大正7年 鉄道ニュース


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山陽本線【駅名改称】水越→備後赤坂 1/1
花巻電気【延伸開業】花巻(後、中央花巻)〜西公園間 1/1
豊川鉄道 【新駅開業】野田城 1/1
相模鉄道の設立登記 1/4
信達軌道が大日本軌道福島支社の全事業を承継 1/8
青函連絡船、関釜航路で使用中の羅州丸(逓信省)2月1日〜4月3日まで助勤 1/12
小倉軌道、小倉電気軌道に経営譲渡 1/14
篠山駅構内まで線路を延長し、福知山線と接続する(同時に弁天駅は廃止)。国鉄との連絡運輸を開始 1/15
東海道本線【仮信号所開設】瀬戸川仮信号所 用宗〜焼津間 1/20
京阪電気鉄道(初代) 本社新事務所が大阪市東区京橋前ノ町3番地に竣工し、本社を移転 1/20
利根軌道【電化】利根川の水力発電を用いて全線電化 1/21
吾妻軌道 利根軌道電化のため鯉沢 〜 伊勢町林昌寺前間の折り返し運転 1/21
浜松鉄道 鉄道免許失効(引佐郡井伊谷村〜同郡伊平村間 指定ノ期限内ニ工事ニ着手セサルタメ)1/23
宮地軽便線【延伸開業】立野〜宮地 【新駅開業】赤水、内牧、坊中、宮地 1/25
温泉鉄道 第5回目の竣功期限延期願いが却下され免許失効 1/26
中越鉄道【延伸開業】能町〜新湊間(2.1M≒3.38km) 1/27
【新駅開業】吉久停留場、中伏木、新湊
肥前電気鉄道 塩田 〜 武雄間の免許失効 1/8
田園都市株式会社設立趣意書発表 1/


肥前電気軌道【社名変更】肥前電気鉄道 2/1
肥前電気鉄道 塩田 〜 嬉野間を鉄道路線に転換(手続き上は塩田 〜 嬉野間の軌道路線の廃止および鉄道路線の開業)
大湯鉄道【新駅開業】森ノ木(停留場) 2/1
東葛人車鉄道 営業休止 2/1

箕面有馬電気軌道【社名変更】阪神急行電鉄 2/4
阪神急行電鉄の略称として「阪急」、「阪急電鉄」の名称が用いられるようになる
伊那電車軌道【延伸開業】伊那福岡〜飯島間(2.7M≒4.35km)2/11
  1. 【仮停留場廃止】伊那福岡
  2. 【新駅開業】田切停留場、伊那赤坂停留場、飯島駅
簸上鉄道 【新駅開業】幡屋 2/11
愛媛鉄道【開業】長浜町(現在の伊予長浜)〜大洲(現在の伊予大洲)間。軌間762mm 2/14
東海道本線【信号所廃止】伊皿子信号所 2/16
三河鉄道 【臨時駅開業】新須磨(三代)2/17
野中御殿場馬車鉄道【廃止】須走停留場 〜 籠坂停留場間 2/19
四日市鉄道【駅廃止】芝田村・中菰野 2/20
佐久鉄道 鉄道免許状下付(南佐久郡青沼村〜同郡南牧村間)2/22
鉄道免許状下付(田川郡添田町-日田郡日田町間)2/26
東葛人車鉄道 営業休止


三菱鉱業(株)に北一ノ沢〜北二ノ沢間専用鉄道敷設免許 3/1
武蔵野鉄道武蔵野線【駅名改称】(旧)小手指→西所沢 3/1
京阪電気鉄道(初代) 守口駅(現在の守口市駅)京都側に守口車庫(1972年、寝屋川車庫に移転。現在の京阪百貨店守口店)が竣工し、網島車庫を移転 3/1
三河鉄道 【臨時駅廃止】新須磨(三代)3/2
阿波電気軌道に対し鉄道免許状下付(板野郡堀江村〜同郡松島村間)3/2
青函連絡船、車運丸曳航用として5月20日,松島丸(200トン)傭船 3/8
城南軌道【延伸開業】大河原〜村田間 3/8
城南軌道沿線で大火 3/13
蒸気機関車による煤煙が原因で、大河原、船岡両町で307戸を焼失する大火
鹿児島電気軌道【開業】柿本寺通 〜 新上橋間 3/13
鹿児島電気軌道【延伸開業】新上橋 〜 草牟田間、あるいは柿本寺通 〜 草牟田間 (74C) 3/14
武岡軽便鉄道 武岡鉄道に社名変更 3/19
法律第12号 鉄道敷設法中改正法律 3/23
普通団体旅客割引を停止(9年10月10日復活) 3/25
越後鉄道【停留場→駅】寺尾 3/25
不知火鉄道(後に口之津鉄道)に対し鉄道免許状下付(南高来郡島原町〜同郡口之津村間)3/25
糸満馬車軌道設立 3/25
成田鉄道 軽便鉄道法による軽便鉄道に変更 3/27
東武伊勢崎線全線を軽便鉄道法による軽便鉄道に変更 3/27
東武亀戸線 全線を軽便鉄道法による軽便鉄道に変更 3/27
東上鉄道 軽便鉄道指定 3/27
博多湾鉄道 軽便鉄道に指定 3/27
築地電軌 稲永新田 - 下之一色町間の特許が失効(後に同区間の特許を再取得)3/28
東海道貨物線【開業】小野浜〜神戸港 3/31
王子軽便鉄道 第三発電所完成 3/
名護 〜 仲尾次間5.6kmを結ぶ馬車鉄道の計画し、軌道敷設が出願される 3/
武岡軽便鉄道 武岡鉄道に社名変更 3/


