国立国会図書館から引用

保安庁設置に伴う了解事項

昭和27年4月5日 閣議了解

昭和27年4月5日閣議決定「行政機構に関する件」中保安庁に関する部分につき左の通り了解する。
(1) 幕僚機構は極力簡素化する。
(2) 本庁各局の職員はシビルを原則とするが、保安局及び人事局等には若干の制服職員を置きうるものとし、幕僚機構にも必要によりシビル職員を置きうるものとする。
(3) 営繕につき、メンテナンス及び機密を要する特殊の建設を除き、他は建設省に行わすこと。
(4) 訓練機関として、士官学校(仮称四年制)を設け、最初の二年は陸上及び海上の区別をなさず統一的に教育すること。又保安大学(仮称一年制)を設け、陸上、海上及びシビル職員の再教育を行うこと。