九人 |
一橋大学 |
三二四人 |
東京水産大学 |
三二二人 |
横浜国立大学 |
六三二人 |
新潟大学 |
一、四九一人 |
富山大学 |
四九二人 |
金沢大学 |
一、七〇三人 |
福井大学 |
三八一人 |
山梨大学 |
四一三人 |
信州大学 |
一、二二三人 |
岐阜大学 |
四五二人 |
静岡大学 |
七三二人 |
名古屋大学 |
一、九四〇人 |
愛知学芸大学 |
五八八人 |
名古屋工業大学 |
一七八人 |
三重大学 |
四七〇人 |
滋賀大学 |
三〇七人 |
京都大学 |
三、四五三人 |
京都学芸大学 |
三一九人 |
京都工芸繊維大学 |
三四七人 |
大阪大学 |
二、五三一人 |
大阪外国語大学 |
一〇五人 |
大阪学芸大学 |
六七三人 |
神戸大学 |
一、〇一五人 |
奈良学芸大学 |
二六一人 |
奈良女子大学 |
二三六人 |
和歌山大学 |
三二二人 |
鳥取大学 |
八一一人 |
島根大学 |
三五五人 |
岡山大学 |
一、三七四人 |
広島大学 |
一、三〇九人 |
山口大学 |
六七〇人 |
徳島大学 |
八六三人 |
香川大学 |
三六七人 |
愛媛大学 |
五六一人 |
高知大学 |
三六五人 |
福岡学芸大学 |
四八七人 |
九州大学 |
二、九一六人 |
九州工業大学 |
二三三人 |
佐賀大学 |
三二一人 |
長崎大学 |
一、一五六人 |
熊本大学 |
一、四八四人 |
大分大学 |
三六五人 |
宮崎大学 |
四二五人 |
鹿児島大学 |
八二三人 |
(別表第二)
国立高等学校の名称 |
高等学校に置かれる職員の定員 |
仙台電波高等学校 |
四六人 |
詫間電波高等学校 |
五〇人 |
熊本電波高等学校 |
五二人 |
(別表第三)
国立各種学校の名称 |
各種学校に置かれる職員の定員 |
国立盲教育学校 |
六五人 |
国立ろう教育学校 |
九四人 |
(別表第四)
附則第五項に掲げる学校の名称 |
上欄の学校に置かれる職員の定員 |
東京医科歯科大学 |
七四三人 |
東京医学歯学専門学校 |
三五人 |
大阪工業専門学校 |
一四〇人 |
大阪青年師範学校 |
六一人 |
(文部・農林・内閣総理大臣署名)