成田線【新駅開業】大戸 4/1
熱海線丹那トンネル起工 4/1
九州線、門司〜長崎間各等25・26列車に2等寝台車を連結 4/1
京都電燈が嵐山電車軌道を合併。嵐山電鉄部の下に置かれる 4/2
美濃電気軌道 電燈事業開始 4/3
青函連絡船、汽船 甲辰丸 (709トン)5月30日まで傭船 4/10
三菱合資会社炭坑部を分離し三菱鉱業設立 4/10
宮崎軽便鉄道【新駅開業】白浜 4/15
両毛線【駅名改称】富山→大平下 4/16
本線(現在の京阪本線)軌道条例に基づき淀川西岸支線(現在の阪急電鉄京都本線の一部)の敷設特許を請願 4/16
>野江駅から分岐して淀川を渡り、大阪府三島郡の諸町村を経て京都府乙訓郡大山崎町に至り、同町を右折して久世郡淀町(現在の京都市伏見区)付近で再び本線に合流するルートであった。
筑波鉄道(旧)【開業】土浦〜筑波間(軌間1067mm・蒸気動力)4/17
ただし筑波〜 岩瀬間は機関車の不足により鉄道院の監査が受けられず開業と同時に運休処置が取られ、実質の開業区間は土浦 〜筑波間
東野鉄道【開業】西那須野〜黒羽間 4/17
法律第40号 軌道条例中改正法律 4/17
法律第41号 軽便鉄道法中改正法律 4/17
美濃電気鉄道、女子車掌を採用 4/18
魚沼鉄道 鉄道免許状下付(三島郡来迎寺村〜同郡深才村間)4/18
三河鉄道 【新駅開業】三河高浜 4/20
山陰本線【仮停車場→駅】 玄武洞仮停車場→玄武洞 4/21
小倉鉄道【マイル設定】富野連絡所〜東小倉(0.4M) 4/21
金石電気鉄道 中橋 〜 長田町間軌道敷設特許 4/22
新宮鉄道に対し鉄道免許状下付(揖保郡新宮村〜宍粟郡山崎町)4/22
副総裁中村是公総裁に就任 4/23
大阪市電 野田線(玉川町三丁目 〜 野田阪神電車前間)が、初の期外線として開業 4/25
大和鉄道【開業】新王寺〜田原本(現在の西田原本)間 4/26
【新駅開業】新王寺・大輪田・池部・箸尾・黒田・田原本
山口線 【延伸開業】篠目〜三谷間 (6.0M≒9.66km) 【新駅開業】三谷 4/28
京阪電気鉄道(初代) 取締役に浜崎健吉、篠野乙次郎がそれぞれ就任 4/28
室蘭本線にて9600型機関車により鉄製石炭車(荷重24t)73両(2700t)の牽引試験 4/
札幌電気軌道 路面電車化のため、軌道を撤去 4/
流山軽便鉄道【仮乗降場設置】馬橋〜大谷口間 駅名等不明 4/


草津線【駅名改称】大原→大原市場 5/1
東海道貨物線【開業】川崎〜浜川崎間(2.7M≒4.35km) 5/1
【新駅開業】(貨)浜川崎
登別温泉軌道 蒸気機関車導入 5/1
京王線【新駅開業】松沢 5/1
京成白鬚線 軌道特許状下付(南葛飾郡寺島村大字寺島字水道向〜同村同大字字馬場間) 5/1
尾西鉄道【延伸開業・全通】貨物線 木曽川橋〜木曽川港間 5/1
大和鉄道【新駅開業】但馬 5/5
福知山線【仮信号所開設】猪名川仮信号所 伊丹〜池田間 5/5
東北本線【信号所開設】小谷場信号所 蕨〜浦和間 5/15
東海道本線【仮信号所開設】歌島仮信号所 大阪〜神崎間 5/15
宮崎軽便鉄道【新駅開業】白浜 5/15
藤相鉄道【開業】遠州川崎町〜相良 間 6.0km 5/16
青函連絡船、車運丸曳船用として大島丸(180トン)10月まで傭船 5/21
横浜線の橋本と原町田の間で広軌レールを敷いて試運転を開始 5/23
東京帝国劇場において宝塚少女歌劇団の初公演を実施 5/23
常磐線【複線化】助川〜小木津間 5/25


借入中の足尾鉄道(下新囲〜足尾本山間)買収 6/1
北海道線時刻改正 6/1
函館〜岩見沢間1往復を函館桟橋〜旭川間各等5・6列車とし、これに接続する青森〜函館間航路臨時5・6便を増発
函館桟橋〜滝川間急行1・2列車に2等寝台車を連結
足尾鉄道 買収、国有化。足尾線(桐生〜間藤、間藤〜足尾本山(貨物線))6/1
東海道本線【信号所開設】篠原信号所 6/1
南海鉄道【複線化】吉見ノ里〜尾崎間 6/1
草軽電気鉄道【駅名改称】精進場川→三笠、浅間→二度上 青函連絡船、木造貨物船 白神丸 (841トン)配属,18日乙便より就航 6/5
京阪電気鉄道宇治線 【駅休止】三室戸 6/5
筑波鉄道【延伸開業】 筑波〜真壁間 6/7
日出生鉄道 鉄道免許取消(宇佐郡東院内村 〜 同郡安心院村間)6/10
足尾鉄道の下新田〜足尾本山/44.2kmを買収 6/11
磐越西線【復旧】喜多方〜山都間 新線切替で復旧 6/12
水戸鉄道【延伸開業】上菅谷〜瓜連 【新駅開業】常陸鴻巣、瓜連 6/12
三菱鉱業に移管後労務係詰所を大夕張駅と称した(夕張鉄道) 6/14
草津軽便鉄道 【新駅開業】地蔵川。のちの北軽井沢駅 6/15
角田軌道【廃止】角田 〜 舘矢間間(動力 馬力)6/15
藤相鉄道【開業】遠州川崎町 〜 相良 間 6.0km 6/16
[ 青函連絡船、木造貨物船白新丸就航 6/18
6/1
岩槻電気軌道は軌道特許が取消、同時に岩槻電気に社名変更 6/19
京成白鬚線 特許失効(南葛飾郡寺島村大字寺島字馬場十番地〜同村同大字字馬場八番地間 工事施工ノ認可ヲ得サルタメ) 6/21
和歌山水力電気【開業】黒江〜日方口間 6/21
喜連川人車鉄道【解散】 6/22
横浜電気江之島電気鉄道部【停留所廃止】中原・神戸橋・満福寺前停留所【停留所名改称】腰越→腰越浜上、袂ヶ浦→恵風園前 6/24
青函連絡船、第十二小野 (658トン)傭船 6/26
和歌山水力電気【延伸開業】黒江〜日方口(後の東浜)間 6/


樺太庁鉄道川上線【新駅開業】川上温泉(のちの丸山) 7/1
西尾鉄道【駅名改称】荻原→三河荻原 7/1
京都市が京都電気鉄道株式会社を買収し、京都電気鉄道全線を京都市電の一路線として編入 7/1
木屋町線 塩小路高倉〜七条高倉間休止
長岡鉄道 鉄道免許失効(三島郡深才村〜長岡市城内町間)7/5
安倍鉄道 鉄道免許失効(1914年7月2日免許 静岡市安西〜同市井ノ宮間 指定ノ期限内ニ工事竣工セサルタメ)7/12
手宮線【駅名改称】小樽→南小樽 7/15
関西本線【信号所開設】八田信号所 名古屋〜蟹江間 7/15
銚子遊覧鉄道の廃線跡が、地元の旅館送迎バスの専用道路となる 7/15
喜連川人車鉄道【軌道特許失効】7/15
島原鉄道 湊新地【駅名改称】島原湊 7/16
伊那電車軌道【延伸開業】飯島〜伊那福岡間(3.4M≒5.47km)7/23
【新駅開業】伊那本郷、七久保
遊泉寺銅山専用鉄道 鉱山閉鎖【廃止】鉱山口 〜 鵜川遊泉寺 7/
筑後軌道 千本杉駅以西の本線と支線を電化 7/
旅客運賃および料金改訂、約25%引上げ、2等は3等の75%増、1等は3等の75%増とする
青函連絡船、第5,6便設定,函館駅発送貨物の艀舟集貨中止 7/


宇高連絡船、旅客運賃1等1円、2等65銭、3等40銭 8/1
信越線【駅名改称】飯塚→北高崎 8/1
北方貨物線 【開業】貨物線として吹田〜宮原聯絡所〜歌島聯絡所〜神崎(現在の尼崎)間(6.8M≒10.94km)
  1. 宮原操車場開設
  2. 吹田〜宮原聯絡所間、歌島聯絡所〜神崎間は本線との二重戸籍区間
  3. 【信号所→聯絡所】宮原信号所→宮原聯絡所、歌島仮信号所→歌島聯絡所
大日本軌道熊本支社 軌道特許状下付(飽田郡出水村〜上益城郡木山町間)8/5
京都市電蹴上線【延伸開業】東山仁王門 〜 岡崎円勝寺町間 広軌路線【改軌】岡崎円勝寺町〜南禅寺〜蹴上間、【休止】木屋町二条〜岡崎円勝寺町 8/7
米騒動が起ったため、米・木炭の指定輸送を行う 8/8
木更津線【延伸開業】安房勝山〜那古船形間 8/10
富士身延鉄道【延伸開業】芝川〜十島間 【新駅開業】十島停留場 8/10
駿豆鉄道【電化】三島町〜大場間 8/10
札幌市電【開業】 東2丁目〜西15丁目間 8/12
札幌市電【開業】 停公線 札幌駅前〜三越前〜すすきの 8/12
札幌市電【開業】 南4条線 8/12
国鉄鷹取工場労働者,賃上げを要求し事務所等を襲撃 8/13
大阪市電 米騒動により、夕刻以降の市電の運行を全線で運休 8/14
高崎線【信号所新設】本宿 8/16
東北本線 【信号所新設】幡谷信号所 松島(旧駅)〜鹿島台間 8/16
横荘鉄道株式会社【延伸開業】 横手〜沼館間(15.31km) 8/18
寿都で獲れるニシンや鉱産物の輸送等を目的として寿都鉄道設立 8/20
宗谷線【延伸開業】中頓別〜浜頓別(19.0km) 8/25 
【新駅開業】下頓別、浜頓別
東海道本線【仮信号所廃止】瀬戸川仮信号所 8/25
生駒鋼索鉄道【開業】 鳥居前〜宝山寺間8/29
磐城海岸軌道が合資会社東商会を買収 泉 〜 小名浜間の鉄道を移管 8/30
磐城海岸軌道 軌道特許権譲渡許可 8/30
(札幌市)馬車鉄道が民営の電車となる 8/


通常噸扱貨物廃止,通常斤扱を小口扱と改称,速達便扱を急行便として貨物扱区分と分離; 区分=小口扱,貸切扱 9/1
三菱鉱業美唄鉄道線 停車場名称変更届(沼貝を美唄炭山に変更)9/1
京都電灯【開業】大野口〜大野三番(のちの京福大野)間 9/1
京都市電蹴上線【休止→廃止】休止中の木屋町二条 〜 岡崎円勝寺町間の狭軌路線 9/1
田園都市株式会社(資本金50万円)社長に中野武富、相談役に渋沢栄一就任)9/2
北丹軽便鉄道【敷設認可申請】(福知山 〜 由良間32km)発起人は福知山・大江の有志で、山本辰六郎ほか19名 9/4
筑波鉄道(旧)【延伸開業】真壁〜岩瀬間 9/7
貨物支線【開業】 9/10
  1. 熱田〜古渡聯絡所〜千種間(3.0M≒4.83km)
  2. 梅小路〜丹波口間(1.8M≒2.90km)
(仙台軌道設立) 軌道特許状下付(仙台市〜志田郡古川町間 人車軌道 9/11
福知山線【仮信号所廃止】 猪名川仮信号所 9/13
富士身延鉄道(鈴川 〜 久沢間 7.7km)の軌道敷設特許権を根方軌道に対し譲渡許可 9/14
常磐線【複線化】小木津〜川尻間 9/15
秩父鉄道【延伸開業】武甲線 影森〜武甲間。貨物営業のみ 9/16
砺波鉄道 金沢と福野を結ぶ目的で設立された金福鉄道を合併し、加越鉄道に改称 9/17
【開業】筑前参宮鉄道(貨物線) 宇美〜筑前勝田(2.8km) 9/19
【新駅開業】(貨)宇美、(貨)筑前勝田
陸羽西線【延伸開業】酒田〜鶴岡間 9/21
【延伸開業】陸羽西線 余目〜鶴岡(仮)(13.3km) 【新駅開業】藤島、鶴岡
名古屋電気鉄道【延伸開業】築地橋 〜 築港(後の名古屋港)(0.3km)間 9/21
遠田電気 終点を観瀾亭前から五大堂前に変更して特許認可 9/23
【開業】陸奥鉄道 川部〜五所川原 9/25
【新駅開業】藤崎、板柳、鶴泊(停留場)、陸奥鶴田、五所川原
軽便鉄道延長線(新潟県長岡市城内町〜同県古志郡栖吉村間)指定の期限内に工事施工認可申請を為さざる為敷設免許状が失効(官報掲載日) 内務大臣床次竹二郎鉄道院総裁兼任 9/29
青函連絡船、青森駅乗船場及び旧連絡待合室改築 9
京阪電気鉄道(初代) 将棊島貨物駅の新設工事竣工


伊那電車軌道【停留場廃止】駒ヶ原 10/1
青函連絡船、第十二小野丸 関釜航路に転傭 10/2
南海鉄道【延伸開業】羽衣〜伽羅橋間 10/2
【駅廃止】高師ノ浜 羽衣〜葛葉間
東葛人車鉄道 営業廃止 10/3
青函連絡船、木造貨物龍飛丸(841トン)配属,16日乙便より就航 10/4
長門鉄道【開業】小月 〜 西市 10/7
富士身延鉄道【延伸開業】十島〜内船南部(現・内船)間(4.9M≒7.89km) 10/8
【新駅開業】内船南部
信達軌道自動車線 【開業】川俣〜松川間 10/13
青函連絡船、木造貨物船龍飛丸就航 10/16
両毛線【駅名改称】富山→大平下 10/16
豊州本線【駅呼称変更】苅田(かんだ→かりた) 10/16
定山渓鐡道株式会社【開業】白石〜定山渓 10/17
【新駅開業】豊平、石切山、藤の沢、簾舞、定山渓
水戸鉄道【延伸開業】瓜連〜常陸大宮 【新駅開業】常陸大宮 10/23
北九州軽便鉄道に対し鉄道免許状下付(筑紫郡那珂村〜西松浦郡大坪村間) 10/23
京阪電気鉄道(初代) 取締役に馬場斉吉が就任 10/28

東北本線【新駅開業】厨川 11/1
  1. 中目信号所 越河〜白石間
  2. 御堂信号所 沼宮内〜奥中山間
美濃電気軌道 車庫を梅林付近から長住町付近へ移転 10/


貨物運賃の特約割引を廃止 11/1
東北本線【新駅開業】厨川【信号場開設】御堂信号場 11/1
信越線 【信号所新設】 脇野田 11/1
伊勢鉄道【駅名改称】 一身田町→高田本山 11/1
山口線 【延伸開業】三谷〜徳佐間 (7.0M≒11.27km) 【新駅開業】地福・徳佐 11/3
(上砂川支線)三井鉱山の砂川炭礦専用線として開業 11/5
鉄道院、等寝台1人床を並型、2人床を大型と改称、同時に風紀維持のため、二等寝台の大人2人使用を禁止 11/6
藤相鉄道 鉄道免許失効(志太郡藤枝町〜同郡岡部町間 指定ノ期限内ニ工事竣工セサルタメ)11/6
東葛人車鉄道 会社解散 11/8
奥羽本線【新駅開業】 袖崎 11/10
小浜線、敦賀〜小浜間 11/10
  1. 【延伸開業】十村〜小浜間(12.5M≒20.12km)
  2. 【新駅開業】大鳥羽、三宅、新平野、小浜
武蔵野鉄道武蔵野線【開業】加治荷扱所 11/12
大糸北線 【延伸開業】糸魚川〜根知 11/14
北陸本線【信号所開設】 熊坂信号所 細呂木〜大聖寺間 11/15
芦屋鉄道【駅廃止】島津 11/15
丸子鉄道線【開業】大屋〜丸子町間。蒸気運転 11/21
【新駅開業】大屋、信濃石井、長瀬、下丸子、中丸子、上丸子、丸子町
山陰本線【延伸開業】仁万〜浅利間(11.9M≒19.15km) 11/25
【新駅開業】馬路、温泉津、黒松、浅利
(上砂川支線)三井鉱山の専用線として開業 11/


東北線上野〜青森間211・212列車を増発(直通4往復となる)12/1
京阪本線【旅客営業廃止】塩小路。貨物専用駅に 12/1
京阪電気鉄道(初代) 淀川支線の敷設特許、並びに命令書を返上 12/2
東京〜山田間不定期旅客列車1往復設定 12/
中央本線 【新駅開業】長坂 12/11
伊那電車軌道【延伸開業】七久保〜高遠原間(1.0M≒1.61km)12/12
【停留場開業】高遠原停留場
栗原軌道株式会社設立 12/15
中央軌道株式会社創立総会 12/15
(仙北鉄道) 登米線、瀬峰〜登米間免許 12/17
九州水力電気【開業】大分駅前〜外堀間 12/18
山手線【複々線化】品川〜大崎間、山手線の開始 12/20
尾道軽便鉄道会社設立 12/20
愛知電気鉄道【駅廃止認可】秋葉前駅 神宮前〜傳馬間 12/23
鹿本鉄道【開業】 肥後豊田〜宮原間 12/26
京阪電気鉄道【延長線追願】淀川西岸支線延長線 大山崎 〜 四条大宮間15.2km(山崎、長岡、桂、西京極、西院、四条大宮)電気鉄道敷設特許を請願 12/27
京阪電気鉄道(初代) 守口第2変電所が竣工し、守口変電所 〜 守口第2変電所間の送電を開始 12/27
南海鉄道【複線化】尾崎〜箱作間 12/27
釧路線【新駅開業】(貨)茂尻 12/28
東濃鉄道【開業】新多治見〜広見間。軌間768mm12/28
【新駅開業】新多治見、小泉停留場、姫停留場、広見

安田川林道:幹線【延伸開業】


北星炭礦美流渡礦専用鉄道 美流渡駅〜坑口間に馬車鉄道敷設
常磐線 【複線化】我孫子〜利根川信号場間
十和田軌道 個人経営の古間木〜三本木〜子ノ口間の乗合自動車運行開始
富士身延鉄道 馬車鉄道の鈴川 〜 長沢 〜 入山瀬間が根方軌道に譲渡
安曇鉄道が、松本 〜 稲核間の鉄道敷設免許を出願するも却下
湘南軽便鉄道 経営難により一時休止、その後経営移管され湘南軌道
富士身延鉄道 【経営権譲渡】根方軌道 馬車鉄道の鈴川〜長沢〜入山瀬間
大日本軌道【廃止】江尻新道(辻村から改称)〜波止場間(後に【再開業】)
登別温泉軌道蒸気機関車導入 ?
日立鉱山専用電気鉄道 役宅停留所が廃止され、杉本停留所が開設
京浜電気鉄道【駅名改称】発電所前→久根崎
船木鉄道株式会社に社名変更
箕面有馬電気軌道、梅田〜野江に至る京阪との連絡線免許を免許失効
田園都市(株)、事業用地買収開始(対象地:洗足、大岡山、多摩川台の各地区)
魚梁瀬森林鉄道 中川線敷設
江尻新道【廃止】(辻村から改称) 〜 波止場間(後に再開業)

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大正7年 鉄道に関する事件・事故

信越本線熊ノ平駅列車脱線事故 3/7
貨第191列車(補助機関車2両+貨車11両+本務機関車1両)の本務機関士が、熊ノ平駅を発車後第20号トンネル通過中に異臭を感じ停車。本務機に異常はなく、補機機関士との連絡をとったところ補機の軽微な故障と判断。
そこで再発車しようとしたが起動せず、碓氷峠の急勾配を退行し始めた。機関士は制動を試みたが発電ブレーキが故障して効かず、10箇所のトンネルを通過暴走して熊ノ平駅の引込線に突っ込み、第10号トンネル終点側出口壁に衝突した。本務機と貨車は転覆して大破、補機も脱線した。これにより乗務員2名、熊ノ平駅転轍手1名が即死、本務機関士が重傷後死亡で計4名が犠牲となり、6名が負傷した。 水戸で汽車の火の粉から大火となる。1100戸が焼失 3/25
下関駅構内で火薬が爆発し、27人が死亡する 7/26
山陽本線下関駅(旧)構内で関門連絡船に積込み中の弾薬搭載の貨車が爆発。作業員ら27名が死亡、40名が負傷した。さらに鉄道貨車7両が粉砕し118両が脱線したうえに、下関構内にいた急行列車の客車窓ガラスも破壊されたため、乗客59名も負傷した。

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大正7年 世相

警視庁、オートバイ交通専務巡査を配置(赤バイ。36年に白バイへ変更) 1/1
英国外務次官、珍田駐英大使に、日本軍主力と英・米3カ国で、ウラジオストク派兵を提議 1/1
紡績、第8次操短実施 1/1
友愛会、東京本所支部と東京モスリン吾嬬工場支部で婦人部連合大会を開催 1/2
政府、居留民保護を理由に、軍艦二隻のウラジオストク派遣を決定(12日出港) 1/4
横須賀軍港で巡洋戦艦「筑波」が爆沈。150余人が死亡 1/4
林権助駐中国公使、鄭家屯事件で、士官学校教官・軍事顧問・警察官の派駐要求口上書を、伍延芳外交部長に提出 1/5
米国、第1次世界大戦終結を目指した平和綱領14ヶ条を発表 1/8
閣議、列国と強調し、中華民国の内政上の紛争には不干渉を決定する 1/9
東北・北陸地方で豪雪 1/9
新潟県三俣村でなだれ発生し、157人が死亡
政府、居留民の保護を目的に、ウラジオストクへ軍艦2隻派遣 1/12
大阪の豊中で第一回日本フットボール大会。ラグビーは同志社、サッカーは御影師範優勝 1/12
皇太子妃に、久邇宮良子女王が内定 1/14
池見鉄工所の職工630人が20%賃上げ争議を実施 1/14〜17
寺内正毅首相、対民国問題に関し、憲政会・政友会・国民党の3党首に党首会談を申し入れる 1/15
高等試験令、普通試験令公布 1/17
理科教育研究会発会 1/19
山形県大鳥鉱山の飯場が倒壊し、150人が生埋めとなる
日本興業銀行、朝鮮銀行、台湾銀行が、中国の発券銀行「交通銀行」と、500万円の借款供与を契約(西原借款)1/20
キエフでウクライナが独立宣言、ロシア・ソビエトからの離脱はかる 1/22
鄭家屯事件日華公文を交換 1/22
第三回ソビエト大会開催、ロシアは社会主義ソビエト共和国であると宣言 1/23
全国絹織物増税反対同盟、織物消費税増徴反対決議 1/23
外国人入国に関する件公布 1/24
憲政党と国民党が内閣不信任案を上程。衆議院が解散される 1/25
東京スキー倶楽部設立 1/26
農商務省、三重県津の商人岡半右衛門に対し、米の買い占めについて戒告を与える 1/26
文部省、第1回教育的施設講習会開催 1/28
堂島米穀取引所立会を中止して、政府の定期市場干渉策に反対を表明 1/28
公立学校職員制公布 1/29
物価高が軍隊直撃、一日9銭3厘の副食費で主計官は栄養維持に四苦八苦、と新聞に 1/30
社会政策実行団が、東京芝区烏森町に平民食堂を開設(簡易食堂のはじめ)。
吉野作造ら普選研究会を設立 1/

米価が取引所設立以来の高値つける。一石25円47銭 2/1
「ニューヨーク・タイムズ」紙が宅配を開始 2/3
大正6年内地米実高を5460万石と発表 2/3
岡田良平文相、師範学校と中学校の理科教育改善を訓令 2/5
イギリスで選挙法が改正され、30歳以上の女性に参政権が認められる 2/6
衆議院予算委員会、八幡製鉄所汚職問題が取り上げられる(2月18日、同所長官・押川則吉が自殺) 2/9
警視庁、雇人口入営業規則と芸娼妓口入営業規則を廃止。紹介業営業取締規則を公布 2/10
憲法発布30周年祝賀国民大会開催。民衆と警官が衝突 2/11
東京府慈善協会設立 2/11
臨時産業調査局官制、大蔵省臨時調査局官制、逓信省臨時調査局官制をそれぞれ公布 2/12
衆議院、8・6艦隊編成を含む予算案修正可決 2/12
貴族院、8・6艦隊編成を含む予算案可決 2/13
イギリス外相、講和会議では山東省と南洋諸島のドイツ権益に対する日本の要求を支持すると回答 2/13
米国で映画「類人猿ターザン」封切 2/14
リトアニア、独立を宣言(以後、エストニア・ラトビア・グルジアなども続く)2/16
汚職問題で、押川則吉八幡製鉄所長官自殺 2/18
ソビエト政府、土地社会化法公布 2/19
浦賀船渠職工5300人が3割賃上げ要求ストを実施 2/21
朝鮮総督府、書堂規則制定(書堂=初等学校) 2/21
三井物産、中国海軍部と双橋無線台借款53万6267ポンド供与契約成立 2/21
住友鋳鋼所、本多光太郎・高木弘の発明したKS鋼の特許を取得 2/22
戦時工業原料輸出取締に関する農商務省令に米・麦・小麦を追加 2/23
浦賀船渠スト、賃上げ1割8分で妥結 2/23
日本郵船、欧州航路船舶に武装を指示 2/23
所沢から前橋に渡り、陸軍航空大演習を実施 2/24

友愛会紡績労働組合結成 3/1
フランス政府、山東省と南洋諸島のドイツ権益に対する日本の要求を支持すると表明 3/1
軍隊内務書改正公示 3/2
第一次大戦:ソビエト政権とドイツとの間でブレスト・リトフスク条約が締結 3/3
ロシア政府、山東省と南洋諸島のドイツ権益に対する日本の要求を支持すると表明 3/5
イギリス・フランスなどが対ソ干渉戦争を開始 3/5
アメリカ政府、日本に対しシベリア干渉は最終平和会議の決議に委す旨の声明を日本に求める 3/7
松下幸之助、「松下電気器具製作所」を創業 3/7
露の単独講和に対抗、英軍がムルマンスクに上陸(8月、アルハンゲリスクにも上陸)3/9
ハルビン駐在の佐藤総領事、ロシアの反革命派への武器・兵力援助を政府に要請 3/10

日本工業倶楽部創設 3/10
法律第1号 臨時国庫証券法中改正法律 3/11
室蘭日本製鋼所の職工3,000人が賃上げを要求 3/14
元老・山県有朋、「シベリア出兵」は時事尚早と寺内首相に覚書 3/15
室蘭日本製鋼所の職工、友愛会の指導でストライキにはいる。しかし、指導部が検挙され失敗。22人が解雇される 3/15
日本、シベリアで自衛手段を取ることもあり得るとアメリカに通告 3/19
小学校教員増俸令公布 3/19
長崎松島炭鉱で火災。50人が死亡 3/19
理化学研究所の設立が認められる 3/20
私立東京女子大学設立認可 3/23
段h瑞内閣復活 3/23
法律第2号 巡査看守退隠料及遺族扶助料法中改正法律 3/23
法律第3号 帝国大学特別会計法中改正法律 3/23
法律第4号 東京帝国大学及京都帝国大学臨時政府支出金繰入ニ関スル法律 3/23
法律第5号 所得税法中改正法律 3/23
法律第6号 酒造税法中改正法律 3/23
法律第7号 酒精及酒精含有飲料税法中改正法律 3/23
法律第8号 麦酒税法中改正法律 3/23
法律第9号 戦時利得税法 3/23
法律第10号 朝鮮事業公債法中改正法律 3/23
法律第11号 遠洋漁業奨励法中改正法律 3/23
法律第12号 鉄道敷設法中改正法律 3/23
法律第13号 足尾鉄道及有馬鉄道ノ買収ニ関スル法律 3/23
独軍、長距離砲でパリを砲撃 3/24
軍用自動車保護法公布 3/25
貴族院令改正公布 3/25
第1次日米船鉄交換契約仮調印 3/25
水戸市で大火。1100戸焼失 3/25
法律第14号 登録税法中改正法律 3/25
法律第15号 軍用自動車補助法 3/25
法律第16号 裁判所ノ設立ニ関スル法律 3/25
法律第17号 大正二年法律第九号(裁判所管轄区域表)中改正法律 3/25
ソビエト政府、ロシア領内で独軍と戦ってきたチェコ軍のシベリア経由帰国を許可 3/26
市町村義務教育国庫負担法公布 3/27
内閣、ロシア仮政府の承認を決定 3/27
法律第18号 市町村義務教育費国庫負担法 3/27
法律第19号 罹災救助基金法中改正法律 3/29
法律第20号 海軍ニ於テ海軍採炭所ノ石炭ノ買入ニ関スル法律 3/29
法律第21号 樺太事業公債法 3/30
戦艦「山城」竣工 3/31

北海道帝国大学設立 4/1
東京帝国大学工科大学に付属航空研究所創設 4/1
東北帝国大学農科大学を北海道帝国大学農科大学に移管する 4/1
電話で「火事」と言うと、消防署へ回線をつなげる制度が始まる 4/1
法律第22号 市町村立小学校教員退隠料及遺族扶助料法中改正法律  4/1
法律第23号 旧韓国貨幣ノ処分ニ関スル法律  4/1
法律第24号  徴兵令中改正法律  4/1
法律第25号 日本勧業銀行法中改正法律  4/1
法律第26号 日本興業銀行法中改正法律  4/1
法律第27号 台湾銀行法中改正法律  4/1
法律第28号 朝鮮銀行法中改正法律  4/1
法律第29号 有価証券割賦販売業法  4/1
法律第30号 朝鮮人官吏ノ恩給、退隠料及遺族扶助料等ニ関スル法律 4/2
法律第31号 大正五年法律第四号(大正三年臨時事件ノ経費支弁ニ関スル件)中改正法律 4/2
友愛会、創立6周年大会開催 4/3
駐ロシア大使、仮政府に対し承認の公文を提出 4/4
法律第32号 鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律 [昭38までの題名:狩猟法]4/4
日英両国の陸戦隊がウラジオストクに上陸 4/5
請願令公布 4/5
ソビエト政府、全シベリアの戦争状態を宣言 4/6
友愛会創立5周年大会。婦人労働者を正会員とする新会則を決定 4/6
日本工業倶楽部設立 4/7
森健二ら大正赤心団を結成 4/10
陸上競技・野球などで実業団チームの結成が盛ん、企業は社員の健康に着目、と新聞に 4/10
文部省・内務省、各地の処女会を統合して処女会中央部を創立女子青年団の国家統制をはかる 4/11
大阪市、大阪市、谷町など四ヵ所に初の公設市場を設置 4/15
解散した欧友会から信友会が発足する 4/15
関西の紡績資本家ら、「中国関税引上反対関西連合会」を結成 4/15
法律第33号 郡制中改正法律 4/17
法律第34号 爆発物取締罰則中改正法律 4/17
法律第35号 東京市区改正条例中改正法律 4/17
法律第36号 京都市、大阪市其ノ他ノ市ノ市区改正ニ関シ東京市区改正条例及東京市区改正土地建物処分規則ヲ準用シ得ルノ法律 4/17
法律第37号 朝鮮ノ生産ニ係ル物品ノ移入税免除ニ関スル法律 4/17
法律第38号 軍需工業動員法 4/17
法律第39号 共通法 4/17
法律第40号 軌道条例中改正法律 4/17
法律第41号 軽便鉄道法中改正法律 4/17
第一次日米船鉄交換契約、調印。船舶不足の米国と鉄不足の日本が、船と鉄を交換 4/22
政府、外米管理売買を決定 4/24
対敵取引禁止令公布 4/24
外米輸入令・外米管理令公布 4/25
神奈川県橘樹郡町田村で、浅野造船所水道建設による井戸涸れが起こり問題化 4/25
「東京朝日新聞」、「成金」の生態をルポ 4/28
東京女子大学開校。学長に新渡戸稲造 4/30
戦艦「日向」竣工 4/30
東京帝国大学に書史学講座を設立
東京高等師範学校専攻科に修身教育部を設置
山形県飽海郡西荒瀬村に婦人消防隊が結成される
平山清次、小惑星の族を発見
尋常小学読本に代わり、尋常小学国語読本が使用される

米国で、GMが、シボレーを買収。大型高級車から小型車まで、フルライン体制を確立 5/1
大倉集古館開館(最初の私設美術館)5/1
三菱商事、三菱鉱業が開業 5/1
電信・電話学会設立 5/1
法律第42号 貨幣法中改正法律 5/1
全国教育会理事会開催 5/3
東京帝国大学で第1回全国青年団連合大会が開催 5/5
東京在留中国人40人が、日華国交問題で不穏の動きをしているとして、警察の取調をうける 5/6
農商務省、米穀買い占め・売り惜しみの商人に戒告を発する 5/6
外米管理令に基づき、外米輸入商を指定 5/7
三菱長崎造船所、造船工引き抜き防止のため、労働改善策を実施 5/7
臨時窒素研究所官制公布5/15
鞍山製鉄所設立 5/15
栄養研究所設立 5/15
露人が「狂人日記」を発表 5/15
日華陸軍共同防敵軍事協定に調印。シベリアを視野に、日本軍派遣と中国の協力義務を規定 5/16
学生野球、一高が慶応破り一五年ぶりの覇権 5/18
日華海軍共同防敵軍事協定に調印 5/19
政府管理外米売出開始 5/20
日華軍事協定反対学生デモが北京で行われる 5/21
都市計画調査会官制公布 5/22
法律第43号 地種変更免租年期ニ関スル法律 5/25
宝塚少女歌劇、東京初公演 5/26
横浜輸出協会、船腹不足により、外国への売船・貸船禁止を請願する 5/26
西部戦線のソワッソン―ランス間で、独軍が総攻撃を開始。米軍が独軍と初の本格的戦闘 5/27
米政府、四鉄道を合併し戦時物資運搬円滑化 5/28
日本最初の武装商船「宮崎丸」がイギリス海峡で撃沈される 5/30

大日本紡績が設立される 6/1
大阪府に救護課設置 6/1
軍需局官制公布。軍需評議会官制公布 6/1
春先からスペインで風邪が大流行、国王や首相も感染、と新聞に(スペイン風邪) 6/2
臨時外交調査委員会官制公布。臨時外交調査委員会が宮中に設置される 6/6
連合国、日本にシベリアへの出兵を求める 6/7
電気試験所官制公布 6/10
ブラジル移民が好調で、毎月一隻の割合で移民船が出航している、と新聞に 6/11
駆逐艦「榊」、地中海でドイツ潜水艦と交戦し、艦長以下59人が戦死 6/11
朝鮮総督府、朝鮮殖産銀行令公布 6/12
帝室技芸員・小川一眞が国産写真乾板を完成、外国品暴騰の折、写真会の快挙、と新聞に 6/12
農商務省、豆粕買い占めに関し、神戸の鈴木商店、徳島の森六郎商店に戒告 6/13
特命全権大使または特命全権公使臨時設置の勅令公布 6/13
取引所令改正。小口落しを禁止する 6/15
武装商船「讃岐丸」が撃沈される 6/15
岡山県高梁中学校に初の女性教師として、英語教諭の河合謙子が赴任 6/17
帝国人造絹糸を設立、レーヨンの大規模生産に乗り出す 6/17
大正天皇に元帥杖を送るため、英国王の特使・コンノート殿下が来日 6/18
帝国飛行協会と国民飛行会が統合 6/19
三菱長崎造船所で、労働者12000人が、賃上げを要求してストライキを実施 6/19
ロイド・ジョージ英国首相、珍田捨己駐英大使に、日本軍のチェコ兵保護のためのシベリア出兵を要請 6/19
加藤時次郎主催で社会政策実行団創立 6/19
国民党、犬養毅を党総理に指名 6/20
孫文帰国 6/21
東京の各電話局、電話に関する不満増加のため、加入者を招き「親善握手会」など開催 6/21
夕張炭坑で爆発。12人が死亡 6/23
京都帝大理科大学に、地球物理学・宇宙物理学の講座を設置 6/24
救済事業調査会官制公布 6/25
帝国国防方針第1次改訂。仮想敵国にアメリカ、ロシアに続いて中国を加える 6/29
三菱長崎造船所のストライキ解決 6/29
京都市、京都電気鉄道を買収し、市街電車を統一公営化する 6/30
東京府、女工30人以上を使用する企業に対し、乳幼児昼間保育所設置を協議
ソビエト政権が戦時共産主義を採用する 6/
イマヌエル・カント「実践理性批判」が邦訳される 6/

子供向け文芸雑誌「赤い鳥」創刊 7/1
子供向け文芸雑誌「赤い鳥」創刊
大阪期米が崩落。堂島後場立会中止 7/6
米国政府、日本にチェコ兵保護のためのウラジオストク日米共同出兵を要請 7/8
全国の郵便貯金総額は五億円、日本は世界第三位の貯金国、と新聞に 7/9
全露ソビエト大会、ソビエト連邦を採択。共産党によるプロレタリア独裁を明文化 7/10
徳山湾停泊中の戦艦「河内」が爆発沈没。645人が死傷する 7/12
第39特別議会で、戦艦8隻、巡洋戦艦4隻の建造などを含めた追加予算が成立する 7/14
第一次世界大戦、 第二次マルヌ会戦はじまる 7/15
政府、ウラジオストク日米共同出兵に関して、兵力制限なしで同意すると返答 7/17
ロシア・エカテリンブルクのイパチェフ館に監禁されていた元ロシア皇帝ニコライ2世とその家族が銃殺 7/17
農商務省、堂島米穀取引所に、米価暴騰のため定期取引無期限停止命令を発する 7/18
臨時外米管理部、朝鮮米管理令実施を発表 7/18
西部戦線の独軍、退却を開始 7/19
閣議で、中国段祺瑞政権を財政援助する一方、南方革命政権とは交渉しないことを決定する 7/20
富士瓦斯紡績押上工場で賃上げ要求ストが行われる 7/20
大阪鉄工所因島工場で3割賃上げストが行われる 7/21
富山県下新川郡魚津町で、漁師の妻ら数十人が、米価高騰防止のため、米の県外積出し中止を荷主に要求。(米騒動の始まり) 7/23
農商務省、主力米仲買人の伊藤延次郎に警告を発する 7/23
大阪鉄工所因島工場のストライキは、指導者検挙で敗北に終わる 7/23
佐賀県東松浦郡三菱芳谷炭坑で、坑夫4000人が5割賃上げストを実施 (会社側、暫時改善を約束) 7/28
米価、天井知らずの高騰、小売1円で二升四合 7/29
米価暴騰が止まらず、東京米穀取引所の立会が停止 7/31
泰平組合、中国財政部と第4次兵器売り込み契約2242万円分を成立 7/31
米価暴騰により、すべての取引所の立会を中止 7/31
朝鮮鉄道の経営権を満鉄に委託する勅令がでる 7/31
関東都督府官制改正。満鉄を統裁下に置く 7/31
植民地統轄機関の内閣拓殖局を設置。長官に白仁武を任命 7/31
東京帝国大学初の総長公選で、山川健次郎が選出
鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を創刊する 7/

名古屋の米穀取引所の立会が停止する 8/1
友愛会、労働争議の頻発とそれに対する弾圧激化をうけ、会員の自重を訴える 8/1
東京帝国大学文科大学、1週間の公開講義を実施。女性聴講も認め、56人の女性が聴講する 8/1
内閣、シベリア出兵を決定 8/2
英軍、ウラジオストクに上陸(16日、米軍も) 8/3
第12師団に動員令が下る 8/3
富山県中新川郡西水橋町で漁師の妻ら300人が米穀高騰に耐えられず、米屋などに押し掛ける 8/3
富士瓦斯ストライキ、会社と戦時手当1割増で妥結 8/3
西部戦線で、独軍の決定的敗北が始まる 8/8
東京市内で、不正米商84人を検挙 8/8
米騒動、名古屋・京都に波及(以後全国に広がり、資産家などの襲撃、軍隊の出動相次ぐ) 8/10
大日本実業組合連合会結成 8/11
陸軍、ウラジオストクに上陸 8/12
全国に暴動が波及、軍隊が鎮圧に出動する。以後3日に渡り、青森・秋田・岩手と沖縄を除く全国で騒動が頻発 8/13
米騒動により、大阪市内に外出禁止令が出される 8/14
内務省、新聞各紙に米騒動の記事を掲載禁止にする通達を出す 8/14
日支国民協会創立 8/15
物価騰貴により、東京府吏員・警視庁巡査の増給を決定する 8/15
東京電気(現・東芝)、独立の研究所を設立(この頃から、企業の研究所設立が盛んになる) 8/15
米騒動により第4回全国中等学校野球大会は中止となる 8/16
穀類収容令公布 8/16
山口宇部炭鉱で、米騒動に連動したストライキが起こり、軍隊が出動 8/17
国立感化院令公布 8/20
内相、各地方長官に対し、民心安定・中産階級救済を訓令 8/22
日本軍増援部隊、ウスリー・バイカル方面へ出動 8/24
第2回関西記者大会。米騒動の責任追及、シベリア出兵反対、言論弾圧抗議の決議を行う。これについて記した大阪朝日新聞の夕刊記事「白虹日を貫けり」が亡国を示しているとして問題になり発禁処分 8/25
アメリカの鉄鋼禁輸をうけ、5大都市商業会議所協議会が開催される 8/25
米国でスペイン風邪猛威、死者50万人 8/27
横浜正金銀行、1000万円の対華改革借款前貸契約成立 8/28
大阪生駒鋼索鉄道開業(初のケーブルカー) 8/29
友愛会神戸連合会、アメリカの鉄鋼輸出解禁運動展開を決定8/29
露のエスエル派、レーニン暗殺はかる(未遂) 8/30
アメリカがシベリアに出兵 8/

米国政府、パンに小麦の代用品20パーセントを混入するようパン製造業者に指示 9/1
大阪に国立工業試験所を設立 9/1
岩崎久弥、モリソンのアジア関係図書を中心に、モリソン文庫を設立(後の東洋文庫) 9/5
米国軍長官のプロ野球日程短縮命令で、早くもこの日からワールドシリーズが始まる 9/5
学習院学制を改正。女子学習院を再び独立する 9/6
大阪朝日新聞、朝憲紊乱の罪で起訴される 9/9
二科会展覧会で、裸体画が取りはずされる 9/9
大阪府警本部、米騒動の扇動容疑者検挙開始 9/10
寺内内閣弾劾全国記者大会開催 9/12
政府、ローマ法王の講和斡旋を拒絶 9/15
「東洋経済新報」、シベリア撤兵要求論文掲載
戦時為替調査委員会官制公布 9/16
福岡若松炭坑が進水し、29人が死亡 9/16
米騒動、この日までに37市134町139村で発生。軍隊出動38市町村に及び、検挙者数万人、7708人が起訴される 9/17
臨時国民経済調査会官制公布 9/18
北海道帝国大学、専科に限り女性の入学を許可 9/18
日本経度基点を東京天文台の大子午線を中心とする告諭を公布 9/19
東京海上ビル完成 9/20
米騒動などにより首相寺内正毅辞表を提出。西園寺公望に組閣の命令が下る 9/21
中華民国と、済順および高徐両鉄道に関する公文、山東省における諸問題処理に関する公文、満蒙4鉄道に関する公文を交換する 9/24
西園寺公望、首相を辞退して原敬を推薦 9/25
九州八幡製鉄所などを巻き込んだ疑獄事件発覚 9/25
西部戦線で、連合軍が最後の総攻撃開始 9/26
政友会総裁原敬に組閣の命令が下る 9/27
警視庁、女性に初めて運転免許を交付 9/27
「大阪朝日新聞筆禍事件」に関連し、朝日新聞社長・村山龍平らが暴漢に襲われる 9/28
原内閣成立。初めて爵位のない首相が誕生する 9/29
京都帝国大学に労学会が結成される 9/29
大阪朝日新聞兵庫版で口語体の試験付録が付けられる
小倉鉄道【鉄道敷設権譲渡】日田鉄道(田川郡添田町-日田郡日田町間)【停留場→駅】上伊田 9/
翌日にかけて関東で大暴風雨。死者行方不明1300人 9/30

共同婦人会結成 10/1
帝国飛行学校創立 10/1
森永、「ミルクチョコレート」を発売 10/1
本郵船の貨客船「平野丸」がアイルランド沖で独潜水艦の攻撃を受け沈没、120人死亡 10/4
ドイツのスパルタクス団、政権奪取とプロレタリア独裁方針を決定 10/7
米国、対華新4国借款団編成を、日・英・仏に提議 10/8
三菱造船設立 10/8
国家主義団体「老壮会」第1回会合開催 10/9
閣議、シベリア出兵軍はザバイカル以西に進出しないと決定 10/15
神戸に公立女子商業学校が設立される 10/15
ロシア政府、日露通商航海条約破棄を通告 10/24
英陸軍寄贈の戦車が横浜着 10/24
独の実質的戦争指導者・ルーデンドルフ参謀次長が辞任 10/27
「スペイン風邪」で全国交通機関に欠勤者続出、臨時貨物列車の運転中止も、と新聞に 10/31
ポーランド、チェコスロバキアが独立を宣言 10/
エジプトで民族主義者サアド・ザグルールによってワフド党が組織 10/
この月までにシベリアへ兵力72000人を派遣 10/
この月、スペイン風邪が猛威を振るう

三菱製鉄開業 11/1
日米の中国に関する交換公文に調印(石井・ランシング協定) 11/2
第一次大戦、オーストリアが休戦協定に調印 11/3
ドイツ革命、ドイツのキール軍港で水兵が反乱を起こす。ドイツ革命が始まる 11/3

高野岩三郎・山名義鶴ら東京月島で家系調査 11/6
日本輸出莫大小(メリヤス)同業組合連合会設立 11/8
ドイツ皇帝がオランダに亡命し、マクス首相、皇帝の退位を表明。エーベルト社会民主党政権樹立(ドイツ革命) 11/9
ドイツ新政権、連合国と休戦条約を締結し、第1次世界大戦終結 11/11
長野県大町で地震。1900戸破損 11/11
オーストリア皇帝カール退位を宣言し、帝国崩壊 11/13
武者小路実篤、宮崎県木城村に「新しき村」を建設 11/14
東京市内では「スペイン風邪」による死者が多く、火葬場は遺骸の山、と新聞に 11/15
米国政府、シベリア出兵の兵力数やシベリア鉄道占拠に抗議 11/16
政府、シベリア出兵数58,000人と米国に回答する 11/20
政府、25個師団、8・8艦隊案を発表 11/20
休戦による失業者予測は大阪だけで二万人、内務省が対策研究に入る、と新聞に 11/22
吉野作造、浪人会相手に立会演説会を実施 11/24
枢密院で大学令を可決 11/27
皇室典範増補公布 11/28
朝鮮総督府、朝鮮半島の土地調査事業を完了

陸軍、機関銃隊と自動車隊を新設、所沢陸軍飛行学校を設置 12/1
セルビア・クロアチア・スロベニア王国(後のユーゴスラビア王国)が成立 12/1
デンマークを宗主とする属国としてアイスランドが独立 12/1

政府、対華借款・財政援助の差控を声明 12/3
梨本宮方子女王、李王世子垠との結婚に勅許 12/5
大阪組合銀行、預金利子協定締結 12/5
東京有志銀行、預金利子協定締結 12/6
大学令公布。官立、公立、私立の大学創設と、大学院設置、単科大学、学部制度が制定される 12/6
高等学校令公布。公私立高校が許可される 12/6
中村太八郎・大井憲太郎ら、普通選挙同盟会を再興 12/6
堺利彦、加藤時次郎ら、成人男子への普通選挙誓願と、普通選挙演説会の開催を協議。演説会は当局の弾圧で中止に 12/6
東京帝国大学に、吉野作造・宮崎竜介・赤松克麿・石渡春雄らによって社会運動団体「新人会」が興される 12/7
独潜水艦防止のために張られていたニューヨーク港の防潜網が撤去 12/8
英で総選挙。女性も初めて投票 12/14

連合国、対ドイツ休戦期限を翌1月18日まで延長を決定 12/15
英の「タイムズ」、「スペイン風邪」で世界の死者はこの一二週間で600万人以上と報道 12/18
福岡県桐野炭坑で爆発。361人が死亡 12/21
大阪府三島郡の農民代表12人が水害抗議に参加 12/21
広島の木炭製造工場が中国人労働者を採用、第一陣100人余が下関着。初の中国人集団雇用 12/22
吉野作造、福田徳三、今井嘉幸ら、民本主義啓蒙団体「黎明会」を興す 12/23
閣議、シベリア派遣軍の一部撤兵を決定(残留26000人) 12/24
高等教育機関充実のため、御内帑金1000万円を下賜 12/25
第41議会召集 12/25
インド国民会議派大会、ウィルソン米大統領の民族自決論を歓迎し、インドへの適用要請 12/26
帝国義勇飛行会発会 12/26
日伊通商航海条約有効期間延長に関し公文を交換 12/28
この年 スペイン風邪が猛威を振るう


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大正7年 生活関連

旭硝子戸畑工場で、アンモニア法によるソーダ生産を開始
東京〜盛岡間に直通電話開通

大正7年 流行語

大正7年 流行語

大正7年 こんなものが発売

森永、「ミルクチョコレート」

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